2011年11月30日水曜日

11/29(火) ソフトバレー定期練習日

利き腕の右肩がまだ痛い。しかしながら、我がソフトバレークラブの今夜の練習で右腕を使ってしまった。先週までは、サーブもスパイクも利き腕の反対腕を使って、主にセッターとしてプレーしていたのであったが、サーブレシーブがセッターに返ってこないのでは致しかない、利き腕を使ってプレーしてしまった。
 練習を終えて、やはり右首から右肩にかけて重く鈍い痛みが消えない。黄金の右腕ではないが、TVでWorld Cupを観ていると、こちらもやりたくなる。世界のトッププレーヤーがやっているスキルなど、ソフトバレーでも容易にできる。シングルハンドでの平行トスなどボールが軽いのでそんなに難しくはない。ブロックはオーバーネットが反則なので、スパイカーが有利。ネットの高さが2mなので、クイックもクロスを向いてからのターン打ちなど結構できる。運動量は、6人制や9人制に負けないほど多い。1回の練習で、少なくとも4セットはやるので、翌日、心地よい筋肉痛がある。
 夜になって、全日本男子vsUSAのビデオを観た。1セット目こそ40点近いジュースに次ぐジュースの大接戦を繰り広げたものの。サーブミスでセットを失うと、続く2,3セットを簡単に取られて6敗となり、自力での3位以上は消滅した。金曜日からの東京ラウンドで当たる相手は格上ばかりで、3位以内を目指しているチームばかり。6月のアジア予選兼世界最終予選に向けて、ここは伸びしろのある若手で経験を積ませるのが得策と思う。
 植田監督の采配には迷いがあるようだ。男子の強化委員会は彼をどのようにサポートしているのであろうか。植田監督は孤独なのではないか・・・。

2011年11月29日火曜日

11/27(日) JVA公認ソフトバレー・リーダー養成講習会in京都 2日目




 講習会2日目。
 朝食は、出迎えの役員と一緒に4人で宿の近くの喫茶店でサンドイッチを採った。隣の席の50歳代男性とおぼしき2人組が、スポーツ新聞を読んで、語り合っていたのが聞こえてきた。
「男子バレーも最近は弱いんだねえ。昔は強かったけどなあ・・・」
京都はバレーボールが盛んな土地柄である。京都出身の全日本男子現役選手は、福沢君がいる。190cmと小柄ながら、豊かなジャンプ力で世界と戦っている。
 会場の小学校に着いて、役員と打ち合わせをする。リーダー養成講習会のカリキュラムは指導法だけでなく、競技運営法、審判法と多岐にわたっており、時間が足りないくらいである。現状としては、このリーダー養成講習会はリーダーの基本編として学習して頂き、応用編は各都道府県において、3年に1回程度の割合で、研修会を開催して頂くのが宜しいと思う。
 受講者の中に、私のブログを読んでいるという女性がいらっしゃって、挨拶に見えた。数日前に、このブログで今週末に京都に行きますという予定を読んで楽しみにしていました、とのことでした。最近、各種講習会に行くと、ブログ読んでいますという人が増えてきた。もともと、このブログは私の防備録のようなものとして始めたのであるが、多くの人の眼につくようであれば、ちょっと格好つけて余所行きの文章になるかもしれない。そこのところはご容赦願いたい。
 京都府連盟も他県と同じような問題や京都ならではの問題があるようだ。会場の確保、登録チームの減少・・・どこの県連盟も問題がない県連盟はない。問題というものは、成長のために必要な痛み、と私は捉えている。本当の問題は、その問題を課題として捉え、課題達成していく活動を速やかに行わないことこそ問題と考えている。課題(テーマ)とは、多くの問題の中から優先して着手する問題のことを意味する。問題の前に腕組みをして悩んでいるだけでは、問題は解決されない。まず、動いてみること。他県の役員と意見交換してみること。現場目線、愛好者目線で連盟の事業を見直してみること。そんなことから解決の糸口が少しずつ見えてくる。
(画像は、受講者32名と一緒の記念写真。床には京都の頭文字Kの連盟旗が広がっている。来年度、研修会を開催するのであれば、声をかけて頂きたいものだ。その時こそ、一日早く京都に来て、ゆったりと紅葉を観賞したい)

11/26(土) JVA公認ソフトバレー・リーダー養成講習会in京都





 週末の土・日は京都府にてソフトバレーの講習会。今年は、東京都、福岡県についで3会場目。

 土曜日の10時に京都駅に到着すると、大変な人込みで、講習会会場がある太秦方面も満員の電車であった。なんでも聞くところによると、嵐山や嵯峨野の紅葉見物とのこと。京都には度々行っているが、昔々の京都国体とか、ほとんどバレーの仕事だけのために訪れていた。今回も、時代劇の撮影で有名な太秦撮影所も連盟から出迎えの車で側を通過するだけで、一寸残念!。

 この時期、大きなホテルや旅館はどこも観光客で満室で、京都連盟役員の友人のペンションに宿泊することとなった。しかも理事長、総務委員長のと同宿、そして8畳の部屋に同部屋。おまけに宿にある狭い風呂場までなぜか一緒。一人が洗い場で体を洗えば良いのに、京都の役員は裸で触れあいたいのか、3人一緒で湯船に入った。京都には、このような歓迎の仕方があるのか?

 夕食は、近くのお寿司屋さんで、京都の料理と日本酒を理事長、各委員長の4人と頂いた。そこの奥様であろうか、お酒を運んでくれた30歳代の女性が成安(せいあん)高校バレー部OGであった。成安高校は南元監督(後、校長)の指導のもと全国常連のチームであった。

  「成安は良く知っていますよ。関東のイトーヨーカドーのチームによく合宿に見えてましたね。可愛い子が多かったな~」。そんな昔話をした後は、お店から必ずお酒のサービスが付く。今回も大成功であった。

役員との話の中で、ワールドカップで4連敗中の全日本男子の話に移った。まったく、全日本男子のサービスの下手さ加減にはがっかりです。コントロールがお粗末!なぜ、レシーブ専門のリベロに打っているの?チームとしてのサービス戦術がない。全体的に他国の後を追っかけているだけ。日本独自のスキル、戦術の研究・開発(R&D)が成されていない。日本の男の子はバレーをやらなくなるのでは・・・などなど話しあいました。

 フアンは皆、全日本に期待している。今回は3位以内には入れないが、来年6月のアジア予選兼最終予選会では、何としてもチケットを取ってロンドンに行って欲しい。私だって、自費でロンドンに応援と各国チームの戦術の学習で行くんだから、日本チームがいないのは寂しい。

(画像は、本日の講義でのスナップ。総務委員長が私の講義を撮ってくれた。リーダーの役目とは?自問しながら、図に書いて説明しているところです)

11/25(金) 私の社外上司

最近の企業のトップ役員の不祥事を受けて、国は企業に社外取締役制度を義務付ける法制化に向けて動き始めるようだ。社外取締役は、客観的な見識を持って、その企業のバランスをとるために提言してくれる有効なシステムと思う。
 私にも、社外取締役というか、アドバイザーがいる。本日は午後からその方と3カ月ぶりにお会いした。その方のお名前をMr.Aとさせていただく。
 今から25年ほど前になろうか、その人の電話が社内の回線電話で部署を回されて回されて、バレーボール関係らしいから担当の渡邉でいいだろうということで、私に電話が回ってきた。内容は良くわからなかったが、とにかく会うことにした。
 その人の服装は、12月であるにもかかわらず、USAロゴの入った半袖ポロシャツにジャージのズボンと外ブラのランニングシューズという軽装であった。その人の口からは世界のトップアスリートの名前がポンポン出てくる。まるでお友達か何かのようだ。取りあえず、怪しげな人種ではあったが、悪い人ではなさそうなので、次回の再会を約してその日は別れた。数日して、Mr.Aは、日本でも大手の総合電機メーカーの課長を連れて現れた。
 「渡邉さん、あなたの会社の人はまともです。私のような怪しげな人間と電話だけで会おうという人がいないのは、あなたの会社は健全な会社です。そんな私のような人間を簡単に信じるあなたは、お人好しか、変な人ですね」。そんなことを言われてから、同伴の課長を紹介されて、その企業が企業スポーツを強化してイメージアップを計る企画のあることを知らされた。バレーボールはもちろん、4種のスポーツがその後、てこ入れされ、もしくは新たに創部された。全ての部が一度は日本一になった。現在は、バブルの崩壊後、休部もあり、2種目だけが国内トップのリーグで頑張って残っている。
 Mr.Aは、最近まで都内の有名私大にて客員教授で教壇に立たれていた。
日本の大学の内部構造も熟知されたMr.Aはこう言った。
「日本の大学もスポーツ界も同じ構造ですね、保身と利権が渦巻いていて大変な国ですね」
そんな日本の体育系大学の経営危機、ワールドカップでの学芸会的大会運営、私の来年定年以降の進む道など、ほとんど私が聞き役で3時間ほどコーヒー店でコーヒー1杯で過ごした。
 大きな世界、広い世界を知っている人から話を聞くことは、眼を開かせてくれる。Mr.Aとは新年に再会する。その時には、私からどんな報告ができるのか、Mr.Aからどんな話が聞けるのか楽しみだ。

2011年11月26日土曜日

11/24(木) 千代田区のセレブママさんチーム訪問



千代田クラブさんは、平日の木曜日午前中に練習をやっているママさんチームである。月1回訪問する予定ではあったが、私も会社の休みを取って行くのは、現実的になかなか難しい。会議が入ったり、なかなか休みを取れない。きょうは、3カ月ぶりに行くことができた。
 3ヶ月目の招待試合で露呈したサーブレシーブの返球率の悪さを改善するようにアドバイスしたのであるが、それ以来きちんと練習を継続しているようだ。週1回の練習だから、最低でも3カ月は続けて欲しい。このチームは下手なんだけど、言われたことに真面目に取り組む姿勢が気に入っている。メンバーは区内の連盟に登録している11のチームの代表クラスが10数名集まっているチームなのだが、チームワークもよい。
 この日は、メンバーの数も10名と少なかったので、3対3のミニゲームを行った。コートは6人制のフロントゾーンを使って、ネット越しにジャンプ禁止のルールでボールコントロールの練習を行った。ポイントは、ボールだけ見ないで、相手コートをちらっと見て、相手プレーヤーのいないところやプレーヤーの間にボールを返しラリーを行うことである。11点制で行った。2回戦では、その時の思いつきであったが、ワンラリー中に必ずネットプレーを入れるルールを取り入れて行った。後半では、結構、9人制らしく様になってきた。
 ママさん達は、もっとネットプレーをやった方がよい。相手のリズムを崩すことができるので有効である。リバウンドをやった後、ネットプレー、そしてトスとつなげていくと面白い9人制バレーができる。ネットプレーでも、アンダーでトスだけでなく、オーバーハンド・トスもできる。ネットプレーのオーバー・ハンド・トスは、ネット1/3上方に向かって当てて、膝を曲げ、ネットに正対したままショルダーパスのように左右にトスを行うと結構簡単にできる。
 練習後に、ママさん数名と昼食を近くの中華料理屋さんで取り、私は三省堂の本店に向かった。最近、英語力をつける必要性を痛感し、英文を読み始めている。読むのであれば質より量が大事。少し英語のレベルを落として辞書をあまり引かずとも読める子供向けの本を探した。千代田クラブのママさんの中に自称作家という人がいて、ハリーポッターの本を薦めてくれたので素直に従って、まず第1巻を洋書売り場で購入した。
 夜は、World Cupを観た。選手も頑張っているのだが、今夜も勝てなかった。サービスとレセプション(サーブレシーブ)の差が出ている。3位以内の可能性はなくなった。それどころか、このままでは、2勝できるかどうかの瀬戸際になってきた。2勝できる可能性があるのは、中国とエジプトか。

(画像は、本日購入したファンタジー小説ハリー・ポッター第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」。世界で約4億5千部が売れた。映画はシリーズ8本が総額77億ドルの興行収入をあげた。今夏、最後の作品が公開された)

2011年11月25日金曜日

11/23(水) 勤労感謝の日は自宅で本を処分



 勤労感謝の祝日の今日は、自宅の書庫兼、寝室兼、タンス部屋兼用の八畳の部屋を整理した。と言っても、過去3年間、眼を通していない本を処分するために、まず1m積み上げて玄関に出しておいた。毎週、この作業を10数回繰り返して本や書類を整理処分しないと、次の地震のときには、確実に本に埋もれてしまう。しかし、1つ1つの本を眺めていると、その本を購入したときの気持ちを思い出して、パラパラとページをめくって時間が過ぎてしまう。それでも・・・「決断!」と、自分に言い聞かせて、捨てる作業に戻る。

(画像は、処分する本達。本に囲まれているだけで幸せになる私である。家内の実家にも4つの本棚に蔵書を移している。捨てるには忍びないが、年内に身辺整理をして身軽になり、次のステップに行こう)

2011年11月24日木曜日

11/22(火) World Cup men 第3戦を終えて

ワールドカップのキューバとの試合は、ビデオで観ようと決め、夜は我がソフトバレークラブの練習に出かけた。実は、1週間前から利き腕の肩関節が痛い。靱帯の骨に付着している部分が炎症を起こしているようだ。首筋も張っている。今夜の練習は、スパイカーの役目はやめて、セッター役とレシーバーを行った。サービスは左手で打った。4年目も同じような症状が出て、左手でスパイクなどを打って、結果として、両手の器用性が増した。
 今週末には、ママさんチームの指導もあるし、京都府でのソフトバレー・リーダー養成講習会がある。講習会では実技で見本も示さなければならない。肩を温存しておかなければならない。残念なのは26日の春高バレー東京都予選会に行けないことだ。特に男子の東洋高校が第一代表を獲得できるかどうか一抹の不安を抱いている。
 さて、ソフトバレーの練習を21時に終え、自宅に戻ってビデオを観た。結果はキューバに敗退であった。これで、3連敗である。原因は、ゲームの基本であるサービスとレセプション(サーブ・レシーブ)である。積極的なサービスのミスに関しては、私は悪くないと考えている。男子の場合、チャンスサービス入れたら、確実に身長2mクラスのミドル・ブロッカー(従来はセンタープレーヤーと呼称していたが、最近の役割はスパイクを打つ数が少なく、ブロックへの役割が多くなってきたのでこのような呼び方となった)にクイックで決められてしまう。通常、クイックに対するブロックは1枚だから、クロスとターン打ちを使い分ければ、1枚ブロックを抜くことはそんなに難しいことではない。・・・おっと、こんなことを打っていると文章が長くなってしまう。
 それにしても、キューバは若返った。エースが、まだ高校生で、しかもチーム・キャプテン(主将)であったのには驚いた。北中米選手権大会でUSAを破って優勝したのだから恐れ入る。28年前のワールドカップ(日本開催)の時、仕事でキューバの宿舎である品川プリンスホテルに行ったことがある。その当時からキューバの選手達は良く跳んでいた。彼らを「跳人(ちょうじん)」と名付けたのは、解説をやっていた松平康隆氏であった。ホテルに行くと、なんと彼らはパンツ一枚で廊下で飛び跳ねているではないか。高級ホテルに宿泊して嬉しさが爆発したのであろうか、天井に頭をぶつけたり、壁にとび蹴りしてみたり、褐色の肌のバッタがピョンピョン飛び跳ねているようであっけにとられた。おっと、歳をとると昔のことが思い出される。マルチネス選手は、182cm位であったが、サージェントジャンプでも1m跳び、スパイク時には、ネット上お腹あたりまで出て、ボールをブロックの上から打っていた。腕も長く、立っていると手の指は膝頭よりも下の方にあった。彼は「跳人」というよりも「超人」、いや「鳥人」であった。
 今夜はこのあたりで、おやすみなさい。

2011年11月20日日曜日

11/19(土) World Cup men 明日から開幕




 登録選手14名の発表がこの日あった。その中にミドルブロッカーの冨松とウィングスパイカーの越川の名前はなかった。代わりに入ったのは、ミドルブロッカーの横田とウイングスパイカーの八子(やこ)だ。復帰したのは、2mのサウスポーの山本。
 横田はミュンヘン金メダリストで腰にチューブを巻き腰痛に耐えながらスパイクを打っていたあの横田選手の息子さん。冨松は怪我ということだ。
 興味深い数字がある。FIVB(国際バレーボール連盟)最新のランキングでは、日本は18位。ランキング制度が始まって以来、最低の成績である。そして、今会出場12チームの中で最下位のランキングである。ランキング(Ranking)は世界3大大会での成績、FIVB主催の国際大会、そして大陸の大会(アジア選手権)での成績が反映される。全日本男子は、3.11の影響もあり、日本国内でのFIVB主催の国際大会(ワールドリーグ)を開催できなかったこともあり、全てのゲームをアウェイ(相手国や日本以外の国)で戦うことになった。昨年の世界選手権(イタリア開催)では13位、今年のアジア選手権では第5位(優勝はイラン)という成績であった。ランキングだけ見ると、日本が楽に勝てるチームはいない。
 明日の第1戦、日本はアジアチャンピオンのイランを指名した。ここ2年ほどで欧州バレーの戦術を取り入れて急速に強くなったイラン。30年振りにワールドカップに復帰したイランが日本の会場での「日本チャ!チャ!チャ!」の洗礼を受ける。恐らく、ロックのコンサート会場に来たのかと間違うほどの喧騒とした会場でイランの選手達は狼狽することであろう。私もシャンソン派なので、最近の日本で開催される国際大会は自宅のTVで観戦することにしている。
 イランのエースは、ザリニ選手というスーパーエース。この選手を止めるのは、今年のアジア選手権に出場していなかった、日本のスーパーエース(最近は、オポジットというポジション名称に変わった。従来のスーパーエースと言うのは、セッター対角に入り、高いトスを前衛でも後衛からでもドカンと打っていたが、最近はライト平行やバックアタックの速攻もやる選手をオポジットと呼ぶ)清水に期待したい。
 今回の全日本に対する私の成績予想は、4勝7敗。選手は公式大会で上手になる。上手になるためには、勇気を持ってプレーすることだ。失敗することも多々あるが、それにめげずトライすることだ。セッターの阿部や宇佐美に言いたい。スパイカーを育てるのは、君達セッターだ。1度ブロックにつかまったら、また同じところにトスを上げればよい。逃げてはいけない。そのような厳しい環境下でなければ選手は決して育ってはいかない。そんな厳しい環境を、今回も関係者(FIVB、JVA、フジTV、電通など)に作って頂いている。勇気を持ってプレーしない全日本であれば日本の男の子達はバレーボールに見向きもしなくなるだろう。バレーボールは女の子のスポーツよ、とは言わせない。頼むよ全日本男子!
(画像はFIVB最新のRanking表。ちなみに、一番下のチュニジアは、私が30数年前に2年間指導していたチーム。ワールドカップには過去3回出場。全日本には2度勝利している。今回のアフリカ予選ではエジプトに不覚を取った)。

2011年11月19日土曜日

11/18(金) World Cup women 最終日

中国がドイツに3-0で快勝した時点で、日本の3位以内の成績はなくなった。それでも、日本は真鍋監督の「ロンドン本番での準決勝戦のつもりで頑張ろう」という指示は効果あったと思う。オリンピック、世界選手権、World Cupの世界3大大会で、いまだに金メダルのないUSAも、日本に勝って初タイトルを欲しかったに違いない。しかし、結果は、なでしこ達の意地がヤンキー魂を上回り3-0で勝利した。 
 それにしても悔やまれるのは、第1ラウンドの2敗である。特に、初戦のイタリア戦。このゲームは開催国である日本が開催国権利として対戦相手を指名できた。欧州選手権(ワールドカップ予選)では、イタリアは確かに4位という順位であった。日本も、それだけの情報でイタリアを組み易しと指名したわけではなかろう。いずれにしろ、結果はイタリアに負けたわけだから出だしスタートダッシュとはいかず、勢いはつかず、2日後の中国にも不覚を取った。
 次の、ロンドンへのチャンスは、来年5月に日本で開催する世界最終予選&アジア予選。最終予選3チームとアジア枠1チームの計4チームの中に日本が入れば良い。中国は、そこにはいない。アジアでも1位、全体でも1位になって、すっきりしてロンドンに行って欲しいものだ。
 出場権を本大会1年前に勝ちとった今回の上位3カ国である、イタリア、USA、中国は、新たな戦術を練り、新たなメンバーを入れて、ロンドンにやってくるだろう。日本は5月に出場権を得ることと同時に、新たな戦術を開発するか、今の戦術の精度を上げなければならない。更には、今回の上位3カ国を除いた大陸予選の視察を行い情報収集をやっておく必要がある。
 夜になって、秋葉原に行った。駅近くのお店に東洋高校後援会の理事達と学校の理事長、校長、教頭が集まり後援会会議とちょっと早い忘年会が催された。

2011年11月17日木曜日

11/17(木) World Cup women 第10日目

全日本女子、首の皮1枚で明日につながりましたね。USAとイタリアは、1敗を守り、ロンドンオリンピックへの代表権を勝ち得た。残りは1つ。中国と日本が7勝3敗で並んでいる。しかし、今回も導入された勝ち点制では中国が23に対して日本は21。中国の明日の対戦チームは3位の可能性がなくなった6勝4敗のドイツ。
 シミュレーションすると、日本が明日の最終試合でUSAにストレートで勝つとして、勝ち点3を加えて24。中国は3-2でも勝てば、勝ち点2が加算されて計25で中国が第3位となる。中国はフルセットで負けても、勝ち点1が入るので日本と並ぶが、勝敗で、日本が8勝3敗で第3位と逆転する。 中国が1-3でドイツに負けると勝ち点なしで、合計は23どまり。対して、日本がフルセットで勝つと勝ち点2を加えて23。勝敗で上回るので、日本が第3位となる。いずれにしろ、明日の中国vsドイツは日本戦の直前に行われる。中国がドイツに勝利した時点で、日本の3位はなくなる。
 それにしても、今回も導入されている「勝ち点制」というのが、合点がいかない。3-0か3-1で勝利すれば勝ち点が3、3-2のフルセットでの勝利は、勝ち点が2、フルセットで負けていれば勝ち点が1付くという。例えばAチームは、11戦全てフルセット3-2で全勝の場合だと、22点。Bチームは、11戦の内8ゲームが全て3-1で勝利で負けゲームはストレート負けで勝ち点0の場合だと8勝3敗であるが勝ち点24点で、Bチームの方が上位に来る。負けてもセットを取るところに価値を置いているようだが、納得できない。やはり、単純に勝敗、セット率、得失点率の順番で競うのが良いのではないか、と個人的に思う。

2011年11月16日水曜日

11/15(火) ソフトバレー練習日

定期練習日。12月4日には、船橋市近隣ソフトバレー交流大会が開催される。我がクラブの練習の時間配分は、アップを10分、基本練習を10分、課題練習を15分、ゲーム練習45分間、ダウンを5分~8分行う。
 今月の課題は、セッターのセットアップ。乱れたレシーブ(パス)をきちんとスパイカーの打てるトスにすること。1歩移動して、3歩移動して、と基本のステップを細かく指導する。ネットに沿っての前方へのステップ、ネットから離れた斜め前方へのステップ、ネットに沿ってのバックへのステップ、ネットから離れた斜め後方へのステップと順を追って繰り返しの練習を行っていく。前後左右へのステップができたら、次はジャンプトス。更には、ジャンプでのシングルハンドでのクイックトスや平行トス、そして難度の高いジャンプ・シングルハンド・バックトスまで行う。ソフトバレーのボールであれば、大きくて軽いので意外と簡単にできる。

2011年11月14日月曜日

11/13(日) どこにも行かない日曜日

予定では、春高バレー神奈川県予選会に行く予定であった。出かける準備を始めようとして、途中でやめた。13年前から、神奈川県立大和南高校の飯塚監督と一緒にチームを見てきた。最初の年は、私もBチームメンバーでコートに入った。遠征にも長野まで出かけた。合宿でもほとんど一緒であった。今年の春高バレーをベスト32で終えて、飯塚監督はベンチから降りてコーチに監督を譲った。私も自然と学校に行かなくなった。飯塚監督のいない大和南のゲームを見てもつまらない。そんなことで、本日は出かけるのをやめた。
 ゲームは最悪でも第2代表になれることは、確信していた。現在の神奈川県高校女子のレベルは、川崎市立橘と県立大和南の2校のレベルが高く、3位以下を大きく引き離している。3位以下ベスト8までのチームには差がなく、毎回3,4位が違う学校の名前である。
 先月の私のブログに、飯塚先生の3つ前の赴任校である県立藤沢高校女子バレー部の教え子がコメントを投稿してきた。飯塚先生には直ぐに連絡した。「ああ、あの子ね。この前も大和市での講演会に来て挨拶していったよ」。昔の教え子を思い出しながら、ゆっくりと電話口で話してくれた。
 その彼女に、私はブログの中で、本日会えたらいいね、と書いていた。夕方、試合の内容を聞くために代表お祝いの会にいる飯塚先生に連絡した。
 「きょうは、1セット目をいつものように先取したんだよ。2セット目も4点リードしてしたのに、いつものように挽回されてジュースで負け。3セット目もリードしていたんだが、取られた。そうそう、例の藤沢高校の教え子が来たよ。ナベさんが来ていないんでがっかりしていたな」。
 そうだった。悪いことをしちゃったな・・・。
 夜は、Word Cupの日本vsブラジルを観た。3-0で勝利。ブラジルも怪我人がいるということだが、これで日本と同じ3敗。但し、東京ラウンドでは、ブラジルの対戦チームは組みやすいところばかりだ。対して、日本はケニアにはセットを落とすことはないが、ドイツ、USAに不覚をとるようだと5敗で3位以内はまずない。3位以内に入ってくるチームが絞られてきた。イタリア、USA、中国、ドイツ、日本、ブラジルの6チームである。
 ヨーロッパ各地で昨日までやっていた欧州オリンピック・プレ予選の結果が入ってきた。ロシア、クロアチア、ブルガリアが抜け出してきた。これらのチームにWord Cupに出場している3チームと欧州選手権大会上位国のトルコ、ポーランドの計8チームでの大陸予選が5月上旬に行われる。
 ニュースが入ってきた。全日本やNECで活躍した高橋みゆきがトヨタ車体に加入した。彼女も33歳になったのかな。いやはや、170cmの身長でまだまだ頑張るもんですな・・・。

2011年11月13日日曜日

11/12(土) 2012年度ルールブックの編集会議

浅草橋にある会議室にて来年度のバレーボールルールブック編集会議を行った。ビーチ、ソフト、6人制、9人制それぞれの委員が集まった。時間がかかったのは、6人制。来年度は、FIVBの英文のルールブックの表記により近づく。しかし、英文そのまま直訳ではおかしな文章になってしまう。目標は、中学生でもわかりやすいルールブック編集である。
 4時から、水道橋にある東洋高校に行き、役員会を行った。学校の教職員の体制が大きく変わった。任期半ばであるが、理事長、校長、事務長、教頭が全て新しい人事となった。一抹の不安はある。
 春高バレーの東京都予選会は、いよいよ2週間後に開催される。男子は東洋と東亜が頭一つ抜けている。女子は先月の皇后杯関東予選で大学トップの筑波大学を破って本大会にコマを進めた下北沢成徳を筆頭に共栄、八王子実践、文京大高校が残っている。女子は3代表なので、1チームが落ちる。私はその予選会の日、京都でソフトバレー・リーダー養成講習会の講師を務める。ゲームの場にいられないのは残念。

11/11(金) 100年に1回の11.11.11

本日は、2011年11月11日。100年に1回だけ11.11.11と揃い踏みする日だ。全国各地で縁起担ぎのイベントが行われた。地方の鉄道会社では、切符に11.11.11と印刷して記念に販売したところも多かった。11.11.11.11.11.11(2011年11月11日11時11分11秒)に婚姻届を出したカップルもいたようだ。他には、形が似ていることから、お箸(はし)の日とか、電池の日とか、この日を毎年記念日としているようだ。
 エジプトのピラミッドで良くないことが起きるとか、流言(りゅうげん:根拠のない噂)もあった。この日、日本のプロ野球界では何とも稚拙な記者会見があった。ジャイアンツ球団代表の記者会見である。球団代表が、突然、文部科学省のプレスルームにて、球団会長であり、読売グループの会長でもある渡邉恒夫氏を糾弾したのである。いわゆる組織のワンマン上司を、その部下が記者会見という形で弁護士を帯同して訴えたのである。プロ野球団体を管轄しているのは、文部科学省であるから、会見に集まった記者の人たちは、プロ野球のジャイアンツで甚大な事件でもあったのか?覚せい剤か暴力団との関係か?と思ったそうだが、つまらない内部抗争で白(しら)けたそうだ。
 喜んだのは、普段ストレスで上司に鬱憤(うっぷん)が溜まっている街のサラリーマンのオジサン達、部数を伸ばす好機と捉えたスポーツ新聞社、読売グループのライバルメディアだけでしょうね。特に朝日新聞社は、社会面とスポーツ面で大きく取り上げている。TVアサヒでも特集を組むのでしょうね。
 迷惑なのは、始まったばかりの日本シリーズを楽しみにしていた関係者、ファンでしょうね。何故、この時期につまらない内部抗争を表面化させるのか、とんでもない、と思っているでしょう。
 つまらないと言えば、World CupのTV放映もそうだ。選手達が芸能タレント化されている。大会そのものが、バラエティ番組というコンテンツになっている。選手達は歯を食いしばって頑張っている。体の故障を押してでも、ファンの期待に押しつぶれそうになりながらも頑張っている。しかし、コート上の緊迫感がTV画面では芸能バラエティ番組になって我々は見せられている。

2011年11月10日木曜日

11/10(木) 全国家庭婦人バレーボールいそじ大会に挨拶



 11月8日に開会式、9日と10日の本日はゲームが千葉県千葉市のポートアリーナ(4面)をメーンに4会場に全国の予選を勝ち抜いてきた64チームが集まった。今年で23回目を迎える。「いそじ」とは、五十路(50歳)以上の年代を指す。

 私は、9日、10日の両日、メーンの千葉ポートアリーナの体育館に顔を出した。受付で、千葉県家庭婦人連盟会長の藤間さんにお会いし、そのまま来賓室に連れて行かれた。そこで接待されていたのは、千葉県家庭婦人連盟元会長で現在顧問の小島さん。しばし、談笑。

 役員室で全国ママさん連盟の新会長に就任された中西さんや副会長の山下さんに挨拶。千葉県家庭婦人連盟の役員はこの大会から揃えたという薄いブルーのベストを身に着けていた。なかなか可愛い。平日の全国大会開催であるから、ママさん達も仕事を休んで大会運営に汗をかいている。どの顔も、千葉県家庭婦人連盟としては、初めての全国大会の開催なので緊張の色が出ている。それでも、その緊張を良き経験にしようと皆かいがいしく動き回っている。先月から私が練習指導に伺っている船橋市内のチームや市川市のチームの代表者は主要役員なので、この1ヶ月間は事前打ち合わせが多く、練習も休みがちであった。

 本日は、各ブロック(4)の優勝チームを決めるトーナメント戦をやっていた。その中でも、兵庫県の「神戸あじさい」というチームは強すぎる。50歳以上にはとても見えない滑らかな動きと素早さを兼ね備えていた。プログラムを見て、更に驚いた。このチームは、1年おきに既に10年前から出場している。今回の平均年齢は、51歳。前衛の平均身長は168cm。いわゆる、ママさんバレーの名門チームなんでしょうね。

(画像は、神戸あじさいチーム)

11/9(水) ママさんバレーの指導(市川市)

 上から読んでも、下から読んでも、横から読んでも、漢字では「市川市」。私の住んでいる船橋市のお隣の市である。その市川市のママさんチームの指導に行った。今回で3回目。月に1回の割合でお邪魔している。最初に拝見した時は、練習試合であった。サービスに安定性がない。そこで、第2回の指導のときには、サービスの基本から効果的な練習方法を解説した。その後、その練習を徹底して重点的に練習しているとのことであった。
 今夜は、市内のチームとの練習試合。まだまだ、スピードのあるサービスを実行できないものの、やろうとしている姿は伺えた。ママさんのネットは2mで低い。更には、コートは6人制と同じである。つまり、ネットすれすれのサービス(低空飛行サービス)ができると、大変大きな武器になるということだ。
 スパイカーのエースが1本で得点することは難しい。良いトスが上がるということと、ブロックを避けたり、利用したりして、やっと1点取れる。サーバーのエースであるならば2回のサービスのチャンスがあり、他人でなく自分でトスを上げて狙ったところに打て、1点取ることができる。
 この市川のママさんには、サービスを更に徹底して練習して頂く。トスの上げ方を改善すれば、1ヶ月後には、サービスの効果は、現在の200%向上するであろう。
 「徹底反復」が上達のポイントである。ほとんどの人は、できかかっているのに、99%できかかっているのに諦めてしまって止めてしまう。パナソニック社の創始者である松下幸之助さんが言っていた。「成功する秘訣は、成功するまで止めないこと」。当たり前が難しい。しかし、難しくないことなんてこの世にない。辛くないことなんてこの世にはない。成功したければ、苦労するのは当たり前のこと。
 今夜は、何か訓話じみてしまった。時折の大きな努力よりも、日々コツコツやって行こう。私にはそれしかできない。

11/8(火) ソフトバレー定期練習へ

 日曜日に茨城県取手市にての交流大会に出場してまだ疲労が残っていたが、練習に出た。思いのほか体が動いて、日曜日よりも調子が良かった。調子が良いかどうかのバロメーターは、空中にジャンプしてブロックが見えるかどうか。つまり、ボディコントロールと視野を確保できているかどうか。調子がすこぶる良いときには、空中でスパイクを打つ直前に、どのコースに打とうか判断する時間がある。そんな時は、クロスを向きながら、ストレートでも、ブロックアウトでも何でもできる。
 女性メンバーのトスも良くなってきた。以前は、どうせ何度やっても我がチームの女性達は基本を守らずにいい加減にやるから、とここ1年ほどはこちらが諦めて、基本練習をやっていなかった。しかし、来年は全国ねんりん大会(60歳以上混合:宮城県開催)に千葉県代表で出場することが決定している。私も、指導を諦めるわけにはいかない。今月は毎週の練習の15分を女性達のバックトスの練習に割いてきた。今夜からは、セッターとしてネット際で構えているところから動いて、ボールの落下点まで動いて行きセットアップする練習に入った。まずは2歩からスタートした。
 国際バレーボール連盟で講習するように、丁寧に、最初の構え、ステップ、セットアップ、ボールを取る位置、ボールへの触れかた、トスした後のフォローを反復しながら行った。その後の練習ゲームでの、女性達のトスが安定してきたのなんのって。ここぞとばかり、私は褒めまくった。「素晴らしい、美しい」「とても60歳を超えているとは思えない」。・・・後のほうの表現は女性達には受けなかったが、60歳を過ぎても、継続して練習をやっていれば効果が出てくるもんだと、改めて感じ入った次第である。
我がクラブの女性達は、素晴らしい!

2011年11月9日水曜日

11/7(月) World Cup 女子 第3戦を終えて




 この大会で3位以内に入り、ロンドンオリンピックの出場権を獲得することが、出場12チームの目標である。ロンドンオリンピック1年前に出場権を獲得できれば、本番までのチーム作りに余裕が持てる。自国のチームの怪我人の休養、新戦術の開発、大陸予選会の視察、最終予選会の視察そして研究ができる。今回の大会に出場していないランキング3位のロシアと若いキューバもヨーロッパ予選会や最終予選会に出てくる可能性は十分ある。


 全日本女子も、開催国という優位性のある今回、3位以内に入りたい。しかし、初戦のイタリア、そして昨日の中国に破れて、3位以内というより5位以内も危うくなってきた。


 全日本女子の進化はサーブに見られる。2年前からジャンピングフローターを全員が取り入れてスピードアップしている。私はそこに落とし穴があるとみている。確かにスピードアップはしているが、全員フローターでは相手も慣れてしまう。ここは割合として、フローター7割りにジャンプスパイク3割りを提案したい。新鍋だったかがジャンプスパイクサーブを実施してサービス戦術として有効である。6人中、あと1人がジャンプスパイクサーブを行うことで、フローターがより取りにくくなる。また、ジャンプスパイクサーブの空中フォームからフローターに切り替えるスキルチェンジも面白いと思う。緩やかに回転しながら大きくぶれて変化する魔球サーブになる。研究の余地がある。


 実は、最近、59歳の私でもジャンプ・スパイクサーブを打ち始めている。まずはソフトバレーボールから始めている。両手でボールを保持しながら短い助走を行い、ボールを左手で添えながら右手でトップスピン与えた低いトスを上げる。前方に行った両腕を、すぐさま、肘を曲げたコンパクトなテイク・バック


に切り替え、エンドライン際でブロードジャンプしてボールを打ち込む。ボールヒット後は、腕のスイングを体側の方に振り切る。いわゆる、トスを高く上げてドカン!と打つ「ハード・ジャンプ・スパイクサーブ」ではなく、コントロール重視の「ソフト・ジャンプ・スパイクサーブ」である。上記のポイントを押さえて行えば、リズム感のある人であれば(カラオケが歌える程度であれば)誰でもできる。


 最後に、真鍋監督に注文あり。ゲームで日本がリードしている時は、性格の良い人らしく良い顔をしているのであるが、リードされると情けない表情になってしまう。指揮官の表情なんてどうでもいいじゃん、と言われる人も多いと思うが、私個人的には激しさを押さえた平常心の顔が宜しいと思う。私の理想は、将棋の羽生善治(はぶよしはる)名人。最近、発行されたサッカーの元監督の岡田武史さんとの対談本に共感できる個所があった。




 (岡田)「闘争心は不要なんかじゃなくて、制御された闘争心が必要だということですね」。


 (羽生)「そうです。『冷えた情熱』というか『熱い冷静さ』みたいなものです。そうでないと、落ち着いた


      平凡な一手は打てません。凡手の中から価値ある手、深い手を拾い上げてくることはできな


      いですね」。


 (岡田)「羽生さんは、十分それに成功していると思います。平静を保ったまま熱くなれるし、熱くなって


      も平常心、自然体を失わない人のように見えますよ」(『勝負哲学 岡田武史・羽生善治』サン


      マーク出版2011.10.1発行)。


 理想は、土生名人の平常心のお顔であるが、私がマネしても「ナベさん何考えてんだか解りゃしない。不可解なお顔になっていますよ。ピカソの人物画のよう!」と言われるのが落(お)ちかもしれない。


(画像は、『勝負哲学』の表表紙。将棋とサッカーという一見違う分野のように思えるが、アジア大会ではスポーツの分野に入ることもある。また、チェスも欧州ではスポーツの分野に入っている。頭脳が汗をかくということでは、共通点がありますね)

11/6(日) 茨城県取手市藤代ソフトバレーボール交流大会に出場



 3年ぶりであろうか、藤代町に来た。10年前に、当時の藤代町ソフトバレーボールチームの代表であった星野さんから指導に来てくれとお話があった。実は、星野さんとは同じ会社の同僚である。その当時、チームは1チームのみであったが、将来的には連盟を創りたいので創り方を教えてほしい、とのことであった。その後、4年ぐらいでチーム数が増え、念願の連盟ができて、町民対象の教室も開催し、私も講師で呼ばれたり、交流大会に元全日本の丸山由美さん達にチームで参加していただいたりしながら連盟が育って行った。6年前であろうか、取手市に合併して現在は取手市ソフトバレーボール連盟に名称を変えている。

 今回、私が出場したのは、コート内合計年齢160歳の混合の部というものであった。この部への参加チーム数は10チームで、遠くは長野から、新潟、栃木から見えていた。コート内合計年齢160歳と聞くと年齢が高いように聞こえるが、平均年齢40歳である。2人が60歳で、残り2人が20歳でもOKとなる。実は、このような合計年齢というのは、初期の交流大会では、面白味があって良いものだが長く続けていくと不公平感が残ってくるようになる。年齢フリーもそうであるが、初めはフリーの部だけでよいが、ある時期からは40歳以上の部とか50歳以上の部のように同じような年代構成で交流大会を運営していくことが公平感があってよろしいと思う。

 我が「船橋大穴クラブ」チームは60歳代が2人、50歳代が3人、40歳代が2人の計7人で参加した。結果は10チーム中5位という成績であった。2位決定戦にあと少しで進出もできた。この日の雨で体育館の床が湿っていて、私が最初の攻撃の時のジャンプで滑って腰から床にしたたかに殴打してしまった。その後、思いっきりジャンプができなくなってしまった。それでも、4試合できたことには満足している。コート内合計年齢が230歳以上であれば、我がチームが間違いなく不戦勝ちであったのですがね、残念・・・(笑)。

 閉会式後、連盟役員、地元のチーム参加者が集まり懇親会となった。結城市の望月さんも入り、和やかに楽しく過ごさせていただいた。

(画像は、二次会で取手市連盟役員それに結城市ソフト連盟役員と一緒に集合写真)



 

11/5(土) 春高バレー予選(千葉県)

 関東地区の予選会が先週から始まっている。今週は、千葉県で本日ベスト8から準決勝まで行われた。会場は、東金市体育館。
 明日の決勝に残るチームが決まった。男子では、国体でもベスト4に残る活躍を見せた習志野高校と市立船橋。女子は、インターハイベスト4、国体でもベスト8の活躍と安定している市立船橋と準決勝でインターハイベスト16の敬愛学園をフルセットで下し辛勝した県立柏井との対戦となった。
 観戦中に、この時期に行われている皇后杯(中学チーム以上参加できる真の日本一を決める大会)の関東ブロック予選会の情報を聞いた。なんと今夏の青森インターハイに東京都第一代表で出場の下北沢成徳女子バレー部が大学チームをことごとく倒して関東ブロック代表4チームに一角に食い込んだという。決定戦は、日本の大学女子バレー界の名門である筑波大学を若さで圧倒したようだ。勝利した下北沢成徳は立派だが、筑波大学はどうしたのであろうか。 
 近年、といってもここ10年になるのであろうか、関東大学女子バレー界に元気がない。確かに、高校生の有望選手は、男子の場合はほとんど大学に進学するが、女子の場合はVリーグに行く。進学するにしても東京の大学よりも生活費のかからない地元志向が増えていることや体育系への進学だけでなく一般大学への進学など多様化していることがあげられる。
 30数年前は、大学女子の場合、日本体育大学がめっぽう強かった。当時の監督は全日本女子監督も務めた宗内先生。私が体育館に顔を出すと、いつもマネージャーが先生のマッサージをしていた。ボールを打っていたお姿は見たことがなかった。ボールを打っていたのは、男子バレーの中で卒業後女子バレーの指導者を目指している3年生、4年生達であった。そして、彼らは日本全国に散らばって名指導者となり教え子を母校に送り込むというシステムがあった。
 関東大学女子バレー界の改革が叫ばれて久しい。観客の入りも大学男子バレーと比べるとやや寂しい。現在、解説者として活躍している三屋さんが筑波大学の現役学生で全日本にも籍を置いていたときは、女性はもちろん男性の観客も増え盛況であった。
 大学生が全日本に入ると単位取得ができない。卒業もできなくなる。だから大学に進学したいのだけれども、断念してVに行く。大学は、全日本を経験してから入学するのも良いのではないか、と考える高校生も多くなってきた。単位取得に関しては、一言申し上げたい。大学生が全日本での合宿中でも、近くの大学での授業に出席(スクーリング)して、単位が取得できるようなシステム、またはパソコンオンラインでの授業を受けたり、録画したものを合宿先で見るなど、システムの柔軟化とITを駆使することで必要最小限のレベルの学習の確保はできるのではないかと考える次第である。
 バレー界ですぐにでも欲しがるような優秀な人材が、大学の学習と全日本での活動が両立できなくてVリーグを断念して大学界に行くというケースもある。確かに両立させるのは大変困難なことではあるが、せめて私の思いつきのような提案ではあるが、両立できる環境を整えてあげることが今のバレー界でもできることではないかと考えている次第である。
 なにか、話が今回もそれてしまった。

2011年11月7日月曜日

11/4(金) ママさんバレー練習日(船橋市)

 先月から新規に船橋市内のママさんチームを指導している。指導といっても、今までのようにコーチとしてでなく、アドバイザーとしてポイントだけの指導を行っている。
 このチームは、来月に開催される「第1回全国ママさん冬季大会」に千葉県代表で出場する。それで、このところ毎週、県内の強豪ママさんチームと練習試合を精力的に行っている。
 今夜は、合同練習とかで市内のママさんチームが来ていた。合同練習といっても、一緒に入り混じって何かの課題をやるわけでもなく、コートを半分にして3人レシーブをやるだけで、云わば練習会場を貸している感じである。後半は、ゲームとなった。
 アドバイザーに就任したチームには、年配の男性の専属コーチがいる。私は、アドバイスを求められない限り、口出しはしない。練習試合後に総括をお願いしますと全員が私のところにやってきた。しかし、総括でポイントを言っても、プレーのその場で褒めたり注意をしない限り、時間が経ってから、あの時のこんなプレーはどうのかんの、と総括しても効果はない。アドバイザーとは、チームの代表者を通じてチームと部分的にしか関係しない。ちょっとフラストレーションがたまった今夜の練習であった。

2011年11月4日金曜日

11/3(木) World Cup女子 明日開幕

 世界各地域での予選を勝ち抜いた9ヶ国FIVB推薦2ヶ国の11チームに開催国の日本を加えた計12カ国の試合が、広島と長野の2会場で明日からスタートする。4年に1度、最初のオリンピック予選として開催される大会である。総当たり戦で行われ、上位3チームが来年のロンドンオリンピック出場権を獲得する。
 明日の日本と対戦する国を開催国である日本は指名できる権利を持っている。アドバンテージ(優位性)とも言う。そして、指名したのは、前回1位のイタリア。ここ3年の対戦では互角の勝負。真鍋監督は、一時の力が衰えているイタリアを組み易しと考えたか。
 今回は、どこの国もガチンコ勝負でやってくる。実力順に上げると、ブラジル、USA、セルビア、中国、ドイツ、日本、イタリア、韓国・・・となるであろうか?明日のイタリア戦を勝っておかないとその後の戦いが苦しくなってしまう。

2011年11月3日木曜日

11/2(水) S.Jobsの伝記が100万部突破



 先月初めに逝去したアップル社創設者のSteve Jobsの伝記が、光速の速さでミリオンセラーとなった。先月末に発売されたばかりの第1巻55万冊と昨日発売されたばかりの第2巻47万冊で、100万冊を突破した。これに電子書籍が1万部加わるという。出版元の講談社が2日発表した。日本だけでこれだけである。他国では、いかばかりか。恐らく、伝記ものとしては、世界最速のミリオンセラーとして記録されるであろう。



 私の読み方は、対訳で読み進めているので、さほど先に進まない。現在は幼少時代を読んでいるところだ。彼の両親の記述で読み止まった個所がある。母親のClara(クララ)さんの秘密のことだ。両親は第二次世界大戦終結後に結婚した。作者のWalter isaacson(ウォルター・アイザックソン)は次のように書いている。



 ”She had a secret that she rarely mentioned to anyone:she had been married before ,but her husband had been killed in the war.So when she met Paul Jobs on that first date,she was primed to start a new life.”



 訳者の井口耕二氏は、次のように訳している。



 「実は、彼女にはあまり知られていない秘密がある。戦争未亡人だったのだ。だからポール(Steveの父親)とはじめてデートしたとき、新しい生活を始めたいと思っていた」



 原文には『最初の夫が戦争で殺された』と書かれているが、訳者は、日本版で戦争の相手は、殺したのは恐らく日本人であったことから、敢えてこの部分の訳を日本人読者への配慮で割愛したのであろう。戦争中の異常な刺激は、人々に生と死を間近に感じさせ、支えあう人を求めるのであろう。3.11の東日本大震災の直後にも、日本では結婚願望者が増加したと聞いている。10代後半のクララが異性に引かれていったのも、恋する乙女心だけでなく、戦争の影響もあるのであろう。終戦となり、平和が訪れれば、子供のいる落ち着いた暮らしをしたくなる。クララに取っては新しい生活を始めるきっかけがポールとの出会いであった。



 ポールとクララの両親は、実はSteveの実の親ではない。彼は養子であった。このことは、彼の考え方に大きな影響を与えている。



(画像は、伝記「スティーブ・ジョブス」の作者であるWalter Isaaacson。彼は、今まで、アインシュタイン、ベンジャミン・フランクリンそしてキッシンジャーの伝記も記している、この道の第一人者である)

2011年11月1日火曜日

11/1(火) さあ、11月




 暦が代わって、11月。陰暦では霜月という。朝晩の寒さも次第に冷え込んできた。かと思うと、今週は一変して温暖になる予報だ。空気も乾燥している。インフルエンザや風に注意したい。


 定年まで、あとほぼ3カ月。有給休暇がまだまだ沢山あるので、実質、会社に行くのもあと2カ月あるかどうか。本日は、有休消化のためにお休みを頂いた。


 1年振りに御茶ノ水にある行きつけの歯科医院に行き、歯のクリーニングを行ってきた。少しチクチクしますよ、なんていつもの歯医者さんはマスク越しに優しい声で言っていたが、こちらはやはり痛い。歯医者なんて、サディストではないかと思ってしまう。「渡邉さん、虫歯はありません。大丈夫です。歯へのブラッシングは、食後必ずしてください。歯茎にこのように斜めに差し入れるようにして・・・・」いつものように卒業した東京医科歯科大学の研究会で仕入れた知識の講釈を始める。


 この歯医者さん、いつも白衣にマスクをしている。医師は彼一人で、受付の歯科助手というのか女性は1年ごとに変わる。彼女達は、皆可愛い。その歯医者さんが、いつだったか、帰り際にマスクを外していた。素顔はどうも今一で、マスクをしていた方が立派なお顔であった。


 午後には、コンタクトレンズを、これも1年半ぶりの購入に市川市のコルトンプラザまでママチャリで行った。前回から1年以上たっているので、販売店から紹介して頂いた、眼科医院で検眼を行った。最近の機械は、瞳に何やら怪しげな光を当てるだけでオートフォーカス(自動)で度数を計るんだね。看護師さんが、私の眼にコンタクトを挿入してくれるのだが、左の眼だけがなかなか入らない。どうやら、左のまつ毛だけが異様に長く、コンタクトを入れるときに邪魔になっているようだ。睫毛(まつげ)の長い動物は砂漠にいる駱駝(らくだ)だ。砂塵から眼を守るために睫毛が長くなっているに違いない。私の左まつ毛が長いのは、何から眼を守っているのであろうか?そんなことを考えている隙に、看護師さんから「ほら、入りました!」と入れられた。「1本取られたか・・・」などと最近見ているNHKドラマの武芸物「塚原卜伝」の影響で武士言葉が思わず出てしまった。看護師さんは「は?」と困惑していた。


 さて、今夜は、これからソフトバレーの定期練習に行く。先週、新人歓迎会を行っているから、新人さんも今夜は以前よりは和気あいあいに楽しく練習に取り組んでくれることであろう。ここ数カ月、私はメガネをかけてプレーしていた。今夜からはコンタクトで思いっきりプレーできる。今週末日曜日には、茨城県取手市のソフトバレーボール交流大会に招待されている。仲間と再会できることを楽しみにしている。


(画像は、近くのスーパーで買ってきた庄内柿。私の田舎の柿だ。庄内(しょうない)という名前があると、懐かしくて、値段なんか考えずに買ってしまう(しょうがない!:おやじギャグ!)。もともとは渋柿だが、焼酎を霧で吹き付け、甘くさせる。渋いのが甘くなるなんて、忍術だ!。少年時代は、そんな他愛のないことで驚いたり、喜んでいた)