2013年11月29日金曜日

Fri.Nov.29,2013 お陰様で本日、投稿1234回

以前指導していた千葉市のママさんバレーチームのエーススパイカーの池田さんから「ナベさん、1、234回までここのブログを続けてね」と言われていた。約束を果たせて、良かった・・・。そして、私のつたない文章を読んでくださる人が毎日350人以上いらっしゃることに感謝したい。

先週も、秋田県でお会いした人に「読んでいますよ」と言われ嬉しかった。私よりも私の日常を冷静に知っている人がいるという事実は何か面白い。

次の目標は、池田さんどうしましょうか? 12,345回ですか? ・・・ムム・・・私が存命しているかどうか・・・?

Fri.Nov.29,2013 海外コーチの条件

38年前に2年間、私は若干23歳で海外においてバレーボールを指導する機会を与えられた。帰国後もスポーツ品製造販売会社に勤務し、業務の関係で海外で活躍された日本人コーチと親しくお付き合いをさせて頂いた。中には、海外のその国に住み着いている日本人も意外にも多くいた。

そのような海外にいる日本人、海外で活躍された日本人のパワーを集約するのも私の役目なのかなと最近思い始めている。そこで、まずは私の母体でもあった日本青年海外協力隊員のOB・OGから組織化しようとスタートした。勿論、私一人では恐らく300人以上はいるであろうOB・OGの消息を把握するのは難しいので、有能な事務局担当者を探した。

その人は、大分県にいた。モロッコOBの近江さんである。息子さんは、駿台学園中等部のエースで2度全日本中学選手権大会で優勝、現在は高等部でも1年生ながらレギュラー入りしている。全日本ユースにも近いうち選出されるであろう。

おっと、話がそれてきた。きょう、伝えたかったのは、日本人コーチが海外で指導する場合の注意事項のことであった。

まず、その国の政治、宗教 、文化に敬意を抱いても、批判はご法度である。いかなる国もその国独自の歴史的な過程を経て今がある。軽率な発言は慎むべきである。意見を求められたら、勉強不足で私には発言できない、とお断りして、代わりに共通の趣味の話しやお互いの国の食べ物の話などするのが良い。文化の面でお付き合いするのが、その国に溶け込む秘訣である。

バレーボールの指導だけできても、語学だけできても成果はあがらない。相手への理解と敬意がまず優先する。指導のスキル、語学やITのスキルは能力であるから学習次第で向上する。

そして、品位が必要である。日本国内でも同じであるが、異性、お酒、金銭でのトラブルが躓(つまず)きの元になる。私には、幸いにも周囲の人達の情けのお陰で、大きな躓きは無い。小さな躓きは沢山あった。身近の人の躓きもたくさん見てきた。成功も見てきた。そのような経験を通じて得た見識をOB・OG達と一緒に共有したい。

最後に、異国での生活はストレスが溜まる。上手に発散させる工夫も必要だ。休日の遺跡めぐりや食文化探索、その国の言語を学ぶのも良い。要は、バレーボールだけの生活にならないことだ。

明日は茨城県東海村総合体育館でママさんバレーと中学女子を対象に講習会。同行する石野さん(元IHI9人制女子バレー部監督、現在は日体大9人制女子バレー部監督)から講師協力の要請があった。

2013年11月26日火曜日

Mon.Nov.25,2013 Men's World Grand Champions Cup in Japan - Last Day

Brazil win fourth World Grand Champions Cup title, Russia and Italy settle for silver and bronze.
 
きょうは、最終戦のイランと日本のゲームを観て感じたことを書いてみたい。ゲームは、秋田空港で7:20発羽田行のフライトを待っている間に1セット目だけ見ることができた。

ここ3年間、国際大会で負け続けているイランを相手に、今大会、日本は1セットも取ることができずに完敗した。イランは、イタリア男子チームを率いてオリンピック大会以外の国際大会での金メダルを全て獲ったべラスコ氏(アルゼンチン人)を監督に招聘して以来、強化が更に進んだ。

 イランは地理的に欧州に近いせいもあり、欧州、米国などの国とテストマッチをくり返してきた。そして、それらのゲームの中で地力をつけて行った。アジア選手権直前にはロシアに遠征し4ゲーム行い、1軍とは互角、2軍には問題なく勝利している。かたや、日本はどうか?予算の関係なのか、監督のネットワークがないのか、協会の強化委員会の力がないのか分からないが、世界の強豪とのテストマッチはなかった。

国内の高校レベルでもそうであるが、ある県の代表になろうとするには、他県の1位との練習試合、できれば全国ベスト4常連チームと練習試合を繰り返すことでチームは強くなり、県代表権を獲得することができる。

 
女子の場合は、大学男子と練習ゲームを行うことで高さ、速さ、パワーに慣れることができる。しかし、全日本男子の場合は、そうはいかない。国内で紅白戦をいくら行っても、マシンを使ってパワーサーブに慣れるように工夫しても、生身同士の戦いにはかなわない。男子ナショナルチームの強化には遠征が不可欠なのだ。そして遠征費を捻出するのが強化委員会の重要な任務の1つである。

 
 
私からの提言は、来年度新しいメンバーを加えて新生全日本をスタートするときに、まず「世界のバレーの歴史、日本のバレーの歴史」をチームスタッフ、プレイヤーにしっかりと動画を用いて教育して欲しい。歴史を学ぶことからスタートするべきと思う。そして、日本の強みを生かすバレーを目指してほしい。日本人には頭脳よりも魂から先に教育するのが良いと思う。動機づけが大事である。G.Sato監督は、国内のバレーボール事情をしっかりと視察して新生全日本に必要なプレーヤーを招聘して欲しい。強化委員会は、その支援とチーム強化の環境整備を推進して欲しい。

イタリアチームのメンバーとして、世界選手権で2度優勝したエースのゾルジさんは、現在マスメディア側でスポーツライターとして働いている。彼は2020年のオリンピック開催地でもある日本に次のように期待している。

In his final assessment of the host team, Zorzi urges Japan to review their programme and introduce younger players into the team to compete more strongly in future international tournaments.

 

Sun.Nov.24,2013 全国スポレク祭in秋田のゲーム、閉会式 - 第3日目 

三日間、多くの関係者と ソフトバレー、今開催しているグラチャンバレー、秋田市のスポーツ事情など沢山の情報交換、意見交換ができた。
(地元マスメディアにも取材していただいた。このようなことも広報として大事なこと。参加者満足にもつながる。拡大して体育館の中で参加者の目につく場所に掲示した)


人間の能力は無限であるということが改めてわかった。できるか、できないかでなく、「やるんだ」という地元の決意が、初めて自分たちだけで運営する全国大会を成功させた。
(役員全員で記念写真撮影)

秋田県連盟の吉田理事長は閉会宣言の後、参加者への感謝、大きなトラブルがなかった安堵、そして2年間の準備と本番を地元役員と共にやり抜いた充実感が入り混じった穏やかな表情で私たち日本ソフト連盟の役員と握手を交わした。

秋田県ソフトバレーボール連盟は、今回の経験を糧にして、更に成長するであろう。

2013年11月25日月曜日

Sat.Nov.23,2013 全国スポレク祭in秋田の開会式、ゲーム - 第2日目 

実は、今回の全国交流大会で、初めて私は大会委員長を務めた。大会委員長は、運営に関わる最高責任者である。実質は、実行委員長が実務で全て取り計らっており、大きな問題が無ければ、大会委員長の出る幕はそうそう無い。
(オープニングで東北3大祭りの1つである「竿灯(かんとう)が披露された。私も実物を見たのは初めてである。一番重いもので50キロあるという。バランスの妙技である)

(選手宣誓では地元チームが仮装の姿で出てきた。なまはげ、ゆるきゃらのスギッチー、秋田美人・・・。なまはげの人が恐ろしげな仮面をとるとそこには、お面と変わらぬ形相の・・・いえいえ優しいお顔が出てきました)

中程度の問題に発展しそうなことも数点あったが、私の周りにいるベテラン役員が私より先に速やかに対処して、私には「結果、問題なし」という報告だけであった。知識と経験豊富な日本連盟のベテラン役員と行動力のある地元役員が今回のように私の両脇にいてくれるのであれば、来年度も大会委員長引き受けてもいいな・・・と少し思った次第。
(大事な仲間。左から実行委員長で秋田県理事長の吉田さん。秋田県連盟会長の近江さん。そして私の左が日本ソフト連盟の総務委員長の吉田さん)
開会式では大会宣言を行い、本部席でしばらくの間、各道府県代表のプレーに見入った。本部席にいる日本ソフト連盟や県連盟役員がしきりに誉めていたのが、ゲームにおけるマナーの良さの向上。そして審判技術の向上。私自身もここ3年程前からそのことは感じていた。5年ほど前までは、勝ち負けにこだわり過ぎるチームが多かった。ここのところ、相手のチームや審判員に対して「リスペクト(敬意)の精神」が浸透してきたなと感じてきていた。各都道府県のソフト連盟の講習会研修会での成果である。
(交流パーティ。なまはげが出没したりするなかでの各チームの1分間紹介。あるチームには夫婦が3組いた。またあるチームにはバツイチが3人いた。来年度は愛知県豊田市、その次は新潟県での開催が内定している)
夕方から交流パーティに出席。その後、県協会役員に地元の鰰(はたはた)をご馳走になった。美味しいものを頂くと一日の疲れが吹っ飛んでしまう。ありがたい、ありがたい・・・。


Fri.Nov.22,2013 全国ソフトバレー・スポレク祭in秋田が開幕

早朝5時起床、6時の西船橋発のリムジンバスで羽田空港に向かった。昨夜帰宅したのは23時を少し回っていた。睡眠不足は、羽田から秋田空港までの1時間のフライトの間に補った。

秋田空港では、山形県ソフトバレーボール連盟副会長で日本ソフト連盟広報委員会副委員長の佐藤さんが出迎えてくれた。佐藤さんは、今回の秋田県ソフト連盟が全国大会を招致するために秋田県連盟の近江会長、吉田理事長とともに奔走された。

全国大会を開催する大変さと意義とあるが、大変さ以上に意義が大きい、と私は考える。予算、会場確保、役員依頼、準備、運営と時間と労力は2年前から準備するが、負担は大きい。しかし、それに比例して、時にはそれ以上にやり遂げた後に成果は出る。

実行委員会開催まで時間が少しあったので、佐藤さんの案内で秋田県の文化を学習しようと市内にある資料館に行った。昼食は、途中で合流した日本ソフト連盟総務委員長の吉田さんと一緒に3人で秋田名物の「稲庭うどん」を賞味した。
(「稲庭(いなにわ)うどん」はツルツルしてのど越しが良い。手前のたくわんは地元では「ガッコ」という。お食べなさい、というのを地元の方言で「け!」と言う。つまり「食(く)え」から縮まって「け!」となったんでしょうね。なんだかんだ言ってないでまず食べよう。そんな時に客人に「まず、けでば」と酒の肴にガッコと地酒を勧める)

秋田には、6月の日本協会公認リーダー養成講習会も講師として来ていたので役員に顔なじみも増え、2時からの施設確認、実行委員会もスムーズに進んだ。4時半からは代表者会議を行い、こちらもスムーズに進んだ。スポレクに参加される代表のチームは過去にも出場しているチームも多く参加者も交流大会運営を十分理解されている。
(代表者会議と交流大会の会場となった秋田市民体育館。天井が恐ろしく高い芸術作品のような体育館である)

夜には、秋田県バレーボール協会の理事長である横屋さんを交え鍋料理で秋田の美味しい食材を頂いた。ソフトバレーボール連盟だけで全国大会の運営はできない。親組織である県協会、そして開催地である秋田市のスポーツ行政の協力、支援があってより良い全国大会が運営できる。その点、秋田市ソフトバレーボール連盟副会長が秋田市議会議長ということは非常に心強い。行政の人間がソフトバレーを楽しむのが先なのか、ソフトバレーボールを楽しんでいる人が議員になるのが先なのか良くわからないが、ソフトバレー愛好者であり議員でもあるという方が最近増えてきた。私が21年間、総監督を務めている我がソフトバレークラブにも船橋市議会の議員さんがいる。
ソフトバレー愛好者である議員が地域スポーツを動かす時代が来ている。

秋田の美味しいものを沢山頂いて、満足した私はホテルに戻って、あっという間に眠りに落ちた。

2013年11月24日日曜日

Thu.Nov.21,2013 イラン男子チームコーチが日本語ペラペラな訳とは

午前中に幼稚園ママさんバレーの練習。午後は、都心に出て、行きつけの歯科医で治療。来週もう一度通院してフッ素処理をお願いする。30分程で治療は終わったので、新宿に出かけた。実は、午前中にFIVB国際バレーボール連盟インストラクターのMr.足立から7名程の高校指導者の参加のMeetingがあるので参加しませんかとお誘いを受けていた。明日早朝は、7:00に羽田空港から秋田へのフライトがあり、朝には全く弱い私であるので、つまり早起きは苦手なので、瞬時迷ったが、行ってみようと決めた。

Mr足立は、今年だけでも2回イランに行き講習会講師を務めた。現在開催中のグラチャンに出場しているイラン男子ナショナルチームの情報を得ることができるかも知れない。

そして、新宿歌舞伎町のいつもの店で高校チーム指導者たちと歓談している席に現れたのは、・・・アジア選手権2連覇中のイラン男子ナショナルチームのコーチであった。彼の名は、Mr.アマッド、36歳。彼はコーチ兼通訳である。誰の通訳?勿論、監督である世界の名将の1人であるMr.ベラスコの通訳である。
(彼の腕は実に太い。コーチになる前はイランナショナルチームの選手であった。言葉はペルシャ語である)

彼は、日本語がペラペラである。何故なら、奥様が日本人である。私が英語で彼と彼女との出会いを質問した。「デンマークで知り合いました。彼女は全日本ハンドボール女子チームの選手でした。子供は小学生の男の子2人います。チャンスがあれば、日本のVリーグでコーチしたいね」と流暢な日本語で答えてきた。

日本と最終日に対戦するが、対策は?

「特にない。アジアで注意すべきチームは中国と韓国だね」ときた。日本男子はライヴァルと思われていないのか? 「日本のバレーボールの歴史は尊敬している。しかし、勝負は、イランが勝つ」。

あなたが全日本男子のコーチであれば、どんなアドバイスをするか?

「ブロックとディグ(スパイクレシーブ)の関係だね。相手のスパイカーがボールを打つ寸前、スパイカーとボールとブロッカーの関係をよく観察して、瞬時に予測し、意思決定して反応する。日本の選手の予測選択肢は1つか2つだが、イランは3つから4つ持っている」。

成る程、細かいね。さすがだ。

2013年11月20日水曜日

Tue.Nov.19,2013 Men's World Grand Champions Cup kicked off


男子が始まった。素人評論家は、日本は全敗だろうと予測している。確かに、身長やパワーを比べれば、日本は最下位であろう。しかし、開催国としての意地がある。意地もメンタル(心)の強さだ。昨夜のUSA対日本の3セット目では、その意地を垣間見た。福沢がクールに意地を見せれば、横田がホットな意地を見せた。

(越川のサーブの威力がなくなっている要因を分析してみよう。踏切であるが、エンドラインより離れている。また、ブロードジャンプするためには左足の爪先がコートの方向に向いているべきであるが、ネット際でのジャンプ局面になっている)


(従って、ボールヒットの位置は高くなっているものの、エンドライン近くでのヒットとなっている。私の理想のジャンプスパイクサーバーはバスケットのマイケルジョーダン選手のように空中を幅跳びしてネット際でヒットするサーバーである。漫画(コミック)の中ではできると思う。できるかできないかでなく、そういう発想が必要だ)
横田のランニングジャンプフローターは、彼の研究心が生み出した賜物だ。助走の力でサービスボールのスピードを増す。更に、エンドラインぎりぎりで踏み切って、ボールのヒットポイントを極力コート内(ネット近く)で行う。

それに引き換え、中学生が打つようなスパイクサーブを放っていた日本選手が数名いた。あまつさえ、ネットに届かなかったり、打った瞬間アウトとわかるサーブでは日の丸を付けてプレーする資格はない。

サーブは、バレーボールのスキル(技能)の中で唯一個人の責任でボールをコントロールできるものである。サーブは個人の工夫と集中力そして強い意志があれば誰でも平均点以上に上達できる。全日本の選手でいることで満足している選手は、速やかに退場して頂き、東京オリンピックを見据えて可能性を秘めた大学生や高校生を使う方が良い。

3か月(週5回の練習とトレーニング)あれば、どんなチームでも、私であればサーブのレベルアップを劇的に図れる。

その選手のサーブを見ればその選手の将来がわかる。特にミスしたあとの表情を見れば分かる。試合に勝つことだけが観客満足ではない。負けても、将来に可能性のある負け方であれば、観客は将来の夢に期待できる。期待することで満足できる。

どのチームからでも1セット以上もぎ取って、コート上で長い時間プレーすること。そのことが強くなる常道である。辛い時、苦しい時に逃げずに向かっていくことで活路は開かれる。もうダメかな、無理なのかな、と思う時、その時、実はチャンスの扉が近寄ってきている。もう少し今の努力を続けてみようではないか。

<結果>
アメリカ - 日本  3 - 1  (25–17, 25–17, 21–25, 25–20)

2013年11月19日火曜日

Mon.Nov.18,2013 春高バレー都県代表決まる(先週)

春高バレー(1月開催)の代表が続々と名乗りを上げてきた。東京都の試合はグラチャンと重なってしまい、観戦には行けなかった。東京都の代表は、男女とも全国の舞台でベスト8以上の実力を持っている。期待できる。それにしても、東京都の女子4強はレベルが高い。すべての試合がフルセット。当日のコンディションの持って行き方で結果が大きく違ってくる。

<東京都大会決勝> 2013年11月16日(土) 
駿台学園 - 早稲田実業  2 - 0 (25-22,  25-20)
東亜学園 - 東洋  2 - 0 (25-22,  25-19)

【男子決勝】
東亜学園 - 駿台学園  2 - 1  (24-26,  25-14,  25-18)
【男子3位戦】
東洋 - 早稲田実業  2 - 0 (25-18,  25-17)

※第1代表: 東亜学園は9年連続30回目
※第2代表: 駿台学園は4年連続6回目
※開催地代表: 東洋は7年連続24回目

【女子準決勝】
八王子実践 - 文京学院大女  2 - 1 (17-25,  25-18,  25-15)
共栄学園 - 下北沢成徳  2 - 1 (23-25,  25-22,  25-12)
【女子決勝】
共栄学園 - 八王子実践  2 - 1 (20-25,  25-15,  25-22)

【女子3位戦】
下北沢成徳 - 文京学院大女  2 - 1 (25-27,  25-12,  25-21)

※第1代表: 共栄学園は2年連続21回目
※第2代表: 八王子実践は2年ぶり37回目
※開催地代表: 下北沢成徳は6年連続14回目
<滋賀県大会決勝>2013年11月16日(土) 
【男子決勝】
近江 - 伊吹  3 - 0  (25-17,  25-20,  25-23)  ※近江は11年連続29回目
【女子決勝】
近江兄弟社 - 滋賀短大付  3 - 1 (25-18,  21-25,  25-15,  25-21) ※近江兄弟社は3年連続10回目

<三重県大会決勝>2013年11月16日(土) 
【男子決勝】
松阪工 - 三重  ※松阪工は3年連続32回目
【女子決勝】
津商 - 三重 ※津商は14年連続14回目


<静岡県大会決勝>2013年11月17日(日)
【男子決勝】
浜松商 - 聖隷クリストファー  3 - 0 (26-24,  25-17,  25-21)  ※浜松商は8年ぶり2回目
【女子決勝】
富士見 - 島田商  3 - 2 (26-24,  25-19,  18-25,  26-28,  15-13) ※富士見は15年ぶり6回目

<愛知県大会決勝>2013年11月17日(日)
【男子決勝】
星城 - 愛工大名電  3 - 0 (25-16,  25-9,  25-17) ※星城は4年連続12回目
【女子決勝】
人環大岡崎 - 椙山女学園  3 - 0 (25-16,  25-21,  25-16) ※人環大岡崎は2年連続40回目

<奈良県大会決勝>2013年11月17日(日)

【男子決勝】
添上 - 天理  3 - 1  ※添上は3年連続31回目
【女子決勝】
奈良女子 - 天理  3 - 2 ※奈良女子は2年ぶり25回目

<鳥取県大会決勝>2013年11月17日(日)
【男子決勝】
米子工 - 鳥取工  3 - 0 (25-22,  25-19,  25-16) ※米子工は4年ぶり3回目
【女子決勝】
北斗 - 鳥取東  3 - 1 (25-21,  24-26,  25-21,  25-23) ※北斗は初出場

<高知県大会決勝>2013年11月17日(日)
【男子決勝】
高知商 - 高知  3 - 1 ※高知商は2年ぶり32回目
【女子決勝】
高知中央 - 高知商  3 - 0 ※高知中央は2年ぶり5回目

<佐賀県大会決勝>2013年11月17日(日)
【男子決勝】  ※佐賀商は2年連続27回目

【女子決勝】  ※鹿島実は3年ぶり14回目

2013年11月18日月曜日

Sun.Nov.17,2013 Brazil won the gold medal in the FIVB Women's World Grand Champions Cup

オリンピックの翌年はオリンピックを契機に引退する選手もおり、各国のチーム構成は大きく変わってくるものだ。しかし、ブラジルは昨年のLondonオリンピック金メダルチームの主力達がそのままコート上でプレーした。そして今回の大陸チャンピオンズカップでも金メダルを獲得した。ちなみに優勝金額はUSD 250,000(about 25,000,000 yen)。2005年以来2度目の金メダルである。

昨夜、ブラジルと対戦したのは開催国の日本。日本が3-1で勝利すれば、日本が金メダル。3-2で勝利すれば銀メダル。負ければアメリカに次いで3位という順位争いでもあった。結果は、3-0 (29-27, 25-14, 25-18)でブラジルの勝利。3位の日本はこの大会では2001年以来の銅メダル獲得であった。

日本が1セット目のリードを保ちセットを取るかと思われた。しかい試合巧者のブラジルは、得意のサーブとブロックで追いつき、並び、逆転した。その後は、ブラジルのブロックとディグ(スパイクレシーブ)の戦術が機能した。ブラジルのブロックはストレートを締め、スパイクをクロスに打たせた。ブラジル監督のギマレス氏もリベロを絶賛していた。

“Also I have to say that our libero Camila did a great job with many defensive plays in zone five, and that was also very important,” Guimaraes added.

歴史に残る試合もあった。本日の第2ゲームのタイVsロシアで、なんとタイがロシアに初めて勝利したのだ。タイ - ロシア  3 - 1(18-25,  25-22,  25-21,  25-23)  。タイの監督はコーチ時代を入れて苦節16年かかってロシアに勝利した。継続の勝利。タイバレーボール協会の勝利ですね。

ここで、ブラジルと日本の獲得点数を分析してみよう。
左の数値がブラジルの、右の数値が日本の獲得した点数である。
アタック 38-42,  ブロック 17-2,  サーブ 5-4,  相手ミス 19-11
アタック、サーブは、ほぼ互角。ブロックが圧倒的にブラジルである。日本の相手に与えたミスも19点と多い。

今回の日本のブロック1枚で攻撃の数を増やしたという新戦術は、継続性のないものと私は予想している。継続させるのであれば、サーブ力を今の2倍以上に引き上げねば今のブロック力では機能できない。フローターサーブはスピードだけでなくコントロール(左右前後)、ホップしたりドロップしたりの変化を与えるスキルを体得しなければいけない。当然、ジュースからでも攻めるサーブを実行できるメンタルの強さも必要だ。サーブの種類も現在のフローターサーブだけでは相手のレシーバーも慣れてくる。今回ベストスパイカー賞を獲得したタイのエーススパイカーのオヌマ選手のようにジャンプスパイクサーブも必要だ。

日本が目指すところは、全員が速攻もバックアタックもこなせる「マルチ攻撃」であると私は考えている。サッカーで言えば、全員がフォワードでありバックである。そのためには豊富なスタミナとマルチスキルが必要である。

気になることがある。日本のセッターのことである。日本国内には海外と比べて上手なセッターが大勢いる。但し、身長が低い。若い世代での国際大会や国内での大会では、通じても世界一になるためにはブロック力や高いところからのトスアップが求められる。

前回の国際大会で、全日本のセッターとして竹下の後継者としてチームに入った宮下選手が出場していないのはどうして?TVの解説者たちは、かん口令を敷かれているのか、そのことには一切触れない。私の耳には、奇妙な噂話が入ってくる。中道選手も、今回ベストセッター賞を受賞した。彼女の力量からすれば当然と思う。しかし、フロント(前衛)ではブロックの上から楽々と打たれてしまう。世界の3番、4番は取れるかもしれないが、1番を取ることは難しい。

セッターの大型化は、世界で1番を取るためには必須である。セッターの育成には時間がかかる。そしてセッターとミドルブロッカー(センタープレーヤー)のコンビは更に時間がかかる。同じクラブチームに全日本のセッターとミドルブロッカーがいて、日頃からコンビを取っているのが理想的なクラブとナショナルチームの関係なのであるが・・・。

日本のバレーボールサポーターは、世界の銅メダルでは満足しない。男女を通じての4個目の金メダルを取ることでなければ満足しない。

<Final Positions 順位>
  5-0  15/02  ブラジル
  4-1  12/09  アメリカ
  3-2  10/07  日本
  1-4  08/13  ロシア
  1-4  05/13  タイ
  1-4  06/12  ドミニカ共和国

<All-Star Team 個人賞>
MVP: Fabiana Claudino (ブラジル)
ベストアウトサイドスパイカー1: 迫田 さおり (日本)
ベストアウトサイドスパイカー2: Onuma Sittirak (タイ)
ベストミドルブロッカー1: Iuliia Morozova (ロシア)
ベストミドルブロッカー2: Pleumjit Thinkaow (タイ)
ベストオポジットスパイカー: Gina Mambru (ドミニカ共和国)
ベストセッター: 中道 瞳 (日本)
ベストリベロ: 佐藤 あり紗 (日本)

2013年11月17日日曜日

Sat.Nov.16,2013 Women's World Grand Champions Cup Day #4

11:00a.m.〜3:00p.m.まで千駄ヶ谷駅の近くのJVA事務所会議室にて来年度のルールブック編集第3回会議。日本協会審判規則委員長を含め8名でビーチからソフトバレーまでのルールブックの第2稿に目を通しながら、チェックしていく根気のいる作業である。

休憩時間には、現在開催中のグラチャンでの審判員活動について「あの判定にはどう思うかね?」など委員長から質問が出る。出席者が私を除いて全員がA級もしくは国際審判員の資格と実績を持つ委員達は口々に後輩である現役審判員の些細なミスや怠慢を鋭く指摘する。そんなやり取りは私にとって刺激的で学習になる。時折、私から出る戦術的なことにも彼らの審判員の立場から見た判定への根拠など優しく教えてくれる。

ルールを熟知しているコーチは、自チームのゲームキャプテンにゲーム中の主審への効果的な質問の仕方も指導できる。それにより、最終判定が変わる場合がある。また、遅延反則にならない限り、適切な質問をすることで、相手チームのリズムを止めることにもなる。

編集会議を予定の時間で終え、事務所から徒歩で5分のところにある東京都体育館に委員全員が移動してロシアVsブラジルのゲームを観戦に行った。
(記念グッズコーナーでは私が前に勤務していた会社の赤を基調にした応援Tシャツが4,000円の価格でありながら完売であった)
1セット目はロシアが高さを生かしたブロックと粘り強いディグ(スパイクレシーブ)で1セット目を取った。初戦の日本とのゲームにはなかった良いプレーが随所にあった。2セット、3セットは、ミスの少なさでブラジルが貫録勝ちであった。この時点で、私は体育館を後にした。18:00からは船橋市の幼稚園ママさんたちの気の早い忘年会が待っていた。

JR船橋駅で下車して、すぐ近くの居酒屋チェーン店に入った。若いママさん達と3時間飲み放題であったが、酒量はヤングママさん達に負けた。食欲も負けた。口の数も負けた。私が勝てるところは「オヤジギャグ」だけか?ママさんたちにとって、久々に子供たちとご亭主達から解放されるこんな時間があっても良い。16名みんな、楽しそうであった。

 

2013年11月16日土曜日

Fri.Nov.15,2013 春高バレー埼玉大会 決勝

昨日は、全国で埼玉県だけが代表決定戦を行った。男子の県立深谷高校の30回目出場というのは金字塔だ。初代の茂木監督が20回以上出場し、教え子の小林先生が教員として戻ってきて30回を成し遂げた。

女子代表は、春日部共栄が7年ぶり6回目の出場を決めた。高校日本代表の小野寺と間橋の2枚看板の攻撃力そして集中的に取り組んだサーブ力アップで久々に全国大会に出場する。サーブ力をアップさせれば、相乗効果でサーブレシーブ(Reception)力もアップする。

夜に監督の吉田先生に電話をした。2か月後の本大会でチームを見て欲しいということであった。吉田先生とは30年以上の付き合いがある。きっかけは、春日部共栄高校が創立して時からである。当時の体育科主任で男子バレー監督の山口先生(東洋高校男子バレー当時監督の山口先生のお兄さん)から日本体育大学を卒業したばかりの吉田先生を紹介された。そして創立して6年目に女子バレーが初めてベスト8に入った。その夜、吉田先生と私とで2人だけであったが祝杯を挙げた。翌年ベスト4に入ったら初めて父母たちが大勢駆けつけてきて共に酒杯を挙げた。

<埼玉県大会決勝>
2013年11月14日(木) さいたま市記念総合体育館

【男子決勝】
深谷 - 春日部共栄  3 - 0 (26-24,  25-20,  25-19) ※深谷は2年ぶり30回目

【女子決勝】
春日部共栄 - 細田学園  3 - 1 (25-21,  25-22,  20-25,  28-26) ※春日部共栄は7年ぶり6回目

2013年11月14日木曜日

Thu.Nov.14,2013 春高バレー都道府県予選会結果(先週) 

先週末に行われた春高バレーの代表決定戦結果を収集してみた。以前は、東日本各都県の決定戦をほとんど観戦していたが、昨年定年後は経費も自己負担なので観戦する都県を絞って会場に行くようにしている。

今週土曜日の東京都男女の決定戦は、日本協会の審判規則委員会の会議の後になるが、最後の1セットぐらいは観戦できるかな?

<青森県大会決勝>2013年11月10日(日)
【男子決勝】
五所川原工 - 弘前工  3 - 1 (18-25,  27-25,  25-23,  25-20) ※五所川原工は2年連続6回目
  10月の東京国体では両チーム合同の選抜チームで活躍した。五所川原工業は例年になくメンバーが揃っている。
【女子決勝】
弘前学院聖愛 - 三沢  3 - 0 (25-11,  25-13,  25-10) ※弘前学院聖愛は9年連続11回目

<千葉県大会決勝>2013年11月10日(日)
【男子決勝】
習志野 - 市船橋  3 - 0 (25-21,  25-20,  25-13) ※習志野は7年連続30回目
【女子決勝】
柏井 - 市船橋  3 - 0 (25-13,  25-18,  25-19) ※柏井は2年連続13回目

<神奈川県大会決勝>
2013年11月10日(日)
【男子準決勝】
川崎橘 - 藤沢翔陵  2 - 0 (25-19,  25-21)
荏田 - 弥栄       2 - 0 (25-14,  25-19)
【男子決勝】
川崎橘 - 荏田  2 - 1 (17-25,  25-19,  25-21) ※川崎橘は8年連続14回目 ※荏田は初出場

【女子準決勝】
大和南 - 湘南台  2 - 0 (25-11,  25-10)
川崎橘 - 相原    2 - 0 (25-20,  25-18)
【女子決勝】
大和南 - 川崎橘  2 - 1 (24-26,  25-16,  25-15) ※大和南は9年連続10回目 ※川崎橘は20年連続21回目
 川崎橘女子の20年連続というのも凄い記録だ。初代監督の羽田野先生は中学校でも全国制覇したほどの名将で、羽田野先生の教え子たちが羽田野先生定年後も伝統を引き継いでいる。大したものだ。

<長野県大会決勝>
2013年11月10日(日)
【男子決勝】
創造学園 - 岡谷工  3 - 2 (18-25,  25-15,  25-19,  17-25,  15-10) ※創造学園は2年ぶり3回目
創造学園の監督は壬生(みぶ)監督。かつて壬生監督自身が率いて全国制覇した県立岡谷工業と決勝戦であったとは驚いた。岡谷工業高校のバレー部は衰退したとばかり思っていた。岡谷工業バレー部を再興した方達の努力も近いうちに実るであろう。 
【女子決勝】
都市大塩尻 - 東海大第三  3 - 0 (25-19,  25-12,  25-16) ※都市大塩尻は3年連続3回目

<兵庫県大会決勝>
2013年11月10日(日)
【男子決勝】
市尼崎 - 社  3 - 1 (25-16,  25-19,  20-25,  25-17) ※市尼崎は15年連続26回目
【女子決勝】
夙川学院 - 須磨ノ浦女子  3 - 0 (25-23,  25-15,  25-17) ※夙川学院は4年ぶり8回目

<岐阜県大会決勝>
2013年11月10日(日)
【男子決勝】
県岐阜商 - 岐阜工  3 - 1 (23-25,  25-22,  25-13,  25-19) ※県岐阜商は3年連続10回目
【女子決勝】 
県岐阜商 - 関商工  3 - 1 (25-14,  27-29,  25-12,  25-19) ※県岐阜商は4年連続5回目
<岡山県大会決勝>
2013年11月10日(日)
【男子決勝】
玉野光南 - 岡山東商  3 - 1 (20-25,  25-19,  25-21,  25-22) ※玉野光南は2年ぶり11回目

【女子決勝】
岡山理大附 - 就実  3 - 2 (25-19,  25-17,  23-25,  19-25,  18-16) ※岡山理大附は初出場
 就実が負けた。春高には恐らく30回以上出場の全国常連チームであった。5セット目、就実が先に14点で王手をかけたものの岡山理大附がサービスエースから逆転でフルセットを制した。
<島根県大会決勝>
2013年11月10日(日)
【男子決勝】
安来 - 松江工  3 - 1 (25-20,  25-27,  26-24,  25-19) ※安来は14年連続21回目

【女子決勝】
安来 - 松江農林  3 - 1 (25-21,  25-19,  23-25,  25-21) ※安来は5年連続32回目
<山口県大会決勝>
2013年11月10日(日)
【男子決勝】
高川学園 - 宇部商  3 - 2 (18-25,  27-25,  20-25,  25-19,  17-15) ※高川学園は2年連続3回目

【女子決勝】
誠英 - 山口鴻城  3 - 0 (25-13,  25-17,  25-22) ※誠英は24年連続34回目
 誠英の2代目監督の田淵先生とは、全国大会の会場などで時々声を掛け合う。コーチから監督に就任したばかりの頃は、ベンチで少しはしゃぎすぎなところがあったが、それもすぐに自省し、今は落ち着いたベンチワークを行っている。若手指導者の有望株である。

Wed.Nov.14,2013 Women's World Grand Champions Cup 開幕


世界5大陸の選手権大会の優勝チームと地元開催国の計6チームで戦われる今年の総決算というべき「女子世界グランドグラチャンピオンズカップ」通称「グラチャン」が日本でスタートした。来週は男子が開幕する。


5大陸と名打っているが、実際は4大陸の代表にFIVB国際バレーボール連盟が指名するチームを加えて5チームである。これは、アフリカ大陸代表の国際ランキングが低いため、FIVB指名国と交代したからである。個人的には、ランキングが低くともアフリカ大陸代表を出場させることで、真の世界大会になると思うし、アフリカ大陸の国々のモチベーション向上にも、レベルアップにもなると考えるのであるが、いかがなものか。

日本の初戦は、欧州チャンピオンのロシアと対戦した。身長2mを超えるガモワ選手がナショナルチームを引退したロシアは、攻撃力が低下し、レシーブのミス、つなぎのミスが多かった。疑問であったのは、ロシアのサーブ。ロシアのサーブは、日本のリベロの佐藤に多く打っていた。通常は、日本の攻撃のエースである木村を狙って打つのであるが、この日の特に3セット目は日本のリベロの正面に多くのサーブを放っていた。まるで、ロシアは日本にわざと良いサーブレセプションをさせてブロックの練習をやっているかのようであった。不可解なロシアのサーブであった。

日本 - ロシア 3 - 1
(25-20, 26-28, 25-16, 26-24)




日本の第2戦は、この大会の直前から練習ゲームを重ねたアメリカ合衆国との対戦。
アメリカのサーブは、セオリー通り、徹底して木村を狙ってきた。バックポジションの木村にサーブレセプションをさせることで彼女のバックアタックの出足を乱すことができる。フロント(前衛)に木村が来ても、彼女にレシーブさせることでスパイク助走のタイミングを乱すことができる。エースに負担をかけることで、4セット以降のゲームになればなるほど疲労が出始め集中力も減退する。

日本 - アメリカ 1 - 3
(19-25, 19-25, 25-19, 21-25)


日本のサーブ戦術もアメリカと同様にアメリカのエースを狙って打っていた。違いは、ブロック力である。日本の課題は攻撃力である。どこの国と対戦しても10cm~12cmの身長の差はどうしようもない。対策としては、攻撃力のあるサーブで相手の攻撃力を削減することである。なおかつ、コンビ攻撃をさせない単純な攻撃をさせることである。

サーブレシーブからは日本として攻撃の手を増やすことを提案したい。つまり早いバックアタックを打てる選手を常に2人コートに配置する工夫である。従って、リベロは使わない。この戦術は今すぐにできるというわけではない。180cm前後の選手を170cm前後の選手と同じように機敏な動きのできるように小学生時代から育てていかなくてはならない。一言で言うと、日本が世界のトップに立つには、オールラウンダー選手の育成が必要ということだ。小学生の時にスパイクとブロックだけやっていればよいという考えでは、日本一にはなれても、世界一にはなれない。

戦術面では、今からでもできるのが、セッターの位置の移動。移動セットアップ。具体的には、ネット際のセッターの前方3mにレシーブを返球する。相手ミドルブロッカーは右に移動してくる。セッターはクイッカーを絡ませながら、そこからライトへ短めの平行をあげる。別の言い方をすると、レシーバーが失敗したふりをして、実はそれが綿密に組み立てられた戦術であるということ。

失敗から新技術が生まれたことを我々は多くの経験則で知っている。例えば、森田淳悟さんの一人時間差、全力スパイクスイングでのチップスパイクなど・・・。

私が、世界一を目指すチームの監督であれば、特別コーチにマジシャンのMr.マリックスと古武術の甲野善紀さんを招聘したい。アドバイザーには一橋大学教授の野中郁次郎氏を迎えたい。日本のバレーは、小学生バレーからシニアまで筋の通った指導哲学が必要だ。世界の後を追いかけるのではなく、世界が追いかけてくるような強くて面白いバレーボールを提示することが再度世界のトップになる要諦であると思う。

東京オリンピックまで7年ある。若く優秀なコーチも日本にはいる。彼らには現在の世界のトップの国に行き、世界の情勢を肌で感じてもらって、世界をリードする技術論、戦術論、組織論を構築してほしい。なんとなれば、国籍も問わない。日本を愛し、バレーボールを愛しているのであれば構わない。世界の叡智が集まってくるような魅力ある環境を創ればよいことだ。

<順位/第2日>
左から勝ち点、勝敗、得失セット、 国名
6  2-0  6/0  ブラジル
3  1-1  4/3  ドミニカ共和国
3  1-1  4/4  ロシア
3  1-1  4/4  日本
3  1-1  3/4  アメリカ
0  0-2  0/6  タイ

2013年11月13日水曜日

Tue.Nov.12,2013  幼稚園ママさんバレー成長の跡あり

船橋市内の幼稚園ママさんバレーチームを指導して、来月で1年半になろうとしている。1年毎にメンバーが1/3入れ替わる。つまり、子どもの卒園と同時に引退するママさんと入れ代わりに入園してくるママさんが入部してくる。園児は、年少、年中、年長と3学年に分かれているので、1/3が入れ替わるということだ。部員がそのように入れ替わっても、私が指導しているこのチームの練習態度はたいへん真面目で上手になろうという意欲がある。
(左側が幼稚園チーム。ブロックフォローのために膝を曲げ、腕を上げてしっかりと構えている人もいれば、突っ立っている人もいる。このあたりが中級レベルとの大きな違い)

きょうは、年に2回ある船橋市民大会にチームは出場した。市民大会ママさんの部は2部制で、1部は24チーム、2部は70チーム。千葉県でも千葉市に次いでママさんチームの多い地域である。幼稚園ママさんチームは、小学校のPTAチームや一般クラブチームに混じって2部に出場した。

全チームが、2ゲーム行うのが2部の競技方式だ。幼稚園ママさんチームは、安定した試合運びで2試合とも2-0で勝利した。ここのところ、サーブとサーブレシーブ中心に練習をやってきた効果があった。レベルも初級から中級目前まで上がってきた。平均年齢が30歳代前半なので、技術のマスターも早いし、体力もトレーニングのやり方を教えると積極的に行う。

幼稚園を子供と一緒に卒園した後は、新たに幼稚園OGチームを創って引き続きバレーボールを楽しみ、できれば子供たちにも小学生バレーを勧めて欲しい。そして、親子で、たまにはソフトバレーの「ファミリーの部」の市民大会に出場して欲しいな・・・と願っている。

Mon.Nov.11,2013 幼稚園ソフトバレー授業 第2回

浦安市バレーボール協会の協力で市内の堀江幼稚園にて幼稚園児を対象に「ソフトバレーで遊ぼう」の授業を行った。前回9月では、年長組を対象に行った。きょうは年長の下の年代の年中組である。

(幼稚園の玄関には「ボールで遊ぼう」の看板が立てられていた。参観できます、ということで会場にはお母さんたちも多数覗きに見えた。お母さんたちも一緒にやりたがっていた。次々回は、「親子一緒にボールで遊ぼう」も企画したい)
指導に当たったのは、地元浦安市バレーボール協会副会長で小学生チームの監督である小野寺さん、千葉県バレーボール協会理事長の市川さん。そして、県協会指導普及委員会の私。

ボールは、日本協会から送ってもらったミカサ社とモルテン社のビニール制の20g、50gのボールを使用した。園児達には少し軽すぎるようだ。また、ビニール製なので表面がツルツルしてボールを投げたり、つかむのは難しいようだ。それでも、ボールに対する痛さへの恐怖感を持つ子は皆無であった。
(二人一組になって、お互いのおでこでボールを挟んでサイドステップ)

きょうの結論として、導入には、ビニール製のボールが適切。それも100gの方が園児たちには扱いやすいようだ。

1月には、再度、年長組を対象に授業を行う。次のテーマは、「ボールを打ってみよう」に決めた。太めのゴム紐を準備し、その上からボールを床に向かって打つ。テニス、卓球や野球は道具を使ってボールを打つ。バレーボールは素手でボールを打つところが特徴の一つだ。

次回は1月15日と決まった。他の幼稚園にも年に数回このような「ボールで遊ぼう」体験が広まってくれれば嬉しい。

2013年11月12日火曜日

Sun.Nov.10,2013 ソフトバレーボールリーダー養成講習会in長野

長野県千曲市に昨日から来ている。昨日は午後から講義を3時間行った。今回、会場の体育館には、講義室が併設されておらず、120名の受講者は体育館の床に座って3時間講義を受けていただくことになった。従って、休憩時間を多く取り、腰への負担を軽減するようにした。

講義では、長野県ソフトバレーボール連盟として初めてプロジェクターで資料を拡大して受講者に良く見えるようにして頂いた。これで、配布した小さな字の資料を目で追うこともなく、顔を上げで講師の説明を聞くことができる。次の開催時にはパワーポイントで味付けしていただくことを役員にお願いした。

長野県ソフトバレーボール連盟の登録数は1,500人近くあり、日本一である。なぜ日本一なのか。今回3回目の長野県でのリーダー養成講習会を経験する私にはその理由がわかってきた。役員もそうであるが、愛好者が真面目で忍耐強い。土地柄なのであろうか、不平不満を口にしているのを聞いたことがない。しかし、役員は愛好者に甘えているだけではいけない。できる限り、愛好者満足を目指して連盟活動を推進していくことが数で日本一だけでなく、質においても日本一への道であると思っている。

昨夜の夕食時には、会長以下の役員10名と情報交換しながら美味しい地酒の「真澄」をすき焼きと一緒に頂いた。後半では私が夜の議長になり、役員の自己紹介ならぬ、他己紹介をして頂き楽しい夜を過ごさせていただいた。他己紹介は、その時の私の思い付きであるが、人を紹介するときはその人の良いことを全面的に出すのが普通である。仲の良い役員同士で紹介していただくときは、時に「こいつは良いところがないのが良いところで・・・」と笑いを誘う場面もあった。

帰りには、役員さんたちから地元名産品を沢山いただいた。あまりに沢山あり、両手に持つことができなく上田駅で新幹線のる前に駅前のコンビニで段ボールを仕入れ宅配便で自宅に送った。お土産を沢山頂いたわけではないが、長野県人の生真面目さと忍耐強さに触れて、ますます長野県が好きになってきた。

2013年11月9日土曜日

Sat.Nov.9,2013 心に届いた言葉

9:00a.m.長野新幹線で千曲市に向かっている。明日までソフトバレーボールのリーダー養成講習がある。

言葉には大きな力がある。最近、心に染みる言葉と出会った。ちょうど友人達の家族が立て続けて亡くなって、私の心が乾いていたこともあった。

NHK朝ドラ「ごちそうさま」でご近所の社長が主人公め以子の父親に語る。『あんた、苦労したけど、不幸せじゃなかった」。苦労=不幸せじゃない。

私自身は、多くの人に助けられて、苦労らしい苦労はしてこなかった。それどころか、助けていただいた人達に苦労をかけさせてしまったと自責の念がある。それらの苦労がその方達を不幸せにしているのではないかと恐れていた。

苦労かけさせてしまったが、不幸でなかったならば、私も救われる。今日の午後から始まる講習会では、この言葉から講義を始めようと思っている。


2013年11月8日金曜日

Fri.Nov.8,2013  明日から長野県千曲市で講習会

午前中は幼稚園ママさんバレーの練習試合。最近バックの選手達のレシーブコースの位置取りが良くなってきた。以前は、スタートポジションで構えて、そこの位置からスパイクレシーブして、つまり体の横でボールを取ってしまい、ボールをコート外に弾いていた。

最近は、トスが相手レフトに上がれば、左側に移動してその位置から正面でボールをレシーブするようになってきた。指導はコーチと選手が一緒になって繰り返し、繰り返し行わないと身につかない。頭で理解したら、繰り返し、少なくとも1日30回は繰り返さないと技術が身につかない。最終的に300回行うことで頭で考えずとも体が反応するようになる。そして、練習ゲームで試し、公式ゲームで成功して自信につながる。3週間後と3か月後に再び反復することで完璧に身につく。

明日から1泊2日で開催される日本バレーボール協会主催の「ソフトバレーボールリーダー養成講習会」の準備を先ほど終えたところだ。受講者は200名を軽く超えたようだ。

Thu.nov.7,2013 全国を目指すママさんチーム惜敗

千葉県ママさん連盟主催の秋季大会のベスト8から決勝戦までのゲームが千葉市天台体育館で行われた。

結果は0-2で敗退であった。相手は、そのまま快進撃を続け大会3連覇を成し遂げた。試合前の週1回の練習でのポイントは、相手の多彩なクイック(A,B,C)を封じるためのサーブとブロックであった。戦術的には良くとも、練習時間が不足であった。

女性のブロック指導は時間がかかる。ブロックのポイントは、ブロックジャンプする位置取り、ジャンプのタイミングそして空中での手の形。特にジャンプのタイミングが上手く取れない。高いトス(ハイセット:オープントス)で相手スパイカーが打ってくる場合、一般的に女性は相手スパイカーと同じタイミングでジャンプしてしまう。スパイカーは助走の力を利用して空中に留まり(滞空し)そこから腕をスイングしてボールをヒットする。従って、その場でジャンプするブロッカーは、スパイカーと一緒のタイミングでジャンプすれば、スパイカーより先に床に落下していく。結果として、落下していくブロッカーの上からボールをスパイクされてしまう。このことは決してスパイカーの打点が高いわけではない。

きょうの試合でも、ブロックタイミングが早すぎて、ブロッカーの上から打たれてしまったというケースが多く見られた。クイッカーに対しては、同じタイミングでジャンプして良いのだが、ブロッカーがトスボールだけ見ていて、スパイカーを見ていない。中級レベルのゲームにおいて、ブロッカーにとって、大事なのは決して身長ではない。ブロッカーの視線が大事だ。視線の順番は、レシーブボール、セッター、トスボール、スパイカーの順で見ていく。つまり、ボール→人→ボール→人の順番で頭を動かさず、目の玉だけで迅速に追っていく。打たれる瞬間は、スパイカーの目を見ればスパイクボールの方向がわかる。目をつぶってはいけない。あごを締めて上目使いでスパイカーの目を見ることだ。

来年6月まで県大会はない。それまでじっくりと課題練習をやろう。特にママさんたちが練習でほとんど取り組まないブロックを指導したい。

夕方は、新宿区の高田馬場駅近くで東京都ソフトバレーボール連盟の常任理事会に出席した。都連盟として個人登録数が毎年減少していることについて、私は連盟の常任相談役として、今回は忌憚のない意見を言わせていただいた。会議の後、会長と役員1名一緒に食事に行き議論を深めた。家に帰り着いたのは深夜1時半であった。



2013年11月6日水曜日

Wed.Nov.6,2013  歯科医院で歯のクリーニング

行きつけの歯科院は、昨年まで勤めて定年退社した会社の近くにある。30年ぐらいの付き合いである。JRお茶の水駅を下車し、予約時間まで時間が少しあったので、丸善と三省堂の本店に入りスポーツ関係の本を見て歩いた。現役会社員の時は、欲しい本があると直ぐに購入していた。月1万円は本代に消えて、本は自宅で積読(つんどく)状態になっている。しばらく新刊本を購入しなくとも読みたい本は自宅に沢山あるので、新刊の購入は控えた。それに、バレー関係の新刊で是非とも買っておきたいというものはなかった。

最近のバレーボールの新刊は、アマゾンで英語版を購入している。英語の学習にもなるので1年に3冊は新刊を購入している。小説の英語と違って、スポーツの指導書は非常にわかり易い。

さて、予約時間に近くなったので、神田にある歯科院に行った。ここの院長(といっても彼1人が歯医者であるが)は美人の歯科助手をいつも雇っている。美人の助手が私の近くにいても、あのキリキリする音の機材が私の口の中に入ってくると、痛いものは痛い。歯垢を取るだけでも私の口の中は血にまみれ、目にはうっすらと涙が浮かぶ。

医院を出て思った。そういえば明日ママさんバレーの県大会だ。ベスト8からの試合で相手は過去何度も県大会で優勝しているチームである。私が指導しているそのチームは、一度もそのチームに勝ったことがないという。それなのに、前の日に、私が歯医者に行ってよいものか?歯医者は敗者に通じる・・・考えすぎか?歯垢(しこう)の掃除をしてきたが、私の思考(しこう)は大丈夫か?歯垢をきれいさっぱり取り去ったら、思考も取り去られた、なんてことはないよね?・・・などと今更考えてもどうしようもないね。

いずれにしろ、歯垢を取ってすっきり爽やかだ!今夜の晩酌の日本酒は綺麗になった歯茎にお酒が滲みこんで、きりりと旨いぞ!試合は、我がチームが負けなければ、我がチームが勝つであろう。だから負けない試合を明日はやる(「渡邉語録」)。

帰りの電車は、丁度家路を急ぐサリーマンで一杯であった。久しぶりにサラリーマン時代を思い出した。定年退職から早1年と7か月が過ぎた。

Mon.Nov.5,2013 友人宅に弔問

同い年の友人の夫人が亡くなった。連絡があったのは昨夜である。葬儀は先週済んでいた。享年62歳は早過ぎる。友人の自宅にお線香を手向けに行った。夫人は4ヶ月前に癌が見つかり、あっという間にこの世を去った。遺影で初めて夫人にお会いした。二人の間に、お子さんはできなかった。

家の中でしばらく話をして、二人で駅まで歩いて行った。外は小雨が降り始めていた。駅の近くの和食の店に二人で入ってお酒を少し頂き、世間話をして店を出た。友人は「じゃあ・・・」と言って、振り返りもしないで遺影の待つ自宅に戻って行った。無性に寂しかった。彼も、夫人も、私も寂しく、哀しかった。

2013年11月4日月曜日

Sun.Nov.3,2013 秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦

先週の女子1部最終戦に引き続き、今週は男子の最終戦を観戦に行った。男子リーグ戦を観戦に行くのは3年ぶりである。会場は改築になったばかりの日本体育大学世田谷校舎体育館。

私は34年前にスポーツメーカーに勤務して2年目に、大学チームを開拓することとなった。当時のお客様は法政大学男子バレー部1チームだけであった。地方の高校トップチームを営業していくと監督の先生たちの出身大学がほとんど日本体育大学であったことに気づいた。であれば、日本体育大学の学生に弊社のバレー品をご愛顧していただければ、卒業して教員になりバレー部顧問になった時に慣れ親しんだ弊社のバレー品を購入していただけるのではないか。そう考えたものの、日本体育大学にはまったくコネもなくどうしようか思案していた。

その時に出会ったのが、東洋高校男子バレー部監督の故山口先生。日本体育大学OBの山口先生から母校日本体育大学のコーチに就任する半年前の森田淳悟先生をご紹介頂き、その後30年間現在までお勧めしたバレー品をご愛顧頂いている。そして、当時は大学リーグ戦には毎週出向き、他の大学、順天堂、筑波、早稲田と教員養成系大学を中心に他の大学男子バレー部にも販路を拡大していった。

さてさて、昔話はこのくらいで・・・。
本日の最終試合は優勝が懸かっている大一番の試合となった。昨日までの成績で、明治大学は9勝1敗。早稲田大学は8勝2敗。明治が勝てば、文句なく51年ぶりの優勝。早稲田はフルセットでも勝てばセット率で27年ぶり23回目の優勝。

体育館の中には仮設スタンドが組み立てられ、関東大学バレーとしては20数年ぶりぐらいに3,000人以上の観客が入っていた。特に優勝のかかった早・明戦とあって60歳以上のOBも普段と違って大勢駆け付けていた。もう一つ特徴的であったのは30歳代の女性観客も多かった。先週の大学女子バレーリーグ戦もそうであるが、これだけレベルの高いゲームを無料で、しかも間近で見れるのだから、小・中・高校生のバレー部員が見に来たほうが良いと私は思うのであるが、学連の広報不足、マネジメント不足がもったいない。

(説春のリーグ戦では優勝、今回は4位の日体大と専修大のゲーム。日体大の小宮、山田の193cmコンビはスパイクの打点の高さは既にVリーグクラスである。専修大は春高バレーで活躍した選手が沢山入部していた)
試合内容は、Vチャレンジ上位チーム以上のレベルであった。両チームとも気迫があり、ミスも少ない。早稲田の主将でエースの吉村君と明治の主将でやはりエースの大塚君はプレーにもチームのまとめ役としても頼れるリーダーである。

早稲田躍進の源は昨年、母校に准教授として帰ってきてコーチに就任した松井さんの功績が大きい。謙虚な彼は、優勝は学生とOBそして応援してくださるサポーターのお蔭ですと語る。しかし、私は、彼の指導力が原動力であると見ている。
(早稲田大学、優勝の瞬間)

会場にはVリーグの監督さん達も見えていた。その一人のパナソニックの監督の南部さんと言葉を交わした。お目当ての選手がどちらかのチームにいるようだ。

森田淳悟先生にも研究室で再会した。30年前の研究室より狭かった。当時は雑多ではあったが広い研究室に部長の故中田先生、副部長の故進藤監督、そしてコーチの森田先生のお姿があった。先生方にはいつも、笑顔で迎えていただいた。

早稲田大学 - 明治大学  3 - 0 (25-23,  25-21,  25-23)

【最終順位】 9-2は9勝2敗の意味
9-2  早稲田大学(東京)
9-2  明治大学(東京)
8-3  日本体育大学(東京)
8-3  慶應義塾大学(東京)
7-4  順天堂大学(東京)
7-4  東海大学(神奈川)
6-5  筑波大学(茨城)
5-6  中央大学(東京)
4-7  専修大学(東京)
2-9  駒澤大学(東京)
1-10  東京学芸大学(東京)
0-11  国際武道大学(千葉)

【個人賞】
最優秀選手賞: 吉村 康佑(早稲田大学#1)
敢闘選手賞: 大塚 陸(明治大学#1)
ベストスコアラー賞: 柳田 将洋(慶應義塾大学#9)
スパイク賞: 小宮 雄一郎(日本体育大学#19)
ブロック賞: 細中 久里寿(順天堂大学#2)
サーブ賞: 七里 幸洋(早稲田大学#3)
レシーブ賞: 大塚 陸(明治大学#1)
セッター賞: 新 貴裕(明治大学#2)
サーブレシーブ賞: 山本 智大(日本体育大学#34)
リベロ賞: 本間 隆太(早稲田大学#2)
会長特別賞: 山田 脩造(日本体育大学#20)
Best of support賞: 東海大学

2013年11月2日土曜日

Sat.Nov.2,2013 長野から秋の味覚が届いた

今月の9日(土)、10日(日)は長野県千曲市にて日本バレーボール協会主催の「ソフトバレーボールリーダー養成講習会」が開催され、私が講師を務める。受講者の定員は30名以上としているが、受講申し込みは100名以上と現地から連絡があった。更に既に資格を持っている方たちが受講する研修会というものがあるが、こちらも同じ会場で一緒に開催するということになり、受講者数は軽く200名を超えそうだ。

その長野県から突然、野菜が沢山届いた。送り主は、長野県ソフトバレーボール連盟の初代理事長で現在副会長の藤澤さん。藤澤さんに電話してみると、自家産の野原野菜を送りました、とのこと。キャベツ、白菜、カボチャ、モロッコインゲン、小豆、ムカゴ、栗が段ボールにギュッと詰められていた。

きょうは家内が栗を茹でてくれた。とても大きな粒の栗である。藤沢さんは栗の種類は「小布施(おぶせ)栗」と言っていた。小布施は美味しい栗羊羹でも有名である。小布施スポーツ少年団という全国小学生バレー常連出場チームもバレー界では名が知られている。

小布施栗を食べながら、9日の講習会第一日の夜は千曲市のどんな秋の味覚を頂けるのか色々想像している。楽しみだ。

2013年11月1日金曜日

Fri.Nov.1,2013 きょうから11月

今年もあと2ヶ月となった。気温も今年は夏日が長かったせいか、ここにきて急に寒さを感じるようになってきた。

昨夜、知人からご尊父が長い闘病の末お亡くなりになったメールを頂いた。ほぼ毎日、勤務を終えると直接病院に行き、お父さんに付き添っていることを聞いていた。女手一つで、会社勤め、3人の子育てをしながら病気のお父さんを看病することは、なかなかできることではない。

返信メールでは、ありきたりの言葉が1行しか出てこなかった。
今度、彼女にお会いしたら、お父さんの思い出話を沢山お聞きしようと思っている。