2014年12月17日水曜日

16,Dec.2014 人はかくも非情になれるのか?

深夜遅くニュースが飛び込んできた。

パキスタンで公立学校が武装ループから襲われ、銃を乱射された児童、生徒達130以上が死亡、120人以上が負傷するという大惨事が起きた。

イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が犯行を認めた。TTPはノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさん(17)を約2年前に襲撃した勢力。TTPのスポークスマンは「政府がわれわれの家族や女性を攻撃しているため、軍の学校を標的に選んだ。彼らに痛みを味わわせてやりたかった」と述べた。
 
襲撃された学校はパキスタン軍が運営しており、軍関係者の子弟も多い。
 
パキスタン首相は報告を聞いて言った。「子供たちが・・・私の子供たちが犠牲になった。国の大いなる損失だ」。
 
戦争は、憎しみの連鎖が引き起こす。そして、最後には地上には誰もいなくなるまで戦おうということなのか。
 
色々な将来の夢を描いていた子供たちが一瞬にして消えてしまった。親御さんたちの無念、亡くなった子供たち自身の無念さを思うと・・・心が痛い、重い。

これは、戦争ではない。戦争には、まだお互いの大義がある。国際法もある。良い戦争というものは存在しない。戦争は悪い。

今回のことは、単なる殺戮だ。兵士同士が戦う戦争も悲劇であるが、兵士でない一般市民、それも無防備で弱い存在の子供たちを狙うなど、もはや人間の行為とは思えない。
 
 
 
 

0 件のコメント: