2015年12月30日水曜日

28,Dec.2015     カンボジアのお葬式は?

私が住んでいるアパートメントの近くでお葬式が始まって、3日目の本日に葬儀が終了しました。

年の瀬で大変ですね、というのは日本人の感覚です。この国の新年は、3月ですから、単に2015年の12月末に葬儀を執り行っているいう意識です。


私が住んでいる地域は、ボンケンコンという地名です。ほぼ市の中央に位置しています。お金持ちが多く住んでいる緑が多く閑静な住宅地です。NGOの関係者が長期滞在するためのホテルや外国人用の高層アパートメントも多く、この1年間で更に20階以上の高層アパートメントが数棟建築中です。

その葬儀もお金持ちの一軒家の前で行われていました。結婚式もそうですが、家の中だけでは狭いので、家の前の道路にテントを立てて、弔問者を迎えます。

テントは道路の端から端まで車が通れないほど広げて立てられています。良く考えてみると、その道路は公道です。その一角の道路は完全に塞がれてしまいます。
式場が他にあると思うのですが、このように公道上にテントを立てて簡易式場にするのが、こちらの伝統です。

同じ道路に面しているレストランや商店には、お客さんがほとんど入らなくなります。私にとっては、道路が塞がれたのは問題ではないのですが、別の問題がありました。

それは、音楽です。それも3日間、朝は5時半頃から、夜は10時頃まで延々と読経に混じって伝統音楽が流れてきます。それも、大音響です。これには、まいりました。ちょっと寝不足になりました。

聞くところによると、以前は7日間ほどやっていたそうです。

お葬式は、大事な儀式ですが、昔と違って、この辺りも民家が隣接していますし、外国人も多く住んでいます。音楽の出力を現在の1/10程度に絞っていただくと、私も安らかな睡眠時間を確保できるので、この点、少しご配慮を頂きたいと思っています。

27,Dec.2015      年の瀬ですが、英語学校の集中講義に通学しています。

I study English in the ACE School in Phnom Penh.

This week’s topic is “Hypothesizing;Second Conditional”(仮定法過去)

I came to mind this phrase. “If I wasn’t tough, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.”(男はタフでなければ生きていけない。優しくないと生きていく資格はない。)


 This is a famous line from Philip Marlowe, a fictional character created by Raymond Chandler. With what words would you replace Philip Marlowe’s “tough” and “gentle”?

2015年12月27日日曜日

25,Dec.2015      STAR WARS:The Force Awakens

上映初週で既に20億ドル(約2,400億円)以上を稼ぎ出しているというスター・ウォーズの新作「フォースの覚醒」をプノンペン市内のイオン内にある映画館で観ました。

上映がアメリカ国内だけでなく、カンボジアでも上映されていることを知りませんでした。イオン内の映画館に入ったのは、先月の国際交流基金が協力して開催した日本映画祭上映の時以来2回目でした。

上映は一般ルームとVIPルームがありました。あいにく一般ルームは既に満席となってしまいましたので、VIPルームを選択しました。席料は、1、800円でした。一般席が300円程度ですので、カンボジアの物価から見ると相当高いですね。VIPルームの観客も外国人の多いのが目立ちました。

VIPルームに入って驚きました。最近の映画館はお客様へのサービスが進化しているのですね。椅子は、まるで飛行機のビジネスクラス並みの総革張りです。更にリクライニング式で足元のフットレストも持ち上がってきます。毛布も付いています。館内にいる従業員を呼んで飲み物などを注文することもできます。

上映が始まり、戦闘シーンになると椅子が音に反応して揺れます。臨場感が増してきます。目と耳と体感で鑑賞するということです。そのうち、香りも漂ってくるのではないでしょうか。

音声は英語で、字幕はカンボジアの現地語でクメール語。字幕も英語だと英語力が今一の私でもストーリーの理解が増すのですが、画像があるので会話の90%は理解できました。但し、スターウオーズ独特の英語表現は理解できませんでした。

ストーリーは、単純ですが、見どころは壮大な宇宙での戦闘シーンですね。実際に、戦闘機に乗っているようなスピード感を体感できました。メイクや特殊撮影技術もリアリティがあり、素晴らしいです。

そして、やはり主役のハン・ソロ役のハリソン・フォードです。歳を取っても彼は顔役です。彼の出演料は、基本出演料の30億円に興行収入の0.8%が加算される契約ですので、現在で約41億円になっているとのことです。なかなか、したたかな契約の方法ですね。ちなみに、第1作でのハリソン・フォードの出演料は400万円でした。

たまには、大きなスクリーンのある映画館で迫力ある映像を楽しむのも良いものです。月に1回は来たいですね。但し、次回は一般席で十分です。




2015年12月23日水曜日

23,Dec.2015       カンボジアの飲み水は安全?

月末になると、自炊が多くなります。

理由は、外食を続けていると、お金が乏しくなってくるからです。1人で生活していると自炊というのは面倒だし、侘しく、つまらない。従って、外食して、お店のマネージャーや従業員達とお喋りしながら定食などを頂いています。

外食をすると、昼食代は500円ほどで間に合いますが、夕食はアルコール類も飲みますので、1,000円~2,000円は、かかります。月に3~4回ほどは、友人にご馳走するときもありますので、月末になると、財布が薄くなってきます。

一般的には、「財布が軽くなる」と表現するのですが、この国では小銭(コイン)が存在しないので、「財布が薄くなる」という表現の方が合っているのではないかな、と勝手に思っています。尤も、小銭のお釣りの代わりに小額の紙幣を沢山もらった時は閉口します。この時だけは「財布が小額紙幣でパンパンに厚くなる」という現象が起こります。

いつものように、本題に入るまでが長いですね。頭が悪い証拠ですね。イントロ(話の導入)では、主題、事実、背景を簡潔に述べることが大事です。

本日、言いたいのは、「飲み水」のことです。

自炊するには、水が必要です。インスタントラーメンの調理は料理に入るのかどうか定義は定かではありませんが、インスタントラーメンを作るに際しても水が必要です。通常は、「飲料水(drinking water)を購入して使っています。食器などを洗う時は、水道水を使っています。

水道水・・・そうなんです。発展途上のこの国でも首都のプノンペン市では水道の水が飲めるように設備されています。日本では当たり前ですが(尤も、最近の日本では、より美味しく健康に良い水を購入している人が多くなってきましたが)、東南アジアの国々では、直接飲める水道設備の無い国が、地域がまだまだ多くあります。

プノンペン市における水道施設の充実は、実は日本のJICAの支援のお蔭なのです。導配水管の設置、土地の高低差で水の量に差が出ないようにハイテクを駆使した水圧管理を行ったり、高度処理されたおいしい水の供給、そして水道事業として経営できるように指導したり、保守管理のやり方を指導したり、日本は現地の人間が自分たちで修理・新規立ち上げまで、自立・自活できるように、きちんと指導します。

お隣のラオスという国で10年ほど前に大きな大会開催のために海外の国からの援助もあって新たに立派なスポーツ施設ができました。今年になって、その施設は、管理が行き届くなり、施設も老朽化して、使う人もほとんどいなくなってきたということをラオスに派遣された青年海外協力隊の隊員から聞いたことがあります。

単にモノを作ってあげて、差し上げるのが国際貢献ではありません。その後の補修、管理もその国の人達が自分たちでできるように、設計段階から共に一緒に作業を進めて行きながら、同時に教育指導も行うのが日本の国際貢献のやり方の特徴です。

話しが、横道にそれそうになりました。

今朝、お隣になるCafeで朝食を採る前に、 アパートの管理人に「ドリンク・ウォーター」2.0 Lの樽を注文しました。

そうしましたら、「マシーン(機械)に取り付けるやつですか?」と聞かれたのです。どういうマシーンなの?」と聞くと、「いつでも、お湯と冷水が出てくるマシーンです」と回答がありました。

「Mr.ワタナベでしたら、そのマシーンを無料でお貸しできます。但し電気料金はご負担ください」。
(右はPanasonic製の冷蔵庫、左が温・冷水マシーンです)

よっしや、試しに使ってみよう!・・・ということで、コーヒー店での朝食から戻って部屋に入ると、すでにそのマシーンが設置されていました。どうも、1人住まいの私には不要のような気がしますが、とりあえず、1ヵ月間だけ使ってみて、使い勝手はどうか、そしてエコ主義(不要な電気と電気代をセーブ)の私にとっては、電気代がどのくらいかかるのか確認してから最終判断することにしました。

それにしても、マシーンの表面や水の入っている樽の表面が埃で汚れていました。実は、こちらの人の衛生観念は、まだ十分に教育されていません。従って、マシーンの内部の清掃がしっかり行われていたかどうか、ちょっと不安ですね。日本から持参した胃腸薬の活躍の場があると予想されます。

2015年12月22日火曜日

22,Dec.2015       Christmas season

今週は、クリスマスシーズンです。

日本ほどではありませんが、仏教が国教のこの国でも首都プノンペン市(人口130万人)内では、商店街の玄関前に飾りとしてのモミの木を置いている店が目立つようになりました。

私の住んでいるアパートメントの部屋のドアにも飾りのベルを取りつけました。先週、イオン・ショッピングモールに行って$2.5で買ってきました。

この年の瀬にインドネシアの沖合でフェリーが沈没して多くの犠牲者が出ました。一昨日は中国の工業団地で地滑りが起きて、33の建物が土の中に埋められました。約900人が避難しましたが、まだ80名近くが生き埋めになっていることが報道されています。原因は、掘り起こされた残土の山が崩れたのです。掘り起こした残土の会社は、近隣住民から崩れる可能性があるとの警告を何度も受けていましたが、無視していたということです。中国では先月も爆発事故が起きて多数の被害者を出しました。今回も、どうやら人災の疑いが強いです。

台風や大雨などでの地滑りなどは、予防措置で、家屋を失っても人命を守ることははできます。しかし人間の過失、ヒューマンエラーは、人災です。安全管理者を信じることしかできません。安全に必要なコストを減らして利益を得ることよりも、安全第一のために必要なコストを使うことを更に徹底してもらいたいものです。

1人でも多くの人が埋もれた土の中から生還できることを祈っています。

2015年12月20日日曜日

21,Dec.2015       平成27年度 天皇・皇后杯 ファイナルラウンド ベスト4決定

本日で、男女のベスト4が決まりました。

この天皇・皇后杯は高校、クラブ、大学、プレミア、チャレンジの各カテゴリーからチームが出場して地方予選会から勝ち上がって行き、真の日本一を決める大会です。

寂しかったのは、大学生の活躍が少なかったことです。男子では、東海大学と大学チャンピオンの中央大学がベスト8に入ったことは評価できますが、もう一つ上に行って欲しかったですね。

大学生がベスト4以上に入ることで、プレミアの選手達には良い刺激になります。大学の指導者の皆さんたちには、より一層の奮起を期待します。

女子のベスト8には、大学チームは皆無です。確かに選手層は、プレミアの方が層が厚いことは確かですが、大学チームらしいスマートなバレーを期待します。高校生チームでは、金蘭会と東九州龍谷がベスト16に入りました。金蘭会がクラブチームに勝利したことは、ある程度理解できますが、東九州龍谷に0-3で敗退したチャレンジ1部のチームには苦言を呈したいです。

<ファイナルラウンド(男子)>
12月20日(日) 第3日
【準々決勝】
JT - FC東京 3 - 0 (25-16, 25-21, 25-19)
堺 - 東海大学 3 - 0 (25-20, 25-22, 25-22)
豊田合成 - パナソニック 3 - 1 (25-13, 25-11, 21-25, 25-19)
東レ - 中央大学 3 - 0 (25-22, 25-23, 25-21)


<ファイナルラウンド(女子)>
12月20日(日) 第3日
【準々決勝】
NEC - トヨタ車体 3 - 0 (25-17, 25-22, 25-19)
日立 - 岡山 3 - 2 (25-12, 12-25, 25-23, 12-25, 15-11)
東レ - 上尾 3 - 0 (30-28, 25-21, 25-19)
久光製薬 - デンソー 3 - 0 (25-17, 25-14, 25-23)

20,Dec.2015        Head coach is in hospital after motorcycle accident

地元新聞によると、今週の火曜日にカンボジアのクラブチームの外国人監督が事故を起こし、現在病院に入院中とのことです。

事故は、深夜の2時過ぎに起こりました。当人は、バイクに乗って友人の女性を後部座席に乗せていました。お酒も少し入っていたようです。

この国で注意しなければならないことの一つに、我々外国人は自分で車の運転は絶対してはいけない、ということです。理由は、交通法規を守らないドライバーがあまりにも多過ぎて、事故の可能性があるからです。ましてや、この国では、車は右車線通行ですから、日本で左車線走行に馴れている人には、うっかり対向車線にはみだしてしまう恐れがあります。大変危険です。

バイクは、最も事故の発生しやすい乗り物です。小回りが利くので、よけい事故の発生率が高く、プノンペン市からの広報でも事故は年々増加の傾向です。そして、ヘルメットを着用しない人が、私が見ているだけでも、まだ30%ほどいます。大人の3人乗りは違反ですが、これも時々見かけます。

特に深夜になると、交通量が減少しますので、車もバイクもスピードを出します。市内で、信号機が設置されているところはまだ少なく、優先通行の標識も少ないので、十字路では、いったん停止をせずにスピードを緩めるだけですので、車とバイクやバイク同士の衝突の危険性が高まります。

記事を読むと、その監督はスイス人で2012年からカンボジア国内のチームを指揮していて、ここ2年間は連続して国内チャンピオンであるということです。

その監督さんには申し訳ないのですが、ピッチの上での指導力がいくらあっても、交通事故の起こりやすい環境下にあるこの国で、怪我しやすいバイクに乗る行為は、避けるべきでした。

恐らく、シーズン休暇中の今だからこそ、たまたまバイクを初めて運転したのかも知れません。しかしながら、事故というのは、得てしてそういう時に起きます。監督である前に一般の社会人、であることを考えて行動すべきでした。深夜、飲酒、バイク運転、女性同伴・・・事故が起きる確率は高いです。

その監督の命には別条ないとの新聞報道でしたが、今後の指導に影響の出るのは必至です。治療、保険、事故の原因調査・対処など・・・いろいろあって大変でしょうが、まずは五体満足で退院して欲しいですね。

2015年12月19日土曜日

19,Dec.2015      NHK大河ドラマ『花燃ゆ』終了

海外でもNHKのTV番組を無料で見ることができます。先週の夜は、所用がありましたので、本日の再放送を見終えたところです。

私は、NHK大河ドラマを毎週待ち望んで観ています。『花燃ゆ』は吉田松陰の妹のミワ(主演:井上真央さん)を主人公にしたドラマでした。

テーマは「学ぶことで生きる力を得る」ということであったと私は思っています。江戸末期から明治初期の時代背景ですが、血なまぐさい戦いの場は、さほど出てきません。派手な立ち回りもありません。物語の展開は、どちらかというと静かに進行していきます。それが、2003年以降の大河ドラマの視聴率最低という結果になったのかもしれません。

それでも、私には十分ドラマを楽しむことができました。終盤では、群馬県の製糸業や初代県令(県知事)の鹿取の実績も初めて知ることができて歴史への認識を深めることができました。

来年には、新しいシリーズが始まります。新シリーズ『真田丸』(さなだまる)は、NHK大河ドラマ第55作目で、1月10日より放送されます。

脚本は2004年度放送の大河ドラマ『新選組!』以来2度目となる三谷幸喜さんです。新しい真田幸村(主演:堺雅人さん)像を三谷さんが、どのように脚色されるのか楽しみにしています。


公式HP:http://www.nhk.or.jp/taiga/
タイトル平均初回最終回最高最低
2015花燃ゆ12.00%16.7%12.4%16.7%9.3%
2014軍師官兵衛15.84%18.9%17.6%19.4%12.3%
2013八重の桜14.58%21.4%16.6%21.4%10.0%
2012平清盛12.01%17.3%9.5%17.8%7.3%
201117.75%21.7%19.1%22.6%13.1%
2010龍馬伝18.72%23.2%21.3%24.4%13.7%
2009天地人21.18%24.7%22.7%26.0%14.9%
2008篤姫24.44%20.3%28.7%29.2%20.3%
2007風林火山18.69%21.0%18.0%22.9%15.7%
2006功名が辻20.93%19.8%23.4%24.4%17.2%
2005義経19.46%24.2%19.7%26.9%13.5%
2004新選組!17.41%26.3%21.8%26.3%13.4%
2003武蔵-MUSASHI-16.66%21.7%18.6%24.6%11.9%

2015年12月18日金曜日

17,Dec.2015      プノンペン市の気温は?

乾季に入り、過ごしやすい気温になってきました。

ここのところ朝晩は20度から22度です。午前中も25度ほどで、日中の最高気温は30度です。観光客が1年で一番多い月が、この12月から2月です。

今朝は、一段と気温が下がり、ハーフパンツと半袖といういつもの服装ではちょっと涼しいかなと思ったくらいです。窓を開けると、気持のよい風が部屋の中をそよそよと通り抜けていきます。

2015年12月17日木曜日

16,Dec.2015     Reading, Writing, SOROBAN?

「読み、書き、算盤」とは、以前よく言われたことです。これらは、日本の社会でより良く生きていくために必要なこととされました。

カンボジアでは、よりよく生きていくためには何が大事なのでしょうか?

最近の私が受けている英語学校での学習は、英国などの大学に留学するための資格試験対策のような授業になっています。IELTS試験対策です。資格試験勉強も悪くありません。試験によく出される問題は、英語学習において大事なところだからです。

その中で「Writing」は、我々日本人には難しいものです。特に、「Problem / solution Essey」(問題と解決)という小論文は、日本人には慣れていない問題形式です。なおかつ、解答の小論文は決められた構造(序論、本論、まとめ)の中で論じなければ点数が入りません。

そして、この小論文試験対策の学習を進めていくと、現代の我々が直面している社会問題が頻繁に試験問題として出てきます。「気候変動による温暖化」「自然災害」「交通渋滞」「犯罪」「人口増加」「貧困」「教育」・・・。

学習を進めていく中で、「識字率」というフォーマルな英語を覚える必要が出てきました。小論文では、日常の言葉を使うことは許されていません。

「読み、書きの能力」を持つ人の割合を示す言葉に、「識字率」という言葉があります。読み方は「しきじりつ」です。「しょくじりつ」ではありません。英語では、”a literacy rate”。最近での使い方は、英文での履歴書に、「Computer literacy(コンピューター活用能力)」を持っていますなどのように書くことが多くなりました。

識字率の向上は、教育の根幹です。貧困とも深い関連があります。「話す、聴く」は、日常生活の中で身に着けて行きます(それでも日常会話においてで、公式な場では日常会話能力だけでは相互理解において不足です)。

カンボジアにおいての識字率は、15歳以上を対象にした調査では、女性71.8%、男性84.8%、全体では78%でした(「カンボジア社会経済調査CSES 2014」より)。日本では、恐らく99.9%でしょう。

・・・きょうは、ちょっと疲れましたので、この件は、また別の機会に考えてみましょう。

いずれにしろ、英語の資格試験対策を現在学習しているのですが、全ての問題がが、この国で現在進行中の現実の社会問題です。小論文上での作文は、書き方の方程式に言葉を当てはめれば何とかできます。しかし、現実における解決のためには作文だけではなんともなりません。

作文したものを、実際に実現させるためには、行動に移していかなくてはなりません。そこでは、別の能力が求められます。この能力は、教室の中では身に付きません。

・・・今日はここまでにします。





2015年12月16日水曜日

14,Dec.2015      最近わかったカンボジアの慣習

この国に来て、1年目は年間行っていること(スケジュール)が判りました。しかし、あくまでも表面的にサッと知り得ただけです。そして、2年目の今年は、その表面から少し掘り下げることができて、表に出ている事の原因や理由が理解できてきました。来年の6月以降から私の契約は3年目に入るのですが、更新するかどうかは別にして、3年目は改善のスピードを大幅にアップしていく年になると思います。

改善すると言っても、日本のやり方をそのまま、この国に当てはめても、うまくいくはずはないということは、私も以前、他の国で経験していますので解っています。

最近、この国の会議のやり方を少し理解できました。会議の開催時間についてなのですが、この国では会議は午前中に開催します。先週の月曜日にJICAが開催した青年海外協力隊発足50周年式典も午前中でした。

日本のJICAが主催するのだから、それも月曜日なのだから、夕方に式典を始めるのかと思いきや、朝の8時からでした。その理由とは、招待客のカンボジア人の慣習に配慮したとのことです。副首相はじめJICAが関係している各省の役人が多数出席するので、カンボジアの慣習に従ったと関係者に確認できました。

では、午前中に式典や会議を開催する理由とは、何なのか、そこまでは確認できませんでした。

この他にも、カンボジアならではの慣習があります。主催者がカンボジア側ですと、開催日の案内が一般的に1週間前です。時には3日前というのも度々ありました。その日になって、忙しくなったので中止というのもありました。そういうことも、この国では普通です。

例外は、結婚式の案内です。結婚式の案内状は1か月前には本人からしっかりと手渡しされます。手渡しされるときに、相手の眼が私に訴えてきます。
「必ず来てくださいね。あなたからのお祝金が重要なのです」。

バレーボールのルールには、実は一つ一つそのルールができた背景があります。そして、時代とともにルール自体も変更していき、解釈も変わり、時には消滅したり、新規にルールができることもあります。社会における慣習やルールも、時代に影響されて変化していきます。国際連盟で統一されているスポーツと違って、国の慣習は各国それぞれの伝統とも関係していますので、直ぐには統一されないでしょうね。国によって、自動車の走行に左車線と右車線の違いがあり、統一されないことと似ていますね。

2015年12月15日火曜日

13,Dec.2015     The Christmas party in Phnon Penh

カンボジア日本人会主催の「クリスマス・パーティ」が、プノンペン市内の伝統のあるラッフルズホテルで開催されました。このホテルには作家のサマセット・モーム氏も宿泊したことがあるということです。

新米役員の私も、会の始まる2時間前には、準備のために会場に着き、参加者への参加賞、くじ引きでの景品などの準備を行いました。

画像は、日本人会のホームページから一部転用させていただきました。

(本場のイタリアでオペラの修業を積んできた岩崎愛さん。さすがプロですね。声量に驚きました)
 
昨年までのこの会は「忘年会」であったようです。会長が若い人に代わったこともあるのでしょうか、オジサン向けの忘年会よりは、家族向けのクリスマス・パーティのほうがオシャレなんでしょう。

(サンタにふんしているのはカンボジアJICA所長の安達さん、トナカイはカンボジア初めてのプロサッカー選手の太田さん)
 
参加者は、160名ほどで、市内でも1,2を争う高級ホテルのラッフルズでの食事は参加費$35に十分見合うものでした。食事は、他にも日本大使館から公邸料理人をお招きして、巻き寿司を握って頂いたり、久しぶりに料理らしい料理を堪能できました。

(日本語では七面鳥、英語ではターキー。食べたのは数年ぶりですね)
 
日本人会では、今年度からサークルを沢山結成しようと、新たなサークル結成を呼びかけました。今夜は、役員でもあるオペラ歌手の岩﨑愛さんが結成した合唱サークルが日本童謡からクリスマスソングまで歌ってくれました。そして圧巻は、愛さんのオペラ独唱でした。さすがに本場イタリアに留学しただけあります。

 
出し物では、「剣舞」がありました。プログラムには「剣舞」としか載っていないので日本人学校の子供たちが舞うのかなと思いきや、若い30歳代の女性が鮮やかに力強く剣を持って舞を披露してくれました。司会者からの紹介では、山形県出身者ということでしたので、山形県人が私だけのこの国で、2人だけの県人会を作ろうと思い、彼女のいるテーブルに挨拶に行きました。

(よく見れば、酒田美人ですね)
そして、サプライズがありました。なんと彼女は私と同じ山形県酒田市の出身であったのです。更には出生地も同じ地域で、高校も同じと、驚きが3度もありました。世界は狭い!




2015年12月13日日曜日

11,Dec.2015     英語学習も継続が大事

昨年の10月から市内にあるACEという英語学校に週3回、昼休みを使って学習に通って、1年過ぎました。

最初にレベル試験を行って、測定の結果、一般コース(15レベル)の6レベルで、そこからスタートして、現在は12レベルをパスしました。わかり易く言いますと、中級の上というレベルです。

15レベルを卒業しても、更にその先があります。海外留学上級コース、ビジネス上級コース、IELTSという資格試験上級コースなどがあります。

上のレベルに進むにしたがって、自分の不足部分が良く見えてきます。私の場合は、語彙不足と書くことです。日本語でも「笑う」という同義語には「微笑む」「哄笑する」「ほくそ笑む」「含み笑う」「あざ笑う」・・・と、沢山あります。英語も同様です。ましてや、専門が違うと、専門用語を覚えなければなりません。

日常会話には、不自由していませんが、英字新聞の政治・経済などの欄は辞書片手でないと、まだ十分理解できません。

そこで、学習は「継続が力」ですので、12月11日から1月5日まで、土日を除く毎日夕方から夜の9時まで3時間の「集中講座」(Intensive English Course)を、昨年に引き続き、今年も受講することにしました。

受講スタート初日の今夜、クラスに来た受講者は、私を入れて9名でした。私以外は、全員大学生です。この1年間、私はどのレベルのクラスでも最年長者です。

中級から上級への壁を突破するのは、結構難しいものだと、最近わかってきました。しかし、この壁を突破すれば、一気に英語力が伸びると私は信じています。当たり前のことですが、苦しい時ほど突破する寸前なのです。例えて言うと、あと10cm掘り進めればその壁を突破できるのに、その時点で諦めてしまう人のほうが圧倒的に多いのです。

私は、今までの経験で、そのようなことを解っていますから、諦めません。バレーボールのように、相手との闘いではなく、自分との闘いですから、諦めずに学習を継続すれば、必ず誰でも、より上位のレベルに行くことができます。

09,Dec.2015     In Celebration of the Birthday of the Emreror of Japan

今夕は、大使公邸で開催された天皇誕生日のお祝の会に招待されました。

芝生が敷き詰められた広い中庭には招待客が300名はいたでしょうか。携帯やカメラの持ち込みは禁止されているので画像をお見せできないのが残念です。

挨拶が終わって、お腹が空いている私は早速ビュフェスタイルの屋台で寿司や焼き鳥を頂きました。勿論、同席していた50歳代と思しきカンボジア女性の方々を優先して、取皿で日本食を運びました。

一通り、食事も頂いたころに、この国のサッカー連盟内でナショナルチームに関与している3名の日本人に紹介されました。その中のお二人は、既に面識がありましたが、もう一人の若い方はJICA短期派遣の方で初対面でした。

パーティが終わり、時間も早いので、私からその3名の方達に二次会のお誘いをしました。2名の方達が同意してくれて、大使公邸近くの小さいながらも洒落たバーに移動しました。

そこでお聞きしたカンボジア・サッカーの状況は、カンボジア・バレーボールの環境よりも先に進んでいる組織運営のことでした。

お二人とは、これからも月に1回はこのような話し合いの場、情報交換の場を持ち、
いずれは「日本人スポーツ指導者連絡協議会」なるものを作りましょう、と約束し合い、この日は10時前に別れました。

カンボジアにいる日本人でスポーツ分野で指導的立場にいる方達は10名ほどだと思います。私にとって、スポーツ分野の関係者との出会いは貴重です。出会いは、待っているのではなく、こちら側から積極的に作って行かねばなりません。

次の出会いのチャンスは、今週の日曜日にカンボジア日本人会主催のクリスマスパーティです。150名ほどの出席者がいますので、スポーツに興味のある方は必ずいらっしゃるはずです。そこから、思いがけず色々繋がっていく、人間関係の繋がりは面白いですね。楽しみにしています。










 

2015年12月8日火曜日

08,Dec.2015      Want Direct Flights Between Japan and Cambodia

昨日の青年海外協力隊発足50周年記念式典に出席されていた日本の国会議員である今村衆議院議員が、本日の新聞にカンボジアのフンセン首相と共に画像で載っていました。

記事は、6行だけの短いものでした。内容は、かねてよりの懸案事項であった「日本とカンボジア間の定期航空路線の開設」に関して相互に話を進展させようというものでした。

昨日の記念式典のお祝いスピーチの中で今村議員が、この件のことに少し触れていました。つまり、法的手続きが日本側で遅れているとのことでした。原因は、今年の国会審議が遅れに遅れて、両国の航空協定は、今年の1月に協定への署名は行われたものの、国会承認がまだなされていなかったのです。

振り返れば、平成25年に安部総理がカンボジアを訪問した際に、フンセン首相との間で航空協定の締結可能性を検討することで一致した時から2年経ちました。その間にタイの航空会社の支社が直行便を飛ばします、とか日本の全日空が就航する予定とかの報道がなされました。

国と国との間に定期便の飛行機を就航させるには、民間航空会社の意思だけでなく、国会の承認
も必要だったんですね。当たり前のこととはいえ、確かにその通りです。

国会の承認が通れば、承認されたことを通知する公文書が交わされた日から効力を発揮します。それにより,日・カンボジア間の安定した定期航空便の運営が可能となり,人的及び経済的交流が一層促進されることが期待されます。日本からの観光客増加やカンボジアからの安くて新鮮安全な(日本では高価な)フルーツや有機農法の野菜などの食材の輸出も盛んになります。

私個人にとっても、日本に一時帰国する場合、現在はタイやベトナム、韓国などを経由して9時間かかっていたのが、3時間短縮されて、6時間で着いてしまいます。

来年の今頃には、日本からママさんバレーの方達が大挙してカンボジアが誇る世界遺産であるアンコールワットに押し寄せてくるのが眼に見えるようです。一抹の不安もあります。それは、アンコールワット観光のついでにプノンペン市の私を見物に来ることも予想できます。・・・私は、そんなに珍しい生き物ではなく、見世物ではないですが、プノンペンにお出でいただくことは大歓迎です。

そのときは、イケメン揃いの男子ナショナルチームの選手達とママさんが対人パスの練習をできる機会を作るのも良いかなと考えています。つまり、寄付金箱を準備しておき、選手達との記念写真を撮ってあげるサービスです。これで、遠征費の足しになると思います。とにかく、何でもやってみないと始まりません。

飛行機よ、早く飛んで欲しい。

2015年12月7日月曜日

07,Dec.2015     50th Anniversary of JOCV in Cambodia

本日の午前中に、王立プノンペン大学のキャンパス内にあるCJCC(カンボジア-日本人材開発センター)にて、JOCV(青年海外協力隊)発足50周年記念祝典が開催され、今から40年前に協力隊員であった私も招待されました。

お祝いの席なので、久しぶりに私はスーツ姿で出席しました。受付にいらっしゃたのはJOCVを管轄しているJICA(日本国際協力機構)の女性スタッフの方達でした。皆さん、カンボジアの正装を身に付けていらっしゃいました。清楚な服装が、良くお似合いでした。あいにく、その時の私は、スマホを携帯していなかったので、画像を撮れなかったのは残念でした。
(スマホを車内に忘れて式典の様子を画像に収めることができなかったのですが、協力隊シニアボランティア(カヌー監督)の土屋先生が写真を撮ってくれました。式典第一部を終えてコーヒーブレイクのときにバレー連盟の事務局長であるKimtorと一緒です。彼の本職は教育省の上級役人です)

開式の言葉を、日本から見えたJICA副総裁が述べられました。その後、来賓として、日本の衆議院議員2名、元マラソンランナーの有森さん、最後にカンボジア政府からキアット・チョン副首相が、それぞれ祝辞を述べられました。
  
カンボジアには、青年海外協力隊が発足したその年の1966年1月に農業隊員とスポーツ隊員の計4名が派遣されました。1970年には、内戦のため、一時撤退を余儀なくされ、その後、1992年に再度派遣が開始されました。2001年にはシニア隊員も派遣が始まりました。これまでの累積派遣数は638名です。

現在、活動している隊員はシニア隊員(40歳以上69歳以下)も含めると、60名です。その中の42名が、教育・青年・スポーツ省に所属しています。具体的には、青少年活動・小学校教員・地域開発・科学(化学)教育・教育管理指導・一般体育・武道(合気道)・スポーツ(サッカー、バスケット、カヌー)です。

きょうも、複数のスポーツ関係者の方達と名刺交換できました。来年度には、「カンボジア日本人スポーツ関係者連絡協議会」を発足させようと考えています。協力隊員だけでなく、日本の協会・連盟から派遣されている指導者、私のようなプロ指導者、まったく個人で活動している人も含めた、横の連携を取った組織を立ち上げようと考えています。そのことで、必要な情報の入手は、個人で行うよりもずっと早く、正確になります。

2015年12月6日日曜日

05,Dec.2015    米国で銃規制の声が高まる The need for Gun Controle.

先週の金曜日、そして今週の水曜日に、アメリカ合衆国で、たて続けて起きた銃乱射事件で、私もいろいろ考えることがありました。

水曜日のカリフォルニアで起きた事件は、本日、テロと断定されました。犯行に及んだ男女がISグループから直接指示された証拠は挙がっていませんが、インターネットを通じてISと交信していたことが当局の調べで明らかにされました。 

アメリカでは、一般人が、容易く銃器類を購入できるということです。インターネットでも購入できます。銃器の展示会も盛況です。

先週の水曜日の事件のように、ISに影響されたアメリカ国民が銃器を容易に購入できる国内環境を利用して再び乱射事件が起きる可能性は大です。ISは、アメリカの盲点を突いて、マインドコントロールして、一般市民を操って兵士にすることも十分考えられます。欧州では、難民に紛れてIS兵士が潜んでいます。

まずは、社会で銃器が安易に購入できないシステムを導入すべきです。市民の身の安全は、国の警察機構とか軍隊を信じて守ってもらうことです。勿論、事が起きる前に情報収集を密にして未然に防ぐことが第一に必要です。

日本にいるときは、私は、これほどアメリカ国内の銃規制に関して神経質ではありませんでした。変化は、私がこの国に来てから起きた銃撃事件が市内で時々起きていることが影響しています。

先週も、私のアパートメントのすぐ近くで夜の11時頃ですが、乗用車と三輪の簡易バイク・タクシー(トゥクトゥク)が交差点で接触して、口論になり、どちらかの運転手がやおら銃を取りだし撃ったということです。

実は、この国では銃の入手は難しいことではないと他の日本人からも聞いていました。それらの銃は何処から入って来て、誰が売っているのでしょうか?

アメリカでの銃規制がなかなか進まない背景の一つには、巨利が動く銃器産業との関係があるとメディは報じています。

日本の外務省による、カンボジアの海外危険度は、最高レベルを5度とすると、1度ということです。まずは、深夜の行動を慎む事が大事です。私の場合は、朝の起床は、5:30ですので、夜の10時過ぎにはベッドに入ります。深夜の行動は、睡眠不足を招き、翌日の活動に支障をきたしますので、帰宅時間は、遅くとも夜の9:30までとしています。日本では、まだ宵の口の時間ですが、この国では、街灯の数も極端に少なく、夜は暗いですしね。「君子危うきに近寄らず」です。



2015年12月5日土曜日

03,Dec.2015    FIFA 国際サッカー連盟の不祥事がまた?

誰のためのFIFAという組織があるのでしょうか?役員達は、組織運営・経営を自分たち個人の利益を追求する場としているのであろうか。

3日、木曜日の本日、FIFAの副会長2名を含む関係者が16名が違法な行為の疑いで起訴されました。主要な容疑はFIFA主催の国際試合の放映権がらみの収賄容疑ということです。他にもスポーツ関係の会社との不適切な関係を疑われています。

FIFAという組織は、第一に選手達のために存在し、更にファン層、観客のため、スポンサーを含めてメディア関係と共にサッカーというスポーツの発展を担っているはずです。組織が運営・経営において成功を重ね、ビッグビジネス化してくると当初の目的が不明確になり、驕りが出てくるのでしょうか。

今年に入ってのFIFAの会長はじめ、スキャンダルが組織として行われていないことを願っています。つまり、お互いが身内をかばい、隠ぺいし合っていないことを願っています。そうでなければ、サッカー界だけでなく、世界のスポーツ界全体がサッカー界と同じではないかと疑われます。

それにしても容疑者の人数が多すぎるのが気がかりです。

2015年12月1日火曜日

01,Dec.2015    インターネットには危険が一杯

私の仕事において、パソコンは必要不可欠の道具です。またインターネットでの情報収集活動もなくてはならないものです。メールも頻繁に毎日確認して、必要なものには返信します。

本日は、日本の投資銀行らしいところから以下の内容のメールが届きました。


「こんにちは!

<收件人名称><地址名称><发件日期><发件时间><编号>
(2015年12月1日更新)「住信SBIネット銀行」のシステムが安全性の更新がされたため、お客様はアカウントが凍結?休眠されないように、直ちにアカウントをご認証ください。
以下のページより登録を続けてください。」

これは、怪しい!

第一に、いくらメールでも銀行筋から「こんにちは!」の挨拶から始まるメールを送ってくる訳がありません。次に、「凍結?」などと文章中に「?」マークが入るなんて、ますます怪しい。お友達にでも送っているような文章です。

以上のような訳で、そのメールは、すぐさまゴミ箱に入れ、削除しました。実は、昨年度も、私が預金している銀行の名前を騙ったメールが来ました。発信元のアドレスをよく見ると・・・gmail.comでした。日本の大銀行が、gmailで送信してくるはずがありません。

インターネットは、大変便利で、これを利用しないと私の仕事ができません。便利な反面、上記のような悪質なメールも入りこんで来たり、パソコンの機能を破壊するようなウイルスを送ってくるメールもあります。注意喚起です。ボケている暇はありません。 

30,Nov.2015    暴力に頼る指導法は間違っている

日本バレーボール協会から会長名で体罰・暴力に関する文書が届けられました。

熊本県の小学生バレーボールチームの指導者が体罰による指導を行っていたことで、その指導者はバレーボール界から永久追放という処分を受けたとが書いてありました。

数年前に、あれだけ世間を騒がせた体罰・暴力事件の反省が生かされていない、ということです。
 
 体罰で選手が恐怖感から練習を行い、その結果が優勝しても、それは選手にとって達成感による喜びではありません。子ども時代はスポーツ自体の楽しみと仲間との共同作業による達成感を喜ぶことにあると私は考えます。

恐怖感を与えることで、幼い子供たちを発奮させることは「動物的な動機付け(外的動機付け)」です。人間に必要なのは、「自意識からの動機付け(内的動機付け)」です。そして、コーチは、それを手助けして引き上げてあげることが仕事です。

先月のロシア陸上競技連盟がらみのドーピング疑惑がWADAから指摘されたような「勝利至上主義」は、人間を心身共に滅ぼします。体罰・暴力も人の心に深い傷を残します。
 
ルール違反した指導者には、厳しい罰則と今後も引き続き定期的に指導者達への研修が必要です。
 
明日から、12月です。