2016年11月29日火曜日

Nov.26,2016   千葉県高校バレー新人戦ブロック予選

25日、26日と千葉県高体連バレーボール新人戦船橋地区予選会が開催されました。

私が2か月前より指導を始めた県立船橋高校女子バレーボール部も予選会に出場しました。結果は、最後の代表決定戦で惜敗しました。しかし、負けはしたものの、今までのチームと比べて粘り強さが出てきたと応援に駆け付けた父母の方たちが言ってくれました。

試合後の生徒の表情を見ていても、目標のベスト6にあと一歩届かなかった悔しさの中にも、自分たちの現在の力を出し切ったという達成感をうかがうことができました。

生徒たちは、これから校内試験を控えていますので2週間ほど練習を休みます。自宅でのトレーニングメニューを指導してはいますが、体力の低下は否めません。それでも、彼女たちの心にはバレーボールをもっと上手になりたい火が付いたようです。体力が低下するかも知れませんが、やる気は盛んになっていくようです。

私たち指導者の第一の仕事は、この「やる気に火をつけること」です。

次の公式大会は、3月末の船橋市民近隣大会です。約50チームが出場します。2日目に残るのはベスト8だけです。市立船橋、県立柏井高校など全国大会常連の学校からはBチームが出場します。私の生徒たちは、どのような目標を立てるのでしょうか?

今までのチームの作り方は、自分たちと同じレベルのチーム以下には負けないチーム創りでした。これからは、自分たちと同じレベル以上のチームに勝つチーム創りをやっていきます。

この2か月間で、学校長、顧問、副顧問、OG会、父母、そして生徒達と私の信頼関係も構築されつつあります。

進学校における部活の在り方として、100点満点で言いますと学業80点~90点以上、部活60点~70点の力の入れ方が望ましいのではないかなと思っています。具体的に目指すところでは、進学では主に国立大学、部活では関東大会出場ではないでしょうか。

2016年11月23日水曜日

Nov.23,2016   午前中は練習試合に、午後はパネルトークの会場に

本日の午前中はいつも指導している高校生を引き連れて練習試合に行ってきました。

行先は埼玉県越谷市にある文教大学です。文教大学は、全国の小学校・中学校教員の採用試験合格率が私学でトップです。国立大を含めても第4位にランクされている教員養成大学です。

大学のバレー部員の出身校を聞くと、県立青森高校など各都道府県の進学校出身者が多いですね。身長は高校生と変わらないくらいですが、練習試合になると、そこは関東大学3部リーグのチームです。セットの後半戦は、なかなか点数をくれません。

合同練習に時間を割き、練習試合は1セットだけでしたが、お情けで21点頂きました。

午後には、新宿区市ヶ谷に行き、パネルトークイベントの閉会での挨拶に行きました。パネラーにはミュンヘン金メダリストの島岡健治さんと協力隊OG松本さんを招聘しました。2時間ほどのイベントですが、オリンピアンと協力隊のコラボとして、初めての開催でした。




(嶋岡さんは、現役時代プリンス嶋岡と呼ばれていましたね)

今後も、このようなコラボを開催して、バレーボールを介した地域貢献、国際貢献のためにバレーボール関係者に何ができるのかを考えていきたいと思います。

2016年11月21日月曜日

Nov.19,2016   春高バレー 東京都予選会に行く

東京都代表決定戦が19日(土)に墨田区総合体育館で開催されました。

墨田区総合体育館は、私の住んでいる船橋市のJR総武線西船橋駅から時間にして15分で着くJR錦糸町駅のすぐ目の前にあります。目を少し遠くに転じるとスカイツリーが良く見えます。

ミズノに勤務していた頃から、私の活動は東京都が中心でした。従って、東京都のバレーボール協会、高体連男子部、女子部の役員に知り合いが多くなりました。

 
 
 

本大会に向けて期待されるチームとしては女子の下北沢成徳です。そして、そのチームの主将でエースの黒後愛(くろご あい)さん(181㎝)です。最高到達点は302cm。300cmを超えるのが全日本選手としての最低条件ですから、ジャンプ力は申し分ないですね。身長も、現在16歳ですから、もう少し伸びるでしょうね。

高校女子バレー界には、もう一人スーパー高校生がいます。大阪の金蘭会高校の宮部(みやべ)さん(182㎝、最高到達点306cm)です。彼女たちが東京オリンピックの中心選手になることは間違いありません。

1月の春高バレー決勝で両チームが激突するのが楽しみです。そして、彼女たちを更に一回りも二回りも大学、もしくはVリーグ、全日本の指導者たちが育成して頂きたいですね。

結果は下の通りです。

【男子準決勝】 東亜学園 - 東洋 2 - 0 (28-26, 25-16)
駿台学園 - 足立新田 2 - 0 (25-17, 25-15)
【男子決勝】 駿台学園 - 東亜学園 2 - 1 (18-25, 25-18, 25-21)
【男子3位決定戦】 東洋 - 足立新田 2 - 0 (25-19, 25-21)
※駿台学園は7年連続9回目 ※東亜学園は12年連続33回目 ※東洋は2年連続26回目

【女子準決勝】 共栄学園 - 八王子実践 2 - 0 (25-21, 25-19)
下北沢成徳 - 文京学院大女 2 - 0 (25-14, 25-15)
【女子決勝】 下北沢成徳 - 共栄学園 2 - 0 (25-15, 25-21)
【女子3位決定戦】 八王子実践 - 文京学院大女 2 - 0 (25-18, 25-16)
※下北沢成徳は9年連続17回目 ※共栄学園は2年ぶり23回目 ※八王子実践は2年連続39回目

2016年11月15日火曜日

Nov.14,2016   高校女子バレー部指導35日目の近況

日本に完全帰国して、私の次ぎの指導チームは、まだ決まっていません。

現在、Vチャレンジに属するチームのアドヴァイザーの話を頂いていますが、進展していません。
来年から65歳になりますので、月10万から25万頂ける契約で十分なのですが、次の指導先は決まりません。

そういう中で、9月末から依頼されている県立高校女子バレー部の指導は順調に推移しています。私にとっても初心者を中級レベルに引き上げる指導のおさらいになっています。今後の指導者講習会時の資料を更にわかりやすく再編集する助けとなっています。

学校、父母たちが私にコート上での指導の全てを任せてくれるので、週に5日の指導は充実しています。

今月の26日、27日に県新人戦の船橋地区ブロック予選があります。
 
生徒たちに目標を尋ねました。ブロック予選を6位以内で突破したいということでした。そして2月の県大会での目標は、ベスト16ということを確認しました。
 
次の5月の関東大会県予選では新入生を加えて、生徒たちはどのような目標を立てるのでしょうか? 6位以内でしたら関東大会初出場となります。
 
目標を立てるのは生徒たちの意志です。私の役割は、彼女たちの目標達成のために、より良い指導を行うことです。

 顧問の先生が私の要求通りに、練習試合を毎週のように組んでいただいています。週4日の校内での課題達成練習の成果を週末の練習試合で確認することは、非常に大事なことです。うまく発揮できていなければ、翌週の通常練習時に修正します。練習、次に練習試合、そして再び練習と練習試合を繰り返すことでチームとしての連携がスムーズになっていきます。
 
基本練習の内容の70%以上はサーブ、レセプション、セット(セッターやセッター以外のセットのつなぎ)です。クイック攻撃やブロックにも力を入れたいのですが、現在のチームには必要条件ではありません。まずは自チームコートでのミスを軽減する地味で負けないチーム作りを行っています。

船橋市はじめ近隣市の中学チームに声をかけて、合同練習、練習試合、学校案内、進学相談ということを生徒を中心に行っています。

国公立大学への進学希望者でバレーボールもやりたい子は、私たちの高校へ入学、入部しませんかというご案内に、子供たちや、親御さん、中学の顧問たちは敏感に反応しています。

2016年11月11日金曜日

Nov.10,2016   全日本監督が交通事故を起こすということ

昨夜、民放のTVを観ていましたら、突然、次期全日本男子監督に25日の理事会で選出、承認されたばかりの人物の顔が映し出されました。

新監督が、早速、何か動き出したかな?と、期待して観ていましたら、交通事故を起こしたニュースでした。

本日の日刊スポーツ紙によると次のように記事が載っていました。

『9日午後3時40分ごろ、広島県庄原市東城町帝釈宇山の中国自動車道下り線で、来春からバレーボール男子日本代表の新監督に就任する中垣内祐一氏(49)が運転する乗用車が、道路工事の車線規制で車道にいた警備員の男性(41)をはねた。広島県警高速隊によると、男性は搬送され、腎臓や大動脈を損傷し、頭頂部を切るなどの重傷。中垣内氏も右目の上を切る軽傷を負った。アルコールや薬物は検出されていないという』
 http://www.nikkansports.com/sports/news/1736053.html

はねられた警備員の方が大事に至らぬように祈っています。

相手の方が重症(死亡)ということですと、彼は刑事上の責任として業務過失致(死)傷害罪に問われます。そして実刑判決となります。相手が軽傷でしたら、示談を成立させ、不起訴処分になるのですが。

それにしても、全日本の監督は、日本のバレーボール関係者の期待を背負っている人物です。政治家ほどではないにしても、言動には十分に注意をしなければなりません。

私も今年7月まで東南アジアのカンボジア王国男子ナショナルチーム代表監督として2年間カンボジアの首都プノンペンで過ごしてきました。私の言動はアパートの大家さん、送迎用の専用車の運転手、居住地の住民、そしてメディアに監視されていたと思います。

ナショナルチームの指導者は、多くのファンや協会関係者、更には市民、国民に国際大会での期待を担っています。期待はプレッシャーですが、私にとっては、期待されるのは張り合いになることなので、そのような期待プレッシャーは大歓迎でした。反面、日常の言動や行動が制限されます。そのことがストレスでした。しかし、そのストレスも代表監督という任務のなかのことですからこれは辛抱しなければなりません。

代表監督への年俸というのは、現場での活動だけでなく、現場外のそのような不自由さにも支払われていると理解していました。夜の外出を控え、アルコール類も控えめにし、お付き合いする人物も身元が確かな人に限定、一人での行動も近場に限定して、仕事でも遠出は専用運転手付きの車で移動しました。

私のストレス発散法は、バレーボール指導法の研究です。もっと効率的に合理的に選手たちが上手になる練習法はないものか、あれこれ考えるのが好きです。カンボジアでは、夕方になると、近くのカフェやレストラン、日本居酒屋に行き、ビールを飲みながら、お店の店長とお喋りをするのが好きでした。

日本に戻って、ストレスはほとんどありません。毎日、1時間はメールへの返事と資料作成、2時間はバレーボールの研究、そして2時間は英語力を高めるための学習を行っています。夕方からは、週5日間、高校女子バレーの指導、週1回のママさんバレー指導に通っています。

2016年11月10日木曜日

Nov.09,2016   米国新大統領にトランプ氏が選出

スマートフォンで投票結果を見ていました。スタートからクリントン候補と拮抗して、どちらが当選するか最後までわからない状態でした。

そして、終盤になってトランプ氏が抜けだして当選しました。



過去に軍人でもなく、政治家でもない人物がアメリカの大統領に就任するのは過去のアメリカ大統領の中で初めてのことです。

私も、当初はクリントン氏が当選するのだろう、と予測していました。そして、結果は、私だけでなく世界中の人間の多くが、「まさか」と驚くことになりました。

日本の対アメリカ政策も、根底から人脈作りをやり直さなければならなくなりました。

ドナルド・トランプは、どのような大統領になるのか? そして世界はどの方向に行こうとしているのか? 何か混沌としてきました。

このような時代には、個人にゆるぎない指針が必要です。主義、思想とも言います。大勢に流されることなく自分の頭でしっかり考え、行動することが必要です。

2016年11月4日金曜日

Nov.02,2016   The FIVB Volleyball World Grand Champions Cup in 2017.

 バレーボールの国際大会というと、一般的にオリンピック、世界選手権大会、ワールドカップの三大大会のことを指します。

そして、4年に1度(オリンピックの翌年)毎回日本で開催されるもう一つの国際大会があります。開催期日は9月の5日から10日まで女子が、12日から17日まで男子となっています。名称は『ワールド グランド チャンピオンズ カップ』です。
 
出場チーム数は少ないです。北中米・南米・欧州・アジアの各大陸チャンピオン4チームと、会場国日本、及びFIVB国際バレーボール連盟が推薦するチームの合計6チームが、世界一を目指して競います。

実は、この国際大会は、日本が世界の強豪に挑戦するというコンセプトの大会として1993年にスタートしました。来年の開催で、7回目を迎えます。

大会開催の打ち合わせのため、昨日、日本からバレーボール協会の事務局長、国際事業本部副本部長、スポンサーの日本テレビ関係者がFIVB国際バレーボール連盟本部のあるスイスのローザンヌを訪れました。


 
JVA and NTV representatives at the FIVB headquarters in Lausanne in the company of FIVB Athletes' Commission President Gilberto "Giba" Amauri de Godoy Filho, sporting his World Championship and Olympic medals.


 

2016年11月2日水曜日

Nov.01,2016   春高バレー 茨城県女子代表決定

春の高校バレーボール全国大会は、2か月後の1月4日から東京で始まります。

先週末に茨城県代表決定戦がありました。決勝戦進出チーム名を見て、個人的に嬉しいことがありました。

6年前になるでしょうか、当時の私は会社勤めの傍ら、山梨県で2番手の女子チームのアドバイザーをやっていました。遠征練習試合のある時は、ほとんど同行していました。

ある時、茨城県日立市にある県立日立二高に福島県のベスト4のチームも入って、3チームで2泊3日の合宿練習を行いました。その時の日立二高の監督が大畠先生(県立勝田工業高、中京大学)でした。当時の日立二高はベスト4に一番近いレベルでしたが、今一つのところでベスト4入りを逃がしていました。

その日立二高が、今回、決勝戦まで進んだということは嬉しいニュースです。ここまでくれば、強化としては、他県の全国出場常連チームとの練習試合を多く行うことです。

大畠先生も、そろそろ異動でしょうか。異動の前に来年度のインターハイに出場されることを願っています。


<茨城県代表決定戦>
2016年10月30日(日) ひたちなか市総合運動公園総合体育館
【女子決勝】
土浦日大 - 日立二 3 - 1 (25-17, 23-25, 25-21, 25-16)
※土浦日大は10年連続17回目