2010年12月30日木曜日

12/30(木) ソフトバレーボールのルールブック編集会議

 ルールの改修正は毎年行われている。日本バレーボール協会から毎年発行されているルールブックには、6人制を中心に9人制、2人制、4人制があり、年間4回ほど編集会議を行い、校正を行っている。私は日本ソフトバレーボール連盟からの代表で編集会議に出席している。本日は大阪で第3回の開催であるが、4人制のソフトバレーボールの校正は既にチェックして済ませているので、私は欠席させていただいた。代わりに大阪在住のソフト担当者に念のために出席して頂いている。
 日本バレーボール協会審判規則委員会規則部の任務の一つがこのルールブックの編集会議である。ルールブックの表記をもっと分かりやすくしていこうというのが編集会議の具体的な目標である。ソフトバレーはレクリエーション・スポーツである。レクリエーションであれば誰でも読んで理解しやすい表記でなければいけない。少しでもページ数を減らして薄いルールブックにしよう、読みやすい大きな字で印刷しよう、わかりやすい条文にしようと心掛けてはいるのだが、もう少し時間がかかるようだ。
 ルールではなく、大会参加資格であるが、全国レディース&メンズ大会の年齢区分の修正に対しての結論がまだ出ていない。1月の日本連盟の会議で結論を出さねばならない。多くの人たちが全国大会に無理なく出れるように修正していきたい。
 今年の年末は穏やかに過ぎて行って欲しい。1年の垢や疲れを捨て去り、新たな気持ちで新しい1年を過ごしていきたい。皆さまのご多幸をお祈りいたします。

2010年12月29日水曜日

12/29(水) 中学バスケット全国大会 bjカップ


 私にとって、本日が仕事納め。向かった先は、埼玉県春日部市。春日部駅から車で10分のところにあるビッグハット春日部が会場。春日部にもこのような立派な体育館ができていたんですね。バスケのコートがゆったり4面取れる明るく清潔な体育館です。 日本にプロ・バスケットボールがあるのは読者の方は知っていますね。日本にもアメリカのNBAのような華やかなリーグ戦を作ろうということでコミショナーの河内さん達が2005年に6チームで立ち上げたbjリーグ(Basketball Japan League)がそうです。2010年現在では参加チーム数が13チーム、観客動員数も100万人近くに増加してきました。このbjリーグの活動の一つに子供たち対象のアカデミー事業があり、中学生の全国大会を開催している。
 私の勤務する会社も協賛社の一つであるので、お手伝いに伺った次第である。最終日の本日は勝ちあがった男女4つのチームが中学生とは思えぬ華麗な動きで戦っていた。優勝チームはバスケット本場のアメリカ遠征がご褒美とあって白熱せざるを得ない。

 バスケットで行なわれているパスは、ほとんどフェイクを入れて行っている。このようなフェイクを私はバレーにもっと取り入れようと工夫している最中である。バレーのセッターのトスはフェイクそのものである。更に、2段トスにもフェイクを入れるとブロックを振ることができて面白い。スパイカーは当然フェイクだらけだ。強打と見せかけて軟打、ストレートに向いて、インナーに打つ、もしくはその逆。ブロッカーも上級レベルになるとストレートに手を出して、相手スパイカーがクロス方向に打とうとする直前にクロスを締める・・・など駆け引きが楽しめる。但し、相手もある程度のレベルでないと、駆け引きができない。初心者はボールしか見ていないので、上級者のフェイクにはまったく引っかからないので要注意である。
 さて、今年もこれで仕事納め。自宅の大掃除もやって、年賀状のプリントアウトもやって、カミサンの実家である千葉県旭市に3時間後に向かいます。
 皆さん、良い年をお迎えください。そして、更に充実した年にしましょう。新年は、5日開催の新・春高バレーのレポートから始まります。

12/27(月) 茨城県日立市にて高校女子バレー合宿


 27日から29日まで、日立市にある県内トップの高校に福島県、山梨県、そして遠方から奈良県、滋賀県の高校女子5チームが集まった。県内でベスト4以上のチームばかりである。この内4チームに共通点がある。実は、指導者が愛知県の大学の先輩後輩関係という点である。私が参加したのも昨年に続いて2回目。しかし、先輩後輩という関係だけで車で6時間も7時間もかけて関東まで来るであろうか?この先輩後輩関係の背景には何かあると私はにらんだが、個性派ぞろいの先生たちである。奈良県の先生は指導が始まると、大声でテンポの良い関西弁が体育館内に響き渡り、その声だけで関東の高校生達はビビってしまう。風貌もヤーさん風なので迫力がある。関東にはないキャラクターである。

 昨夜の食事会は、恒例の「あんこう鍋」。今頃から2月まで茨城県港町の魚市場には、アンコウが上がってくる。えらの下あたりはコラーゲンたっぷりな上に、身は蛋白でプリプリしている。身を食した後は、オジヤにして熱々のところをいただく。先週の厚木市にある松蔭大学での合宿には、近くに七沢温泉という露天風呂があり、今週は日立市にてアンコウをいただく・・・これらがなくて何の合宿ぞ・・・なんて、私もいいオヤジになったもんです。オヤジがオジヤを食べて満足かな。下手な句でした。

 来年は、この中から全国に出場するチームが出る可能性が高い。やはり、全国レベルのチームが合宿チームの中にいるといないとでは気合いが違ってくる。少しは私も合宿のお役に立てたであろうか。

(画像は、あんこう鍋。この日は我々だけで店は貸し切り状態であった。日立の高校チームのご父母OBが労を折ってこのような夕食会を開いてくれた。やはり、指導者だけではチームは強くならない。父母たちの応援、教職員の支援、卒業生たちの協力、地域の応援なくして子供達は育たない。バレーボールだけやっていれば強くなるものではない。多くの支援してくれる方達の愛情がなければ強くならない)

2010年12月26日日曜日

12/23(木) 松蔭大学にて高校トップチームが合宿

 毎年、この時期に行われるのが、松蔭大学にての高校合宿。春高バレーに出場するチームが3チーム、来年度の新人戦、インターハイを目指すチームが9チーム、北海道から山梨、静岡まで大学生チームも入れて延べ16チームが、近くの市営体育館も借りて精力的に練習試合を20日から24日までこなした。
 私は、色々なチームのベンチに座り、勝手な評論活動を言わせて頂いている。楽しいのは、夜の指導者の懇親会。指導論、管理論、家族のこと、健康のことを伝え合う。ここの松蔭大学に集まる指導者たちは皆明るくまじめなバレー論を展開する。ここから全国大会に出場するチームが毎年多くなっていることもうなずける。私の場合は、定年まであと1年なので、定年後のささやかな指導の場、再就職の場を先生方にお願いして廻る。
 27日からは茨城県に移動して、奈良県、滋賀県、福島県、山梨県、茨城県の高校5チームの合宿にお邪魔する予定だ。ここの合宿の特徴は、夕食でのアンコウ鍋だが、勿論それが目当てではない!
 

12/20(月) 全国私学バレー大会と懐かしき人たちとの再会


 第15回の大会の開会式が東京都町田市立総合体育館に全国から予選を勝ち抜いた男女160チームが集まり開催された。12月のこの時期に開催されるのはこれが最後で、来年度からは4月1日から開催される。開催時期の変更は、『春の高校バレー』の愛称で親しまれてきた全国選抜大会が1月5日からの開催となったからである。高校の全国大会が2週間で2回も行われることは、決して好ましいことではないと、私学連盟が開催時期を変更したのである。

 さて、私は開会式とリーグ戦に町田体育館に足を運んだ。全国大会に来ると良いことがある。それは、全国の指導者と再会できることだ。今回も10数年ぶりぐらいにお会いしたのが、宮城県の赤坂先生。廊下で赤坂先生を見かけ、旧姓の「長田(おさだ)先生」と呼ぶと、すぐに振り返ってくれて「おお、アルゼンチンの友よ」との返答があった。実は1986年の男子世界選手権がアルゼンチンのブエノスアイレスであ開催され、私は勤務先から視察で派遣されていた。日本協会関係からの同行者が全日本主将でエースの蘇武(古川工高、日体大、富士フイルムで活躍)長田先生と当時実業団日本一で富士フィルム男子監督の井原さんであった。長田先生はホテルの朝食は日本から持参の味噌汁しか飲まず、私がインスタント味噌汁を調合する担当となった。まずボーイさんにお湯とボウル(お椀)をスペイン語でオーダーして、テーブル上で作る。そして、日本人には食欲をそそる香りが、ホテルの宿泊客達には強烈な臭いとなってレストラン内に瞬く間に充満する。宿泊客は皆、鼻をつまみながら、こちらの臭気を発するテーブルを見ている。

 こんなこともあった。南米には多くの日本人が明治時代以降移住している。アルゼンチンも例外ではなく、3世・4世の日本人会が沢山応援に来てくれた。仲良くなった3世の日本人に長田先生と私は羽織・袴をお借りし日の丸の鉢巻きと日ノ丸扇子を持って応援席で一緒に応援した。地元のアルゼンチンとの試合では、当時国内がデフレでもありコインの価値はほとんどなく、アルゼンチンが劣勢になると目立った格好をした日本応援団の我々二人めがけてコインがあらゆるところから雨のようにアラレのように投げつけられてきた。日本でいうと10円玉が1円の価値しかなくなっており、その10円玉が投げつけられて、痛いのなんの・・・味噌汁パワーも効果なし。

 大会はその当時の低迷していた全日本男子では4位という素晴らしい結果であった。団長の松平会長、監督の小山さん、選手達からねぎらいの言葉を頂き帰国した。

 その時のアルゼンチンの友である長田先生は、なぜ町田の会場に来ていたのか?「おお、友よ」で振り向いた横にいた監督風の教員が「校長、お知り合いですか?」と長田先生に問いかけた。長田先生は、今回初出場の宮城県の啓誠学園大崎中央高等学校長であった。公立高校でも校長を歴任し、宮城県で名門の旧「祇園寺高校」の経営者に着任したのである。しかし、女子バレーは校長にとって得意分野ではないはずであるが、アルゼンチンでも頑固に味噌汁朝食を押しとおした人であるから、男子バレーを女子バレーに吹き込み、女子バレーでも全日本選手を輩出することであろう。

 再会したのは他にもいる。長野県の裾花中学校といえば中学日本一を10回近く獲得している名門であるが、そこの岡田監督が定年後に長野県塩尻市にある東京都市大学塩尻高等学校女子バレー部監督に2年前に就任し、あっという間に県大会準優勝まで躍進した。そこのチームのコーチとして今回から就任したのが鈴木さん。この方とも10数年ぶりである。鈴木さんは以前イトーヨーカドーのコーチとして活躍されていた。若くして風貌がおじさんであったので、選手達から「おっさん」と親しみをこめて呼ばれていた。その「おっさん」と体育館入り口でばったりと再会したのであるが、私も当時から「おっさん」顔であったので、お互いの顔を見つめて「おおーっ」と驚いた次第であった。

 話を聞いていると、東京都市大学塩尻(長い校名だな・・・)女子バレー部は来年のインターハイで初出場、初優勝をやり遂げようとしているとのことだ。岡田先生らしい発想だな、と感心した。

 こんな感じで、再会話を書いてもキリがない(私の指も疲労気味・・・)ので、また次回。
(画像は今年のプログラム表紙。私学のバレー部が我が国のバレー界に果たしている功績は大である。オリンピック選手の大半は私学から輩出されている。大学を見れば更に私学からの輩出率は高くなる。来年度は4月1日からの開幕であるが、果たして今と同じレベルのチームが参加してくるのか、参加数は減少しないのか危惧するところは多い。いずれにしろ、まずは開催してみて、それから開催時期など修正するのもよいであろう。私も第1回から陰ながら支援してきた。今後の発展のために各分野からの英知が求められている)

2010年12月19日日曜日

12/19(日) 12/23号 週刊新潮の記事「テレビの大罪」

 今週発売されている『週刊新潮』に「テレビの大罪」という特集でバレーボール関係の記事が出ていたのを電車の中吊広告で見た。ほとんど週刊誌など読まない、買わない私ではあるが、タイトルが「なぜ、バレーボール『世界大会』はいつも日本でやるのか」という記事に引き込まれ、思わず駅のキオスクで買ってしまった。
 記事の内容は、要約すると、こうだ。世界の4大大会の2つがここのところ日本で開催されている。しかも日本は、開催国として無条件出場できる、という異様な状況が生まれた。視聴者を煽るように弱い相手から対戦する、大会運営上の便宜も図っている。競技者が人生を賭けるスポーツの存亡さえ、視聴率次第、まさに「傲慢」「強欲」の大罪といえる。ざっとこんな内容だ。
 タイトルと内容がちぐはぐなところもあるが、わかりやすい解説の池上先生であればどのように解説してくれるであろうか?池上先生の解説がなぜわかりやすいか?それは、一般の素人の立場での疑問からの視線で見ているところにある。そして、歴史を紐解いている。何事もそこに至るまでには原因と理由があり経緯がある。「なぜ、日本開催が多いのか?」。他の国では開催できないからである。開催できるだけの予算ができないからである。日本の女子バレーは、まだ世界と伍して戦える女子チームスポーツのなかでは数少ないスポーツコンテンツ(番組)である。日本ではフジTVとTBSが競ってバレーボール・ビジネスを展開している。視聴率も20%前後獲得している有料コンテンツである。また、広告会社の電通も絡んでいる。日本では、まだ女子バレーボールがビジネスとして成立している。
 ただし、週刊新潮にも書かれているように「放送されないスポーツは競技人口も増えず廃れていく」のも現実である。しかし、だからと言ってお笑い芸能人やお子様歌手による応援というのはいかがなものかと思う。最近の民放によるバレーボール中継はバラエティ番組のようだ。スポーツの面白さは「勝つか負けるかわからない」スリリングな筋書きのないドラマであるところにある。だからこそ、録画でなくライブでなければ感動が伝わってこない。以前、他局のディレクター(ソフトバレー愛好者なんです)に聞いたことがる。最近の民放のプロデューサー(番組を企画するひと)はバラエティ番組の世界から来ているとのこと。なるほど、それであれば合点できる。
 いずれにしろ、フジさんTBSさんがバレーボールを放映してくれるのは誠に有難いことである。ジャパンマネーを有効、有益に使って頂きたい。そして、芸能人の方々のお力をお借りしなくとも、バレーボールの価値ある内容で視聴率をあげ、子供たちの憧れるスポーツになるようにバレー関係者が努力していくことが大事であると考えている。また、視聴率に関係なく、TVで放映されなくとも人気の高いママさんバレーやソフトバレーボールがあるということを忘れてはならない。

2010年12月16日木曜日

12/16(木) 千代田区の千代田ママさんクラブ訪問

 東京都のど真ん中、千代田区にあるJR神田駅を下車して徒歩6分で千代田区立体育館に着く。通りを歩いている人で、それが体育館だと気がつく人は多くはないであろう。それほど、体育館の建物は、周りのビル街に溶け込んでいるビルなので、体育館の看板がないと気がつかない。体育館の利用者は日中は区内の住民。夜は皇居の周りを走るランナーがシャワーを利用して、近くの赤ちょうちんで一杯やって居住区の埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県に帰宅する。
 毎週午前中、ここの体育館を利用しているママさんバレーは夏場にもお邪魔した、セレブママさんチームの「千代田クラブ」さん。
 本日は私に収穫があった。膝でのスライディングレシーブを指導していて、上手なママさんを見つけた。試しにそのママさんに解説をお願いしたら、私以上に判り易く説明してくれた。その後は、私が練習の段階を説明してほとんど全員があっという間に膝でのレシーブ(二ー・レシーブ)をマスターした。このレシーブを覚えると、ネット際のフェィント・レシーブがブロッカーと接触せず(踏まれず)に、安全に実施できるようになる。
 練習の後に、皆さんとお仲間のママさんが経営するパスタのお店に行き、談笑しながら美味しいカキソースのパスタを頂いた。指導法も教えていただき、パスタもご馳走になって大満足な半日でした。

12/14(火) 筑西市ママさんバレー ミニクリニック-3


 今回は、「さくら9」さん対象の筑西市3チーム目のミニクリニック。この日は第2回目対象の「五所クラブ」さんも応援に来ていただいた。ゲーム練習から入り、質問に応じてクリニックに入った。

 サーブレシーブのとき、レシーバーが正面に入らず、手でボールを取りに行ってミスが多いのに気付き、さっそくサーブレシーブの基本練習に入った。体育館に来る前に、100円ショップで購入した9ℓのポリバケツを取り出し、正しいフットワークを使ってボールの正面に入るために、ポリバケツでボールをレシーブするドリルを紹介した。重心を一定にして形を崩さず、ボールの正面に入るには大腿部の筋力も必要だ。2人一組での大腿部筋トレも紹介した。次は腕の面作りを行った。腕で作る面が床のように平らでないとボールは目標に跳ね返らない。腕の面作りのために小さく細い円柱状の棒も100円ショップで買ってきた。この棒を握って、腕の平らな部分を作り、ボールを受ける。

 一定の重心で、形を崩さず、ボールの正面に素早く入り、面を返す方向に向ける。以上のポイントを守りながら、あとは反復練習である。一人で3回連続で行ったら交替で重点的にこのドリルを行った。

 課題はもう一つ出てきた。サイドハンドのサーブがネットすれすれに打てない人が多い。原因はトスの不安定さにあった。トスは常に同じリズムで同じ高さに上げないといけない。トスのときに、ボールを離すポイントが低すぎるのが判った。そこで、トスの構えをやや高くし胸の高さにして手からボールを離す位置を目線の高さにしたところ、随分と安定してきた。また、やや前方で上げることで、ボールに体重が乗り、ヒット時にネット上端も視野の中に入ることでコントロールもよくなった。

 ママさんのサイドハンドのサーブは、指導できる人がいなく、皆さん見よう見まねでやっているようで上手く出来ている人が少ない。私の指導も、このサイドハンド・サーブを簡単にできるよう、わかりやすい指導法を編み出していきたい。

(画像は、「さくら9」さん。この日の参加者は9名に満たなかった。全国的に1チームのメンバー数の平均が12名~13名ほどで、A,B2チームできるほどの人数はどこのチームもいない。若いママさんも晩婚化、第1子の出産年齢の高齢化、核家族化で子供の子守をしてくれる家族がいない、などメンバーが増えずに普段の練習も人数も少なくなり、チームが解散、統合するところも出てきた。小さなお子さんを抱えているママさんほど多くのストレスを抱えていると思う。スポーツでストレスを発散し、ベテランママさん達に色々相談できる場、地域社会のつながりの場としてのママさんバレークラブの発展を考えていきたい)

2010年12月12日日曜日

12/11(土),12(日) 秋田県にて小学生指導者対象に講習会


 土曜日の朝に羽田から飛び立ち、午後の講習会から合流、翌日の昼まで計8時間講習を市内の体育館にて23名を対象に行ってきた。今年の夏にも50数名を対象に講習を行ったのであるが、受講者は全員小学生バレー指導者の方々である。1県で年間に80名近くも小学生の指導者がまとまって受講するのは稀なケースである。

 実は、平成25年度から小学生の大会で監督やコーチがベンチに座るには(財)日本体育協会公認指導員の資格が必要になるからだ。今年受講しても、資格認定になるのは翌年の10月になるので、秋田県バレー協会、県小学生連盟は、早めに今年のうちに全員資格を取って頂こうとなった訳である。

 土曜日はフォーメーション論実技、日曜日の今日は体力トレーニング実技であったが、冷えた体育館が熱気で暖かくなるほど受講者の熱意は高かった。

 土曜日の夜は県協会副会長に夕食に招待して頂いた。同席したのが、県内高校トップチームの監督とコーチの若いお二人であった。どうも、副会長に仕組まれて、私から関東や全国の情報を話してもらいたいという計らいであったようだ。

 今朝の日曜日は、ホテル10階の部屋の窓から外を見てを見て驚いた。秋田市内、あたり一面、銀世界に変わっていた。私にとっては3年ぶりの初雪であった。

(画像は、副会長にご馳走になった秋田名物、旬の焼いたハタハタ。雪国は寒くなるこれからが食べ物が美味しくなる。空港では見送りに来ていただいた秋田大学教授の森田先生からきりたんぽ鍋をご馳走になった。受講者も熱心、秋田名物も美味しい、・・・しまった・・・、地酒を飲み損ねた)

12/10(金) 八王子市ママさんバレー ミニクリニック


 八王子市に在住の元全日本女子セッターの方から八王子市内で懇意にしている3チームの指導を依頼された。八王子市のママさん事情にまったく疎い私は、良いきっかけとばかり快諾した。聞けば、市内にチーム数は40数チームあるとのこと。教室やクリニックはまったく行われないので、今回のようなクリニックは貴重な体験であることなど伺った。
 実際、1コートで3チームを指導するのは大変であった。ゲーム中心に指導を行い、その中で個々の技術のポイントを指摘し、基本練習に入るというスタイルを採った。各チームの指導者は熱心にノートを取って、質問も矢継ぎ早に来る。何か、私のほうが指導者として試されているみたいだ。
 指導者の中に、元日立のプレーヤーであった旧姓鈴木さんという方がいた。30年ぶりに再会したのであるが、長身に小顔でバランスの良いのびのびした手足は健在であった。名プレーヤーであったが、今は名指導者の道を着実に歩んでいる。
 今回の反省を生かし、来年度は教室スタイルで週1回8週で基本的な指導法をモデルチームを変えながらやれないかなと考えた。そして、資料をまとめたものを指導者達で共有できないものかと来年への期待を抱いた次第である。
(画像は、全員集合写真)

12/5(日) 第16回 船橋市近隣親善ソフトバレーボール大会に参加


 久し振りに我が大穴ソフトバレーチームのメンバーでソフトバレーの大会に出場した。第16回であるが、実はその2年目に我が大穴ソフトバレークラブが隣県の仲の良いチームを船橋市にお誘いして開催してきたものを、3年目からは船橋市バレー協会に移管した大会である。当時は、隣接している茨城県、埼玉県、神奈川県、東京都から全国常連の40歳以上で構成するチームを招待していた。前の晩から集まり、市内の旅館で前夜祭を開催して、翌日はほとんど2日酔い状態でゲームを楽しんでいた。 

 今や、そんな彼ら彼女達も60歳前後(アラシックス?というのかな?いや、嵐っくす、にしようか!)になり、渋いプレーをするようになった。そんな仲間達や新しい若い仲間達と一緒に19年目の近隣交流大会を楽しんだ。

(画像は、プログラム。今年は44チームが参加してくれた)

2010年12月6日月曜日

12/4(土) 江戸川区ママさんバレー「連盟杯」挨拶


 江戸川区では年に一回、登録チームを1部から10部まで8チームずつ分けて大会を催している。江戸川区には80チーム弱の登録チームがあるんですね。

 4日の日は大会第2週目で4部と9部の試合を江戸川区総合体育館で開催された。この「連盟(大友)杯」というのは11月下旬の土曜日から12月中旬の日曜日まで4週に渡って5日間開催されている。各部の上位2チームは上位の部に自動昇格、下位の2チームは自動降格になるので各チームとも真剣にプレーしている。

 5日間休日に出て来る役員さん達のご苦労も並大抵ではない。この日も、ゲームが終了したのは夕方6時30分。役員反省会を終えて、審判員の役員さん2名に誘われて西葛西の赤ちょうちんの店に入り、夜10時まで談笑させていただいた。
(画像は表彰式で、昇格も決まった4チームへの授与。背中向きで授与されている方は名誉会長の室岡さんという方で東京オリンピック前に高等女子学校で活躍された名選手である。この日も、中村高女の堀江方子さん(ヨーコ・ゼッターランドのお母さんで最初の全日本女子のセッター)達と闘った日々を懐かしげに回想されて話していただいた)

12/3(金) ちょっと早い忘年会

 我がママさんバレーチームの面々が忘年会を開催してくれた。我がママさんバレーは、今まで暑気払いとか、忘年会とか、新年会とかやっていなかったようだ。チームという組織には、練習を離れてのコミュニケーションの場が時折必要だ。

 「忘年会をやるよ!」と私が提案したら、最近は我々のクラブハウス?であるバーミヤンでの月一の「飲みにケーション」で習慣化してきたメンバーも抵抗なく受け入れてくれた。しかし、今回の忘年会の始めからカラオケのお店というのもどうかと思うが、結局、食事会もカラオケも二次会も同じカラオケのお店の中で行った。あの箱入り娘的な淑女のメンバーを盛り上げるために私はティッシュペーパーをボンボンのように手に持ち、腰を振り振りダンサーで奮闘。私の妻と2人の子供達には見せられない痴態でした。まさに、前日のブログでのウイリアム・アーサーワード先生の教えの中の『手本を示す指導者』を実践することとなった。「大きな声を出しなさい」と指導しても初心者には理解できない。そこで「このような場合に大きな声が必要だから、このような言葉でこのように大きな声を出すんだよ」とターザン(古いか?)のように大きな声(雄たけびまではいかないが)を出して見本を提示する。カラオケは大きな声を出す練習の一部と私は考えている。もっとも、ママさんの中には、コート上では声は出ないが、コート外やカラオケでは大きな声が出る人もいるが、一般的にカラオケで元気なママさんはコート上でも元気だ。
 なかなかうちのチームは声が出ないんですよというチームには、時には、カラオケ練習法もお勧めする。カラオケのない環境にあるチームには、「生オケ」をお勧めする。最初は全員でのチーム応援歌を、次のレベルでは、学年別の励ましの歌を、そしてデユエット、ソロと進んでいく。最後には、学校のステージの上で歌えるようになる。歌は替え歌で良い。勇気が出る、励ましになる、元気が出る歌が良い。
 二次会も終えて、疲れ果てた私が千葉市から船橋市の自宅に着いた時はシンデレラの時間をとっくに回っていた。

12/2(木) 我がママさんチームローソンカップ予選会出場 


 ママさん新チームの千葉市の「打た瀬マリンズ」という平均年齢46歳のチームのコーチに就任して4カ月が過ぎた。先月の千葉市での公式試合では幸いにも勝利を重ねることができたが、今回は初戦で敗退した。千葉県家庭婦人連盟に登録しているチームは、シニアを除いて270チームほどある。全国でも登録チーム数上位10県に入っている。今回はその中から84チームが県予選会に出場している。

 敗因の1つは、前回の公式試合で主将でセッターのママさんが指の骨折で欠場したことであるが、それだけではない。ゲームの基本であるサーブとサーブレシーブ(レセプション)ができていないところにある。2セット目のスタート時にエースサーバーであるママさんがサーブをダブって1点献上、続くサーバーもダブって2点目を献上。なんとサーブミスを4回もしている計算になる。これで勝負は決まったと確信した。心の弱さがミスにつながっている。心の弱さは、技術力が安定していないところから生じている。全国家庭婦人連盟のルールで、ベンチには男性が座れない。私は、直接アドバイスできないのがもどかしく、観客席からイライラしながら観ているしかなかった。

 これで暫くは公式大会がないので、冬場は基本練習に取り組める。まずは基礎体力の養成、体力なくして技術の獲得はできない。そして、技術を獲得することで独自の戦術を駆使できる。他のチームがやっている戦術と違う独自のオリジナリティな戦術が必要だ。例えば、セッターの向きをライト側にして、ライトにエースを持ってくるだけで、相手チームは普段と逆のレシーブ体型を強いられるので面食らう。昨日、終了した全日本大学男子バレー選手権大会(インカレ)で優勝した千葉県の順天堂大学のセッター3人制も独自性のあるバレーだ。蔦宗監督の手腕が十分に発揮されたゲーム運びであったと思う。

 ママさんを相手に、渡邉さん、何をそうむきになっているの、と人は言うかもしれない。募集はできるが、リクルート(人材スカウト)もできないママさんバレーの世界、それも中学校区での募集しかできない千葉県の環境下で普通のママさん達に指導することが、実は私の学習に大いに助かっている。限られた環境下で如何に成果を上げるかが楽しい。ママさんの指導は技術指導だけではない。ママさん達にも「生活課題」がある。つまり、日常生活がある。介護、子供の教育(受験期)、ご主人の単身赴任、健康問題など、日常生活の中でバレーボールが生活の潤滑油になっていることが大事なことであると私は考えている。「生活課題」までは指導できないが、共感することできる限りの支援をメンバーと一緒にできる。

 スポーツが生活の中で潤滑油になっていること、生活の一部になって心身の健康を保つことになっていることがスポーツの価値と考えている。・・・などと、ちょっとスポーツ社会学的になってしまったが、要は、気分的には皆さんと一緒にバレーボールをやるのが楽しいのである。私にとって、バレーボールは成長の糧である。

 最後に「指導者論」で最近感銘した格言を1つ紹介させていただく。「凡庸な教師はただしゃべる。少しましな教師は理解させようと努める。優れた教師は自らやってみせる。本当に優れた教師は生徒の心に火をつける」(英国の教育学者であるウイリアム・アーサーワード)
( 画像は、会場の成田市民体育館。コートが4面取れる大きな体育館である。試合の合間に役員室にお邪魔して会長の藤間さんや理事長と歓談。来年度、千葉県開催の全国家庭婦人バレーいそじ大会が千葉市を中心に開催される。)

2010年12月2日木曜日

11/30(火) 筑西市ママさんバレーミニクリニックー2


 筑西市に車で行く道も2回目となると、幾分覚えてきた。東京から常磐道の高速で1時間、谷原インター出口から国道で1時間の計2時間かけて今回も行ってきた。毎週火曜日は、私が総監督をやっているソフトバレークラブの練習日であるが、最近サボっている。指導だけでは、脳の汗はかいても、体の汗はかかない。

 今回のチームは、「五所クラブ」さんという見かけはヤンママ(ヤングママの略)のチームという触れ込みであったので、楽しみにしていた。会場は市営体育館の中の広いコート。挨拶で、メンバーをよーく見たら、本当にヤンママさん達であったのには驚いた。そして、練習に入って、体力は残念ながら普通のママさん達であったのには変に安心した。お父さん達も駆けつけ練習に加わり、見かけにあった少しハードな練習を行った。

 技術を獲得するには、体力が必要だ。毎回の練習時にスクワット、腕立て、腹筋、背筋の4種目だけでもやって頂くと体のバランスも取れてきて技術も3ヶ月ほどでマスターできる。「心・技・体」の順序を「心・体・技」に変更して頂くと技術の獲得もさほど難しくない。
(画像は、まだ全員が集合する前の写真。ママさんバレーに限らず見かけは大事です。最初の第一印象が大事。試合前の練習でスパイクをバシバシ打って、相手を威圧するのも大事です。昔、大阪商業大学附属高校男子バレー部とが中央大学附属高校男子バレー部が日本一を競っている時代がありました。大商大付属は公式練習のときにクイックや時間差をコート真下にバシバシ打っていたことを思い出しました。「観兵式」と当時は言っていました。見事なクイックはしかし、本番の試合になるとブロックがあるのでさほど決まりませんでした。それでも、全国大会で1回戦対戦チームにはビビらせるには効果的でしたね。五所クラブの皆さん、いつまでも見かけは若く、私をビビらすようにお願いしますね)