2015年12月23日水曜日

23,Dec.2015       カンボジアの飲み水は安全?

月末になると、自炊が多くなります。

理由は、外食を続けていると、お金が乏しくなってくるからです。1人で生活していると自炊というのは面倒だし、侘しく、つまらない。従って、外食して、お店のマネージャーや従業員達とお喋りしながら定食などを頂いています。

外食をすると、昼食代は500円ほどで間に合いますが、夕食はアルコール類も飲みますので、1,000円~2,000円は、かかります。月に3~4回ほどは、友人にご馳走するときもありますので、月末になると、財布が薄くなってきます。

一般的には、「財布が軽くなる」と表現するのですが、この国では小銭(コイン)が存在しないので、「財布が薄くなる」という表現の方が合っているのではないかな、と勝手に思っています。尤も、小銭のお釣りの代わりに小額の紙幣を沢山もらった時は閉口します。この時だけは「財布が小額紙幣でパンパンに厚くなる」という現象が起こります。

いつものように、本題に入るまでが長いですね。頭が悪い証拠ですね。イントロ(話の導入)では、主題、事実、背景を簡潔に述べることが大事です。

本日、言いたいのは、「飲み水」のことです。

自炊するには、水が必要です。インスタントラーメンの調理は料理に入るのかどうか定義は定かではありませんが、インスタントラーメンを作るに際しても水が必要です。通常は、「飲料水(drinking water)を購入して使っています。食器などを洗う時は、水道水を使っています。

水道水・・・そうなんです。発展途上のこの国でも首都のプノンペン市では水道の水が飲めるように設備されています。日本では当たり前ですが(尤も、最近の日本では、より美味しく健康に良い水を購入している人が多くなってきましたが)、東南アジアの国々では、直接飲める水道設備の無い国が、地域がまだまだ多くあります。

プノンペン市における水道施設の充実は、実は日本のJICAの支援のお蔭なのです。導配水管の設置、土地の高低差で水の量に差が出ないようにハイテクを駆使した水圧管理を行ったり、高度処理されたおいしい水の供給、そして水道事業として経営できるように指導したり、保守管理のやり方を指導したり、日本は現地の人間が自分たちで修理・新規立ち上げまで、自立・自活できるように、きちんと指導します。

お隣のラオスという国で10年ほど前に大きな大会開催のために海外の国からの援助もあって新たに立派なスポーツ施設ができました。今年になって、その施設は、管理が行き届くなり、施設も老朽化して、使う人もほとんどいなくなってきたということをラオスに派遣された青年海外協力隊の隊員から聞いたことがあります。

単にモノを作ってあげて、差し上げるのが国際貢献ではありません。その後の補修、管理もその国の人達が自分たちでできるように、設計段階から共に一緒に作業を進めて行きながら、同時に教育指導も行うのが日本の国際貢献のやり方の特徴です。

話しが、横道にそれそうになりました。

今朝、お隣になるCafeで朝食を採る前に、 アパートの管理人に「ドリンク・ウォーター」2.0 Lの樽を注文しました。

そうしましたら、「マシーン(機械)に取り付けるやつですか?」と聞かれたのです。どういうマシーンなの?」と聞くと、「いつでも、お湯と冷水が出てくるマシーンです」と回答がありました。

「Mr.ワタナベでしたら、そのマシーンを無料でお貸しできます。但し電気料金はご負担ください」。
(右はPanasonic製の冷蔵庫、左が温・冷水マシーンです)

よっしや、試しに使ってみよう!・・・ということで、コーヒー店での朝食から戻って部屋に入ると、すでにそのマシーンが設置されていました。どうも、1人住まいの私には不要のような気がしますが、とりあえず、1ヵ月間だけ使ってみて、使い勝手はどうか、そしてエコ主義(不要な電気と電気代をセーブ)の私にとっては、電気代がどのくらいかかるのか確認してから最終判断することにしました。

それにしても、マシーンの表面や水の入っている樽の表面が埃で汚れていました。実は、こちらの人の衛生観念は、まだ十分に教育されていません。従って、マシーンの内部の清掃がしっかり行われていたかどうか、ちょっと不安ですね。日本から持参した胃腸薬の活躍の場があると予想されます。

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