2012年12月31日月曜日

Mon.Dec.31,2012 New Year's Eve

  カミさんの実家に来ている。今日は一日中、大掃除で、私のパートは、ガラス窓磨きと網戸の掃除。二階建ての家なので、ガラス窓が多い。結構重労働である。それでも、掃除が終わり、午後になって、雲間から日が射して磨き上げられたガラス窓がキラキラ輝き、爽やかな気分になった。

  その後、おばあちゃんとカミさんを車に乗せ、おせち料理の材料の買い出し。途中、ユニクロに立ち寄り、家族6人全員のナイトウェアを購入するのが我が家の慣例。ついでに、私のセーターとシャツを買い物カゴに密かに入れておく。

  そして、今は家族で紅白をテレビて観ている。紅白が終わると、除夜の鐘の音を聞きながら年越しそばを頂く。私にとって、今年一番の出来事は、34年間務めた会社を定年退職したこと。退職した三月に挨拶状のハガキを書きながら、取引先、同僚、そして多くのバレーボール関係者にいかにお世話になっていたか思い知らされた。私一人の努力だけではここ迄来れなかったであろう。

  皆様にとって新年は、ますます良い年でありますように。
Happy New Year...Almost.

Sun.Dec.30,2012 金メダル監督、辞任か?

 夜になって、ロイター通信から驚きのニュースが届いた。

「ロンドン五輪の男子バレーボールでロシアを金メダルに導いたウラジーミル・アレクノ監督が29日、同国代表監督を辞任する意向を示した。
 
 ゼニト・カザンを率いた同日のロシア杯決勝後に「これ以上のストレスには耐えられない。これからはゼニトの指揮に専念する」などと話した。
 
 ロンドン五輪で女子バレーボールのロシア代表監督だったセルゲイ・オフチニコフ氏は8月に自殺。同五輪でメダル候補に挙がりながら準々決勝で敗れ、国内メディアから強い批判を受けていた。」
(セルゲイ・オフチニコフ氏はまだ40歳代であった)

  たかが、スポーツ。しかし、一国の代表チームを率いる指導者、そして選手達には国民の期待という重圧がかかる。楽しみのために始めたスポーツが自分を苦しめるようになる。トップアスリート達の闘いはライバルに対するだけではない。自分への期待に応えるための闘いでもある。そして、国の体制の違いによってその重圧の質と量の軽重が違う。
 
  しかし、今回のこの事態はどういうことなのか?金メダルを取っても重圧があるという。そうであれば、金メダルを取ったあとは、速やかに辞任したほうが利口なのか?

ブラジル女子バレーの監督は、次のリオ迄監督を続けるという。国の体制が違うとはいえ、このことも大変なことだ。家族と過ごす時間が減り、目先の成績でメディアからは賞賛と酷評のジェットコースター報道を受ける。勝っても負けてもプレッシャーのある世界。

そんな世界がたまらなく大好きな指導者や選手という人種がいる。そして彼らを支えている愛する家族や友人の存在を忘れてはならない。私が『監督とその妻たち』という本を書いたとしたら、その本を読んだ女性は、監督になろうとしている好きな人と結婚するであろうか?

2012年12月30日日曜日

Sat.Dec.29,2012 寒さ厳しき年末

今週末は、寒い日が続いている。年賀状を出す準備に取りかかった。今年は、会社の取引先関係への賀状も定年退職した身には不要となり、出す枚数も半分に減って150枚程となった。一枚一枚、宛名人の顔を思い浮かべ短文を添える。

  友人からお花が届いた。シンビジュームという気品のあるお花だ。新年を迎えるにあたって、心が清らかに、そして穏やかになる。

Thu.Dec.27 ゴジラ引退、お疲れさま

   その風貌からゴジラのニックネームが付いた松井選手が引退した。38歳であるが、世界のトップで活躍するには、彼の両膝は彼の肉体を支えきれないのであろう。現役大リーガーの平均年齢は、28歳。その中で松井の38歳という年齢は特異な年齢といえるであろう。彼の用具用品は、全て私が勤務していた会社の製品であった。彼がアメリカに渡った時にアメリカのブランドメーカーから当社の数倍の金額で契約のオファーがあった。我々社員は
シューズぐらいは他社と契約するのかなと覚悟した。ところが、彼は、全ての用具に関して当社との契約を継続した。私は、それ以降、ますます彼のファンになった。

  彼の今後の去就が注目される。最大の相談相手は、奥様であろう。奥様は、私が勤務していた会社の総務部にいた。派手なほうではなく、堅実なイメージの女性であった。

松井選手、お疲れ様でした。しばらくは静養して下さい。

 

2012年12月27日木曜日

Tues.Dec.25 全国都道府県対抗中学大会 開幕

東京男子が三連覇めざして好発進した。チームを牽引している一人が、駿台学園中学の近江君。185cmは、既に超えたであろうか。両親から譲り受けた長身と筋肉質の身体から打たれるスパイクは、相手のチームにとっては、脅威であろう。
(予選リーグで奈良県に2-0で勝利)

  実は、彼の両親とは18年前に一緒にバレーの指導をしていた。彼の両親が北アフリカのモロッコで出会い、結婚するようになったのも間接的に私が関係している。その詳細は、彼がもう少し成長してからでも良いであろう。

  さて、17年前、父親は埼玉栄高校女子バレー部の監督に就任した。当時の女子バレー部は県内でベスト8で足踏みしていて、監督を2,3年ごとに交代していた。埼玉県内は実力校がひしめいている。当時は、市立川越商業(現在の市立川越高校)、春日部共栄の2強に新進の細田学園が3番手という図式であった。

 近江監督、渡邉アドバイザーの体制になってから幸いに2年目にしてベスト4に入ることができた。そこまでたどり着くのには、長野県の松商学園女子バレー部監督の堀ノ内先生の協力なくして語ることはできない。当時の長野県代表常連高の松商学園が毎月2日間、1対1の練習試合で胸を貸してくれた。当時はまだ15点システムの時代、1年間は何度戦っても3点しか取れなかった。2年目は8点ほど取れるようになっていった。関東の他県のベスト8と練習試合を行ってもセットを勝ち越すようになってきた。そして3年目を迎える寸前にベスト4に入ることができた。私は、仕事も忙しくなってきたので、その時点でチームを離れた。近江監督は、私が離れた3ヵ月後に辞任して、大分県に住まいを移した。

 近江監督の長女は、大阪の国際滝井の3年生のはずだ。・・・そんな昔のことが最近良く思い出される。

2012年12月25日火曜日

Mon.Dec.24,2012  新潟の高校女子も熱い!

 新潟市内は、今朝も冷え込んだ。校内にある合宿所で監督と二人きりで2日前から寝起きしている。気温零下での起床。それから近くの牛丼屋さんに行き、朝定食を頂き、コンビニで新聞を買い、学校に帰り体育教官室に入る。

  アップを終え、基本練習に入るが、子供達に元気がない。集中力が乏しい。私は、女子バレーに必要なスローガンは、「明るく、元気に、美しく」といつも言っている。先ずは、大きな声で挨拶すること。基本練習の時にも、ボールを投げる(打つ)前に、ボールを受ける(レシーブ)前に、大きな声を出すこと。実際の試合の場面では、隣のコートでも試合をやっているかもしれない。観客の声援もある。ボソボソした普通の会話の声では、コート上の3m離れた仲間にも声が届かない。

  声に元気がない時、私は、円陣を組ませ、大きく、息の長い掛け声をかけさせる(英語ではlet's do cheer!と言う。チアガールのcheerである。cheerとは声援、応援の意味)。時には、学年別に歌を歌わせる。最後は、ステージで独唱させる。女子Playerは、女優であれ、と言っている。


(グループでまずダンス基本ステップの練習。この後、ステージに移って発表)
  元気を出してもらうために、今回はEXILEのダンス(Choo Choo TRAIN)をウォームアップでやってもらった。その後、新潟県立C高校女子バレー部員18名の心にも火が点(つ)いたようだ。動きが軽快になっていった。

 子供達は誰でも明るく、元気な性格を持っている。コーチはそれらを引き出すことだ。そして、明るく元気であれば、女性は誰でも美しく見える。

 昼に練習を終え、新幹線で東京に戻った。新潟は積雪が多く、自宅から学校に通うのも苦労だ。そんな厳しい自然環境にあって練習も十分できないであろうが、その分、室内での筋トレでスキルや戦術を補って欲しい。1月末の県大会新人戦には期待している。


Sat.Dec.22,2012 朝早く、新潟市へ

  今朝7時の東京駅発の新幹線で新潟に向かった。昨年から半年に数日、ワンポイント指導を行っている県立C高校女子バレー部にコーチに行く。来年度のインターハイ出場を目標にしている、現在新潟県でBest4のチームだ。
 
  それにしても、この時期、体育館内は寒いだろうな...。しかし、夜には、美味しい地元料理と地酒があるという。それを聞いて…頑張るぞ!

Sat.Dec.21,2012 明日から新潟で高校女子指導

   火曜日から始まったパソコンSchool通いも四日目。毎日6時間の授業のリズムも身に付いてきた。帰りは、夕日を背にした電車で西船橋駅まで戻る。
(朝は7時45分の電車なのでラッシュにもまれる。帰りは楽チンだ)

  サラリーマン時代にパソコンを使いこなしてきたとは言っても、限られたソフトを駆使してきただけなので、達人の域迄は到底及ばない。4年前の大学院生時代、パワーポイントを使っての研究発表もまだまだ初級レベルであった。4月頭までほぼ毎日続くこのSchoolでパソコンスキルを鍛え直したい。

    明日から、24日迄、新潟県の高校女子バレー部の指導だ。


2012年12月19日水曜日

Tues.Dec.18,2012 始めること、終えること

タイトルに深い意味はない。本日から、西船橋駅から電車で10分のところにある浦安駅前にある パソコンSchoolに通い始めた。そして、英会話Schoolの秋学期が昨夜で終了、我がソフトバレークラブの今年の練習も今夜練習納めを行った。
(我がクラブは2コートで練習している。主審、副審、ラインジャッジもつけて行っている)
  パソコンSchoolは、ハローワークの職業訓練制度のおかげで無料。四ヶ月、月曜から金曜日の毎日6時間、ひたすらパソコンに向き合う。バレーの指導であれ、講習会での講義であれ、今後の仕事にIT機器を使いこなし、活用するスキルは必須だ。年寄りにこそ必要だと私は思う。
(昨日、就任後初の会見)

  そう言えば、400万票を超える票を獲得し、東京都知事に就任した猪瀬さんは、ツイッターとフェイシャルブックを使いこなし都民に政務報告を行っている。彼は66歳、なかなかやるもんだ。若い人の文化を理解している。私も彼に負けてはいられない。本日から毎朝、JAPAN TIMESを読むことにした。金額が1部180円と高いが、語彙を増やすには良い。日本の話題が多いので概略はわかっている。
  明日も日本を襲っている寒波の影響で寒さは厳しいようだ。皆さんも風邪を引かないように。
 

2012年12月18日火曜日

Mon.Dec.17,2012 日本を変えなくては

  日本が変われるのか?今回の衆議院選挙の投票率は、小選挙区で59.32%,比例代表で59.31%となり、いずれも現憲法下で最低であった。私は、その原因の一つに、第三極への期待が途中からしらけたところにあると見ている。第三極がまとまっていれば、また別の展開になっていたと予想できた。残念ながら、平成の坂本龍馬はいなかった。

  いずれにしろ、消去法で自民党が第一党に返り咲いた。願わくは、今度は政権をお友達で固めたり、途中で投げ出さないで欲しい。粘り腰でやり抜いて欲しい。

  そして、日本が変わるには、私自身から変えていくことが必要と考えている。そのことが、日本を変えていくことにつながると信じている。明日は寒そうだ・・・。

Sun.Dec.16,2012 コーチングのコツ(tips)-4 スパイクのスイング

   先週末は、青森県にて、日体協公認の指導者養成講習会であった。モデルに来て頂いた3チームの内、2チームは過去全国大会にも出場し、現在でも県大会Best4常連チーム。女子は、1チームであったが、1ヶ月前の春高バレー県予選での準優勝チーム。3年生が引退した新チームではあるが、練習を見ていて、スパイクのPowerの乏しいのが目に付いた。

 原因は、ボールヒットが「手打ち」になっているからだ。身体の先端の腕と手だけで、お正月の羽子板打ちのようになっているのだ。なに?羽子板を知らない?
  羽子板とは、...次回述べよう。


2012年12月16日日曜日

Sat.Dec.15,2012 週末は、実家へ

  昨日は、総選挙の不在者投票に出かけた。投票する対象の人は決まっていたが、比例の政党をどこにするか悩んだ。結局、その候補者の属する政党に期待を込めて投票して来た。

  不在者投票を行ったのは、明後日の投票日に自宅にいないからだ。本日から明日迄、家内の実家の千葉県旭市に行って、義父の介護お手伝いに行く。介護は、家族全員で行っている。家もバリアフリー化にし、義父が生活し易くして改造してきた。

  介護は、やはり家内の負担が1番重い。家内もあと数年で年金を頂く身になる。老老介護という言葉が現実味を帯びてくる。家族全員で介護を乗り切って行きたい。歳を取れば誰でもが通る老齢期。免疫力が弱まり、身体の機能も衰えてくる。介護は、未来の自分を含めてケアするものでもあると思っている。

2012年12月12日水曜日

Tues.Dec.11,2012 Mangaは、優れた普及委員

  日本の漫画(MANGA)はアニメと並んで、今や日本文化である。ポップカルチャーの1つである。スポーツMANGAは野球の「巨人の星」、サッカーの「キャプテン翼」、バスケの「スラムダンク」などが良く知られている。


(懐かしい・・・。アマゾンで探しました)




 バレーボール界にも東京オリンピックの後に「アタックNo.1」が出てきた。そのようなスポーツMANNGAがそのスポーツ種目の普及に果たした役割は大きい。
(チーム名の立木武蔵は、当時NO.1の日立武蔵をイメージしていますね)

バレーボールMANNGAで私が読んだ?ものには、他に「サインはV」「ヨリが跳ぶ」などがある。
(この主人公を見ると、秋田県立由利高校からダイエーに行った堀美和子さんを思い出す)

 月曜日に西船橋駅の売店の週刊誌コーナーを眺めていると「バレーボール」の字が飛び込んできた。普段は手にも取らない週刊漫画の表紙に新連載「神様のバレー」と大々的に宣伝されている。バレーボールとなると金に目をつけないのが私の悪いところで、すぐさま購入して読んでみた。

 西崎泰正という漫画家が作画を、渡辺ツルヤと言う人が原作を務める新連載「神様のバレー」が、12月7日に発売された週刊漫画TIMES12月21日号(芳文社)にてスタート、と書いてある。宣伝文句には『「神様のバレー」は、データに基づいた作戦をベンチ外から監督に指示するバレーボールの裏方・アナリストを主役にしたスポーツマンガ。主人公は全日本男子バレーボールの監督になることを夢見ながら、小さな実業団のアナリストをしている。物語は彼に、無茶とも思える依頼が入ったことから動き出す』とあった。
(新連載と言うこともあり、巻頭でカラーですね)

 ストーリー(話の筋)はアナリストを主人公にしているところが今のバレーの特徴を捉えて面白いと思う。欲を言えば、これに作画のリアリティがもう少しあると更に良いと思うのであるが・・・しばらくは毎週立ち読みで展開を追っていこうと思う。
(セッターのセット後の肘が伸びきっている、とか色々気になるフォームが多いが・・・)

 漫画は「鉄腕アトム」もそうであったが、現実を超えるところが面白いところ。そんな漫画のよさを十分発揮して欲しい。

2012年12月11日火曜日

Mon.Dec.10,2012 日ハムの栗山監督の言葉に私も心が動いた

  高校野球界のスーパースターである花巻東高校3年の大谷君の行き先が日本ハムと決まった。投手として、身長193cmから繰り出されるボールは、高校生史上最速の160kmを記録した。打撃の方も高校通算56本塁打とこちらも超高校級。今夏の甲子園大会では決勝まで行った。

 ドラフト前には米大リーグ挑戦を表明したが、ドラフト後に日ハム入りに傾いた。入団入りの決め手になったのは、日ハムが準備した資料「大谷翔平君 夢への道しるべ~日本スポーツにおける若年期海外進出の考察~」や栗山監督から渡された「だれも歩いたことのない大谷の道を一緒に作ろう」と書かれたサインボール、Tシャツ、そして6度にわたる訪問挨拶であった。

 さすが、栗山監督は、選手の心理を良く掴んでいる。彼は、国立大学の東京学芸大学卒のプロ野球選手であり、その後も母校で講師、助教授と経験を積み、2008年に教授に昇進。経営学部教授としてスポーツメディア論・野球型などを専門分野としていた。

(12月10日のサンスポより。栗山さんのネクタイとマフラーは、花巻東高校のスクールカラーの紫。なかなかの配慮だ)
「誰も歩いたことのない君の道を私と一緒に・・・・」、このフレーズはバレーボールの選手勧誘でも使えるね。選手を主人公にして語りかけているのがグッと来るね。但し、うちのママさんバレーの連中に同じことを言っても「コーチ、何一人で気取ってるの?風邪で熱でもあるの?」なんて言われちゃうな・・・。

2012年12月10日月曜日

Sun.Dec.9,2012 講習会 最終日

    日本体育協会公認指導者講習会も本日が最終日の六日目 。朝起きてホテルから市内を見渡すと、昨日よりも降雪量が増えている。

(右上は陸奥湾、その先に津軽海峡が見える)
 九月からスタートして受講者が参加しやすい土日を選んでの開催であった。受講者の頑張りには頭が下がる。中には、隣県の秋田県から参加されている高校トップチームの教員もいる。女性は10名。全体の25%だから、多いほうだ。

  午前中は、体力トレーニング実技。筋トレと神経系トレーニングを紹介した。筋トレは自体重トレーニングを行った。高校男子生徒をモデルにして、鍛える筋肉の位置、名称、実施上の注意事項を述べた。神経系は、私の専門のコーディネーション・トレーニングをボールを使用して行った。

  その後、検定試験を実施し、講評を行い、六日間の専門教科講習を終了した。受講者は、この後、共通科目をNHK通信教育で受講しレポートを提出することで合格となる。共通科目ではスポーツ社会学、心理学など現場では学ぶ機会の少ない科目がある。指導者の幅が形成されるには、もってこいの科目構成がされている。資格認定書が渡されるのは、来年10月となるが、このあたりのシステムを短縮することができれば受講者の満足度も更に高まるのであるが、日本体育協会にはこの点を日本バレーボール協会を通じてお願いしておきたい。

(空港は小高い山の上にある。空港を過ぎると15分くらいで弘前市内に入る)
   空港への見送りには、指導普及委員長の斎藤先生が車で空港まで送ってくれた。次回、先生とお会いするのは、3月の全国指導普及委員長会議の時になる。再会を約束して、お別れした。

  この二日間、青森県バレーボール協会の会長、理事長、指導普及委員長とお話しをさせて頂いて、青森県の課題が具体的に出て来た。中学校部活に対する支援である。小学生バレーと高校バレーの間にある中学バレーを小学生そして高校生と繋げていくことが県協会の発展になるという認識である。小学生バレーの指導者たちが子供達にバレーの楽しさを指導し、次に中学校でも指導者が存在するという環境を作ることが必要だ。高校の指導者は、そのために自分の地域の小・中学バレーを支援し、協会が高校と一緒になって地域のバレーを支援するという、大雑把であるが、そのようなシステム作りを来年度からの事業に盛り込んで行ったらどうであろうか?
(待合室で乗り込む飛行機の整備を待つ。こんな大きくて重いものが飛ぶなんて、凄いことだ)
空港の土産店で40年前からお世話になっている東京のママさんバレーのお母さんに木箱入りの赤い林檎の詰め合わせを宅配便で送った。年の瀬、自宅の郵便ポストには毎日、賀状の挨拶を遠慮したいとのいわゆる喪中欠礼の葉書が届く。若い頃、お世話になった方達、今はご高齢になっている方達に今のうちに些少でも御礼をしておきたく、地方に行くとそこの物産を送るようにしている。皆さんに長生きして頂き、地方の美味しい珍しい名品を召し上がって頂きたい。

2012年12月9日日曜日

Sat.Dec.8,2012 夜も盛り上がった講習会 第5日目

  朝は、7時ごろに不覚にも会長の春藤先生のMorning callで起こされた。いつもであれば、6:30に起きているのであるが、昨夜の二軒目で飲んだハイボールが効いたようだ。先生は秋田県で開催される東北の中学男子バレーの招待試合に出かけるとのことであった。夕方の懇親会までには戻ってくるからとお隣の秋田県まで車で出られた。
(宿泊しているホテルから見た雪の市内)

 講習会は午前中に講義で「フォーメーション理論」を話した。プロジェクターで資料を示して解説した。今は、どこの学校でもパワーポイントのソフトの入っているパソコンそしてプロジェクターを調達できるので、ありがたい。世界のバレーの歴史の動画も紹介した。基本の理論さえ知っていれば、応用は受講者が各自でできる。自分のチームに最適なフォーメーションを作ればよい。

午後から実技を行った。モデルチームは県立三沢商業高校の男女バレー部。女子バレー部は先月の春高県大会予選で準優勝している。受講者36名、高校生30名ほどが体育館の中に入ると外の気温が0度近くでも熱気でさほど寒さを感じない。
(齋藤理事長、春藤会長と一緒に記念写真。画面にあるお酒は「豊盃(ほうはい)」。幻のお酒らしい)

夜は、受講者の半数近くと県協会理事長の齋藤先生も加わり、懇親会となった。今夜も二次会に行ったが、明日は最終日で検定試験官も行うのでお酒は控えめにした。

2012年12月8日土曜日

Fri.Dec.7,2012 青森へ何しに行くの?

  明日、明後日は青森県青森市にて日本体育協会公認バレーボール指導員養成講習会にて講師活動を行う。午後3時20分発の飛行機で出かけるのであるが、低気圧の影響で北海道、東北北部は雪と風で荒れ模様。羽田から、果たして飛行機は、飛ぶのであろうか?欠航となれば新幹線で行かなければならない。

 羽田に到着してフライト情報を確認した。そして・・・飛ぶ!ということで一安心。

 1時間25分ほどで青森空港に着いた。空港の玄関を出ると、一面の雪景色。出迎えの県協会指導普及委員長である齋藤先生に聞いたところ、2日前から降り始めたという。

 市内に入って信号待ちしていると、携帯の緊急警報が突然ビービーと鳴った。地震警報である。急いで車のラジオのスイッチを入れてもらった。三陸沖で震度5弱の地震が発生し10分後に津波が押し寄せるとの注意報が繰り返し流された。結構揺れた。青森県八戸市も震度5を観測した。2時間後には注意報が解除されてホッとした。この寒空のなか、2万6000人ほどの沿岸の住民の方たちが避難したとニュースで知った。もうこれ以上、地震、津波で我々をいじめないでほしい。

 注意報も解除されたので、夜の会食に出かけた。協会の会長である春藤先生ほか協会の役職者3人と地元の美味しい刺身や魚の煮つけ料理を沢山いただいた。食材で解らなかったのが「たつ」。まさかタツノオトシゴじゃないよね、と聞いたら「鱈(たら)の白子のこと。この夜は、二次会まで行った。ちょっと飲み過ぎたようだ。



2012年12月6日木曜日

Thu.Dec.6 今こそスポーツの力を被災地の子供達に

   私は、NHKをよく見る。いや、ほとんどNHKしか見ない。理由は、良質な番組が多いからだ。カミさんと子供達は民放のバラエティ番組が大好きなので、お互いの見たい番組が重なると、私の方が折れてビデオに録画してから見るようにしている。なにせ、女3人vs男1人では分が悪い。男は素直が一番である。
(tomorrowとは「明日」の意味。beyond 3.11とは「3月11日を超えて」と言う意味のサブタイトル)

  NHK BSで毎週火曜日に放映されている「Tomorrow 3.11」も良い番組だ。オリジナルは英語であるが、日本語を副音声で聞くこともできる。英語の学習にもなる。内容としては、海外から日本となじみのある各界の著名人が訪問して被害にあった現地の人々と交流するドキュメンタリー風番組だ。歌手のシンディ・ローパー、ピアニストのリチャード・クレーマン、フランスからの三ツ星シェフ、ハワイ在住の海洋イラストレーターのラーセン、ハーバード大学の教授で政治哲学者のサンデルも訪れた。
(コート上では燃えるホースト。コート外では物静かなオランダ人である)

 今週はK-1格闘家で元チャンピオンの親日家アーネスト・ホーストであった。錚錚(そうそう)たるメンバーである。その世界のtopで活躍する人間は感覚も鋭い。改めて被災地の現場を見て、自分にできることを現地の人に贈る。それが演奏であり、絵であり、料理であり、パブリックディスカッションである。
(釜石市にある格闘教室の子供達にレッスン。自身にも3人お子さんがいる)

   スポーツ選手は、自分のブレーを見せるのも良いが、地元の子供達と一緒にプレーするのが一番良い。世界一のアスリートとの触れ合いから生まれる思い出は、子供達に永遠の感動として心に残る。そして、トップアスリートの言葉に励まされ勇気が湧き出てくる。そして、どういうことなんだろうか、励ましに行ったつもりの著名人たちが逆に勇気をもらって彼の地を後にする。現地の人達は家族や家を失った悲しみを越えて、前に進もうとしている。その魂に触れて訪問者達は人間の強さに改めて敬意を表する。

   震災直後は、衣食住が大事。そして、落ち着いてくると、医職住が必要になる。それからがスポーツ、音楽、絵などの文化を心が渇望する。体を動かすと心も動く。快活になる。子供達と一緒になってキャッチボールをする。選手の打つサーブやスパイクをレシーブしてみる。ソフトバレーでチームを組みゲームを行う。

 先週の三宅島でのソフトバレーも2000年の雄山の大噴火以来人口が激変。高齢化率も激しい。噴火以来、観光客も大幅に減少したまま。働き口も少ない。しかし、若い人も中年も一堂に会して、チームを作り交流大会に参加している姿を見ると「元気」が伝わってくる。若い人たちの発想と行動力、そして中年の知恵で島を変えてくれそうな気がしてくる。わたしのようにトップアスリートでなくとも、縁の下の力持ちで交流大会を創設、運営することで、多少でも地域のお役に立っていることが嬉しい。

 これからが、ますます、スポーツの出番ではないか。トップアスリートよ、コートから、体育館から出でて、地域に赴き、ファンの心に寄り添おうではないか。

2012年12月5日水曜日

Wed.Dec.5 我がソフトバレー部に新人加入

   新人と言っても、私より二つ年上の六十歳代。同じ船橋市内に住んでいるのだが、最近までは、東京の品川区で三年間ソフトバレーを楽しんでいた。最近、住居の近くの船橋市内で活動できないかとパソコンで探していたということである。そして、探し当てられたのが、我が大穴クラブということ。

 年に1~2人ほどであるが、ソフトバレーボール専用のチーム紹介のSUPER INDEXというホームページを通じて入部希望者がいる。こちらがアドレスである→ http://superindex.urawa.ne.jp/ 今年はまだ誰も連絡してくる人がいないなと思っていたら、先週Wさんという方からここのブログのコメント欄を通じて連絡があった。聞いてみるとSUPER INDEXに登録してある私のメルアドに連絡を取っていたとのことであった。私も確認してみると、そのメルアドは3月まで勤めていた会社のアドレスでもう廃棄になっているアドレスであった。早速新しいメルアドに修正した。

 W氏は、早速、昨日練習に参加した。中学時代は9人制バレーボールを経験したと言うとおり、長身から繰り出すスパイクなどはなかなかのものであった。

 メンバーの募集は、チーム結成期は、その場の勢いでなんとか頭数は10人ほど揃うもの。そして、3~4年で転換期があり、10年ぐらい過ぎると落ち着いてくる。同時に、チームの年代を見渡すと同年齢が多く、高齢化している。ソフトバレーのクラブは、多様な年齢で構成されているのが面白いところ、そこに価値もある、と考えている。新規の入部希望者に自分たちのクラブの存在がわかるように、これからも地域での口コミ、広報誌・新聞などの紙メディア、そして今回のようなITメディアの活用を推進していきたい。

 日本ソフトバレーボール連盟の一員としては、来年度にプロモーションDVD作成の提案をしようと考えている。今の時代は、動く画像の時代である。雄弁な言葉よりも、画像でプレゼンするのが理解してもらうには手っ取り早い。まずは、相手の感情に訴え、やってみたいと思わせることが大事である。

 私事になるが、17日から千葉県浦安市にあるパソコンスクールに通うことになった。4ヶ月間、基本操作から文書作成、表計算、プレゼン、データベース、Webページ作成、Webサイト自作までみっちりと訓練を受ける。午前9時から午後3時半まで土日を除いて毎日授業がある。スポーツ指導には、ITスキルは必須と私は考えている。普段の指導や講習会での指導にITスキルは有能な補助コーチとなってくれると確信している。ITスキルや機器も年々進化している。ローマ法王もいよいよツイッターを使うようになったと昨日のTVで報道されていた。IT機器を使いこなせなければダメな人間ではない。ダメではないが、どのようなものかぐらいは知っておいた方がよい。

 いずれにしろ、機器の進化、文明の進歩が早過ぎて、人間の進化、文化の熟成が追いついていない現代社会である。そのうち、機械が人間に指示命令を下す時代が来るのかもしれない。いや、一部は既に来ている・・・。
 

2012年12月4日火曜日

Tue.Dec.4,2012 2013 春高バレー 組み合わせ決定!

 バレーボールの全日本高校選手権(来年1月5日開幕・さいたまスーパーアリーナほか)の組み合わせ抽選会が2日、東京都内で行われた。

 個人的に、面白い組み合わせを上げさせてもらうと、男子では1回戦で当たる東京と大阪の対戦カードの東洋と清風、第2シードの星城と東京の駿台か山形中央の1回戦勝者との対戦。女子では、順当に勝ち上がっていけば、3回戦で当たる今年のインターハイ初優勝の川崎市立橘と国体を単独チームで制した九州文化学園の試合。

 1回戦の試合と言うのは独特の雰囲気がある。初出場や数年ぶりの出場の初出場に近いチームは、大会雰囲気に慣れる前にゲームが終わってしまうことが多い。普段の練習会場で春高バレーの大歓声を録音したものを流しながらゲームをやったり、本大会の会場に似た天井の高い県立体育館で練習を行ったり、会場に近い埼玉や東京の有力校での調整合宿に入ってレベルの高い全国出場のチームと練習試合を行うことなどが必要。

 いずれにしろ、全国出場校には年末年始はないであろう。また、地域予選会で惜しくも敗退したチームも次の全国大会のインターハイ出場を目指して年末、年明けの合宿、遠征試合に精を出すことであろう。そんな日本の元気一杯の高校生達と熱血指導者達が、日本のバレーを繋ぎ、今のバレーを支えている。高校バレーは、実にいい・・・。

2012年12月3日月曜日

Mon.Nov.3 お笑いを一席

    寒くなってきますと、晩御飯なんかは、鍋ものなんかよろしいですな。家族でアツアツの鍋を囲んでの食事は、話も弾んできます。お母さんも準備と後片付けが楽とくれば、週1日は、鍋ですな。鍋物といえば、やはり「牡蠣(かき)鍋」、「寄せ鍋」でしょうか。それとも、最近流行りの「チゲ鍋」も辛いのが好きな人にはたまりませんね。秋田名物の比内(ひない)地鶏の入っている「きりたんぽ鍋」もよろしいですな。

  私がお薦めするのは、「ワタ鍋」ですねん。知りまへんか?この私、渡邉でんな。なに?せっかくの暖っかい鍋の話が寒くなった?失礼しました!

    さて、風邪引きが多くなってきた。外出などで、人混みに行く時は、マスクの着用を励行しようね。人から移されない注意と人に移さない配慮が必要。予防には、規則正しい生活、特に三食をきちんと摂る。そして、バレーボールの練習と練習後のゆったりしたお風呂。風邪気味かと思ったら、早めに就寝しようね。

  12月、何かと忙しい月。計画的にテキパキとやらなければいけないことから片付けて、風呂に入って、暖かい鍋料理と熱燗で一杯、といこう。

2012年12月2日日曜日

Sun.Des.2,2012 ボール判定にITを導入

  ボールがラインに触れてinになったのかどうか?バレーボールやテニスなどの強烈なスパイク、スマッシュ、サーブでのライン際の判定は人間の眼だけで判定することに対して、より正確性が求められる時代になってきたようだ。

 国際サッカー連盟は11月27日、日本で12月16日から開催されるクラブ・ワールドカップ(W杯)にゴール判定で審判を補助する2種類の新技術を導入すると発表した。1つは、先日のこのブログで紹介した「ホークアイ(鷹の眼)」。もう一つは「ゴールレフ(GoalRef:ゴールの判定員)」。

  人間が判定する物事には誤審が付きまとう。背景にあるのは、そう単純な事柄だけではないようだ。単なるヒューマンエラー(人的ミス)であれば、それはそれで人間臭くて良いではないかと言う意見もある。サッカー選手マラドーナの「神の手ゴール」などその類である。
(1986年 マラドーナの「神の手」)


  ところが、最近のミスには、人為的ミスの疑いもあるようだ。つまり、高額なマネーが動くビッグプロスポーツの世界では八百長が起きる可能性が高い。そこで、客観的なテクノロジー(機械)での判定の必要性が出てきたということである。相撲の「物言い」なんかもなくなってしまうのかな?

 
 バレーボールの世界にも、来年度から「アイホーク」が導入される話がFIVB審判規則部で浮上してきている。