現役の全日本男子選手が、窃盗で逮捕された。
現在開催中の天皇杯に出場している彼の所属チームは、急遽、きょうの試合の欠場を決めた。欠場したチームは昨年の同大会の優勝チームである。
容疑者は、パチンコ店で置き忘れられていた財布の中からお金を抜き取り、財布を店に届けた。落とし主はお金がほとんど抜き取られていることに気づき、警官が容疑者に事情聴取して犯行の事実が判明した。また、店内のビデオカメラが一部始終を撮っていた。
なんということだ・・・。人の道を踏み外してしまった。
落し物があれば、落とした人がどれ程困っているか想像できる。私も、今年の2月に電車の中にスポーツバッグを置き忘れた。そして、有難いことに忘れ物預り所に届けられてあった。有難かった・・・。逆もあった。駅構内に財布が落ちていた。一応、中を確認した。身分証明証も入っていた。落とした人は相当困っているだろうな、と想像できた。勿論、財布はそのまま駅員さんに届けた。
例え、誰も見ていなくとも、ビデオカメラのないところであっても、落し物の持ち主の立場に立って想像すれば、我々は、当然、交番やその建物の係りの者に届ける。
誰も見ていなくとも、天は見ている。容疑者は学生ではない。社会人である。ましてや、子供たちが憧れる日の丸を付けている全日本の選手である。
もう一度、選手育成のやり直しが必要である。強いだけ、上手なだけがトップアスリートの条件ではない。自律心(自分自身をコントロールできる、律する心)が必要である。
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