2013年3月31日日曜日

Sun.March 31,2013 千葉県バレーボールの将来を見据えて

平成24年度千葉県バレーボール協会理事会が千葉市にあるスポーツ科学センターにて開催された。役員改選も行われた。

平成25年度からは、今まで一緒に同じ委員会で活動していた指導普及と強化がそれぞれに分かれての活動になる。委員長の私の任務も重くなった。しかし、指導普及のことだけに専念できるのでフットワークは軽くなる。魅力のある指導者を養成し育成すること、バレーボール人口を増やすことはやりがいのある任務である。千葉県の10年後のためにもう少し老体にムチ打とう。

さっそく、県内のある市の教育長と連絡を取って小学校におけるソフトバレーボールの授業実践について協力を取り付けることができた。日本体育協会主催の指導者養成講習講習会も期日が8月8日~11日、会場が旭市総合体育館と決まっている。小学生連盟の会長とも県内でまだチームのない地域に小学生バレーチームを創設する取り組みの話ができた。大事なのはジュニア対策とそのジュニアを指導する指導者だ。

今後、新たにできた指導普及委員会の委員を各連盟、専門委員会から推薦していただく。どのような委員を推薦していただけるか今から楽しみにしている。

Sat.March 29,2013 墨田区でソフトバレーの練習

昨夜、ソフトバレークラブのジールさんの練習に参加した。目的は2つ。1つは、Mボールメーカーの新製品の感想を聞くため。もう1つは、東京都におけるソフトバレーボールの普及に関して意見を頂くため。

(JR錦糸町駅から歩いて20分のところに練習会場の区立錦糸中学校がある。目標はスカイツリーだ。)
7時から9時までの練習を終えて、8人程で近くの焼き鳥屋さんでグラスを傾けた。ざっくばらんな日常会話から始まってバレーボールの話に入っていく。私にとっては、このような時間が何とも言えない至福の時だ。

仕事は誰にとっても、どんな仕事も楽なものはない。好きなことを仕事にしていても、辛い時もある。そこには義務感がある。ジールには自営業も結構いる。彼らと話をしていると、昨今の厳しい経営環境でも使命感を持って働いていることが伺える。自分の仕事がお客様の役に立っていることを実感している。そして、働いた後に、ソフトバレーで心と身体の開放感を楽しんでいる。

突然伺って、チームに入れていただいて、ゲームをやらせてもらえる。バレーシューズとウエアさえあれば、出張のついでに、旅行のついでに、全国の仲間のクラブに立ち寄って交換ができる。ソフトバレーならではの楽しみ方かもしれない。

2013年3月29日金曜日

Fri.March 29,2013 コーチングのコツ-15 スイングを速くするには

スパイカーのなかでも、やたらとスイングが速い選手がいる。良く観察してみると、腰と腕の関節をうまく使っている。そして、全力でジャンプやスイングをしているようには見えない。歯をくいしばってプレーしている様子ではない。

空中へのジャンプの後に、ボールをヒットするために腕を懸命に振ってもスピードは出ない。上手な選手は腰から動作が始まる。解剖学的には股関節を使って腰(hips:お尻は二つあるので複数形)を廻す。右利きならば、空中で右のヒップを左側に回転させる。その回転に体幹がついて行く。やや遅れて腕が振られる。ムチのしなりと同じ動きである。無知の先端は凄まじい速度に加速される。

ポイントは、脱力(relax:リラックス)して行うこと。特に肩から背中の上部にある僧帽筋をリラックスさせることが大事。両肩を上方に持ち上げて、つまり肩に力をいれて各種ステップを行なってみると、動作がスムーズにいかないということがわかる。緊張すると肩が凝るというのもこれと同じ。

リラックスして主に臀筋(お尻hipsの筋肉)を使ってジャンプして、ヒップを廻して腕をムチのようにビュンと振り切る。

腕はどこから腕なのか?肩(肩甲関節)から先端の上腕、前腕、(手)を一般的に腕と称する。解剖学では、腕は鎖骨(さこつ)(胸鎖関節:きょうさかんせつ)から始まり肩甲骨も付けて上腕につながると考える。鎖骨から腕であるから長い腕になる。長いムチの方が先端スピードは速くなる。槍投げの選手も長い腕の方が有利である。

おさらいをしよう。リラックス。ヒップを廻す。鎖骨から腕を振る。ボールに触れる時は手首のスナップも忘れないでね。

高齢でジャンプができない?
そういうベテランは、ジャンプしながらヒップを回すと良い。そして、トスをネットから2、3m離してもらう。ボールを真下に打ったらネットに打ち込んでしまう恐れがあるのでエンドラインでドロップ回転して落ちるようにするんですよ。それでもアウトになるのであれば、レシーバーの正面に打つことです。レシーバーはアウトボールとわかっていてもよけることができなくて、胸元でバランスの悪いレシーブを行いミスする確率が高くなる。

最後は、ベテラン選手への指導論になってきた。今後は、私もベテランバレーボーラー専門指導員を目指そうかな?誰ですか?老老介護バレーボール…などとつぶやいているのは?今20歳代の貴方も50年後にはベテランの仲間入りですぞ。ベテランに敬意と配慮を。目の前のベテランは50年後の貴方と思って接してね。

また、長い文章になってしまった。岩本先生からイエローカードが出るかな?



2013年3月28日木曜日

Thu.March 28,2013 コーチングのコツ-14 失敗を責めない

練習で選手がミスする。そのような時に指導者はどのような対応をしているかを観察するとその指導者のレベルが良くわかる。

選手の意思のあるミスに対しては「Nice try!」(よくぞチャレンジした!)と評価すべきだ。ああしてみよう、こうしてみよう、と選手が自分のプレーに対して工夫するようになればしめたもの。指導者に教えられているだけの指導から選手が主体的に学ぶ指導に局面が変わっていくと指導の効果は目に見えて向上する。TeachingからCoachingへの選手に対する関わり方の変化である。

但し、怠慢によるミスには注意喚起が必要だ。その場合の導は、以前このコーナーで示した「5W1H」で質問して本人に確認させ考えさせるコーチングが効果がある。

2か月前にある県のベスト4の高校女子トップチームを指導した。チーム内のスタメンAチームが相手Bチームのリベロの正面にチャンスサーブを打った。当然、Aチームから時間差を織り交ぜた強烈な攻撃をくらった。

「なぜ、リベロにサーブを打ったの?リベロはレシーブの専門家だよ」
「何となく打ってしまいました」
「相手エースに対してセッターがバックトスで上げざるを得ないような厳しいコースに次回からサーブを打ってよね」
 そして、彼女に次のサーブの順番がやってきた。厳しいコースにサーブを打ったがボール2個分アウトになった。
「あと2回ミスしていいから、今のコースに打ってみなさい。気持ちを強く持ってね。普段のサーブの練習も実戦を意識して、こんなサーブあんなサーブと工夫するんだよ。サーブはゲームの最初の攻撃なんだからね。OK?」
 次のセットでは、彼女のサーブはレシーバーを乱してセッターはアンダーでトスを上げざるを得なかった。スパイカーの打ったボールの威力は落ちてBチームのレシーバーでもコントロールできるチャンスボールとなった。
「そうだ、あのサーブだ!良くやった!」
誉められた彼女は少し自信がついたのであろうか、笑みが浮かび表情が引き締まった。

ミスなくして成功はない。Nice tryを繰り返そう!

2013年3月27日水曜日

Wed.March 27,2013 コーチングのコツ-13 どこでもできる筋トレ

体力は、スキル(技能)の基。体力の中でも筋力が大事である。

筋トレは、会費を払ってスポーツクラブに行ってトレーナーの指導を受けながらマシーンを使わなくともできる。大事なのは、日常生活の中で少しの努力を毎日筋トレを行うことだ。

例えば、荷物を持っていない時は、積極的に階段を昇る。下りは体重の2、3倍の負荷がかかるので、腰や膝が悪い人は無理せずエスカレーターなど利用しても良い。

皆さん、ソックスを履く時は立ち姿勢で行いましょう。片足で立って、ソックスを履いたり脱いだりすることで、ふくらはぎ(下腿三頭筋:腓腹筋+ヒラメ筋)、太もも(大腿四頭筋:もも前面+ハムストリングス:もも後面)の筋力とバランス能力が鍛えられる。

転倒の恐れがある人は、特に酔っ払っている時は、背中を床に付け両脚を空中に上げ片足ずつ着脱を行う。腹筋トレーニングになる。

日常のちょっとした工夫で体力の増進、保持はできる。高齢者は急激な体力低下を防ぐことができる。そう言えば、最近、私も体力の衰えを感じる時がある。その分、「舌筋」(私の造語で口数のこと)は、益々向上の一途である。これを「老人力」とも言う。

2013年3月25日月曜日

Mon.March 25,2013 資料作成

本日は、月1回のハローワークに「職業訓練(パソコンスクール)」の報告に行く日。気温の上がらない花冷えのする中、船橋市内のハローワークに向かった。15分くらいで担当者への報告を終えた。そのあと、簡単な昼食を兼ねて、コーヒー店に入り、元税務署員が書いた「確定申告」に関わる本を1冊読み上げた。会社と個人事業者やフリーランサーの場合の税法など勉強になった。
(「花冷え」という言葉は繊細な日本語ですね。東京の桜も今週末まででしょうか)

それから、久しぶりに「バレーボールの指導書」の作成をパソコンを出して打ち込んだ。私自身のために「My coaching book」を作成し始めて既に8年になる。最近は、英文表記も追加して、海外でのコーチングに備えている。歌に例えれば、その歌手ならではの歌唱法や聞く人への心の届け方があると思う。私のコーチングは、相手をそのまま理解すること、要望を叶えてあげるために共に取り組むこと、どんなに小さなことでも良いプレイを探して誉めてあげること、自信を持ってもらうこと。そんなところかな。

自宅に戻り、日本ソフト連盟審判規則委員6名に昨日開催された日本バレーボール協会審判規則委員会で配布された資料をコピーして郵送した。共有できる情報は共有しよう。コピーは、1枚5円のお店でやった。このあと、委員会主事には、日本ソフト連盟に必要なところだけスキャンしてPDF化してパソコンに保存しておく作業をやっていただく。資料は全てパソコンの中に保存しておきなさいという人も多いが、私はまだ紙資料を本棚にファイルしておきたい派だ。目の前に資料のファイルがあると安心する。

2013年3月24日日曜日

Sun.March 24,2013 6人制バレーボールの改正点

昨日の午後から本日の4時まで、1日半を費やし日本バレーボール協会審判規則委員会の会議、全国審判長研修会そして全国6人制審判講習会が開催された。私も規則部員として最後まで出席した。

本日は、会場を三田にある慶應義塾大学中等部体育館に移し、講義と実技で6人制審判講習会が開催された。今日の講習会を始めとして、この後、ブロック伝達講習会、都道府県伝達講習会と順次全国に2013年のルール改正-修正点が伝達されて行く。

今回は改正点が多く、12項目ある。その中でも大きな改正点は、『ヒットの特性について』(規則9.2.4)である。条文は「サービスレシーブでは、指を使ったオーバーハンドの動作でダブルコンタクトやキャッチをした場合は反則となる。」と書いてある。実は、私もルールブックの編集に携わった規則部員であるが、文言だけでは分からないな、と思っていた。そして今日、指導部から具体的に実技で示され、納得した次第である。

判定の考え方としては、2段トスのボールハンドリングの基準を当てはめて考えれば良い、と説明された。つまり、オーバーハンドを用いてのサーブレシーブを2段トスとして置き換えて判定すれば分かりやすい、ということだ。また、指に触れずに手のひらや側面でヒットしていれば、グッドである。手の平に触れ、連続して指に指に触れたならばドリブルの反則。手の中に入りすぎてボールが止まればキャッチ(ホールディング)の反則。

モデルに関東一部の慶應義塾大学と国士舘大学の男子バレー部が協力してくれた。若手のA級公認審判員が審判団を形成し審判に当たった。日本協会審判規則委員会の役員、そして全国から出席したなんと340名のA級公認審判にコートを取り囲まれながら審判を行うのであるから、彼らの緊張度はこちらにも伝わって来た。

講師から注意され、評価され、仲間からもコメントを頂く。日本の審判員の世界バレーボール界での評価が高いのも、日本の隅々までこのように厳格な育成システムがあるからこそである。4セット行われた中で1セットは女性だけの審判団でゲーム全体をコントロールした。コメンターも女性国際審判員である。

閉会の辞で副委員長の小野寺二男先生からこの体育館を貸していただいた慶應義塾大学中等部の先生が紹介され全員で感謝を述べた。そのお名前が、杤堀と聞こえた。もしやと思って、帰りがけにその女性の先生に確認したら、私のバレーの師の一人である杤堀申二先生(筑波大学名誉教授)のお嬢さんであった。彼女が高校生以来、20数年ぶりの再会であった。お嬢さんはA級公認審判員を取得していた。

この二日間、久しぶりに審判の学習ができた。次は、私が伝達する番だ。



2013年3月22日金曜日

Fri.March 22,2013 桜満開、花粉症蔓延

今週末は花見日和だね。夜桜でおでんを肴に日本酒をキュッと一杯なんて最高だね。誰か誘ってくれないかな・・・。

そんなことを考えていたら、読者のkさんが久しぶりに画像を送ってくれた。画像は青い空に咲き誇っている淡いピンク色の桜であった。花粉症大家の私は、思わず大きなくしゃみを4発連発してしまった。それにしても、このkさんは東京でお花屋さんを営んでいるのだが、お花を愛しているから、お花が一番きれいに見えるように背景やバランスなどレイアウトを良く考えて撮っているね。大したもんだ!

そんな花粉症大ベテランの私であるが、長年の対症療法の研鑽の結果、ソフトバレーボールのゲームとお酒を飲んでいる時だけは花粉症がピタッと止める極意を編み出した。

私の知人で神奈川県の元名門高校女子バレーの名監督がいる。この先生は10年前に肺癌の手術をしたんだが、その後も煙草をおいしそうにぷかぷか今でも吸い続けている。好きなものには、病気も負けちゃうのかね・・・。

2013年3月21日木曜日

Thu.March 21,2013 お陰様で1,000回

お陰様にて、このブログは本日で1,000回を迎えました。バレーボールの話題を中心に私のささやかな日常とふと考えた事などを文字にしてきました。

毎日、ブログにお付き合いいただいている訪問者数(ヒット数)は、今月の平均は一日260回の総計で感謝しています。

今後とも宜しくお願い致します。

今週末は、日本バレーボール協会審判規則委員会に出席します。2日目の実技研修では、6人制のサーブレシーブ(reception)におけるオーバーハンドの反則が具体的に示されます。大きな改正点です。ここのブログでも文字になりますが報告します。

では、1,000回目の本日から、また末永くお付き合いください。

2013年3月20日水曜日

Wed.March 20,2013 お彼岸の中日に想い出すこと

本日は、春分の日。彼岸の中日である。「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である【此岸(しがん)】にある者が、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をする事で「悟りの世界」すなわち【「彼岸」(ひがん)】の境地へ到達することが出来るという。
船橋のマンションには住居が狭いので、実家の旭市にあるような立派な仏壇がない。その代わり、部屋に小さな神棚を設けている。神仏混合信者の私は、その神棚から先祖の供養をさせていただいている。
太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると言われている。好天に恵まれた今日は絶好のお墓参りの日である。バレー仲間にお花屋さんを営んでいる人が2人いる。お供え用の花を買い求めるお客さんでお店は多忙であろう。

お供えと言えば、私の故郷の山形県酒田市では、お墓にぼた餅をお供えする。ぼた餅の正しい漢字は、牡丹餅。これは、春に咲く牡丹の花にちなんでいる。ちなみに、秋は萩の花にちなんでおはぎと言う。いずれにしろ、私にとっては、ぼた餅が大好きであった。幼少の頃の七不思議の一つに、ご先祖様は一体どうやってあのぼた餅を食べにくるのか、気になっていた。

亡くなって久しいが、酒田市郊外の宮之浦に住んでいた松世叔母さん(父の姉)の家には、小学生の頃は毎週土曜日から1泊で遊びに行った。そして、彼岸でもないのにぼた餅を食べたいとおねだりしたものだ。

餅米を蒸す柔らかな匂い、小豆を煮詰める甘ったるい匂い。それらの甘い柔らかな匂いに包まれてトロトロと眠ってしまう。台所に立って和かな笑みを浮かべ「タガシ、でぎだよお」と、田舎訛りの伯母の声がまた聞きたい…。

Tue.March 19,2013 ソフトバレーボールのポテンシャル

ポテンシャル(potential)という言葉は、最近よく聞く。「潜在能力」と訳される。今夜もいつものように毎週火曜日の我がソフトバレーボールクラブの練習を行った。改めてメンバー一人一人見て思った。

実に多様な年代の男女がいる。これに当てはまる適切な四文字熟語に「老若男女(ろうにゃくなんにょ)」がある。何か舌が丸まってしまいそうな発音である。今夜も2人の男子中学生、人数は少ないが20〜50歳代、そして圧倒的多数を誇る60歳代。70歳代の女子も1チームできる人数がいる。

多様なのは年代、性別だけではない。職業が、また多様だ。サラリーマンだけでなく自営業者も結構いる。最近ご夫婦で入部された方は、印刷業を営んでいる。小学校教員も船橋市議会議員もいる。これだけ多様な業種に従事している愛好者のいるソフトバレーボールというレクリエーションスポーツのポテンシャルは高いと言える。特に地域の連帯感醸成、形成に果たす役割は大きい。

明日は、メンバーの一人のご自宅に伺って夜桜見ながら一献酌み交わす。

2013年3月19日火曜日

Mon.March 18 役職と責任

役職には、権限と責任が含まれている。スポーツの世界では、ルール違反をすれば罰則を課せられる。その違反が、畳の上やコート上の競技場内のことであれば、制限時間内や次のセットで挽回できる。しかし、社会のルールに違反するようであれば、競技以前の問題である。

組織ぐるみで社会の常識に背を向ける組織は、最終的に社会から背を向けられる。誰のための組織なのか、原点に帰れば分かること。

内向きの組織は、日本だけでなく、世界からも遠ざけられる。責任の取り方でその人の品格がわかる。

2013年3月18日月曜日

Sun.March 17,2013 Game against the American girls

今夜は、東京American Clubにての中学生達へのVolleyball coaching of Winnter sessionの最終日であった。

今夜の受講者は4人と少なかったが、彼女達のチームとcoach3人のチームとでゲーム形式の練習を行った。coachチームは私と先月からアシスタントでお手伝いにきていただいているTokoさん、そして半年ぶりに参加した初代アシスタントのMisaoさん。

コーチのチームにセットを取れない子供達は、見学に来たお母さんを助っ人として加えた。このお母さん、アメリカのハイスクールとカレッジでバレーを経験している。構えも基本通りで子供達も驚いている。子供達は脚が長いせいか、下肢の筋力不足もあり膝を曲げてプレーするのが苦手だ。したがって、アンダーハンドでのボールコントロールが日本の子供達と比べて良くない。それでも、2ヶ月前と比べたら初心者の彼女達も随分と上達したものだ。

次期の指導は、間もなく4月中旬からSpring sessionが始まる。私の英語力を更に上げて指導してあげたい。

2013年3月17日日曜日

Sat.March 16,2013 日本ソフト連盟の理事会、代議員会が開催

JR千駄ヶ谷駅から歩いて10分のところに日本青年館がある。お隣には神宮球場が見える。青山学院大学も近い。3年前までは、この時期、翌週の20日から春高バレーが開幕される時期でホテルと会議室を持っている日本青年館は人々でごった返していた。

午前中に理事会、午後に代議員会(総会)が開催された。役員人事では、大きな交替はなく、競技、指導普及、審判規則の各委員会委員長が新たに委員長兼務のままで副理事長に昇格した。副理事長はこれで計6名となった。多忙な理事長を副理事長で補佐して行こうということだ。

私は、今までソフトバレーボールの組織運営を「愛好者目線」と「地域活性」の視点で行ってきた。副理事長を拝命したこれからは、もう一つの視点を加えることにした。それは「経営」である。我々のようなボランティア組織、非営利団体の「経営」とは、つまり「財源基盤の安定化」である。

会場内での懇親会の後、親しくして頂いている東日本の県連盟理事長さん達中心に12名ほど、駅前のお蕎麦屋さんに二次会を誘った。小さな店内で体が触れ合う距離で互いの県の課題を出し合い意見交換した。

このあと、飛行機や新幹線、夜行バスで日帰りする人、もう一泊して、東京近郊に住んでいる大学生のお子さんや嫁いだ娘さん、お孫さんお顔見てから帰る人、それぞれ千駄ヶ谷のホームで再会を約束して別れた。

皆さんとの会話の端々に、新たに副理事長に就任した4人に対して期待していることは相当大きい、ということがうかがわれた。1期2年で期待に応えられない場合、私は退任する。この2年で変わらなければならない。まず、私が変わらなければ私の周囲も変わるはずがない。具体的には、私の責任範囲の審判規則委員会を益々活性化させていく。幸い、理事会、代議員会での評価は高かった。しかし、同じ連盟内の過去との比較だけでなく、他の協会、連盟組織の委員会活動とも比較、学習しながら活動を推進させることが肝要と考えている。

各委員会のメンバーが進化していけば、委員会が変わる。委員会が変われば、連盟も変わる。そう信じている。

蕎麦湯割の焼酎が美味しい彼岸前の夜であった。

2013年3月15日金曜日

Fri.March 15,2013 嘉納治五郎先生は嘆いている

全柔連、今度は公金で裏金作りか?。公の助成金を本来の競技力向上にではなく、懇親会などに使用していたことが今朝報道された。

助成金とは、スポーツ振興基金助成というもので、国庫からの出資金(250億円)などの運用益とサッカーくじ「toto」の収益金が財源。選手・指導者スポーツ活動助成はJOCが認定する各競技の五輪強化選手の個人口座へ直接支給する。競技力によりエリートA、B、ユースエリートとランクを分けて年間、各240万円、120万円、60万円を支給。エリートA、Bの指導者にも年間120万円を支給し、複数の選手を担当しても同額。今年度は選手438人、指導者230人に約8億円が助成された。

全柔連の強化委員会は、指導者1人から40万を半強制的に徴収して、現在でも残金が2,000万円ほどが個人口座に入っている。使途には、震災支援なども入っているが領収書などもなく帳簿も管理されていないという。公からのお金に対しての感覚がない。呆れてものも言えない。

柔道の創始者である嘉納治五郎先生も、先の暴力事件に続き、ここまで地に落ちた全柔連を嘆いておられよう。組織の患部を一掃し、新しき道に進む時ではないか。

2013年3月14日木曜日

Wed.March 13,2013 ジールさん訪問

夕方、墨田区錦糸町でソフトバレーボールの活動を精力的に行っているクラブのジールさんを訪問した。2ヶ月に1回の割合で訪問しては練習に参加させていただいている。練習後の反省会では、メンバーから各地での招待試合の模様などを聞くのも楽しいし、参考になる。

練習時間と同じくらいの時間をかけて反省会を中華料理店で過ごした。10:30を過ぎ、強風の中を電車で帰った。最近の強風は「春一番」が何番来たか数えきれないほど多い。年々、日本の細やかな四季が壊れかけているのではないかと危惧している。

2013年3月13日水曜日

Wed.March 13,2013 八百長はなくならない?

「八百長」を英語で何というのか?

"8 hundred long"では、勿論違う。正解は、"Put-up".  形容詞で"a put-up job"のように使う。辞書で逆引きして、日本語訳を見ると、「あらかじめ企んだ、やらせ、作りごと」と載っている。日本語の「八百長」は、江戸時代に八百屋(やおや)の長兵衛さんが懇意の相撲取りに、事情があって引退する対戦相手のために、わざと負けてくれないかと依頼する人情物語から発している。

今日の朝刊に載った韓国プロバスケットボールチームの現役監督の八百長で逮捕の記事には、長兵衛さんでなくとも驚いた。人情のためでもなく、金銭を受け取る見返りに主力選手を交代させて負けることなどをした疑いがある。

背後には、賭けごとで不法にビジネスしている暴力団の関与がありそうだ。

フェアプレーのお手本になるべきアスリート(選手)を指導するコーチが、どうかしている。強いチームであるとか、金メダルを取ったことよりも、ルールを守り、子供たちへの模範になるべき一流の社会人であって欲しい。

2013年3月12日火曜日

Tues.March 12 除染の現実

東北には親族がいる。多くのバレーボール仲間がいる。福島第一原発の事故により放射性物質で汚染された人口約6万人の伊達市では除染が終わらない。仮置き場ができて除染は進んだが元の線量には基準が厳しく達成できない。仮置き場から中間貯蔵施設もこれから作らなければならない。

バレー仲間の梅津さんは伊達市の職員として連日防護服を着用して除染に携わっている。もう一つの顔は、県ソフトバレーボール連盟の理事長だ。また、日本ソフトバレーボール連盟審判規則委員会の副委員長としても私達と共に任務に着いている。

倒壊した立てものは、いつか立て直すことができる。しかし、汚染された土地にいつ戻れるかわからない。戻れる日がきたとして、そこで生活を営むことができるかわからない。子供達と親たちは、放射性物質を怖れて戻ってこないであろう。高齢者だけ戻っても地域は形成できない。

国と県と市の連携も良くなさそうだ。

こんな時程、政治家の出番である。厳しい生活を余儀なくされている被災された方々の視点で優先順位をつけて対応していただきたい。

梅津さんからメールがきた。今週末の全国代議員会には残園ですが出席できません、とのことであった。

Mon.March.11 今週末は…

今週末は、日本ソフトバレーボール連盟の理事会と代議員会が東京で開催される。

理事会で決定された連盟の年間の報告と計画(案)を都道府県連盟の代表者で構成されている代議員会で承認を受ける。 私は、この6年間、審判規則委員長として活動してきた。理事会で私の続投が承認されれば、これからの2年間の活動は総決算にしようと考えている。そして次の世代につなげなければならない。

次世代の役員への継承作業は2年前から始めている。私にとって、つなぐ、継承するということは、第一に連盟の歴史を客観的に伝えることだ。他のことについては、新しい酒は新しい皮袋に入れよの考え方で、次世代にお任せしたい。

これからの2年間での基本的な考え方は、愛好者目線、ITの活用、チームワーク。


2013年3月10日日曜日

Sun.March 10,2013 ネイティブの英語は...

本日のAmerican Club Girls へのvolleyball coachingへの出席者は、少なかった。そこで彼女たちの練習したいことを聞いてみた。そうしたら、日本語は挨拶程度しかできない生粋のアメリカ人の彼女たちは、American Englishでベラベラと早口で喋り始めた。14、15歳の日本の中学女子の会話の言葉もよくわからないこのおじさんにネイティブのしかもティーンエージャーの早口のEnglishなど分かるはずがない。
(帰りはいつも東京タワーが温かい光で送ってくれる)

ゆっくり話してね、とお願いしても、さほど変わらない。それでも、この1年間の英語学習のお陰か、英語で考える習慣が身に付いてきたようだ。解る単語だけ結び付けて、私の方から、こういうことを君は言ったのかい?と確認のために聞き返す。

苦しい時が成長する時と考え、もう少し頑張ろう。続けていればできるようになる!できるようになるまで続けよう。私のような凡才には、それしかない。

2013年3月9日土曜日

Sat.March 9,2013 3.9 and 3.11

明日の10日は68年前の東京大空襲、11日は2年前の東日本大震災があった日だ。二つの災難は、私と深くつながっている。

大空襲で都心に住んでいた私の義理の母、千葉県旭市に疎開した。義理の母は、そのまま旭市に留まり婿養子を迎えた。生まれたのが私の家内。兄弟姉妹がいなかったので、私が婿養子に入った。

震災では、ほとんど知られていないが、旭市でも津波があり尊い命を失った。

スポーツが出来ること、今だからできることがある。春休みに被災地のバレーチームを招待したり、こちらから出かけて行って練習試合、交流を行うことで、支援することである。現地に会場、宿泊先があれば、地元の経済活性に多少ともお役に立てる。高校女子チームが3チーム集まれば60人程になる。

私は、福島県の菊池監督率いる磐城第一高校女子チームに行こうと考えている。インターハイ初出場を目指しているチームに少しでも力になりたい。

2013年3月8日金曜日

Fri.March.8,2013 Americanクラブgirlsの奮闘

2月から毎週金、日の夕方やってきたwinter session(冬季クラス)も今夜を含めて、あと4回となった。少ない練習時間ながら、中学生女子は上手になってきた。私の英語力がもっと上がれば、彼女たちのバレー力も飛躍的に上がるのだが、英語で親父ギャグが言えるほどにはもう少し時間が必要かなと思っている。

最近、新しいアシスタントコーチがついた。八王子実践高校で活躍した方なので、実技モデルにはうってつけだ。体育館内では、日本人同士、英語で会話しているが、意外と日本語で会話している時よりも丁寧に明確に話している。面白いものだ。

4月になると、Spring sessionn(春のクラス)が始まる。英語の個人名を覚えるのは難しい。20名近く入会してくるであろう。彼女たちの名前を覚えられるかな?

Thu.March.7 春の実感

春が本格的に来た。私の鼻腔が、目の周囲がムズムズしている。樹木や草木の花弁が開き始め、花粉が一斉に街中を舞い始めた。花粉症の私にとっては、複雑な胸中にて、春を満喫する悦びと花粉への恨めしさが交差している。

それでも、春が来た。
コートやマフラーを脱ぎ去る時がきた。
私も、この春で古い殻を脱ぎ去ろう。


2013年3月6日水曜日

Wed. March.6,2013 What a beautyful day!

今日は、陽気がポカポカして本当に良い日だね。

パソコンスクールの方は午後から月1回の面接だけなので、空いている午前中は幼稚園ママさんチームの練習にでかけた。1ヶ月ぶりである。

新人が2名入部していた。4人が乳児を連れてきている。練習中に、その内の1人のまだ歩行できない子が泣き止まない。そこで、私がその子を抱っこしながらコーチングすることとなった。「子連れ狼」ならぬ「孫連れコーチ」というところか。片手で5分程抱いているだけで腕がシビれてきた。

若いお母さんたちは、1人を腕に抱え、1人を手で引っ張って子供達を巧みに誘導している。お母さん達は強いんだね!

2013年3月5日火曜日

Tue.March.5 節税と脱税

平成24年分の所得税の確定申告書ができましたとS税理士から昨日連絡が入った。早速、パソコンスクールを終えたその足で東京都内にある彼女の事務所に向かった。

確定申告書を確認して、予想していたよりも還付金が多く驚いた。これが専門家の仕事なんだなと改めて感心した。これからの申告の流れとして、電子帳票を税務署に送り審査を受ける。問題がなければ、還付金の送金日の連絡がメールに入る。早くて1ヶ月、遅くとも2ヶ月以内に送金される。

事務所では所長も出てこられ、しばしバレー談義と税金話となった。最近の脱税の事例も話の流れで出てきた。どうも、お金持ちほど脱税という法律違反をやるようだ。

お金は、その使い方で、人間の価値が決まるのではと思っている。私などは、書籍に目がないタイプなので、書店の売り上げには些細ではあるが貢献している。それにしても、脱税して得た不法なお金を何に使うのでしょうね。経営損失補填?自己欲?

例え、税務署に調査されなくとも、お天道さまは見ている。正々堂々とお天道さまの下で歩んで行きたい。

夜になって、東京都ソフトバレー連盟理事会に出席した。久しぶりの出席であった。東京都連盟は、自分の家に帰ってきたような感じで落ち着く。遅い時間まで役員選考に関して話し合った。

2013年3月4日月曜日

Sun.March 3,2013 JVA全国指導普及委員長会議2日目

2日目の本日の議題は、体罰問題への対処としての講義で半日費やされた。講師は下北沢成徳女子バレー部監督の小川先生、東海大学男子バレー部監督の積山先生、弁護士の先生の三名が登壇された。

弁護士の先生の講義は、体罰が刑法に触れた判例を具体的に挙げられて解説された。刑法に触れない軽微な体罰の一例では、授業中に居眠りしている生徒に対しての注意の仕方も「肩をにトントンと注意喚起で触れること」も体罰と取られる場合があるという。そのような場合は、机をトントンと叩くか、注意を聞かぬ場合は廊下で立たせる、のが良いという。

面倒な時代になってきた。

次回への要望としては海外での体罰への対処を取り上げて欲しい。

2013年3月3日日曜日

Sat.March.2,2013 日本ソフト連盟の会議

日本ソフトバレーボール連盟の企画委員会が鳥取県米子市で開催された。

昨日から当地では第1回の全国ソフトバレー・スポレクフェスティバルが開催されている。昨年迄は長い間、文部科学省が主催していたのであるが、開催地の自治体(都道府県)が経費を負担できなくなり、昨年度の栃木県で終了となった。そこで、日本ソフトバレーボール連盟は、この40歳、50歳の男女混合の交流大会を継続させるべく、自連盟が主催者となった。開催地も鳥取県が準備の期間もないまま引き受けて頂いた。

羽田を飛び立った飛行機は、折からの向かい気流でスピードが落ち、予定よりも20分遅れの12時に米子空港に着いた。

会議の会場はスポレクフェスティバルが開催されている鳥取県立米子産業体育館。空港から出迎えにきていただいた車で体育館に着くなり会議が始まり、終わったのが5時ごろ。

羽田に帰る最終便が20:50。帰りは追い風で、羽田に1時間で着いた。リムジンでJR西船橋まで20分で着いた。駐輪場から愛車のミニサイクルで自宅に戻った、シャワーを浴びて布団の上にゴロリと寝て、猫のようにウ〜ンと手足を伸ばして気がついた…ゲームを全く見ていない!

明日は日本バレーボール協会の全国指導普及委員長会議2日目に出席する。

2013年3月2日土曜日

Fri.March 1,2013 3月弥生

3月に入ったね。3月は弥生(やよい)の月とも呼ばれる。草木が芽吹いてくる季節。私の長年のお友達である花粉症も益々元気活発になる季節でもある。

私は18歳で山形県酒田市から大学浪人生活を過ごすために東京都新宿区大久保に出てきた。早稲田大学理工学部のお隣にある下宿屋にお世話になった。近くに区立体育館があった。

時々ママさんバレーの練習を眺めているうちに、コーチでお手伝いすることになった。チーム名は「やよいクラブ」といった。3月に創設したので、その名前がついたと聞いた。その時に知り合ったメンバーの1人が私の人生を大きくバックアップしてくれるとは、その時には全くわからなかった。

今月の土・日は多忙だ。明日の日本バレーボール協会の全国指導普及委員長会議に始まり、審判規則委員会、日本ソフトバレーボール連盟理事会・代議員会、31日の千葉県バレーボール協会理事会迄毎週続く。

明日の指導普及委員長会議第1日目は代理者を立てた。同じ日に日本ソフト連盟の会議が入ってきたからだ。そんな訳で、明日は鳥取県米子市での会議に日帰り。明後日は東京での指導普及委員長会議第2日目に出席する。

これらの委員会・会議に出席することで、新年度の日本のバレー界の方向性が明確に見えてくる。