2008年6月25日水曜日

(財)日本体育協会公認資格

 先週、昨年夏から受講していた日体協公認上級コーチ講習会共通科目レポートの終了通知(合格)が届いた。実は、レポートの再提出(1回目は保留)であったので合否判定に少し不安はあったのであるが、まずはこれで終了ということで安堵した。専門科目は日本バレーボール協会に委託されて行われた。こちらは免除されていたが、敢えて自分の学習のために4日間受講した。内容は期待していたほどではなかった。上級コーチは、「いかに世界と戦うか」がテーマのはずなのに、実際の内容は国内中学レベルのスキルの内容であった。また、講師陣に現ナショナルチームのスタッフが強化委員の高梨さん(中京大学準教授)1名しかいなかったのにも残念であった。共通科目(講義のみ)になるとJOC強化部関係の大学の先生達が講師になるので、専門科目が唯一バレーボール協会強化委員会のメンバーやナショナルチームのスタッフと議論できる場と思う。今年度も上級コーチ講習会は開催される。以上の要望は専門科目を委託されているJVA指導普及委員会に申し上げているので、今年度は改善されていることを願っている。
 さて、昨日コメントを頂いた。「取り扱い事項」に関してであるが、取り扱い事項は基本的には口頭で伝達するものでなく文書で伝えるもの。日本ソフト連盟として、今年度からルールの改修正点の詳解を文書で各都道府県連盟に配布したが、来年度からあわせてソフトバレーボール連盟としての取り扱い事項に関しても伝達して行く必要性のあることをコメントから感じた。6月29日に連盟の審判規則委員会を開催するのでその場で提案していきたい。

2008年6月24日火曜日

軽井沢町ソフトバレー交流パーティへの苦言に関して

 コメントを頂きました。ありがたいことです。私はプライアの一員で宿で手配されたバスを待っていたのですが、予定より30分遅れで出迎えが来ました。会場に着いたら既にパーティは始まっていました。椅子が不足しているようでした。トイレも一つだけでした。
 早速本日実行委員会に次のように来年度への対策を申し入れました。
①パーティの始まりを一斉にする。②テーブル席のチームごとの明示③参加人員分の椅子の準備④トイレに関しては会場の一つだけでは不足、ペンションの物も使えるように案内しておくこと⑤ペンションからの移動手段の手配を確実に実行すること。
 苦言・苦情は天の声です。参加者もこのように苦言を呈しながら、一緒になって運営・管理を補助するのがソフトバレーボール交流大会のあり方だと思います。参加者からの天の声を真摯に受け止めない交流大会はそのうち萎んでいく運命にあると断言できます。

6/23の投稿への回答(ルールの取り扱いに関して)

再質問の内容は次の通りです。『ハンドシグナルについて丁寧な回答ありがとうございました。私も市の指導者も間違っていたようです。ところでタイムアウトの計時法ですが、「昨年度まで作戦タイムをベンチから要求された場合、吹笛そしてハンドシグナルのTの字を形成すると同時に30秒の計時を行っていましたが、今年度からはハンドシグナルを示してからの計時になりました。」 とありますが、「Tの字を形成」するのと「ハンドシグナルを示す」は同じように考えられるのですが、どこが違うのでしょう?私は9人制の監督もしている関係で情報が入っているのですが、今年度から9人制ではタイムアウトの吹笛及びハンドシグナルを示して、選手がベンチ付近に戻ってから計時するように指導されました。この事を指すのでしょうか?』
 まず最初の質問ですが、「Tの字の形成」そのものが、「ハンドシグナル」ですから同じ意味と捉えてください。次にこの取り扱い事項は6人制でも9人制でも同じです。従来のやり方より5秒ほどチームに余裕を持たせましょうと意味で今年度より変更しました。5秒ほどあれば、コート内からコート外に出れますね。
 まとめとして、おさらいします。ベンチから作戦タイムの要求が監督により声(ブザーなど)とハンドシグナル両方を用い要求が副審(主審)に出る。正しい要求であれば副審(主審)はそれを認め、まず吹笛、次にTの字のハンドシグナル、そして要求のあったベンチ側を指を揃えて示す。その後に計時する。なお、主審は副審のハンドシグナルに追従することも忘れないで下さい。 

2008年6月23日月曜日

第5回軽井沢町ソフトバレーボール交流大会と義援金

 21日、22日と長野県軽井沢町にて第5回軽井沢町さわやかソフトバレーボール交流大会の運営と選手としての交流を行ってきた。この交流大会は軽井沢町の町議員さんから企画の依頼を受けスタートしたものである。この時期の軽井沢町に何とか宿泊客を呼ぶことができないものか、と相談を受け、ではソフトバレーボールは如何ですかと始めたのがきっかけである。町立体育館はさほど大きくなくコートは6コートが限度。それでも今年は28チームが茨城、千葉、東京、静岡、愛知、伊豆諸島の新島、神津島、地元長野県からリピーター70%以上で集まってきた。
 昨年度までの反省で、夜の交流パーティを今回は外のガーデンで行った。幸い、その時間帯だけ梅雨の晴れ間が訪れ、まさしくさわやかな軽井沢の風の中で地ビールや地酒、バーべキュウを堪能できた。
 生演奏をバックにパーティも進行し、私の挨拶のところで震災の話しをさせていただいた。今年の全国シルバーソフトバレー開催予定の栗原市のソフトバレーの仲間に義援金を集ったところ、気持ちよく参加者のご懇情を頂くことができた。参加者の中には全国シルバー大会に県代表で行くチームもおり、何とか大会を開催して欲しい、と言っていた。
 全国のソフトバレーの仲間が栗駒栗原市の震災のことで心を痛め、復旧・復興を応援したいという気持ちを抱いていることを些少ではあるが今回の義援金という形で示したい。しかし、さすがソフトバレーボール愛好者だ。仲間の窮地に対して共感できる心情を失っていない。困ったときはお互い様である。この義援金は今月29日にマスターリーダーの講習会、日本ソフトバレーボールの企画委員会(常任理事会)で紹介し、出席の宮城県ソフトバレーボール連盟理事長の三浦さんに手渡すようにしている。
  個人的なことで申し訳ないが、私の父は私が18歳のとき海で亡くなった。父は享年47歳。叔母から悲報が入り、夜行で上野駅から酒田に戻り、亡骸と対面しその事実を受け入れることができた。 栗原市では死者12名で行方不明者がまだ10名いると聞く。自衛隊は捜索を打ち切り引き上げた。残された家族のためにも早急に行方不明者が発見されることを祈らずにはいられない。

6/17投稿のルールの質問に答えて

 質問の内容は次の通りです。「サーブされたボールが相手コートに入らなかった場合ですが、マーカー外通過や相手コート外にボールが落ちた場合、それにネット下を通過した時ははアウトのシグナルで良いと思います。疑問はボールが味方選手に当たった場合直接味方コート内に落ちた場合直接味方コート外に落ちた場合です。私は今までアウトのシグナルを出していましたが、先日在る市の審判講習会でポイントのみで、反則のシグナルは不要と教わりました。どちらが正しいのでしょうか?よろしくお願いします」
 ハンドシグナルに関して、6人制において取り扱い事項が本年度から変更になりました。サービスされたボールが味方競技者に触れた場合や味方コート内に落ちた場合は、サービスがネットに触れて相手コートに届かなかったと同じ解釈で、ネット側面を押さえます。ソフトも同様の取り扱いで宜しいと考えます。また、質問には直接関係のないことですが、取り扱い事項でもう一つ変更点があります。昨年度まで作戦タイムをベンチから要求された場合、吹笛そしてハンドシグナルのTの字を形成すると同時に30秒の計時を行っていましたが、今年度からはハンドシグナルを示してからの計時になりました。合わせてお知りおきください。

2008年6月20日金曜日

6/16のコメントに関して

 匿名さんから、全日本男女のメンバーに報奨金が支給される件、新聞で確認しました。
 「日本バレーボール協会は9日、北京五輪世界最終予選で五輪出場権を獲得して4大会ぶりのアベック参加となった男女の全日本選手に、1人100万円、計2400万円の報奨金を支給することを決めた。規定によるもので、6月下旬の理事会で正式承認する。
 関係者によれば、男子の植田辰哉監督、女子の柳本晶一監督への報奨金を今後検討する。」
  このようなインセンティブ(動機付け)が規定で決まっていたということを私は知りませんでした。そして、メダルを獲得したらどのくらいなんでしょうね。メダル獲得は非常に難しいのだから、思い切って高額にしろという意見も出るでしょうね。しかし、思い切って一人1,000万円に設定したら今の若者意外に頑張ったりして・・・などと世間離れした妄想も今の時期だったら許されるかな。

2008年6月14日土曜日

岩手・宮城内陸地震とソフトバレー全国大会

 その時、私の脳の中で揺れが生じた。あれ、脳梗塞かな、と感じたほどいやな横揺れであった。TVでは速報を流している。しばらく1時間ほど画面を見続けていると被害の大きさが具体的に判明してきた。震源地に近い栗原市は2005年4月平成の大合併で10町村が合併してできた地域(人口約7万人)である。ここの議長さんは佐々木さんと言うソフトバレー大好き議員。全国大会にも部下を引き連れて宮城県代表で出場された経験もある。10年前、私が瀬峰町でリーダー講習会に伺ったときは合併された瀬嶺町のやはり議長さんであった。地震発生直後、佐々木さんに連絡を入れたが出なかった。役職の立場上、自分のことより市民の安全の確保に動き回っているのであろう。死者も出ている。道路の陥没や破壊もひどい。
 その佐々木さんが、今年度のソフトバレーボール・シルバー交流大会開催(9月開催)を誘致したのだ。合併記念事業として、3年前から宮城県ソフト連盟と組んで日本連盟に働きかけ、昨年市議会で決定した。佐々木さんが議会議長でなければ決定しなかったであろう。
 行方不明もまだ多数いらっしゃると聞く。余震も続いている。我々は、早期の収拾と復興をお祈りするしかない。ソフトの仲間としてできることを、募金などを考えて行きたい。
佐々木さん、負けないで!

2008年6月10日火曜日

水着問題に揺れる人間群像

 アテネ五輪男子平泳ぎ2冠の北島康介選手(日本コカ・コーラ)(25)は8日、東京・辰巳国際水泳場で行われた「ジャパンオープン」)の二百メートル平泳ぎ決勝で、2分7秒51の世界新記録を樹立した。
 北島選手はこの日、英国スピード社の水着「レーザーレーサー(LZR)」を着用してライバルのブレンダン・ハンセン選手(米)が2年前に出した2分8秒50を0秒99更新し、自己ベストも一挙に1秒33短縮。北京での五輪連覇に向けて、大きく弾みをつけた。
 国内水着メーカー3社とサプライヤー(物品提供)契約を結んでいる日本水泳連盟は、現在の規定で他社製品の五輪使用を不可能としている。だが今大会で出た計17個の日本新のうち、LZR着用選手によるものが16個を占め、改めて優位性が示された。この結果を受けて、本日10日の常務理事会では、選手が自由に水着選択できるよう規定を改正する。

 私が、今回の水着騒動で感じたのは、「スポーツ科学」「スポーツ・マーケティング」「スポーツ社会学」という三つの局面からの観方である。「スポーツ社会学」の観点から言うと、健康に良くない体を極限まで締め付け凹凸を減らす水着(用具)を身にまとい、世界で一番早く泳ぐことにどのような意味があるのであろうか、ということになる。そこに金メダルがあるから泳ぐのだ、というスイマーもいるだろう。では、そこまでして得る金メダルの価値とはなんであろうか。

 天才的なスイマーでオーストラリアのイアン・ソープという若者がいた。シドニーとアテネのオリンピックで金メダル5個、銀2個、銅を1個取った。そして2006年に若干24歳で意欲の減退を理由に引退した。叶うことなら、イアン・ソープにお願いしたい。そこら辺のスポーツ店で売っている普通の水着で大会に出てきてハイテク水着の選手を負かして欲しい。
 今月初め、陸上リーボック・グランプリ男子100メートルで、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒72の世界新記録を樹立して優勝した。彼のウエアはどこにでもあるランニングシャツであった。そのランニングシャツをひらひらさせながら彼は記録を打ち立てた。あのように爽快な気分にさせてくれる普通のウエアを身に付けて優勝するスイマーが出てきて欲しいものだ。人が道具を使いこなすのであり、人は道具に使われるのではない、と私は考えるのであるが。しかし、その私も今このようにパソコンで文章を打っているのであるが、時々打たせられている感がする。そろそろ、打ち止めとしよう。

宮城県ソフトバレーボール・リーダー養成講習会

 6月7日(土)8日(日)の2日間、宮城県岩沼市にて受講生46名、役員10名で標記の講習会を開催。講師は私一人で、地元の役員でもあるマスターリーダーを補助講師として活用するシステムで行った。受講生の中には今年10月末に宮城県栗原市で開催される全国シルバーソフトバレー交流大会の審判員に当たる役員の皆さんも10名ほど参加されていた。皆さんまじめで熱心でこちらもスムーズに進行した。
 ルール関係ではどこでも質問が、それもめったにないことでの質問が必ずといってよいほど質問が来る。6人制からのルールを元に制定しているソフトバレーボールであるが、コートの広さの違い、ネットの高さの違いなどで必ずしも6人制のルールの定義がソフトバレーボールに適応しないことが出てきている。タッチネット、ブロックの反則等そろそろソフトバレーのゲームに適応したルールを作成していく必要があるのではないか。

2008年6月2日月曜日

関東高校女子バレー結果と取手市ソフト審判講習会

 きょうは東京・千葉の気温が23度と曇り日であるが、さわやかな日である。31日(土)は平塚アリーナで関東高校女子バレーボール大会ベスト8までの試合があった。外部コーチで携わっている神奈川県代表のチームもベスト8には入ったが、昨日東京都第4代表に完敗であった、と監督から報告が来た。優勝は毎週のように練習試合をやっている川越市立川越高校が久しぶりに優勝した。これにて今年度から変更される国民体育大会関東ブロック予選大会の第1シード権を埼玉県が獲得したことになる。準優勝はこれもいつも練習試合をやっている東京都の文京学院大高校。決勝はフルセットの試合であった、という。
 実は翌6月1日、私は「審判実技講習会」で、茨城県取手市ソフトバレーボール連盟の招きで取手市藤代スポーツセンターにいた。受講者43名で、講習あとの懇親会は盛りあがった。今後は隣りの市や町の連盟に働きかけ広域連盟も作って行きたいとの意気込みを会長さんから聞いて頼もしく思った。県の連盟が何かしてくれるのを待つのではなく、自分たちでできることをやっていこうという精神や良し。