2015年11月30日月曜日

29,Nov.2015    カンボジアで有効な通信手段は?

カンボジアは、内戦後に固定電話での通信が普及する前に、西洋の民間会社が携帯電話を普及させました。

カンボジアのメディア関係者によると、インターネットの普及率は、タイやベトナムが35%を超えていることに比較してカンボジアは9%と低いのですが、プノンペンの若者を中心にパソコン(PC)やスマートフォンの所有率は高いのです。

特に、スマートフォンを通じてフェイスブックを利用している人は、2014年時点で142万人(カンボジアの人口は約1,500万人)で、2ヶ月ごとに、ほぼ倍増しているということです。フェイスブックは、カンボジアで最も利用されている通信サービスの一つになっています。

そこで、1年前から、私もフェイスブックを始めました。それによって、ナショナルチームの主要なメンバーと情報をいつも交換できるようになりました。フェイスブックでは、文字と同時に画像も送信することができますので、情報の内容が具体的です。

最近の私のフェイスブック上の友達は150名に達しました。ここのところ毎日新規の友達承認の要求が入ってきます。フェイスブックの他に欧米でよく使われている同様なものにLinkedInというSNSがありますが、こちらも最近活用しています。もちろん、友達承認に関しては、怪しげな人物は承認しません。

どちらも、大勢の人に見られるものですから、伝える内容に関しては注意しなければなりません。

2015年11月29日日曜日

28,Nov.2015    春高バレー 全出場チームが決定

春の高校バレー 第68回全日本バレーボール高等学校選手権大会(2016年01月05日(火)~07日(木)、09日(土)・10日(日) )に出場する全チームが出揃いました。

組み合わせ抽選は、12月6日に行われます。出場チームの中には30回以上出場しているチームが、男女計で21チームいます。その中でも、監督が交代していないというチームは栃木県代表の国学院栃木女子バレーボール部だけです。監督は福田先生で国学院大学出身です。

その福田先生が、34年前に初めて関東大会に出場したときのことを思い出しました。会場は、私の住んでいた千葉県でした。当時、栃木県で全国出場常連は宇都宮女子商業でした。バレー界では既に全国優勝も果たしていました。当時の宇女商の監督である森嶋先生はパンチパーマをかけて、見た目は恐い先生でした。

その宇都宮女子商業に勝って、国学院栃木が全国大会を決めて、もう30数年経ったのですね・・・。 

どの都道府県でも、上に述べた栃木県のように、代表チームの交代する時期というか、タイミングがあります。常連のチームに1回だけ勝って全国に出たケース、初出場のその後も常連のチームと全国出場を分け合っているケース、もしくは、初出場のその後も常連のチームを退けて、逆に自分のチームを常連チームに仕立て上げている、国学院の福田先生のようなケースもあります。

諦めずに、最低でも県大会ベスト4以上のレベルを維持し続けていることで、全国に出場する機会は必ずやってきます。そして、全国初出場を成し遂げたら、次の全国大会予選会では初出場の時以上に努力することでライバルチームを諦めさせることができます。

闘いは、諦めたほうが負けます。

尤も、夫婦喧嘩においては、諦めたほうが勝つ場合がしばしばあります。論争が始まりそうになると、私は抵抗を諦めて、いや抵抗などせずに、直ぐに白旗をあげます。この場合は、負けるが勝ちです。そして、勝った証拠として、夜の晩酌に刺身がプラスされます。


<男女代表校>
【北海道】2015-11-15 【男子】東海大第四(6年連続43回目) 【男子】とわの森三愛(2年ぶり9回目) 【女子】札幌山の手(2年連続10回目) 【女子】旭川実(4年連続27回目)
【青森県】2015-11-08 【男子】弘前工(2年連続38回目) 【女子】弘前学院聖愛(11年連続13回目)
【岩手県】2015-10-26 【男子】一関修紅(4年連続10回目) 【女子】盛岡誠桜(2年連続21回目)
【秋田県】2015-10-31 【男子】雄物川(21年連続21回目) 【女子】由利(2年ぶり26回目)
【山形県】2015-10-25 【男子】山形中央(3年ぶり15回目) 【女子】山形市商(2年ぶり9回目)
【宮城県】2015-10-24 【男子】仙台商(3年連続4回目) 【女子】古川学園(11年連続36回目)
【福島県】2015-11-21 【男子】郡山北工(2年ぶり8回目) 【女子】磐城第一(2年連続2回目)
【茨城県】2015-10-25 【男子】霞ヶ浦(2年連続11回目) 【女子】土浦日大(8年連続15回目)
【栃木県】2015-10-31 【男子】足利工大附(2年ぶり36回目) 【女子】國學院栃木(29年連続30回目)
【群馬県】2015-11-07 【男子】明和県央(初出場) 【女子】健大高崎(2年ぶり4回目)
【埼玉県】2015-11-18 【男子】埼玉栄(3年ぶり5回目) 【女子】細田学園(3年ぶり16回目)
【東京都】2015-11-21 【男子1】東亜学園(11年連続32回目) 【男子2】駿台学園(6年連続8回目) 【男子3】東洋(2年ぶり25回目) 【女子1】八王子実践(2年ぶり38回目) 【女子2】文京学院大女(2年連続8回目) 【女子3】下北沢成徳(8年連続16回目)
【千葉県】2015-11-08 【男子】習志野(9年連続32回目) 【女子】柏井(4年連続15回目)
【神奈川県】2015-11-15 【男子1】荏田(3年連続3回目) 【男子2】川崎橘(10年連続16回目) 【女子1】川崎橘(2年ぶり22回目) 【女子2】大和南(11年連続12回目)
【山梨県】2015-10-25 【男子】日本航空(4年連続14回目) 【女子】増穂商(2年ぶり28回目)
【長野県】2015-11-15 【男子】創造学園(3年連続5回目) 【女子】都市大塩尻(5年連続5回目)
【新潟県】2015-11-01 【男子】上越総合技術(2年ぶり16回目) 【女子】新発田商(4年ぶり5回目)
【富山県】2015-11-23 【男子】高岡第一(2年連続17回目) 【女子】富山第一(3年連続8回目)
【石川県】2015-10-24 【男子】石川県工(11年連続25回目) 【女子】金沢商(14年連続41回目)
【福井県】2015-11-21 【男子】福井工大福井(8年連続40回目) 【女子】福井工大福井(2年連続2回目)
【静岡県】2015-11-14 【男子】聖隷クリストファー(2年連続12回目) 【女子】富士見(3年連続8回目)
【愛知県】2015-11-21 【男子】星城(2年ぶり13回目) 【女子】岡崎学園(4年連続42回目)
【岐阜県】2015-11-23 【男子】県岐阜商(5年連続12回目) 【女子】済美(初出場)
【三重県】2015-11-14 【男子】松阪工(2年ぶり33回目) 【女子】三重(初出場)
【滋賀県】2015-11-14 【男子】近江(13年連続31回目) 【女子】八幡商(2年連続14回目)
【和歌山県】2015-11-21 【男子】開智(21年連続21回目) 【女子】和歌山信愛(2年連続31回目)
【奈良県】2015-11-22 【男子】添上(5年連続33回目) 【女子】天理(3年ぶり2回目)
【京都府】2015-11-23 【男子】洛南(2年連続20回目) 【女子】京都橘(17年連続19回目)
【大阪府】2015-11-07 【男子1】大塚(8年連続11回目) 【男子2】清風(2年ぶり23回目) 【女子1】金蘭会(5年連続5回目) 【女子2】四天王寺(5年ぶり42回目)
【兵庫県】2015-11-08 【男子】市立尼崎(17年連続28回目) 【女子】日ノ本(初出場)
【岡山県】2015-11-08 【男子】岡山東商(3年ぶり29回目) 【女子】就実(2年連続39回目)
【広島県】2015-11-21 【男子】崇徳(2年連続42回目) 【女子】進徳女(3年連続7回目)
【鳥取県】2015-11-08 【男子】鳥取商(3年ぶり29回目) 【女子】米子西(6年ぶり16回目)
【島根県】2015-11-15 【男子】安来(2年ぶり22回目) 【女子】大社(初出場)
【山口県】2015-11-08 【男子】高川学園(2年ぶり4回目) 【女子】誠英(26年連続36回目)
【香川県】2015-11-15 【男子】高松工芸(12年連続19回目) 【女子】高松商(7年連続9回目)
【徳島県】2015-11-07 【男子】城東(12年ぶり3回目) 【女子】城南(4年連続8回目)
【愛媛県】2015-11-23 【男子】松山工(2年連続24回目) 【女子】聖カタリナ女(3年ぶり37回目)
【高知県】2015-11-15 【男子】市立高知商(3年連続34回目) 【女子】高知中央(3年連続7回目)
【福岡県】2015-11-21 【男子】東福岡(5年連続7回目) 【女子】西日本短大附(9年ぶり3回目)
【佐賀県】2015-11-15 【男子】佐賀商(2年ぶり28回目) 【女子】清和(17年ぶり9回目)
【長崎県】2015-11-21 【男子】大村工(6年連続13回目) 【女子】九州文化学園(18年連続29回目)
【熊本県】2015-11-14 【男子】鎮西(7年連続28回目) 【女子】鎮西(初出場)
【大分県】2015-11-01 【男子】大分工(2年ぶり29回目) 【女子】東九州龍谷(16年連続31回目)
【宮崎県】2015-11-03 【男子】延岡工(35年ぶり3回目) 【女子】延岡学園(2年ぶり16回目)
【鹿児島県】2015-11-01 【男子】鹿児島商(9年連続28回目) 【女子】鹿屋中央(8年ぶり5回目)
【沖縄県】2015-09-21 【男子】西原(6年連続21回目) 【女子】西原(3年ぶり5回目)

2015年11月28日土曜日

27,Nov.2015    緊張感が増しています

私自身のことではないが、世界政治が緊張感を増しています。

私の仕事柄、スポーツ関連の記事には日本だけでなく世界のバレーボールの記事やスポーツに関する主な記事を新聞やインターネットで毎日読むことにしています。

ここ2週間前から、ロシアの陸上競技団体がWADA(the World Anti-Doping Agency:世界反ドーピング機構)から国絡みのドーピング疑惑を指摘されていることに関しての記事を集めて読んでいます。今週末には、ロシアスポーツ大臣が徹底的な調査と改善を行うことをWADAに約束しました。

その矢先の本日、ロシアの軍用機が領空侵犯(他国の領土上空を飛ぶ違反行為)ということでトルコ軍にロケット弾を撃ち込まれ墜落されました。ロシアは、これに対してトルコは謝罪せよ、と訴えましたが、トルコは正当な行為であるので、その必要なしと退けました。 

この背景には、シリアにおけるアサド政権、反政府組織、そしてISが関係しており、更にアサド政権にはロシアが、反政府組織にはUSAがサポートしているという複雑な構図があります。

そして、トルコはUSA寄りのNATOの一員です。ロシアはISを攻撃すると言いながら、シリア反政府組織をも空爆している疑いが持たれています。

願わくば、来週月曜日からフランスで始まるCOP21(Conference Of the Parties 21: 第21回 気候変動枠組条約締約国会議)に主だった世界の首脳が一堂に会します。世界の気候変動も大きな課題ですが、今直面している問題も速やかに解決しなければなりません。冷静に話し合いの場を持っていただきたいと思っています。

戦争を始めるのは小さなきっかけで始まりますが、戦争を終えるには大きなエネルギーが要ります。

2015年11月27日金曜日

25,Nov.2015    この国の教員養成とは

教育は、一国の政治において経済と同様に社会を推進させる大きな力を持つものと私は考えています。

質の高い教育が国民に保障されることで、国を牽引するリーダーが多様な分野で活躍し、その国の経済は成長していく、というのが簡単にいうと、教育と経済の関係であると考えています。

今朝の新聞にカンボジア教育省の教育大臣が来年度からの施策を発表した記事が載っていました。それによると、2020年までに国内の全ての教員(約10万人)は新たな教員資格要件として、大学卒業資格(bachelor's degree:学士)を持たねばならない、ということです。

この記事に、私は驚きました。ということは、今の教員は、学士の資格を持っていない、ということなのでしょうか。確かに、体育の教員に関しては、昨年私が訪れた体育(運動)教員養成の施設は、専門学校という名称でした。他の教科についても、恐らく専門学校での教員養成なのでしょう。

一部の数学の先生が、算数の問題を解けない、とか専門性に欠けているという話は、日本人の間でも聞いていました。また、昨年、ナショナルチームのスポーツドクターを探していた時に、どうもこの国の医薬系大学には、医師養成機関がないのではとの疑問も持ち上がりました。薬学部(科)はあっても医師養成機関は無いようです。そのような環境ですので、スポーツドクター制度もありません。

国際大会出場時にチームにドクターが同行するというのは稀なようです。今年シンガポールで開催された東南アジア大会のバレーボール種目において、ドクターを同行していた国はタイランドだけでした。

教育の力は、考える力、協力して問題を解決する力を養うというところが大きいと考えています。知識を得ることは本からでも、インターネットからでも獲得できます。しかし、知っていることと行動することは、違います。学校の教員は、生徒や学生に獲得した知識をもって社会の中で生きていく力、社会を創っていく力を後押ししてくれます。

大人も学ぶことに遅すぎるということはありません。大人にはメンターという人たちが必要です。メンターとは、主に仕事上(または人生)の指導者、助言者を意味します。メンターに任命されるのは、その組織に入って7年ぐらい経験した中堅人材です。企業においては、新入社員などの精神的なサポートをするために、専任者を設けています。メンターは、キャリア形成をはじめ生活上のさまざまな悩み相談を受けながら、育成にあたっています。

私も、この国では、監督としてナショナルチームの指導を行うことと並行して、メンターとして選手達をサポートしています。今後は、バレーボール連盟の役員に対してもメンターとしての活動が必要になるでしょう。組織には、テクニカル・ダイレクター(TD)やジャネラル・マネージャ(GM)が必要ですが、それ以前に、この国のバレーボール連盟にはメンターが必要です。

組織は、どこかからお借りして真似して作ることはできても、その組織が組織的に計画性を持って将来を見据えて活動できるかどうかは、その中の人間がどう動くかで決まります。教育を受けた、訓練を受けた専門性の高い人材が、この国ではもっと必要です。




2015年11月25日水曜日

24,Nov.2015    Water Festival in Cambodia started

日本では、月曜日まで3連休でしたが、こちらカンボジアでは火曜日から「水祭り」で3連休が始まりました。

カンボジアでは、お正月、お盆と、この「水祭り」が、三大お祭りです。今年は、規模が縮小されたようで、初日の花火も30分で終了しました。

ナショナルチームメンバーでコンポンチャム州という地方にあるクラブチームに所属しているチャントールからフェイスブックで連絡が来ました。水祭りで、今の時間、家族でプノンペンまで出てきているとのことでした。そして下の画像を送ってくれました。

(メコン川に浮かぶデコレーションされた船です。祝水祭り、とでも書かれているのでしょうか?)


2015年11月23日月曜日

23,Nov.2015   アパートメントのオーナーが粋な計らいを

最近は、机の前に座って、各種原稿を作成する時間が多くなりました。そこで、椅子を新調したくなりました。

私の住んでいるアパートメントは、家具付きです。従って、机、椅子も元々ありました。椅子は、肘付、横回転OK、5脚キャスター付、そして高さ調整OKの優れものです。しかし、このあたりで部屋環境を変えたくなりました。

フロントの女性に、椅子を買いたいのだが・・・と言うと、早速、通信で買える椅子の写真をプリントアウトして渡してくれました。少し贅沢して良いものを買おうと、カタログの写真の中で一番良いものを注文しました。その2日後に、つまり今朝ですが、オーナーと玄関先で出くわして、オーナーの口から「一番良い椅子を注文しました」との言葉を聞きました。そして、次の言葉に耳を疑いました。

「お金は要りません・・・は、は、は」。

インターネットで調べてみると、値段は安くとも8万~10万円(革張り)する代物です。
(リクライニングも付いていました)

そして、夕方前に、その椅子が届きました。請求書はありません。何か狐に包まれたような話です。一般的に、カンボジアの人達はのんびりしています。しかし、そうでもない反応の速い人たちもいるのですね。改めて、カンボジアの人を見直しました。

先日も、私がバレーボールの練習に、たまたま専用車でなく、一般のトゥクトゥクという乗り物に乗って練習コートに行ったときに、うっかりバレーボールシューズを車内に忘れてしまいました。それから1週間後に、驚いたことに、別のドライバーからそのシューズを手渡されました。どんな経路で、私のところに戻って来たのかわかりませんが、普通でしたら、mizunoの新製品(タイでは1.5倍の価格でした)ですから、どこかのスポーツ店に新古品として転売されていたはずです。

それにしても、なぜオーナーは、このようなことをしてくれたのか?私が、部屋代をいつも請求のあったその日に支払っているから?一時帰国から戻ってきたときに、必ずオーナーや受付の女性達にお土産を手渡しているから?朝の挨拶を笑顔でかけているから?部屋の中の不具合があると、直ぐに苦情を言いに行くから?理由が見つかりません。

誰かが、その理由を次のように言ってくれました。

それは、渡邉さんがカンボジアのナショナルチームの監督だからではないでしょうか?つまり、カンボジアのために頑張ってくれているという感謝の気持ちからなのではないでしょうか?

いずれにしろ、後日、請求書が来ないように祈っています。



22,Nov.2015   夕方から英語学習

先週一週間は、バレーボールの研修会でしたので、机に向かっての英語の学習は、ほとんどできませんでした。

各国の人達との英語での会話は、ほとんど問題なくできるのですが、日常会話レベルで満足したくありません。現在、ぶつかっている中級の壁を破れば、新しい世界が広がってくると信じて、本日は、夕方から、ほとんど机に向かっています。

学習のやり方で、新たに取り入れているのが、日本人の通訳の人が行っている「サイトラ」(サイト・トランスレーション: Sght-translation)です。英語を語順のまま理解する方法です。英語脳の育成に効果的な学習法ということを信じて始めました。2週間前からやっていますが、英語脳ができてきた感じがします。

教材には、NHK「ニュースで英会話」という番組を使っています。無料で海外でも見れて、英語と日本語訳のテキストも見れます。記事も最新の話題の記事です。NHKさんには、本当に感謝しています。

今の教材は「ロシアのドーピング・スキャンダル」です。政治・経済・社会の記事も、ほぼ毎日出てくるので、語彙を増やすにももってこいです。英文が暗記できるまでサイトラをやっています。



2015年11月22日日曜日

21,Nov.2015   春高バレー 東京都予選 結果

東京都の予選結果が出ました。

東京都は、常に緊迫したゲームが展開されます。男子の、東洋は昨年出場できませんでした。私も
関係者ですので、実情を理解しています。今年も出場は無理かなと思っていましたが、開催地代表で出場できることになりました。恐らく、現在関東大学1部、2部リーグで活躍している先輩たちが胸を貸してくれた成果と思います。

第一代表の東亜学園は、昨年、監督の小磯先生が昨年の丁度、春高バレー東京都予選会で代表になったその夜に急逝しました。54歳という若さでした。

女子では、八王子実践が頑張っていますね。前監督の菊間先生が去ってから、チーム力は落ちると思っていましたが、逆に上がっていますね。現監督の頑張りがあるからでしょう。

2015年11月21日(土) 墨田区総合体育館
【男子準決勝】
東亜学園 - 安田学園 2 - 0 (25-20, 25-9)
駿台学園 - 東洋 2 - 0 (25-19, 25-22)
【男子3位決定戦】
東洋 - 安田学園 2 - 0 (25-17, 25-22)
【男子決勝】
東亜学園 - 駿台学園 2 - 0 (25-21, 25-15)
※東亜学園は11年連続32回目 ※駿台学園は6年連続8回目 ※東洋は2年ぶり25回目
【女子準決勝】
八王子実践 - 共栄学園 2 - 1 (31-29, 18-25, 25-23)
文京学院大女 - 下北沢成徳 2 - 1 (25-23, 23-25, 25-22)
【女子3位決定戦】
下北沢成徳 - 共栄学園 2 - 0 (25-21, 25-23)
【女子決勝】
八王子実践 - 文京学院大女 2 - 0 (25-22, 25-21)
※八王子実践は2年ぶり38回目 ※文京学院大女は2年連続8回目 ※下北沢成徳は8年連続16回目

2015年11月20日金曜日

20,Nov.2015   FIVB Seminar in Bangkok day 5

5日間のセミナーを終了しました。


(きょう手伝ってくれたモデルチームは市内の高校男子チームです)
午前中には、受講者の実技プレゼンを一人10分程度で行いました。実は、これは、私から講師に、この講習会の開始前に提案していたことでした。今回で5回目の付き合いをして頂いている我々の関係があったので、講師のザオさんも受け入れてくれたのでしょう。

学んだことを、すぐに取り入れて、自分の練習法に取り入れることで、自分のコーチング力が「改善」(Improvement)されます。

受講者から私によく質問があります。そのほとんどは、日本の秘密の指導法を教えて欲しいとうことです。日本のバレー界が、何か特別な練習、直ぐに上達するような練習法をやっていると彼らは思っているのでしょうか。

私の回答は、以下の通りです。

「特別な練習をやっているわけではありません。テキストに載っているような正しい基本を教え、反復練習を繰り返して身に付ける。応用(advance level)としては、実際の試合に近い形での練習(game like exercise)を行う。大事なのは、集中して行うということ。そして、指導者は、時に質問の形で選手に『この練習は何のためにやっているのか、ポイントは何か』を問いながら、常に確認しながら練習を進めることです」。

それでも、言葉だけでは理解できないことも確かです。理解を補うには「video(動画)」が有効です。お互いに、必要な情報を交換しよう、ということで、閉講式を終えて、受講の仲間たちは、それぞれの国へ帰って行きました。

私は、明日の昼に帰ります。タイランドは、物価が安いので、毎晩、私はホテルの近くのマッサージ屋さんに行ってフット(足)マッサージをお願いします。全身マッサージでも、1時間600円です。私のような老体は、直ぐに筋肉が硬直するので、硬くなった筋肉をときほぐすには、マッサージが最適です。

マッサージ師は、一般的には30歳代の方達ですが、時には20歳前後の娘さんや、また時には40歳以上の逞しいベテランのお姉さまたちが出てきます。3日前から通い続けているお店では、いつも同じ20歳の娘さんが、せっせと私の足をマッサージしてくれます。

19,Nov.2015   FIVB Seminar in Bangkok day 4

午前中は、ルールに関しての講義でした。この国の審判長であるMr.ソンサックは、現在サウジアラビアでのアジア連盟会議に出席中なので、他の国際審判員の方が講師で見えました。
(モデルの女子高校生たちは、本日も協力してくれました。昨日は、動作が緩慢でしたが、本日は機敏になりプレーも上達したように見えました。どの国にもポテンシャルの高いプレーヤーはいます。その能力を開花させてあげるのが指導者の仕事です。それにしても講師のザオさんはキャップが好きです。きょうは、講義中から体育館の中でもキャップをかぶっていました)

講義の中心テーマは、改正ルール点、特にネット近くでの反則行為とリベロに関しての反則行為でした。FIVBはビデオで詳しく反則行為を解説しています。ホームページでも見れます。

チームの指導者は、もっとルールに関して詳細に理解しておく必要があります。カンボジアの審判員はルールブックを持っていません。ほとんどの審判員が英語を読めないからです。来年には、現地語(クメール語)に翻訳したルールブックを作成して審判研修会を開催しなければなりません。

日本においても、ルールブックを持っていない指導者の多いのが現実です。社会生活を健全に送るには、法律を知っておく必要があります。交通法規を知らなければ、事故を起こす確率は高くなります。商法を知らなければ損をします。

バレーボールをより良く楽しむためには、ルールを知っておく必要があります。指導者は熟知しておかなければなりません。まずは、日本であれば、公認審判員資格B級(C級)を取得し、4年に1回は、リフレッシュ研修会に出席するのが良いと思います。

2015年11月18日水曜日

18,Nov.2015   FIVB Seminar in Bangkok day 3

きょうの午後からは、モデルチームとして地元の高校女子チームが来てくれました。

成績は、バンコク市内で16歳以下の部で第2位とのことです。彼女たちが来てくれたので、この2日間、モデルを務めてくれた30歳代の受講者たちも、やれやれ解放されたとばかりホッとした表情でした。
(午前中は、チューブを用いたレジストレーション(抵抗)トレーニングを30歳代の若い受講者たちがモデルになって行いました。相当、きつかったと思います。ご苦労様でした)

この研修会での私の役割は、受講者たちが質問しやすい雰囲気を作ることです。私がさほど難しくない質問をすることで、他の受講者たちも、質問しやすくなります。

きょうの実技研修で気になったのは、指導者達のコート上におけるボールを使った指導です。どのようなレベルのチーム指導においても、指導者は、ボールを使って選手達を動かせることが必要です。今回の受講者には、ボールを使っての指導にややスキル不足を私は感じました。

ボールを実際打てなくとも(ヒッティング)、ボールを適切なところに手で投げることの技術は必要です。高度なスキルは、世界のプレーヤーのビデオを繰り返し見せることで理解してもらえます。目標としているところに、選手の能力を見極めて、適切なスピード、角度、距離、タイミングを見計らってボールを投げたり、放り上げることができれば、指導者によるボールを使った直接指導は合格です。

おっと、もう一つ、気になったのは、東南アジアではどこもそうですが、床の上にボールが転がっていても、そのボールを拾おうとしないことです。講師の中国人であるMr.ザオさんも注意しません。カンボジアのナショナルチームにも、そのことは選手がボールの上に載って転倒する原因になるので、直ぐ拾うように何度も説明したので、現在では床の上にボールが転がりっぱなしになっていることはありません。

17,Nov.2015   FIVB Seminar started in Bangkok day 2

国際バレーボール連盟主催の「技術セミナー」が昨日からバンコック市内の大学の施設内でスタートしました。

受講者の中に北欧のノルウエーから来ている40歳代後半の男性がいます。顔かたちが北欧の人間には見えなかったので、朝食の時に彼に聞いてみました。聞いたところによると、彼はメキシコ人で奥様がノルウエー人ということでした。2年前に仕事(NGO)の関係で南米各国を転勤し、最終地としてノルウエーを選んだということでした。ノルウエーにはメキシコ人が30数名いるとのことです。

それにしても、あの南米の熱いメキシコから北欧の冬にはマイナス0度以下になるノルウエーに定住するとは、奥さん思いの旦那さんです。彼の口から日本人の名前が出てきました。今年からVプレミアリーグの堺ブレザーズ男子チームの監督に就任した印東さんです。

彼は、女子バレーチームのダイエーや日立佐和、パイオニアで指導者として歩み、その後ノルウエーに2006年に渡りアカデミー(ジュニア育成システム)のなかでジュニア育成に、それからシニア女子、男子と関わって行きました。ノルウエーで成功を納め、2014年に帰国して堺の監督に就任となりました。

昨夜のスリランカで指導された池田先生もそうですが、日本人が世界各国で活躍している話を聞くのは誇りです。お蔭で、私までもが「日本人だから素晴らしい指導者に違いない」と他の受講者に思われています。アジアにおける講習会では、必ず松平監督率いる全日本男子のことが紹介されます。アジアの男子チームスポーツで、オリンピックという場で初めに金メダルを取ったのは日本であった、ということは身長の低いアジア人でもやれるのだという自信を与えています。

日本は、今でも、これからも、アジアのバレーボールをリードする国でありたいと私は思っています。日本の若い指導者達には優れた指導者が大勢います。世界で戦うには「英語力」が必要です。英語でのコミュニケーション能力を若いうちから身に着けて欲しいと願っています。日本人指導者の指導力は世界の中でも認められています。その指導力を外国で発揮させるには、まずは英語でのコミュニケーション能力です。そのあとに現地語にも挑戦していけば良いと思います。

2015年11月17日火曜日

16,Nov.2015   歓迎レセプション

ディヴェロップメント・センター(アジアには4ヵ所:イラン、インド、インドネシア、そしてタイランド)のから海外からの受講者に夕食のご招待がありました。

センター長であるMr.イッサラのお気に入りのお店ということです。

今回のセミナーの受講者は、フィリピンから2名(内1名が男子ナショナルチーム監督のオリビア)、オマーンから1名(昨年もこのセミナーを受講したハミッド)、スリランカからはなんと6名(うち女性が2名)、ノルウエーから1名(国籍はメキシコ人)、日本からは私、そして地元タイランドからは8名の計17名です。

スリランカは、以前の国名を「コロンボ」と言いました。言葉は、シンハラ語で、共通語は英語です。いつものことながら初めて話すアジアの国の人達の英語が聞き取りにくかったのですが、次第に慣れてくれば聞き取れるようになりました。

スリランカ一行のリーダー格の恰幅の良い40歳代の男性から、我々は数年前に3年間、半年間ずつであったが、日本人の池田さんに随分と指導して頂いた、と言われました。JICAの青年海外協力隊ですかですか?と聞いたら、違うと言います。よくよく聞いてみると、静岡県立浜松湖東男子バレーボール部の元監督の池田先生のことでした。個人的なボランティアでスリランカに来ていただいたということです。

池田先生とは、20年前に岐阜の県立岐南工業高校男子バレー部元監督の平田先生から紹介されて、それ以来親しくさせて頂いています。池田先生は、2年前に帰国されて、静岡の私学の大学で男子バレー監督に就任されています。

次から次と出てくるタイランド料理を頂きながら、これから5日間で、参加者とどのような人間関係ができるのか楽しみにしています。


池田さん:かれこれ20年前になるであろうか、私が岐阜県立岐南工業高校男子バレー部の平田監督のところに訪問している時であった。池田先生は定年退職後、スリランカに渡りクラブチームを3年に渡り指導されて、昨年2013年に日本に戻ってこられた。現在は静岡産業大学男子バレーボール部監督に就任されている。現代学生気質で苦労されているお話を伺った

ノルウェーの監督はダイエーやパイオニアでのコーチ経験のある印東氏であった。2011年現在はノルウェーのバレーボールアカデミー的チームでバレーボールを教えておられる。

2015年11月15日日曜日

15,Nov.2015    タイランドの首都バンコックに着きました

カンボジアの首都プノンペンからタイランドの首都バンコックへは、飛行機に乗って、1時間で着いてしまうほど距離は近いです。

2ケ月前にもFIVBコーチコース(レベル3)受講のために訪れました。今回のFIVBセミナー受講は、その時と違って試験がありませんので、気が楽です。

前回は、日本がプラチナウイークとかで、おまけに土曜日でしたので、日本からの観光客が大勢観光に見えていて、入国審査を受けるまで、なんと1時間かかりました。まさに「入獄」審査の状態でした。今回は、日曜日に着いたので15分ほど待ったくらいで、さっと「入国」審査を通過しました。

到着口を出ると、手に手に名前を書いた出迎えの人達が100人ほどはいました。タイランド・バレーボール協会から出迎えに来てくれた女性は、私も今回でタイランド訪問が3回目なので、私の顔を覚えていたようで、私の名前を読んでくれて、直ぐに拾ってもらえました。

宿舎のホテルに行く出迎えの車には、もう一人受講者で、スリランカからの若者が同乗しました。聞くところによると、スリランカからは大挙7名が受講するとのことでした。そのうち、2名がミセスです。他には韓国、フィリピンなどから4名ほど、地元のタイランドからは6名ほどが出席で、計16~18名ほどです。セミナー(研修会)としては適切な人数です。

講師は、この4年間で5回目に会う中国人のザオさんです。計算してみたら、過去4回で通算50日会っています。明日から5日間、どんな受講者が見えて、どんなセミナーになるのか楽しみです。  

2015年11月14日土曜日

14,Nov.2015   無差別テロがパリ市内で

昨夜、パリ市内の6カ所で連続無差別テロがあり、現在のところ少なくとも127名の死亡が確認されました。

特に、アメリカのロックバンドが出演していた劇場では、約10分の間、ほとんど無言のテロリストの自動小銃が逃げ惑う観客たちに向けられて乱射されました。その内の1人は「アラーアクバル(アラーは偉大なり)」と叫んだということです。
by CNN

襲撃された6か所の中には、オランド・フランス大統領が観戦していたサッカー場も含まれていました。私もCNNの動画で見ましたが、フランスとワールドカップ覇者のドイツの親善試合の最中に大きな爆発音があり、プレーヤーもプレーを止めました。一部の観客たちは、フィールドの中に逃げ込みました。オランド大統領は、「このことは第2次世界大戦以来の事件である」と言いました。全ての国境が閉じられ、市民に外出を控えるように指示出されました。

また、レストランも襲撃されました。その中にカンボジア・レストランも入っていました。

アメリカのオバマ大統領は直ぐに記者会見しました。英国のキャメロン首相も、直ぐに哀悼の意を表し、助けられることは何でも行う、とツイッターで言いました。

一般市民を襲う攻撃は、どのような宗教のバイブルでも認められていません。犯行に及んだ輩の背景は何なのか、これから明らかにされます。それにしても、劇場の外の路上にシーツをかぶされている遺体を見るにつけ、胸がつぶれる思いです。この人たちは、まさか自分が突然、無関係の暴漢に殺害されるとは思っていなかったでしょう。家族の人達の嘆きの声も聞こえてくるようです。

明日からトルコで始まるG20の会議では、このような事件に対しての対策が緊急動議で出てくるものと思います。

これは、もはや「戦争」です。

日本も他人ごとではありません。2020年の東京オリンピック・パラリンピックはテロリストにとって絶好のアピールの場です。一般市民や観光客の安全を第一に考えて、現在よりもさらに厳しいセキュリティ・システムを構築することに予算を使っていただきたいものです。

2015年11月13日金曜日

13,Nov.2015    I'm going to Bangkok

明後日の昼の便でお隣の国タイランドの首都であるBangkokに行きます。

往復の飛行運賃は、今は観光シーズンに入るので2ケ月前より$30高い$230です。時間は1時間です。それでも東京から大阪に行くよりは時間も早く、料金は安く行くことができます。1週間の滞在ですので、ヴィザ(査証)は必要ありません。

目的は、FIVB(国際バレーボール連盟)主催のセミナー(研修会)に出席するためです。テーマは「サーブ、レシーブ、リベロ」です。講師には、知り合いの中国のNanjin city(南京市)からみえるMr.Zhao(ザオ)です。受講者は、アジアからだけでなく、欧州やカナダからも来ます。受講者たちとバレーボール談義するのが楽しみです。

2015年11月12日木曜日

12,Nov.2015   Doping 疑惑へのロシアの対処

世界反ドーピング協会(WADA)から突きつけられた疑惑に対し、昨日、プーチン大統領が公の場で、初めてコメントしました。

プーチン大統領は、無実の選手の夢が犠牲にならないように訴え、組織として処罰されるべきではないとロシア五輪委員会(ROC)が主張していることを明かしました。
 
来年開催されるリオ・オリンピックに、最悪の事態として、ロシアの陸上競技選手団がIOCの最終判断で出場できないことになれば、それまで陸上だけで10数個の金メダルを獲得していたのが難しくなります。
 
プーチン大統領は、更に続けて次のように発言しました。「もし誰かがドーピングのルールを犯したとすれば、責任は個人にある。ドーピングに関わりのない選手は、罪を犯した者のために犠牲を払うべきではない」。
 
やはり、ロシア陸連と言う組織は関与していない、ということを主張しています。それにしても、最終的に個人が処罰されても、陸連にも指導不行き届きとして、陸連責任者は責任を取らざるを得ないでしょう。更に責任は、スポーツ大臣、更にはロシアオリンピック委員会にも及ぶかもしれませんね。
 
明日が、WADAに対するロシア側の回答の最終締切日です。疑惑がどこまで真実なのかが焦点ですが、WADAもIOCもスポーツ大国であるロシアへの処罰に苦慮していると思います。日本語で言うと、落としどころをどうするか、です。

2015年11月11日水曜日

11,Nov.2015   ロシアよ、お前もか?

今年ほど、スポーツ界に激震が走った年はないでしょう。

夏過ぎには、FIFA(国際サッカー連盟)のトップ役員達の贈収賄がありました。そして、昨日はスポーツ大国であるロシアの陸上競技連盟、国内ドーピング検査研究所、警察、つまり国ぐるみでのドーピング疑惑が発生しました。

始まりは、2014年の内部告発からでした。(ドイツのテレビ局に告発したステパノワ選手は、検査所の元職員だった夫とともにカナダに政治亡命を申請しています)今後の成り行きいかんでは、来年のリオ・オリンピックにロシアの陸上選手が出場できなくなる事態も想定されまする。

年々高度化するスポーツ界。そして、そこに勝利至上主義が、またそろりと入ってきました。勝つためには、ルールを犯しても良い、バレなければよい、赤信号皆で渡れば恐くない、など・・・昔の東ドイツのドーピングによる選手改造強化策を思い出しました。

私個人としては、ロシアが組織をあげてのドーピングを推奨しているとは思えません。一部の選手達が個人的に行ったものであるように願っています。そうでなければ、スポーツの崩壊的な危機です。



2015年11月10日火曜日

10,Nov.2015   進化論ではないが・・・

ダーウィンの進化論ではないのですが、

「強いものや賢いものが生き残るのではなく、変化に対応したものだけが生き残るのだ」というのが世の実相ではないでしょうか。

09,Nov.2015    政治とスポーツのお話

スポーツ関係者も政治には関心を持っていないといけません。

スポーツと言う文化は、時の政治・経済の影響下にあります。従って、常識の範囲で自分の住んでいる大陸、国、地域に関心を持っていなければなりません。

現在、私が関心を持っている国は、日本は勿論ですが、大陸としては、中国、韓国、ブロックとしては東南アジア諸国、その中でも特に現在私が住んでいるカンボジア(2年後に総選挙)、毎朝のスカイプで英会話を教えて頂いている先生の国のフィリピン(来年が総選挙)、隣国のラオス、タイランド、ベトナムそして本日総選挙結果が出始めたミャンマー(旧ビルマ)です。

今朝、スカイプで英会話の先生とビルマの総選挙について話していると「バルマ」という言葉が聞こえてきました。「それって、どんな意味ですか?」と尋ねると、「日本人が言っているビルマのことですよ」という返事が返ってきました。

ビルマの英語はBurmaです。確かに発音は「バルマ」です。そう言えば、ギリシャの首都のアテネも日本語のカタカナ表記ではギリシャ人には通じません。アテネは、英語ではAthensと表記されています。その発音は「アスィンズ」です。フィリピンもFillippinesですから「フィリピンズ」と複数形のsを発音します。複数の理由は、フィリピンと言う国は約7,000の島々からなる国だからです。

おっと、そんな薀蓄(うんちく)よりも、ミャンマーのことでした。

総選挙結果は、まだ公式発表は出ていませんが、アウン・サン・スー・チーさんが党首の野党が政権を握れる議席の半数以上を占める勢いだそうです。最終結果は、2,3か月後に出るということです。時間が掛かる理由としては、開票に公正を期するために1票1票正確にカウントしてるからと言うことでした。

ミャンマーのバレーについてお話ししましょう。2年前にミャンマーで東南アジア大会が開催されました。それを契機にして、ここのところのミャンマーのスポーツ界は躍進しています。バレーボールも特に男子が飛躍的に強化されました。今年の23歳以下のアジア選手権大会では日本の大学選抜チームがミャンマー(5位)に敗北して6位でした。シニアチームのレベルは、アジアでは10番前後で、東南アジアではタイランドに次いで2番から3番手です。

日本人コーチも関わって来ました。北海道の桧山さん、最近では松永さん(平成国際大学)が国際交流基金から派遣され強化してきました。女子ナショナルチームは、198cmの選手もおり、ミャンマーが民主化されることで、ミャンマーバレー界が今後どのように発展していくのか楽しみです。

2015年11月6日金曜日

05,Nov.2015    Departures

1週間前に日本大使館から映画鑑賞の招待状が届きました。

国際交流基金アジアセンター(The Japanese Foundation Asia Center)が助成する事業の1つで日本映画祭をカンボジアで6日間開催するというもので、そのオープニングに今夜、招待されました。

会場は、チャカトムック・シアター。内戦前の1960年代にカンボジア人によって設計された建物です。昔は会議場として使われ、今では劇場に改造されて歴史を感じさせる大きな円形の建物です。

初日の今夜の日本映画は、「Departures」。直訳すると「旅立つ人たち」。元の題は「おくりびと」(2008年)です。主演は、本木雅弘。助演で山崎勉、広末涼子、余貴美子、吉行和子、笹野高史。
スタッフは、監督が滝田洋二郎、演出が小山薫堂、そして音楽が久石譲。
 
この映画の製作は、主演の本木さんが1996年にある書籍を読んで感銘を受け、苦労しながら映画化したものです。この映画は2009年アカデミー賞外国映画賞をはじめ日本の内外で評価され15の賞を受賞しました。

招待された人たちは、およそ300名ほど。カンボジア文化省次官、在カンボジア日本大使、日本国際交流基金理事長が列席していました。

実は、この映画のロケ地は私の出身地の山形県酒田市、お隣の鶴岡市を中心にした庄内地方です。納棺の事務所である建物も幼稚園児の頃、よくその近くの日和山公園で遊びました。そういう意味では、観客の中で私が一番身近な人間であったでしょう。

映画の中で、死生観、親子、夫婦の在り方が等身大で迫ってきました。私は、自分自身の幼少時代と似たような境遇の主人公に重ねて映画を観ていました。大きなスクリーンで映画を観て、自分自身を振り返るのも、たまには良いものです。

2015年11月5日木曜日

04,Nov,2015   ロシア機墜落

エジプトのシナイ半島沖で起きたロシア機墜落は、乗員乗客224人全員が死亡という痛ましいことになりました。

一瞬にして、命と未来を奪われた224人の方々に哀悼の意を表します。

原因調査が行われています。パイロットの操縦ミスなのか、事故なのか、外部からの攻撃なのか?昨日は、ISが、自分たちがやったのだと声明を出しました。それが、ロケットなのか、機体に積まれた爆弾なのか。県警社が原因を、ブラックボックスや機体の損傷具合などを調査・解明中です。

原因は、他にも考えられますが、それは憶測ですので言えません。もし、そうだとすれば、そのようなことは人道的に観て、あってはならないことだからです。

最近、読んでいる本に池上彰さんの著作があります。このかたの本が読みやすいのは、平易な言葉で語りかける口調と、歴史をひも解いて元々の原因を示しているからです。

8月に日本に一時帰国した際に、書店で購入した「知らないと恥をかく世界の大問題6」「世界から戦争がなくならない本当の理由」は、一読をお勧めします。私がいまいるカンボジアで起きた内戦の元々の理由も客観的に述べられています。

そして、自宅の本棚で偶然目に入った、40年以上も前に読んだ「歴史とは何か」(E.H.カー著、清水幾太郎訳)をもう一度読もうと、カンボジアに持参しました。

グローバルな時代に生きている我々の世界では、1つの事象が、日本にも少なからず影響してきます。1973年、エジプトとシリアがイスラエルに対して先制攻撃をしたことで起きた第四次中東紛争が始まり、世界的に「オイルショック」が起こりました。日本では「狂乱物価」が起こり、トイレットペーパーや洗剤が不足するというデマが流れました。決して、よそ事ではありません。

今週末にはミャンマー(昔のビルマ)で総選挙が行われます。この結果によって、ミャンマーの政治・経済がより大きく動き出します。日系企業も注目しています。




 

2015年11月3日火曜日

03,Nov.2015   春高バレー予選会の報告が来ました

高校生バレーボールプレーヤー(注:英語ではvoleyballerという言い方はしません。voleyball playerです) にとって、最高峰の大会である「春高バレー」。その予選会が各都道府県にて始まっています。

高校バレー、正式には「第68回全日本バレーボール高等学校選手権大会」です。本大会の開催期日は、2016年01月05日(火)~07日(木)、09日(土)・10日(日)です。私の2回目の一時帰国も、この春高バレーの期間中に合わせて計画しています。昨年は6日に帰国しました。

本日、ある高校の監督から、晴れて代表になった旨の連絡がLINEを通じてありました。彼にとって初めての全国大会出場です。7年ほど前から、彼から依頼されて年に2回(1回:4日間)ほど特別指導を行ってきました。

私は、かれこれ25年前から高校チームの指導のアドヴァイザーをやってきました。そして、10チームが全国大会に初出場や10数年ぶりの出場を果たしました。

全国大会出場を成し遂げた一番の要因は、そのチームの監督さんの指導力です。では、なぜ、私がアドバイスするチームが都道府県大会で勝利したのか。それは、全国に必ず行く、という強い意志を持っている指導者であるかどうかを見極めてから、私がアドヴァイザーとして就いたからです。ですから、私の仕事は指導者の背中を少し押してあげたり、袖を引っ張って自重して頂くことなどでした。

アドヴァイスした監督で全国に行けなかった指導者が、昨年までの段階で1名いました。そして、その今まで全国に行けなかった監督が、ようやく全国を仕留めました。よくぞ、やりました。

今度は、私の番です。カンボジア男子ナショナルチームが2年後には、1970年以来のアジア大会、更に2年後には世界選手権大会出場の権利を獲得する番です。誰もが、「そんなことできっこないよ」と言えば言うほど、私は「では、やってやろうじゃないか」と元気が出てきます。勝って当たり前のことをしても、誰も驚いてはくれません。 驚きのあるAmazing Volleyball をやります。

下に挙げましたのは、先週までに決定した代表校です。インターハイもそうですが、高校生のレベルで、これだけの大きな大会を運営する日本のバレーボール界(全国高体連バレーボール専門部)の組織力って素晴らしいですね。世界に誇れる大会のレベル、そして大会運営です。

最後に一言。

今までのところ、初出場校はゼロです。チームスポーツは、指導者の力量がモノを言います。伝統校や常連校を破って全国に出るのは至難の業です。全国初出場には、選手を中心に、学校の理解、父母の協力など大変なエネルギーが、強運が、そして指導者の家族からの支援が必要です。

おっと、私のようなアドヴァイザーも居れば、更に良いでしょうね。

<男女代表校>

【新潟県】2015-11-01 【男子】上越総合技術(2年ぶり6回目) 【女子】新発田商(4年ぶり5回目)
【大分県】2015-11-01 【男子】大分工(2年ぶり29回目) 【女子】東九州龍谷(16年連続31回目)
【鹿児島県】2015-11-01 【男子】鹿児島商(9年連続28回目) 【女子】鹿屋中央(8年ぶり5回目)
【秋田県】2015-10-31 【男子】雄物川(21年連続21回目) 【女子】由利(2年ぶり26回目)
【栃木県】2015-10-31 【男子】足利工大附(2年ぶり36回目) 【女子】國學院栃木(29年連続30回目)
【岩手県】2015-10-26 【男子】一関修紅(4年連続10回目) 【女子】盛岡誠桜(2年連続21回目)
【山形県】2015-10-25 【男子】山形中央(3年ぶり15回目) 【女子】山形商(2年ぶり9回目)
【茨城県】2015-10-25 【男子】霞ヶ浦(2年連続11回目) 【女子】土浦日大(8年連続15回目)
【山梨県】2015-10-25 【男子】日本航空(14年連続14回目) 【女子】増穂商(2年ぶり28回目)
【宮城県】2015-10-24 【男子】仙台商(3年連続4回目) 【女子】古川学園(11年連続36回目)
【石川県】2015-10-24 【男子】石川県工(11年連続25回目) 【女子】金沢商(14年連続41回目)
【沖縄県】2015-09-21 【男子】西原(6年連続21回目) 【女子】西原(3年ぶり5回目)

2015年11月2日月曜日

02,Nov.2015   夜の雨は乾季に入る証

昨夜から、9時ごろになると雨が30分ほど降るようになりました。今夜もブログを書いている今の9時過ぎに細い雨が路上を濡らし始めました。

地元の人に言わせると、この現象は、いよいよ本格的な乾季が始まるという証なのだそうです。今年は、恒例の「水祭り」に行う、「水掛け」は、政府の通達で禁止となりました。お祭りの船競争はあるようですが、市内で水を掛け合う行いは、自粛するようにフセイン首相から国民にお願いされました。

理由は、今年は干ばつで、水を大量に使う「水掛け」はプノンペン市内の水道の断水を引き起こす懸念があるからと言うことです。

ここカンボジアでも、最近は天候の不順が多く、干ばつであったり大雨があったり、極端です。世界的な環境問題が、この地にも影響を及ぼしているのでしょうか。


01,Nov.2015   きょうから11月

11月のスタートです。早いものです。2ヶ月後には正月を迎えます。

この国も乾季に入って、朝晩はめっきり涼しくなってきました。今朝は、23度です。と言っても、日中は30度まで気温は上がります。

それでも、先月よりは涼しくなったせいか、あの天敵の蚊が、ほとんど私の部屋にいなくなりました。気温が下がっただけでなく、私が髭剃りの後に使っているフェイス・ローション(シー・ブリーズ)を先月から顔だけでなく、肌が露出している部分にまで擦り込んでいるせいもあるかも知れません。もしくは、私の加齢臭?が良いブロック効果を出しているのかもしれません。

いずれにしろ、カンボジアの蚊に刺されたら、しばらく痒みがあるので、今はその痒みの無いのが幸せです。

先月は、カンボジアの国民の祝日が、サンドイッチ効果(休日と休日の間もお休み)もあり、土日を含めると、何と17日もありました。スポーツ関係者も休んでいました。こちらに長く住んでいる外国人たちは、慣れたもので、この月に一時帰国をしたり、旅行に出かけています。

さて、11月の月は、活動再開の月です。