2009年6月24日水曜日

アキレス腱周囲炎?


 ここ1ヵ月前から、右足のアキレス腱が突っ張る。指で軽くつまむと痛い。左足のアキレス腱を部分断裂したのが、今から6年前。左足を長年カバーしてきた右足のアキレス腱が悲鳴を上げ始めたのかもしれない。朝、起きがけにトイレに行く時も右足の下腿三頭筋の腓腹筋とひらめ筋が突っ張っている。筋肉に弾力性がなくなってくると、骨に付着している腱にストレスが行き断裂することがある。そんなことなんで、先週の軽井沢町でのソフトバレーも2日間で18セットという、私には楽しいというよりは恐怖のゲームでした。毎試合ごとに入念なアップとダウンをして筋肉を硬直させないようにしていました。

 昨日は早朝から新幹線に乗り、大阪本社でストレスの溜る仕事をこなして日帰りで帰宅したのは、10時でした。今日の勤務は少しボーっつとしていてあまり仕事もはかどらなかったなあ。そんな訳で、本日は退勤後、まっすぐご帰宅で風呂を沸かし、ゆったりと入浴しようと思っている。

 千葉県バレーボール協会が主幹で開催する日本体育協会公認スポーツ指導員養成講習会への受講者応募は一昨日で36名になった。受講者の中には、私がお誘いしたモントリオールオリンピックの金メダリストが2人いらっしゃる。旧姓で言うと、白井貴子さんと飯田高子さんのダブル「たか子」だ。お二人とも現役の指導者である。「いまさら受講するなんて・・・」と渋る二人に私が言った言葉が火をつけたのかも知れない。

「学習を継続しないのであれば、指導者を辞める時ですね」。この言葉が、両人にグサッと刺さったのかも知れない。お二人には講習会の中で講師もお願いする。特に座学の方で体験談をお話していただこうと考えている。本来はオリンピック選手であれば、専門科目は免除になるのであるが、お二人は是非とも最新の理論を知りたいので出席する、と意欲的である。その意欲に応えて、講師陣も世界的な講師から名講師まで既に獲得している。おっと、岩本先生が抜けていた。明日連絡しなくては・・・。
(画像は、いつもの愛読者のKさんが送ってくれた、マザー牧場に咲いていたマリーゴールド)
 

2009年6月22日月曜日

ブログのお蔭? インターハイ出場決定!


 関東地区でインターハイの都県大会決勝が先週の土曜日から始まった。東京都の大会は関東大会で怪我をした全日本ユースのセッターでアタッカーの選手がやはり復調叶わず、実力ではNo.1の共栄学園が無念の4位で奈良インターハイの代表権を獲得できなかった。このことは、全国予選が開始される2週間前の関東大会での戦い方が影響しているということだ。共栄学園のように怪我でなくとも、関東大会にチームの調子のピークを持ってくると、2週間後の大事なゲームで調子が出ない事態も出てくる。また、関東大会で思いがけず良い結果を出し、調子に乗ってその後の2週間の練習も行け行けムードでやってしまうのも本番でピークに持って行けない事態になる。大事な試合の前1週間は、短い時間で集中した中身の濃い実践的でゲームの基本に忠実な練習が大事。
 本日の昼ごろ、インターハイ代表になったある県の監督さんからメールが入ってきた。ここのブログをいつも愛読していて、先日のサーブに対するブログの記事に同感し、サーブの練習を徹底的にやったら勝てないと思っていた相手に勝ってしまいインターハイ代表になってしまいました、という内容であった。いやあ、これは嬉しい報告ですね。実は、昨日までの軽井沢でのソフトバレー交流大会では私自身もセット平均2点はサービスポイントを獲得した。先週からジャンプフローターに変え、スピードを増すように体重移動をうまく利用している。その監督さんのメールを読んでいると、決勝戦の前の日の試合では全員がサービスポイントを挙げたということだ。決勝戦でもサーブが威力を発揮し、相手のエースを封じることができた、ということだ。
 さあ、今週末はここも激戦の東京都の男子が始まる。どんなドラマが展開されるのであろうか。
(画像は愛読者のKさんが送ってくれたサルビアの花)

2009年6月21日日曜日

第6回軽井沢ソフトバレーボール交流大会

 先ほど1泊2日の軽井沢ソフトバレー交流大会から帰ってきた。新幹線で東京駅から軽井沢駅まで1時間。本当に近くなった。町の町議会議員複数から梅雨時の有閑期にペンションに宿泊してくれるお客さんはいないものか、と相談を受け、ではソフトバレーでしたら屋根のある体育館でできますのでいかがでしょうかと安請け合いをして今回が6年目となった。魅力の一つは、元全日本選手たちで結成されたチーム「プライア」との対戦である。今回の元選手は、神戸ユニバシアードで金メダルを取った旧姓横田さんのみで、元全日本監督の岩本先生と私に世田谷区で活躍されているレディースの4人が加わって「プライア」チームで奮闘した。
 来年は、やはり丸山由美さんの出番が期待されている。他に男子の2m級のオリンピック選手も参戦させようと今から「プライア」の陣容を考えている。
 ソフトバレーの地域での普及を岩本先生の協力を得て、ここ7年ほどやっているが、元全日本監督でこれだけソフトバレーボールのために全国を駆け回っている人も珍しい。先生はいつも次のように仰っている。「私が全日本の監督の時にファンの方々から大きな声援を頂いたのだから今御返しをさせていただいているのです。当たり前のことです」。しかし、その当たり前の事が出来ていないのが、多くの元全日本関係者たち。岩本先生は謝礼金の額にはこだわらない。予算の範囲で講師を引き受けますという、まさに平成のスポーツ版赤髭である。
 島嶼のバレーに関しては、7月に三宅島のソフトバレーボールの審判講習会を依頼されている。伊豆諸島と小笠原諸島がソフトバレーによって交流の輪が広がりつつある。島々は、四方を海に囲まれていると良く言われる。私は、島々は海で世界につながっていると開放的に考えている。
 今し方、埼玉県の坂戸市連盟の方から審判講習会講師の依頼が来た。私の都合で12月第1週の土曜日の開催と決まりそうだ。電話をくれた連盟の役員の方の出身地が伊豆大島ということが話の流れの中で判明し、しばし島の話になって、この7月に三宅島、9月に小笠原諸島の父島でソフトバレーの交流大会が開催する旨を話したら驚いていた。
 70歳までは普及のために頑張ってみようと考えている。その後は参加者の側で楽しませてもらおう。

2009年6月13日土曜日

ママさんバレーの恩人


 昨夕は、船橋の小学生バレーの練習を終え、黒っぽいスーツに着替えて、千葉市のママさんバレーチームの”サンライズ”創始者の一人である故藤井さんのお通夜に伺った。
 祭壇にある遺影の藤井さんに1年振りにお会いした。優しい微笑みであった。お焼香の後、棺の中の藤井さんと最後のお別れをした。穏やかなお顔であった。サンライズ初期の頃の御苦労話や初めて関東大会に行った時の自慢話をもっと聞いておけばよかった。軽い後悔の念が浮かんだ。
 お清めの席に案内されて、チームのメンバーやメンバーのご主人達と合流した。地域の仲間で作っているママさんバレーは、お互いの家族と共に子供たちの成長を見もまりながら、バレーボールを絆に生活をしている。私達は、藤井さんの遺志を引き継ぎ、これからも地域の中でママさんバレーを家族の理解と応援とメンバー相互の助けあいの気持ちを持って継続していく。
 藤井さん安からかにお眠りください。まだまだ早い、人生の幕切れでしたが、本当にお疲れ様でした。
藤井さん、貴女のお蔭でサンライズもあの頃のように朝日が昇りつつあります。これからも末長く私達を見守って下さい。行ってらっしゃい。合掌。
(画像は愛読者のKさんから送られてきた八重の紫陽花。華やかですね)

2009年6月12日金曜日

6月12日の金曜日は・・・

 本日は慰休を頂きました。その分、昨夜は遅くまで仕事を片づけていました。
 これから、船橋市総合体育館に行き、8月に開催の日本体育協会公認指導員養成講習会開催のために予約していた件を確認するための正式な申請書を作ります。今のところ受講生は16名程度。50名になれば良いかな、と考えています。4時からは今年結成したバレーボール型地域スポーツクラブの小学生チームの指導。毎週、私は行けないので、ママさんバレーのお母さんたちに指導法を教え、1ヵ月分のプログラムを作るのがアドバイザーである私の任務。夕方からは千葉市のママさんチームのコーチの曜日であるが、お通夜に行く。チームの創始者である60歳代の女性が闘病の末、昨日早朝お亡くなりになった。チームは30数年前に創設されたと聞いている。千葉県家庭婦人連盟でも最古参のチームである。亡くなった方と5年前に私も県家庭婦人連盟30周年記念のパーティでお会いしているはずだ。60歳代の若さでお亡くなりになるとは、ご本人もさぞやご無念のことと思う。今夜はチーム全員でお通夜に行く。

2009年6月8日月曜日

心は関東大会からインターハイ予選会へ


 昨日まで開催の関東大会女子高校の部は国学院栃木の2回目の優勝で閉幕しました。八王子実践に2-0のスコアでした。各チームは今週末から21日、28日にかけて地区大会から予選会に出場する。
 関東での激戦区と言えば、男女とも東京都だ。男女とも6~7チームが全国優勝を狙っている東京都のような激戦区はない。その戦いは中学校からすでに始まっている。特に女子は中・高一貫体制を敷いている。中学校の成績が高校の成績に反映されているというデータが中・高一貫指導体制の優位さを物語っている。
 東京以外の激戦区で今回、私が注目しているのは、ある県の女子の決定戦である。現名門校に復活をかけた高校が挑む。春高バレーは現名門校が辛勝で出場。その後の県春季大会では古豪チームが優勝。両チームのスタッフにも異色の存在がベンチに座っている。当日の試合のとき、私は軽井沢町でソフトバレーボールの交流大会を運営している。両チームの激戦の模様をつぶさに観戦したいのであるが、軽井沢の方は、昨年から予定の入っている業務なので変更できない。
 もし、私がどちらからのチームからアドバイスを求められたら、次のように応えたい。これからの2週間で上達できるスキルは、個人技に近いサーブである。そして、サーブレシーブ。ネット型のスポーツでこの2つのスキルが勝敗を大きく左右する。主審のホイッスルが鳴って最初のプレーはサーブでありサーブレシーブである。トスやスパイク、ブロックは2番目、3番目のプレーである。勝てないチームほど3番目のプレーであるスパイクの練習に時間を費やす。良いトスがあればスパイクは決まりやすい。しかし、良いレシーブがなければ良いトスはできない。従ってサーブレシーブに女子バレーは時間を費やす。そして、そのサーブレシーブを崩すためにサーブに時間を費やす。サーブは最初の「攻撃」である。
 今年の春高男子バレー優勝校の都城工業高校はジャンプスパイクサーブを4人で行った。普通のオーバーハンドのフローターサーブは今やオーバーハンドのレシーブで簡単に上げられてしまう。女子バレーであってもジャンプスパイクサーバーはチームに2人は欲しい。バックアタックラインから自分でトスしてスパイクを打てるプレーヤーであれば、やらせる価値はある。できないプレーヤーにはフローターでも両足や片足でジャンさせ、高さを作り、幅跳びさせることで重心移動を使ったスピードサーブを実行させる。相手のリベロやコート真ん中にサーブを打つということは、相手のチームにどうぞナイスレシーブをして、得意のパターンで私達のチームに攻めて、気持ち良く点数を取ってください、といわんばかりの、ダジャレじゃないが「サービス(奉仕)」の精神に満ち溢れていると皮肉に言わざるを得ない。狙いどころは人と人の間、次に人とラインの間。全日本女子のレベルでも、相手チームのプレーヤーの真正面にサーブを打っている人が結構いる。スパイクで言うと、相手の高いブロッカーに真正面からボールを真下にたたきつけて、相手チームのリズムを益々良くしているアタッカーと同じだ。
 おっと、技術論になると長くなるので、このくらいでキーボードの指を休めるが、いずれにしろ、残り2週間でサーブは登録メンバーだけで一人3,000回やるべきだ。ジャンプスパイクサーバーはこの1/3で良い。トスだけ正確に2回上げて、3回目は実際にジャンプして打つこと。アタックラインをエンドラインに見たてて自分でトスをして打つ。次にまた3m下がって打つ、実際のエンドラインを踏まないように打つ。エンドラインを踏まないように打つのは簡単である。エンドライン上にヒットポイントを持ってくれば絶対踏むことはない。朝の練習に、午後の練習に、短い距離からのネットインサーブを、エンドライン際から、相手コート側の壁に当てるようなサーブを、味方コート最大限後方から相手コートの真ん中に落ちるサーブを、伸びるサーブと落ちるサーブの打ち分けを、スパイクを数本打ってからのサーブを、10本連続サーブを・・・反復と集中と工夫がサーブを短期間で上達させる。つまらないサーブの練習をどれだけ集中して歯を食いしばってできるか。
 どちらのチームにバレーボールの神様は味方するのであろうか。名門久喜高校を率いて日本一になった今は亡き名将の稲山先生の言葉を思い出した。あれは、全国春の高校バレーに数年振りで復活した秋田県立由利高校の選手に言った言葉だ。「バレーボールの神様は努力する人間に味方する」。
運は努力した人に付くということか・・・。
(画像は読者のKさんから送って頂いた紫陽花の花。梅雨の鬱陶しさを癒してくれますね。しかし、「鬱陶しい」という漢字は鬱陶しいねえ)

2009年6月7日日曜日

関東高校バレーボール大会結果


 一昨日の開会式から始まった関東高校バレー大会。男子は茨城県ひたちなか市で、女子は所沢市と川越市で開催された。同じ日の開催なので、どちらに行こうか迷ったが、女子の会場に行った。先週、厚木で行われた練習会に参加したチームは全て出場している。インターハイ予選会につながっていない関東大会なので、各チームの監督さん達は結構リラックスしている。この関東大会の1週間後にインターハイ予選会を控えているので、全国大会常連の各チームの監督は関東大会で優勝することよりも怪我人を出さないように苦慮されている。また、ライバルチームに全容を見せないように戦術に手を加えているチームもある。言い方は悪いが、「公式の練習試合」と言った感がある。必ずしも真剣勝負とは言えない。関東大会の優勝チームがインターハイ出場権を獲得できるようなシステムになれば、内容も見ごたえのあるものになる、と私は考えるのであるが、いかがであろうか。
 さて、結果のほうであるが、私がアドバイザー(週に1回、監督と昼食をしているだけであるが・・・)になっているチームの一つで東京第3代表の東洋高校が、なんと優勝してしまった。27年振り3回目である。今年の春高バレーでも、優勝した都城工業高校にフルセット、勝利にあともう一息まで迫った実力はフロック(まぐれ)ではなかった。しかし、関東大会で優勝しても激戦区東京都の二代表を勝ち取る保証はない。これは女子もそうだ。今頃は決勝戦を国学院栃木と八王子実践が戦っていると思うが、ベスト8には東京都から他に共栄学園と文京学院が入った。
 来週から、関東各都県にて奈良インターハイ代表権獲得に向けて熾烈な戦いが始まる。多くのドラマが生まれると思う。東京都のあるチームは、今日のゲームで中心選手が捻挫をして退場した。単なる捻挫であればよいが、甚大な外傷であれば出場はできない。怪我予防への管理は監督がいつも頭を悩ましているところではあるが、あのチームの監督は頭を抱えているに違いない。同情はするが、勝負の世界には怪我が付き物と考え、予防と対処を日頃から備えておかなくてはならない。今回、現場を目の当たりに見ていて、RICE処置に手間取っていたのが気になった。あの場面では、チームトレーナーが駆け付ける場面であったが、トレーナーがいなかったのであろう。チームの生徒マネージャーが対処していたが、冷却スプレーも氷もなかなか到着せず、全日本ユースのメンバーでもある彼女の足首はみるみる腫れ上がり内出血が進行しているのが2階席からでも確認できた。彼女はそのあとすぐ近くの救急病院にいたとのことであるが、大事に至らないことを祈る。
(画像は読者のKさんが送ってくれたドクダミの花。ドクダミの葉は、私が時折水虫の治療に使うが、可憐な花を咲かせるんですね。読者のKさんもこの花のような可憐な方なんでしょうね、きっと)