2013年7月31日水曜日

Mon.July 29,2031 元全日本男子のあの人が同じ船橋市内に

元全日本男子のあの人が同じ船橋市内に住んでいる。元全日本女子の落合真理さんが結婚されて船橋市に移ってきたことは、ここのブログでもお知らせした。今度は、男子である。男子というのは失礼か?・・・男性である。その男性とは田中直樹さん。

先月の千葉県小学生バレー大会でベスト16まで進出していた小学生チームのベンチにコーチで座っていたのを発見。実は、彼が福岡県立直方高校のエーススパイカーであった頃からの知り合いだ。進学した大学の日本体育大学でもエースを務め、実業団の住友金属、全日本でもエースで打ちまくった。身長は190cmしかなかったが、類まれなジャンプ力と滞空力で補い世界と戦った。1985年の神戸ユニバシード(大学生の世界大会)では優勝も果たした。

その彼と、今夜はJR船橋駅前の寿司屋さんで、存分に語り合った。性格は大学生の頃と同じで真面目で堅物。会社は新日鉄と合併して社名にも横文字が入った。上級管理職で頑張っているようだ。年齢は51歳になったかな・・・。全日本の同期には、川合俊一、熊田、井上謙などがいて人気があった。

飲み物が、ビールから九州人らしく焼酎に進むにつれ、お互いに言葉が滑らかになってきて、バレー談義もこれからのバレーの話になった。子供の頃の夢は飛行機のパイロットということも聞いた。パイロットであれば、今年も全国小学生バレーで千葉県代表の丸山小クラブ監督の築山(つきやま)さんを紹介するよと、その場で築山さんに電話した。実は築山さんはジャンボ機の機長経験者。田中さんの顔がパイロットを夢みていた子供時代の顔になり、ニコニコして楽しそうであった。

あんな大きなジャンボ機を操縦するなんて私も尊敬しちゃう。我が家にも人間としては最近ジャンボになってきた奥様がいるが、私には操縦できない。操縦できないどころか、最近は逆に操縦されている・・・。

千葉県バレー界のために、ひと肌もふた肌も脱ぎます、というありがたい言葉もいただいた。早速、8月8日から11日まで千葉県旭市で開催の日本体育協会主催の公認指導者講習会に講師で来てくれることになった。

2013年7月28日日曜日

Sun.July 28,2013 来週の予定など

朝から蝉の鳴き声で目を覚ます。夏だなあ・・・。関東の夏は、じっとりして汗ばむ暑い夏だ。東北は湿気もなくカラッとして爽やかだ。しかし、東北は、ここのところ大雨で被害も出ているようだ。昨夜、田舎の山形県酒田市でコンビニを経営している、いとこ違い(従兄の娘)から暑中見舞いの電話が来た。元気そうで何よりである。

さて、明日からの予定であるが、基本的に8/8からの日本体育協会講習会で使用するパワーポイント資料の作成が毎日続く。本日は、日本バレーボール界の歴史年表を仕上げる。3回目の作り直しになる・・・やれやれ。

月曜日は、その講習会でのゲスト講師の田中直樹(元全日本男子)さんとの打ち合わせ。最近、同じ船橋市に移り住んできた。積もる話もある。

火曜日は、千葉県中学校選手権大会兼関東予選会が浦安市市民総合体育館で開催される。そこに出向いて、千葉県中学生の戦いぶりを視察する。昼過ぎには体育館に着く。眼鏡を掛け、黄色い開襟シャツで本部席端の方に座っているのでお声をかけていただければバレー談義をしましょう。
夜はソフトバレーの練習。暑いときほど運動で汗をかかなきゃ。

土曜日は、千葉県U-14大会挨拶で佐倉市民体育館へ。
日曜日は、東京都ソフトバレー連盟主催の交流大会への挨拶で町田市成瀬の体育館へ。。

そして、ちょいと早いが・・・暑気払いのお誘いが次の週の月曜日に入っている。幼稚園ママさんチームからのお誘いである。このチームのコーチを始めて、ようやく1年が経つ。メンバーも毎年子供の卒園・入園で、数名の入れ替えがある。

暑気払いは、普段できないコミュニケーションを補う場。肝臓の調子を整えておこう。

2013年7月27日土曜日

Sat.July 27,2013 ジュニア期は、ボールをコントロールする喜びを

先日、日本バレーが世界と戦うにはオールラウンドプレーヤーが必要とこのブログで述べた。そのためには、神経系の能力が最も形成されるジュニア期(5歳〜11歳)にポジションを固定せず、ボールを扱う色々なポジションを経験させることが良い。小学生バレーのルールにはポジション固定制というルールはない。あるのは、フリーポジション制である。
勝利至上主義に陥ると、固定制から入り固定制で中学に送り込んでしまう。それでは、その子の成長の可能性の芽を摘んでしまいかねない。その時の身長や能力に関係なく、子供達には、神経系の能力が伸びる多様な運動経験を積ませてあげたい。
昨日の毎日新聞福岡県西部版に関連する記事が載っていたので紹介したい。

「毎日新聞 2013年07月26日 西部夕刊

 福岡で開かれる今夏の全国高校総体男子バレーボール。開催地優勝を狙う東福岡高に特異な才能の選手がいる。クイック、ブロックが本職のセンターだが、189センチの長身に似合わず、レシーブ、トスもこなす万能型。19歳以下代表でセッター兼アタッカーを務めた永露元稀(えいろ・もとき)だ。
 福岡県春日市出身。小4から、同学年のいとこの所属する筑前町のチームまで1時間かけて通った。「練習がきつく、中学では楽しく、少しやるくらいでいい」。顧問、チームメートとも競技経験の少ない地元の春日北中に進んだ。しかし、それがプラスに働く。分業制が進む流行に反して「一人で拾って、一人で打つ」が当たり前の環境で、自然と万能型に成長。中3の冬、全国都道府県対抗中学大会で、オリンピック有望選手に選ばれた。
 通学時には、駅と自宅の15分間も親の運転する車の中で、試合の映像を必ず見るほど研究熱心。高1の6月からセンターのレギュラーとなり、既に4度の九州制覇を経験した。
 セッター練習を始めたのは高校からで、藤元聡一監督は「アタッカーの打ちやすいポイントを知っている。189センチで代表を目指すにはセッターしかない」。今のチームではローテーションによって、三つの異なる役割をこなす。「仕事が多くてきつい」と苦笑するが、表情には充実感がにじむ。
 6月27日からメキシコであった19歳以下の世界ユース選手権では、初の代表に選出。大会途中からツーセッターの1人として先発し「トスとレシーブは結構できた」。ただ、「国内では考えられない高さ。大きい選手も動きが速い」と身体能力の違いを実感。体重69キロと細身でパワーアップを図っている。
 高校総体は「打倒、星城です」ときっぱり。昨年度の3冠メンバーがそのまま残る星城高(愛知)。東福岡高の昨年度の全国大会2敗は、いずれも星城に喫したもので「昨夏の高校総体の敗戦が一番記憶に残っている」。リベンジの夏が、今始まる。【小林悠太】」

2013年7月26日金曜日

Fri.July 26,2013 スポーツ界における女性理事の増加

先週18日の読売新聞にスポーツ界における女性理事の増加の記事が出ていたので紹介したい。

「スポーツ界で暴力や体罰、セクハラが問題視されるなか、スポーツ団体で女性理事を増やし、体質改善を図ろうとする動きが進んでいる。
 読売新聞の調べでは、今年度これまでに行われた役員改選により、日本オリンピック委員会(JOC)と加盟53団体の女性理事の延べ人数は79から100へと約27%増加したことが分かった。
女子選手15人から全日本前監督らの暴力行為などを告発された全日本柔道連盟(全柔連)は、創立65年目で初の女性理事が一気に4人誕生。全日本空手道連盟も0から5になるなど、武道系競技の伸びが目立つ。
 日本バレーボール協会では、ロンドン五輪銅メダリストの竹下佳江さん(35)が就任。現役選手としては極めて異例だ。シドニー五輪女子マラソン金メダリストで、JOCと日本陸上競技連盟の理事に就いた高橋尚子さん(41)や、日本水泳連盟新理事の萩原智子さん(33)ら、若手の五輪経験者を起用して、現場の問題点を吸い上げようともしている」。

女性ならではの視点というのは、今後ますます重要になってくる。7年前になるが、ロスオリンピック銅メダリストで主将の丸山由美(旧姓 江上)さんとお話する機会があった。丸山さんに是非とも全日本女子の強化の一員になっていただきたい旨のお話をさせて頂いた。

勿論、私には強化委員に推薦する権限は無い。しかし、彼女が近い将来、必要とされる可能性は高いと私は見ていた。

丸山さんには、その時に次のようなことを申し上げた。
「由美さん、近い将来、貴方を日本バレーボール協会が必要とすると思います。理由ですか?元全日本女子チームのリーダー、メダリストは勿論ですが、それ以上に貴方は結婚され、二人のお子さんに恵まれ、お二人ともバレーボールを高校、大学で現在活躍している。つまり、元全日本選手はたくさんいれども、結婚・子育て・お子さんのバレー追っかけを通じて貴方ほど日本のバレーボールの環境をご存知の方はいないと思うので、アドバイザーが適任と思います。現役の選手から見たら、貴方は女性トップアスリートとしての先輩ですから、心強いと思いますよ」。

翌年、日本体育協会公認上級コーチの資格を取得され、また日本バレーボール協会公認講師にも認定され、指導者としてコート上だけでなく、ママさんバレー、ソフトバレー、障がい者バレーなどを通じ地域貢献活動をされてきた。そして、今年初めには予想通り日本バレーボール協会の強化事業本部員に選任された。

まったく、私自身の将来は未だに五里霧中で見えないのに、よそ様の将来に関しては、すべきことが明確に見えてくる。占い師の新宿の母ならぬ、船橋の爺さんで売り出そうかな・・・?

本日の新聞記事で、竹下佳江さんが現役を引退したことを表明した。彼女は最近までの現役の経験を生かし現場環境の整備を、丸山さんは主婦業、親業も含め幅広い視点からのアドバイスを期待されている。

2013年7月25日木曜日

Thu.July 25,2013 American boys and girls

本日で、アメリカの小学生男女への4回(毎週木曜日5時ー6時)のサマーキャンプを終えた。5歳児から11歳までの子供達のやんちゃで騒々しいところは万国共通だ。一箇所に集合させることも一苦労だ。英語の幼児語は、全く私には理解できない。

ボールをワンバウンドでキャッチすることから、ノーバウンドつまりダイレクトでボールをキャッチする練習に入ると目の色を変えてボールを追いかける。こちらは、彼らが飽きないように、次から次へと練習を与える。

きょうは、初めてオーバーハンドを指導した。両膝を曲げて、身体を伸ばしながらボールに触れることに慣れていない彼らには初めての動作経験であったが、前回ヘディングでのスパイクをやっていたので、指の力の強い子は直ぐにできた。空中に上がったボールをボールをキャッチすることができれば、オーバーハンドパスはできるようになる。

ボールのキャッチ、スロー、ヒット、ドリブルのコーディネーション・トレーニングから入っていくことでスムーズにバレー特有のオーバーハンドやアンダーハンドのパスができるようになる。

それにしても英語の幼児語を覚える必要性が生じてきた。教えてくれる人を探さなくては・・・。幼児から教えてもらうわけにはいかないし・・・。

Wed.July 24,2013 茨城県日立市 三日目

二日続けて、太平洋の波音の聞こえる日立市内にて海の幸を沢山頂いた。きょうは、県立日立ニ高女子バレーボール部の特別指導である。ここも緑川さんが関係している。緑川さんの長女がこちらのバレー部に2年前までお世話になっていた関係で、指導を依頼された。

チームは、7年前に赴任してこられた大畑先生の熱心な指導のおかげで2年前には県大会で準優勝するレベルまでに到達した。3年生には、高校選抜チームにも選ばれている180cmのミドルブロッカーもいる。高い打点からの角度のあるスパイクは、高校生離れしている。体型も手足が長くスラッとしている。ただ、世界の中では中型だ。サーブレシーブ、スパイクレシーブもできるように、今から取り組んで欲しい。

世界の現状は、女子で190cm前後の高身長化が進展している。それに対して、180前後の日本女子の目指すところは、オールラウンドな選手の育成ではないか、と私は考えている。そのためには、ジュニア時代から色々なポジションを経験させることが重要であると考えている。ジュニア時代、小学生の時からのポジション専門化よりも、身長があっても、全ての小学生にセッターを経験させること、身長がなくともスパイクを経験させることで神経系の能力が育成され、その子の将来性を豊かにする。

例えば、サーブレシーブやチャンスボールをすぐさまサイドスパイカーにあげる。更には、そこからツートスを他のスパイカーにあげる。そのような、9人制のバレーボールのような展開で相手ブロッカーを翻弄する。そのためには、スパイカーでも単純なクイックトスや平行トスぐらいはできるようにジュニア時代から指導しておく必要がある。

指導に入る前に、先月のインターハイ県予選会のビデオを拝見した。10分ほど見た金メダリスト白井は、チームの弱点をすかさず把握した。そして、4時までゲーム練習を交えて、徹底して、その弱点克服ための練習を行った。コート上の指導は、白井さんにお任せし、私の方は、全国に出場するための各スキル(技術)のチーム目標値を掲げ、午後のゲーム練習で各セットの達成率を時系列で追いグラフ化した。

サーブのスピードも全国上位チームと比べて、どれだけ差があるか、これもストップウオッチで計測して生徒達の自覚を促した。その後、スピードアップに必要な筋トレ、身体の操作法、練習法も説明した。

このチームは、監督が長身で男前なのが理由なのか、選手の数も多い。24名それぞれがキビキビと動き回っていた。お母さんたちも8名ほど練習着姿で玉拾いをしながら、白井さんの指導を手伝っている。 私の見たところ、正直に言って、現段階での実力では決勝に行くのも容易ではない。現チャンピオンの土浦日大が頭一つリードしている。これを挽回するには、昨日から始まった夏休みの過ごし方がポイントである。

ライバルのチームより努力したと自覚できるチームが栄冠を勝ち取る。練習は、嘘をつかない。

2013年7月24日水曜日

Tue.July 23,2013 茨城県日立市 二日目

午前中は、今回の茨城県立日立北高等学校主催講演会を企画された緑川さんのご案内で日立製作所記念館を訪問した。元日立バレーボール部OGの白井、矢野のお二人、実は日立製作所の歴史をよく知らないという。

広い敷地内を我々のためにチャーターした中型バスで総務の方に案内して頂いた。日立製作所は日立鉱山付属の電気機械修理工場に端を発し、1920年(大正9年)、株式会社日立製作所として独立した。小平(おだいら)波平氏が創業者である。小平氏は、鉱山で使用する西洋から輸入の電気機械を国産で作ろうと努力し実現させた創業精神旺盛な方である。日立鉱山、そして日立製作所が工業都市日立市発展の原点である。1905年当時、人口2千ほどの日立村が現在では20万人の工業都市になっている。

小平氏の言葉で「夢は大きい方が良い」というのがあった。私もまったく同感である。私の夢は、日本人のバレーボール指導者が世界到る所で活躍することである。勿論、それにはまず私が成功事例を作り、その後に後輩指導者を世界に飛び立たせる環境を作らねばならない。

午後に、今回のメインの目的である茨城県立日立北高等学校での講演会のために学校に訪問した。この講演会は学校のPTA会長を務める緑川さんが校長先生にご提案して実現した。約350人の部活生徒だけの聴衆は、床の上に座って真剣なまなざしで我々の話を聞いてくれた。
(左から、私、矢野さん、白井さん)
説明を追加

講演会を終えて、生徒たちに「金メダルに触れてもいいよ」と言った直後、今までおとなしく座っていた生徒たちが雪崩のようにステージに駆け付けてきた。そして、金メダルを手に取り感激の面持ちで眺め、重さを確かめ、さすっていた。




トークショー形式の講演会の後、矢野さんはお仕事のために山梨県甲府市の自宅に帰り、白井さんと私は緑川さんの伯父さんの割烹料理店に案内された。昨日は土用の丑の日であった。一日遅れの蒲焼、白焼きを贅沢にも沢山いただいた。

普段粗食の私の胃袋はおそらくビックリ仰天したことであろう。他にもアワビ、生ガキ、白エビのてんぷらやカツオのお刺身を清酒久保田で頂き、大満足の夜が更けていった。






2013年7月22日月曜日

Mon.July 22,2013 茨城県日立市へ3日間

参議院選挙の開票がなされ、自民党の圧勝に終わりました。対抗馬の野党に覇気がなく、消去法での勝利という私の感想です。バレーのゲームにもそういうのがありますね。自分のチームが強いのではない、相手が勝手に崩れただけ。勝ったチームは、その勝利が己の実力と過信していると近い将来に痛い思いをする、というのが歴史の教えてくれる法則です。

日本の今後の3年間は、自民党が舵取りすることになります。我々有権者も更に政策を確認して、日本が世界のモデルになれるようにしていきたいですね。

投票率の低さは残念です。前回よりも低い51%でした。投票する政党、個人がなくとも、投票しなければ何も始まりません。投票するという行為が、政治に関心を持つ第1歩です。

さて、本日の午前中に茨城県日立市に3日間滞在するために、移動します。モントリオール金メダリストの白井貴子さん、矢野広美さんと同行です。昼に上野駅で落ち合い、特急で日立に向かいます。1時間半で着きます。
その足で終業式を終えたばかりの県立日立二高に行って、白井、矢野さんご両人から女子バレー部員にエールを送ってもらいます。

明日は県立日立北高校で講演会。明後日は日立二高で練習試合をコーチします。

2013年7月21日日曜日

Sun.July 21,2013 お陰様でブログ投稿1,111回

2007年から始めたこちらでのブログが、本日で1,111回を迎えた。始めた頃は、週に2回程度であったが、一昨年辺りから、ほぼ毎日の状態になってきて私の日常を綴るようになってきた。講習会などでお会いする受講者から「先週は○○でお疲れ様でした」と、記憶力減退の私より私の日常を良くご存知の方からお声をかけて頂くこともしばしばである。

この1,111回目の区切りのブログは、以前指導していたママさんチームのエースの池田さんに捧げたい。この1,111回目の区切りは、彼女の提案である。思い返せば、彼女達に私はママさんバレーの指導の要諦を教わった。初心者指導と言っても、年代によって指導方法は違う。これからも「優しく、丁寧に、分かりやすい」指導を心掛けて行きたい。

ありがとうございました。

さてと、これから参議院議員選挙の投票に行ってきます。

2013年7月20日土曜日

Fri.July 19,2013 元プロ野球選手の工藤公康さんが私の後輩になる?

新聞のスポーツ欄の片隅に私が6年前に修了した大学院名と工藤公康さんのお名前が小見出しで出ていた。

工藤さんが現役を引退して、彼のTV解説などを聞いていて、彼の分析的、論理的なものの言い方が他の引退した解説者の言い方とちょっと違うな、と感じていた。彼のような人物であれば、大学に進んでコーチ学を極めたら面白いのに、とその時は思っていた。そうしたら、来春から2年間、スポーツ医学の視点でコーチ学を研究するという。彼は、昼間部の人間総合科学部に合格した。私は、6年前に社会人対象の夜間部の同じ学部を修了した。大雑把に言わせてもらうと、彼は私の後輩になる。彼のような大投手を後輩に持つのは嬉しいことだが、実は夜間部には、彼に劣らぬそうそうたる面々がいた。オリンピック出場者、元日本チャンピオン、現役トップチームの指導者、協会・連盟の上層部役員、ドーピングに携わっている現役の医者もいた。

2年前には、彼と同じポジションの引退選手が私学大学院のスポーツ経営コースを修了し、評論家として最近のメディアにもよく出ている。そこの大学院の修了年限は1年間ということであったが、果たして1年で修士としての資質を身につけられるのか、私は疑問であった。私の経験では、社会人が修士論文を書き上げるということは、4年制大学の卒業論文の比ではなく、とてもレベルが高いものだ。元々浅学の私なぞは、他の人より6ヶ月多く学習期間、そしてその分の授業料が必要であった。

修論を書きあげることは容易なことではなかった。途中でギブアップして休学や留年する同期も少なからずいた。データを収集・分析して根拠を示し、論理的に論文を組み立て、独自性を示す。1年目に小論を指導教官に提出した時には、徹底的に注意された。「渡邉さん、論文は会社のレポートとは違いますよ。これじゃあダメです。論文には論文の書き方、ルールがあります。内容は勿論大事ですが、形式も内容に劣らず大事なんです」。私より年少の准教授の指導教官は、厳しくも年長の私に配慮しながら指導してくれた。

工藤さんも、私と同じ社会人からの大学院入学。50歳過ぎてからの学生生活は、苦労も多いと思うが、得るものも多い。頑張って欲しい。工藤さんにとっては、私のような者でも先輩にあたる。先輩も頑張らなくてはいけない。

2013年7月18日木曜日

Thu.July 18,2013 私のアシスタントコーチ

私にもアシスタントコーチはいる。短い期間ではあるが、アシスタントコーチとして協力してくれるコーチがいる。

今夜のAmerican Boys and Girlsの指導には、二人の女性コーチが駆けつけて来てくれた。私からのアシスタントコーチの条件は、バレーの実技ができること、そして英語で指導できることの2つ。これらの条件を満たすコーチは、なかなかいない。

今夜のコーチ達は、二人とも最近までVリーグで活躍していた女性たちで身長も私より高い。3人で歩いていると、まるで二人が私のボデイガード・・・いや、体格の良い介護者のように見えているはずだ。

二人のコーチ達に共通しているのは、いずれ海外でチームを指導するという希望を持っているということだ。子供たちへの指導を終えて、歩いて10分ほどのところにある麻布十番地区のMacに入り指導論に入った。コーチの経験は、あまり長くなってもいけない。日本一、世界一のコーチを長くやるよりも、監督の経験を多く積んだ方が良い。そんなことを私としては系統立てて話そうとしたのであるが、私の話はあっちに飛び、こっちに跳び一貫性もない。

組織の中で、トップの片腕の役割を十分果たせたといっても、その人がトップの役割も十分できるとは限らない。その逆も言える。つまり、トップであった人が、最高の片腕として、そのトップに仕えることができるとは限らない。最高のトップと最高の片腕がコンビを組んだ時が最高の結果を出せるときであると思う。

私は、私のアシスタントコーチ達に若いうちから監督として活動することを勧めている。苦労は若いときにしておくほうが、立ち直りも早い。幸い、私は多くの監督の失敗事例を成功事例より数多く身近で見てきた。取り返しのつかない失敗をしないように、少し脅かし気味に私の監督論は続く・・・かと思われたが、今夜はMacでアイスコーヒーを飲みながらのお話であるから、40分ほどで終了とした。

お酒が入っていると2時間は続いたであろう。そして、彼女たちは思うであろう。監督って仕事は責任が重く、実技指導よりマネジメント(チーム経営)に神経をすり減らす仕事が多くcool(かっこよい)なものではないなあ・・・と。それでも監督をやりたいというのであれば、彼女たちは良い監督になれるであろう。

Wed.July 17,2013 17ヶ月ぶりの元同僚との再会

昨年の3月に途中入社であったが34年間勤務した会社を定年退社した。一緒に定年を迎え退社したのが同じ部署で10年以上一緒であったOさんであった。先週、彼から連絡があり、会おうということになった。

昨日までの真夏日の酷暑であった気温も平年並みに下がってきた夕方、彼はJR西船橋駅の改札口から出てきた。駅前の少し高級風な鳥料理店に入った。

つい最近まで、ジャワ島、シンガポール、マレーシアで悠々自適の生活を送ってきた彼であったが、現役サラリーマンの時とほとんど変わっていなかった。大変な資産家でもある彼は会社でも出世欲がなく自分の仕事を淡々とこなしていた。資産家でもない普通のサラリーマンであった私と住む世界が違っていた。それでも、誕生日が同じこと、「孝」の名前が同じこともあったが、なぜか会社にいるときは決まって昼食を一緒に取り、昼休みも一緒に過ごし、一緒に帰宅するようになっていた。

この日、二人で焼酎1本空けて、色々話した。会社の話題はほとんどなく、最近読んでいる本のこと、英語、仏語、中国語、ロシア語のこと、海外と日本の比較のことなど、2時間半話した。会社のことは、退職した我々には時とともに疎遠になっていた。

話の中で「お前もそうか!?」と握手を求められて同意されたことがあった。

「朝、目が覚めると、きょうも生きている、と実感しているんだ」と私が言った。
「お前もそうか!? おれもそうなんだ。いやあ、やはりナベちゃんだな・・・だから、おれは本とかもろもろ余分なものを捨てているんだ、身の回りをすっきりさせて、いつあの世に行ってもいいようにしておきたいんだ・・・」。

次は10月頃会うことにして改札口で別れた。ホームに階段で降りていくまでに、Oさんは3回ほど振り返り、お互い手を振りあった。あと何回お互い手を振りあえるか・・・?

2013年7月17日水曜日

Tue.July 17,2013 全国社会人東日本ブロック9人制男女バレー 東京都予選会

連休最終日の昨日は、東京都江東区にある有明スポーツセンターに出かけた。センターでは、全国社会人東日本ブロック東京都予選会が行われていた。その会場で石野浩靖さんにお会いすることになっていた。
(初めて訪れる東京都内の体育館であった。ゴミ焼却場に隣接して熱で手前の冷・温水プールを運営、奥の円形の建物の7階に冷暖房付きの体育館がある)
9人制バレーボールの世界で石野さんのお名前を知らない人はいない。元IHI石川島播磨重工業株式会社9人制女子バレー監督として国体、実業団選手権大会で何度も優勝している名将である。現在は、日本体育大学9人制女子バレーボール部監督を8年ほど前から務めている。

日本体育大学には、男女とも6人制と9人制のチームがある。9人制のチームが6人制のチームに決して劣っているわけではない。学部の違い、練習に参加できる環境の違いの中で深沢校舎で9人制を選択している学生たちがいるということだ。

試合の方は、日体大が2試合ともストレートで勝利して、東日本ブロック大会への出場権を得た。対戦したチームの全早稲田は、早稲田女子バレー部OGで編成されていた。ただし、全早稲田は、6人制では勝(まさ)っているように見えたが、9人制バレーは、まだ練習不足のようであった。もう一つ出場の目黒区のクラブチーム(ママさん主体)にも9人制のスキルや戦術で翻弄されていた。
(優勝し、代表権を得た日本体育大学9人制女子バレー部。今回は1年生中心のチームで戦った)
予選会後に、石野さんとは、館内の静かなところで、半年振りに近況を語り合った。石野さん、確か齢72のはずであった。まだまだ指導への情熱は失なわれていない。石野さんのバレー理論を6人制に取り入れて、全国区常連になった高校女子チームは数多い。私が23年前に創設したクラブチームも、1年目で関東6人制クラブ選手権大会に初優勝できたのは、IHIの胸を借り練習させて頂いたお陰であった。6対9のゲームは、6人制のチームにとって得るところは大変大きい。

次にお会いする時は、門前仲町辺りで石野さんの大好きな日本酒を傾けながら、大いにバレー談義をしましょうとお約束して別れた。





2013年7月16日火曜日

Mon.July15,2013 Coaching tips #24 NHK-TV Sports Session

ウチのカミさんに言わせると、私はNHKと結婚する方がよいみたいだ。NHKとは、TVの電波を供給しているあの公共放送のNHKである。Naoko,Hiroko,Kimikoの三人娘の略称ではない。

NHKと結婚はできないが、NHKの番組を視ている時間は確かに多い。録画して視るのが私のスタイルで、資料として使えるものは、DVDで保存しておく。民間TV番組のバラエティものは、娘達が視ている時に、ついでに覗き見するぐらいである。

毎週土曜日の午後にNHK-Eテレで永年放映されている「テレビスポーツ教室」が面白い。個人種目からチームスポーツまであらゆる種目のスキルのポイントを一流の指導者が優しく解説してくれる。

種目は違っても、バレーボールの指導に参考になる場面が必ずある。種目が違えば、表現も違う。そこに新たな視点を見つけることが結構ある。今週は「卓球」の2回目であった。講師はカットマンとして活躍した元全日本チャンピオンの松下さん。
(カットマンはレシーブで粘って、チャンスがあるときにすかさず前に行きスマシュする。前に詰めた後、レシーブのために後ろに速やかに下がる。この動きは、バレーのラリー中のレシーブと同じだ。レベルの高いチームほど、後ろに下がる動きが速い。指導者は、時に、ラリー中に、ボールから一度目を離して選手のこのような動きをチェックしてみると良いであろう)
ネットの向こう側から打たれるボールに対しての足の位置(構え)は、改めて参考になった。相手からの攻撃で軟攻(フェイント、プッシュやソフトスパイク)が多い場合は、足を前後(縦の長方形)に構えることで前後の一歩目を素早く出せるようになる。ノーブロックの場合では、強打を打たれるのが一般的なので、足を横に広く(横の長方形)して構えることでボールを横に弾くことが少なくなる。そんなことが卓球のコーチングから触発されて学ぶことができる。

実に、ありがたい番組ではあるが、ここ数年間、バレーボール関連の番組がないのが、残念である。番組ホームページから要望を出してみようと思っている。まずは、レクリエーションとしての「ソフトバレーボールの楽しみ方」を提案しよう。その企画が採用されたら、TV映りの良い講師とモデルを探さないといけない。私は、ラジオ放送には絶対的な自信を持っている美声家なのであるが、TVには向いていないし・・・。

2013年7月14日日曜日

Sun.July 14,2013 船橋市ソフトバレー・サマー交流大会に挨拶

今日で、関東地域は6日続けて気温が33度以上の真夏日。会場の船橋市運動公園体育館では、窓という窓を開放し、館内の熱気を外に逃がしながら出場39チームが集まり交流大会を開催した。千葉県ソフトバレーボール連盟審判長の早乙女さんと来年度に同じ体育館で開催する全国ソフトバレーボール・ファミリー交流大会の打ち合わせを行った。本日の交流大会には、連日の暑さで疲れもあり、私は出場しなかった。私は、本部席に座り、参加者からのルールに関しての質問を受けて、午後2時ごろには体育館を去った。

(船橋市のソフトバレーボールはレディースが盛んだ。きょうは、全参加チームの半分の20チームがレディスチームであった)
それにしても、この暑さは異常だ。自宅に戻り、玄関からベランダまでのドアや窓を開け、風の通りを作り、録り溜めしていたビデオを夕方まで観た。

明日は、東京都江東区にある有明スポーツセンターに行く。フジテレビジョンがあるお台場のお隣だ。そこで、全国社会人9人制バレーボール男女東京都予選会がある。ゲームを観戦しながら、元IHI(石川島播磨重工業女子バレーボール部監督を30年近く務めた石野浩靖さんと半年振りにお会いすることになっている。久しぶりに、9人制バレーボールの学習をしてこよう。

2013年7月13日土曜日

Sat.July 13,2013 17ヶ月振りの声

6日続けての真夏日。私が自宅でDVD医療ドラマ(Grey's Anatomy)を観ていると、家の電話が鳴った。電話口に出ると懐かしい声が聞こえてきた。

昨年の2月、一緒に会社を定年退職したOさんからであった。お互いに携帯電話の番号を替えていたので、家の電話にかけてきたのだ。私の方からは、何度か彼の自宅に電話をいれたが、出る人はいなかった。子供に恵まれなかったOさんは、愛妻と毎年のように海外のリゾート地で長期休暇を取っていた。私が電話した時も、そんな旅行中であったのであろう。

案の定、退職後の彼は、現役の時に増して海外リゾート地で長期滞在していたという。観光地での散策、ゴルフ、読書三昧・・・。私には想像できない生活だ。

結局、来週の水曜日の夕方、彼の方から私の住む西船橋の駅まで来てくれることになった。お互いサラリーマン現役の時は同じ部署ということもあり、仕事のこと、会社のことを良く話していた。お互いの家族のことも15年も同じ部や課にいれば、話すことも多い。彼には私の仕事をよく手伝ってもらった。私の愚痴も赤提灯の店でよく聞いてくれた。喧嘩して暫くの間、口を利かない時もあった。そんな元同僚と17ヶ月振りに会って話す定年後のお互いの話題はどうなるのか、ちょっと興味もある。外見も変わっただろうな・・・。まさか・・・アロハシャツにパナマ帽とサングラスの出で立ちでおまけに口髭を蓄えて現れることはないよね?

2013年7月12日金曜日

Fri.July 12,2013 ネット型スポーツに共通していることは

ネットを挟んで行うボールゲームで勝敗を分ける大事な技術的(スキル)要因は、やはり最初のプレーである「サーブ」と「サーブ・レシーブ(レセプション)」。

本日は、午前中に千葉県下で上位レベルのママさんチームの指導をみっちりと行った。スパイカーも揃って、そこそこの練習はできる。サーブレシーブの練習を1人、2人、3人と人数を増やしながら行った。それで、理解できた。

このチームの弱点はサーブレシーブだ。そしてサーブも全般的にコントロールとスピードが不足している。先週行われたワールドリーグの全日本男子とカナダのゲームのサーブとあまりかわらない。

それで、来週、練習ゲームを行うと言うので、サーブレシーブのAパス率の統計を取ることにした。Aパス率というのは、サーブレシーブのターゲットであるセッターの1mの範囲内にパス(サーブレシーブ)が届いたことを意味する評価指標である。サーブレシーブがなぜうまくいかないかの要因(構えの位置、ステップ、タイミング、腕の構え、腕とボールの接触(面の作り方)は、今日で把握したので、次の練習ゲームでAパス率のデータを取り客観的に評価する。

セットを取るための目標値は、6人制であれば65%以上。ママさんは、9人制であるから、1stサーブに対しては60%以上、2ndサーブに対しては70%以上を目標にする。

取得点数とAパス率の相関関係をママさんが理解してくれれば、次回からのサーブレシーブの練習に意欲を持ってやってくれるはずだ。なぜ、このプレーは大事なのか、勝敗に直結しているのか数値による動機付けからやることだ。大人のプレーヤーなんだから。

しかし、今日のチームは、見かけは大人であっても、以外と中学生レベルのアイスクリームでも動機付けできるかもしれない・・・。

Thu.July 11,2013 Coaching tips #23 Be modest about your victory

表題の意味は「勝って驕(おご)らず」。今朝の日本経済新聞文化欄に毎日掲載中の『私の履歴書』を読んでいて、この言葉が自然と口から出てきた。

今月の『私の履歴書』の執筆者は、囲碁棋士で名誉碁聖の大竹英雄さん。林海峰(りんかいほう)さんとともにお互い18歳から切磋琢磨され、竹林(チクリン)時代を築かれた方達である。大竹さんが若年の頃、林さんの師匠の呉清源(ごせいげん)九段と初めて対局した時の話に感心させられた。私は、囲碁はやらない。せいぜい五目並べ程度である。しかし、囲碁や将棋の棋士の方達の「勝負」に関しての本は随分と読ませていただいた。盤上のスポーツ、と私は捉えている。

大竹さんが、当時、神様と崇拝されていた呉清源さんと対戦して勝ってしまった大竹さんの態度が清々(すがすが)しい。

「勝った喜びというよりは、"神様"と一緒の時間を過ごせたということの幸福感だけが残っている」。

練習試合などで、先輩チームの胸を借り、初めてセットを取った時、公式試合で全国常連のチームに初めて勝利した時、相手のチームと同じ時間を過ごせたことに対して感謝の念があれば、その監督のチームは更に強くなっていくことであろう。

幕末の江戸城明渡しのときの敗軍である幕府側の勝海舟と勝ち軍である官軍の西郷隆盛の談判も見事なものであった。勝海舟が回顧録で次のように述べている。

このとき、おれが、ことに感心したのは、西郷がおれに対して、幕府の重臣たるだけの敬礼を失わず、談判のときにも、終始坐を正して手を膝の上にのせ、少しも戦勝者の威光でもって敗軍の将を軽蔑するというような風が見えなかったことだ」。

When there is an opponent, one should be fair, modest and calm, and should be thankful to have the opponent to compete against.
(相手のある場合において卑怯でない、驕らない、高ぶらないことや試合する相手があることに感謝する)

2013年7月10日水曜日

Wed.July 10,2013 外部コーチという立場

 部活の中で外部コーチとして情熱を持って指導に当たっている方は多い。そして、特に中学校での外部コーチの必要性は高い。背景にあるのは、高校のように競技を考慮した教職員の異動は中学にないので、すべての部活に指導できる教員が配置されているわけでない、ということがある。

そして、問題が生じないこともない。外部コーチの行きすぎた指導が暴力になるケースも先日報道された。暴力まで発展しなくとも、外部コーチと顧問の関係がギクシャクして、外部コーチが去る例も多い。

今朝、都心にある私立高校女子バレー部で3年ほど外部コーチを務めている男性Mさんから、電話があった。顧問の若い教師とのチーム運営に意見の違いがあり、上手くいかないので外部コーチを辞めることにした、とのことであった。

Mさんのチームに対する情熱は、電話での会話でもひしひしと感じることができた。私からの返事は、ありきたりのことしか言えなかった。

「意思疎通を顧問の先生としっかり取ること。その前提として、部活全体の統括者である教頭(副校長)や校長を交えて役割分担を明確にすること。そして、謝礼金も決めておくこと。(公立の場合は、教育委員会がガイドラインを策定する場合が多い)。しかし、去るという結論を出した今、言えるのは、残念の一言です」。

一番、残念な思いをしているのは、子供達であろう。大人達のそれぞれの情熱、熱心さが噛み合わず、結局破局を迎えてしまった。

組織内におけるスタッフの意見の相違はあって当然である。リーダーは、意見の相違を認めた上で、自分たちの組織(チーム)の理念、目的、目標の下に役割分担を明確にし、意思疎通を十分に図り、ベクトル(方向性)を共有化する必要がある。

2013年7月9日火曜日

Tue.July 9,2013 気になるエジプト情勢・・・

1976年、私はバレーボールコーチとしてチュニジアにいた。チュニジアは、アラブ、アフリカ大陸では既にバレーボール大国であった。世界選手権大会にも出場していた。若干24歳でナショナルチームのコーチなんて、今考えると無茶な話である。

案の定、時のチュニジアバレー協会の内紛に巻き込まれ、左遷された。その悔しさで、左遷された地方都市のベスト8レベルのチームを指導したら、国内トップリーグで優勝することができた。優勝できたのは、元々の指導者の功績であるが、マスコミは私を大きく取り上げ、一時その監督との関係もギクシャクした。

そんなチュニジアでのコーチ時代にアラブ選手権、アフリカ大陸選手権で常に決勝戦で張り合っていたのはエジプトであった。その当時、向こうの監督は、韓国人であった。現在でも、チュニジアとエジプトは、よきライバルである。エジプトは前回のワールドカップ代表になり、チュニジアは昨年のロンドンオリンピックに出場した。どちらも実力は、全日本男子と同等のレベルに達している。

エジプトは今、軍がクーデターを起こし昨年の革命で大統領に就任したばかりのモルシ氏を解任した。背景には、現政権の改革道半ばの経済政策や高い失業率、宗教などがある。そして、今回の軍部によるクーデターである。昨日は銃撃戦で51人が死亡した。今後ますます混迷を深めて行きそうな情勢だ。

このような状況では、スポーツどころではない。エジプトナショナルチームのメンバーは、どうしているのだろう。海外のクラブチームでプレーしているメンバーも多くいる。そして、エジプトの影響は遅かれ早かれ私にとって第二の祖国とも言うべきチュニジアにも波及してくるであろう。

2013年7月8日月曜日

Mon.July 8,2013 It's so hot today!

何なんだ、この暑さは! 梅雨明けした途端、真夏日が連日続いている。関東のあちこちで、34度を超えた。私の住んでいる船橋市でも36度、山梨県では38度を記録した。熱中症で病院に搬送された人も今日だけで全国で1,000人に達した。気象庁は、7月〜9月は全国的に晴れの日が続くとみている。

こんな状況に乗じて、まさか東電が、だから原発再稼働が必要なんて考えていないだろうね。私の節電法は、暑いときは、家の風通しを良くし、衣服も軽装で団扇(うちわ)や扇子(せんす)を使う。家計のためにも節電、節電。

午前中の幼稚園ママさんバレーの練習は15分に1度休んでWater Break(給水)の時間を取りながら慎重に進めた。急に暑くなって、身体も驚いている。

アップ時にママに付いてきた幼稚園入園前の幼児が2人、ママたちの動作をまねてストレッチを行っている姿が可愛い。しかも、ママよりもフォームが決まっている!

明日の午前中は、西船橋駅前の行きつけのMacでクーラーの効いている店内にパソコンを持ちこみ、8月の日体協講習会の資料作成を行う。家のクーラーを使わず節電して100円のアイスコーヒーで2時間ほど店の中にいることになるが、何か若いサラリーマンか学生のような気分である。

Everyone,be careful of  heat stroak!

Sun.July 7,2013 男子World league 日本は最下位

 FIVBワールドリーグ2013、予選(プールC)第6週大阪大会、第2戦。日本(ランキング19位)は、カナダ(ランキング18位)と対戦し、フルセットの末、敗戦を喫した。予選全10試合を終え、日本は通算3勝7敗。プールCの6位最下位が確定し、来年のワールドリーグの予選(※開催日時・場所未定)に回ることが決まった。勝ったカナダは8勝2敗で1位となり決勝ラウンドに進む。決勝ラウンドにはA、B各プールの2位までのチーム4チームにカナダそして開催国のアルゼンチンの計6チームが進出する。

今回のWorld Leagueには、18チームが出場し、プール(グループの意味)AとプールBには世界のベスト12がブラジルとロシアを筆頭に6チームずつ振り分けられている。プールCの6チームは大陸予選や最終予選を勝ち抜いたチームである。ポルトガルはエジプトが国内の混乱で辞退したのを受けて出場してきた。

日本は、これで最下位が決まった。決勝ラウンドに進むチームは、経験を積んで更に強くなるであろう。アジアでは、元イタリア監督の名将ベラスケ氏率いるイランが中国、韓国、日本、オーストラリアに差を広げた感がする。

プールAとBのゲームは現在あと1週を残して決勝ラウンドに進む2チームが決まる。

日本は、今年初めて外国人を監督に招聘した。そのこと自体、閉塞感のあった日本男子バレーを打開する方法として正しかったと私は思っている。但し、招聘するのに時間がかかりすぎた。

今後の全日本男子の公式試合は9月開催の2014年世界選手権大会のアジア予選である。それまでにやることはパワー育成とサーブの強化である。平均身長が世界の中で見ても低身長の日本が互角以上にプレーするためにはジャンプ力中心のパワーの育成が必須である。そして、サーブの強化。深夜TBSでゲームを見たが、カナダもそうであるがサーブがお互いにチャンスボールである。ジャンプスパイクサーブも少ない。空中バランス能力を鍛えて安定したジャンプスパイクサーブでピンポイントのコースを攻めて、相手攻撃陣のスパイカーを一人でも減らすことが日本男子が世界のトップ8に入るためには必須である。ネット型のスポーツはサーブとサーブレシーブがゲーム勝利の70%を占める。

※ファイナルラウンド進出6チーム
開催国: アルゼンチン
A組上位2チーム: ブラジル、(今週末決定)
B組上位2チーム: イタリア、(今週末決定)
C組最上位1チーム: カナダ

2013年7月7日日曜日

Sat.July 6,2013 関東梅雨明け

関東に梅雨明け宣言が出た。そして、梅雨明けと同時に真夏日がやってきた。群馬県館林市で37.4度、茨城県、栃木県、埼玉県でも35度を記録した。

梅雨の時期は短く、作物への影響も心配だ。急激な気温の上昇は人間様にも影響が出る。熱中症で病院に搬送された人は、全国で今日だけで既に300人いたそうだ。こまめな水分補給が必要だ。

仕事、スポーツ(レクリエーション)、休養、栄養が大事だ。オッと、もう一つ大事なものがある。休養、栄養とくれば・・・そうです、教養も大事ですね。休養と栄養は得意です、なんて自慢ばかりでは困ります。

という訳で、今日の私は英語のお勉強のためにビデオレンタルのTSUTAYAさんに行き、洋画を借りてきました。借りてきたのは、昨年全米で好評を博したTVドラマ「HOMELAND」。祖国、という意味なんでしょうね。イラク戦争で8年もの間、捕虜になっていた米人軍曹が奇跡的に救出される。CIAのある女性捜査官だけが、彼はテロリストとして寝返ったと疑う。6巻で終了かと思ったら続編の第2シリーズが9月に出るという。

 
主人公の二人の俳優は昨年のエミー賞男優賞、女優賞のダブル受賞者だけあり迫真の演技である。ストーリーの中では、帰ってきた軍曹の自宅に盗聴、盗撮の機器を設置して動向を伺う場面が具体的に出てくる。思わず、先月からニュースになっているCIA米中央情報局の元職員の逃避行と重なってくる。

2001年の同時テロ以降、米国内ではテロ対策と個人のプライバシー保護をめぐる議論が続いている。現代は、ITなくして成り立たない社会だ。個人の秘密も国家の秘密も、今やITが把握している。その秘密が密かに探られたり暴露されたりする時代に我々は入ってきている。

優れたTVドラマや映画は、そんな未来の我々のあるかも知れない姿を観せてくれる。そこから我々が学ぶことは多い。宣伝によると、オバマ大統領はこのTVドラマを毎回観ているファンなのだそうだ。どのような気持ちで見ているのであろうか。

政治家は清濁併せ呑むと言うが、一国のリーダーシップを握るというのは大変なことだ。TVドラマや映画は、未来の姿を想像させる。オバマさんは未来を創る。元職員の今後の行方、今後の暴露によっては、世界の情報収集網の崩壊危機が訪れるかもしれない。

何か、真夏日なのに背筋が寒くなる話になってしまった・・・。


2013年7月6日土曜日

Fri.July 5,2013 参議院選挙が公示された

参議院選挙が昨日4日に公示された。21日の投開票に向けて各党の論戦がスタートした。

私の選択肢は決まっている。社会保障、東日本大震災の復興、原発、憲法に対しての各政党の論点を確認して投票する。


2013年7月5日金曜日

Thu.July 4,2013 5歳のAmerican girl にバレーボールの指導

港区にあるTAC (Tokyo American Club )でのコーチングが3ヶ月振りに再開された。今月は毎週木曜日18:00から1時間程度のミニキャンプの指導である。

対象者は、東京American Clubの会員さんの子供達で、今回は20数名が参加した。年齢は、下は5歳から、上は日本で言えば小学6年生までで、実に幅広い。最年少は5歳の女の子。私よりも英語が上手だ。(当たり前か?!)

きょうは、バレーボールにつながるボール遊びを沢山行った。1人1人のプレーを言葉で評価してあげる。"Not bad (悪くないよ)""Almost(惜しいな、もうちょい)"Good job!(いいねえ)" "Great!(素晴らしい) "などの褒め言葉を沢山与えられるような易しいドリルからスタートする。

私がボールを投げる時は、"Come on!(さあ行こう、その調子!)と声をかけてあげる。始めは上手くできなくとも、繰り返しやればできてくる。こちらもその子ができる範囲でボールを出してあげる。できた時は、"You did it!(やったね!)"とハイタッチしてあげる。評価してあげることで、その子に自信が芽生える。自信は、第2のスキルだ。

今月アシスタントを務めてくれるのは、トモさん。神奈川県の高校から早稲田大学に進学、Vプレミアムでもミドルブロッカーとして活躍し、この6月で引退したばかり。子供達が上手くプレーできない時は彼女がモデルで実演してくれる。子供達には、まず良いお手本を示し真似させる。次にポイントをその子の理解できる範囲でシンプルに指導する。目の前で素晴らしいプレーをする選手からのポイント指導は実に効果的だ。身長177cmのトモさんに強烈なスパイクを何本か打ってもらってから、次に子供達が打つ。まずはジャンプしないでネット越しにボールを打ってみる。ターゲットは向こう側の壁だ。

1時間は、あっという間に過ぎて"See you next week(また来週会おうね)"で終了。


2013年7月4日木曜日

Wed.July 3,2013 もう7月に入っていた・・・

6月はあっという間に過ぎた。もう7月に入っている。今年の後半がスタートしたのだが、どうもピンとこない。時だけがどんどん過ぎてゆく。時の過ぎゆくままに~♪ではいかん。

今後の予定を確認しよう。

1. 8月8日ー11日:日本体育協会主催の指導員養成講習会
例年、講師にお迎えするお二人がお仕事の関係で海外に行かれているので、私がほとんど講師をやる。資料作りを今からやらねばならない。特別コーチには、元全日本の田中直樹さんと昨年引退したばかりのやはり全日本の多治見麻子さんを予定している。

2.7月の毎木曜日開催:TAC東京アメリカンクラブ ミニキャンプ   
アメリカではこの時期、サマーバケーションに入っており、子供たちが個人でスポーツ合宿に入る。日本では、週1回の体験入部みたいなものでミニキャンプと呼んでいる。この体験を通じてもっとバレーボールをやりたいという子供たちが9月からのFall Session(秋季バレー教室)に申し込んでくる。

3.7月23日(火):県立日立北高等学校 トークショー 
  (仮題)「部活生徒のパフォーマンスを上げる夏休みの過ごし方」
文武両道を目指している北高校の部活を行っている全ての生徒を対象にトークショーを行う。モントリオール金メダリストの白井貴子、矢野広美そして私の3人で行う。

4.ママさんバレー 定期指導
現在3チーム(船橋市: 幼稚園ママ、トップママ    西東京市: いそじママ)

5.ソフトバレー活動
毎火曜日夜、大穴クラブの練習。7/14(日)は、船橋市民サマー交流大会に出場。

2013年7月3日水曜日

Tue.July 2,2013 千葉県ママさんバレーボール連盟の会長に挨拶

会長の名は藤間本子さんと言う。小柄で笑顔が愛らしい。その笑顔の中に強靭な意志と反応の速い行動力を秘めている。きょうは、先日、私が千葉県バレーボール協会の役員として無理をお願いしたことへの御礼にママさんバレーの県大会開催会場である成田市体育館に訪問した。

会場には、32チームが集まっていた。関東大会予選会を兼ねた夏季大会で、千葉県からは3チームが推薦される。
(千葉県で大会会場を取るには平日でなければ取れない。土日は他の団体で一杯だ。従って、選手も役員もパート仕事の休みを取ったり苦労されている。行政も国民にスポーツを奨励するだけでなく、スポーツする場の整備も今後の課題である)
千葉県のママさんチーム構成の条件が2年前に変更された。従来は中学校区内に住んでいるママさんが条件であったが、年々若いママさんの加入者が減少し、チームを作るのが難しくなってきた。東京都や他県では、ずいぶん前から市や区内在住で構成してよろしいとされていたが、千葉県ではそれらより狭い中学校区という区域でチームを構成することを登録条件としてきた。

理由は、地域での連携や助け合いをママさんの活動の理念の一つとしているからだ。近くに住んでいることで、急な用事に子供を預かってもらったり、相談事にも乗って貰うこともできる。地域の行事のお花見、お祭り、フリーマーケットへの出店なども一緒に活動できる。連帯感が形成される。

しかし、近年、若いママさんが減ってきて中学校区域でチームを維持・構成して行くのが難しくなってきた。以前は、ほとんどの小学校にはママさんチームが存在していたが、今はチームのある小学校を探すのが難しい。女性の非婚化、晩婚化、小家族化、共稼ぎの増大などの要因でスポーツを楽しむ機会が少なくなってきた。そこで、千葉県もチーム構成の条件を緩和した。その中学校区に隣接する1中学校区とのみ連立してチームを構成して宜しいとした。

そのような条件下でチームを構成しているので、千葉県にはダントツに強いというチームは存在しない。ベスト16のチーム全てが優勝できるチャンスを持っている。

さて、肝心の会長は?と本部室に行くと「会長は、ただ今プレー中です」という。確かに千葉市でも老舗の部類に入るチームのバックレフトで果敢にプレーしている。確か御年60・・・歳のはず。30、40歳代の娘のような年代の仲間と一緒にプレーしている。
試合が終わって戻ってこられた会長に先日の御礼を申し上げ、しばし談笑した。その後、私の住んでいる船橋市内のチームのゲームを観戦に2階席に上がった。ネット型のゲームは、やはりサーブとサーブレシーブの巧拙が勝利の70%以上を握っている。サーブとサーブレシーブに重点を置いた練習をしているチームが上位に進出している。
(観客席にいると、知り合いのチームからお菓子やらコーヒーを頂く。この日は船橋市の2チームからと旭市のチームから画像のように沢山いただいた。昼食後もママさんたちは菓子類をパクパクと食べている。ママさん達の「別腹」は一体幾つあるのであろうか?)

Mon.July 1,2013 Coaching tips #22 Think about her/his mistake together.

練習で、プレイヤーがミスすると大声で叱責するのをコーチングと思っている指導者がいる。

私にも一時期そういう時代があった。それは、当時の強いチームはほとんどそうであったから、それが正しいやり方であると信じていた。しかし日本のトップ指導者は、そういう指導者だけではない。

罵声を浴びせず、ミスを一緒に考えてあげるコーチングを実践されていた日本一、世界一の指導者もいた。女子バレーボールで世界三冠の山田先生、中村高校の渡辺先生、日本体育大学の中田先生、筑波大学の杤堀先生は身近で見ていて、そんな指導者であった。

たくさん叱ることで、指導者の自分がどれだけバレーボールを知っているか自慢しているように私には聞こえる。

It's coaching to think about her/his mistake together.

Sun.June 30,2013 マスターリーダー新規養成講習会&更新研修会in大阪 2日目

最初の講義は、小学校授業におけるソフトバレー指導支援。しかし、教育行政にバレーボール協会や連盟が関わっていくには、まず各都道府県協会の指導普及委員会と小学生連盟、ソフトバレー連盟が連携して地元の教育委員会、実施小学校との緻密な打ち合わせが必要だ。あくまで支援というスタンスが大事。

私が担当している千葉県では、既に小学生連盟と連携して、今年も実施の方向で進んでいる。また、幼稚園児へのソフトバレーボール体験指導も9月以降の実施と決定している。一過性のイベントに終わらせずに継続的に行うことで成果が出てくる。

次の講義は、私の担当の審判法。今回は「動画とPower Pointを用いての記録法の説明」を行った。実は、1か月前に大阪府連盟の高塚理事長から、今年度の審判伝達講習会では、記録法を中心に行ったら好評でしたので、渡邉さんにも紹介しますとメールに資料が添付されてきた。

その資料をパソコン上で見てみると、なんと非常にわかり易い教材であった。そこで、大阪府連盟のご承諾を得て、本日の日本バレーボール協会主催マスターリーダー養成講習会で受講者の皆さんにご紹介することとなった次第である。この教材は、まさしく労作である。指導普及部長の山田さんはじめ関係者の努力と工夫が画面を通して感じられた。
(プロジェクターを2台使って、左側にパワーポイントで作った記録表、右側に連動したゲームの動画をそれぞれ映す)

今後は、速やかに各都道府県連盟に配信、配布をしていくように早速CDのコピー作成準備に入っている。小学生高学年でも、これを一度見れば、簡単に記録をつけられると思う。動画がついているので、体育館やチームが不要。会議室があれば椅子に座って学習できる。いやあ、本当に素晴らしいものを大阪府連盟は作ってくれた。

他の都県連盟も今回の大阪府連盟作の記録法に劣らぬ教材を開発しているものと思う。良いものは全国に広めて頂きたい。そのために遠慮せずに日本連盟を活用して欲しい。

閉会式を終え、帰り支度をしている笹利香さんにお声をかけた。彼女は東日本から唯一の受講者で山形県新庄市から参加してきた。昨年のこの講習会で新たにマスターリーダーに認定されていたが、もっと学習したいと4年に1度出席すれば良い更新講習会に早くも出席してきた。そして、毎年出席したいと言う意欲満々の30歳代(アラサー?)の女性である。昨夜の審判規則委員会中心の二次会にも参加していただいた。彼女のような元気で明るい性格が山形県連盟を更に活性化する起爆剤になる。ゴムまりのように弾んで更に成長して欲しい。リカちゃん応援しています。

午後からは、我々の審判規則委員会の今年初めての会議を開催した。通常の議案を討議し終えて、勉強会に入った。勉強会とは、我々委員の資質を高めるための機会であり、今回から設けた。講師は、昨年まで府立高校長を務められ、この4月からは母校の大阪体育大で学生の就活指導(教員心得)をされている吉村さん。何事も歴史を知ることが物事を正しく認識できると、この日はソフトバレーのルールの生誕から現在までの流れを当時の手書きの企画書、規則案、最初のルールブックなどを持参され、熱く語って頂いた。

吉村さんは、私と同年齢。私達には歴史を伝えて行く責務がある。そして、次世代が育って行く環境を整える役目もある。権腐十年という言葉がある。同じ役職に10年留まっているとその組織は腐ってしまう、と言う意味に私は捉えている。その考えでいくと、私も審判規則委員会委員長として今年で7年目に入った。そろそろ退出の時期である。


2013年7月2日火曜日

Sat.June 29,2013 マスターリーダー新規養成講習会&更新研修会in大阪

朝8:00の新幹線で新大阪に移動。新大阪から大阪へ乗り継ぎ、梅田から阪急電鉄で
十三へ。十三と書いて「じゅうそう」と読む。十三駅で降り、徒歩で武田薬品大阪工場敷地内にある体育館に向かった。

十三駅の改札口の前は庶民的な小さな食べ物屋さんでひしめき合っている。一杯飲み屋さんもこの地域に工場が沢山あるせいか多い。大阪は東京と比べると2、3度気温が高めで、湿度もやや高めだ。

(改札口の真ん前にデンと構えているタイ焼き屋さん。東京ではあまり見かけない光景です)
今年度から講習会のカリキュラムの内容を変えた。西日本を中心に全国から集まって頂いた新規受講者20名、更新者約50名の方々がより充実感を得ていただくために、グループ討議の時間を大幅に増やした。今までは講師からのお話しを聞く時間が多く、情報はたくさん持ち帰ることができた。しかし、グループ討議の時間は短く、お互いの県連盟の課題の提出はできても、対策への意見交換までは発展できなかった。

今回は、対策の成功事例、失敗事例も出てきて有意義であった。次のステップは、各人がそれらの対策案を実行することである。隣県と協力してやることで効果が上がった、という発表もあった。隣県から推薦チームを招いての交流大会の開催。また、役員同士の学習会などすぐに取り入れられる事例が発表された。

夕方からは、情報交換会。近くの中華料理店に席を移して催された。同じテーブル席には、最初の講義で講師を務めて頂いた日本バレーボール協会国内事業本部長の下山先生も座られ、歓談した。

その後、例年のように、審判規則委員会のメンバーを中心に10数名が居酒屋に集結した。北海道、山形県、福島県、千葉県、長野県、福井県、鳥取県、福岡県、大阪の理事長や審判長が主だ。女性は4人。

明日も、後半の実技と講義があるので、10時にはお開きとした。

なお、その直後に、怪しげで妖艶なライトが点滅する繁華街に数名の男性陣が吸い込まれるように消えて行ったことを、私はここでは詳細に述べない😉。



2013年7月1日月曜日

Fri.June 28,2013 今週末は、肝臓が・・・

お酒は、嫌いなほうではない。ビール、日本酒、焼酎、ワイン、コニャック、ウイスキー、バーボン、紹興酒、ウオッカ、テキーラなど何でも飲む。地方に行けば、そこの銘酒を四季折々の旬の物を肴にして頂くのが極楽である。海外でも、そこの国の酒をそこに住んでいる人達の飲み方で頂くのが良い。

 18年前であったか・・・、ポルトガルのポルトに全日本高校選抜女子と一緒に世界ユース選手権大会に同行した。そこで飲んだポートワインの芳醇な香りと柔らかな喉ごしは忘れられない。日本で売られているポートワインは、養命酒のような甘い飲み物であったので、違いに驚いた記憶がある。

おっと、回想が始まると止まらなくなる。もとい。

お酒は嫌いなほうではないが、時々飲み過ぎる場合もある。昨日の懇親会では、お姉さんママさん達からのお酌が次から次に我がテーブルにやってきた。そして二次会は、東京都から参加している70歳以上のチームのお部屋に移動して、さらに酒宴が続いた。

今朝、頭が重い、だるい、食欲がない・・・。久しぶりの二日酔いの症状である。熱いシャワーを浴びてシャキッとしてから、ホテルの玄関に行き、参加された25チームを見送った。お姉さんママさん達は、昨夜何かありましたか?のような涼しい顔でバスに乗り込んで行く。これから観光地を巡りながらご自宅までお帰りになる。

9時過ぎに由美さんと一緒に長野駅までホテルの専務の運転で送って頂いた。東京に戻り、一旦帰宅し、着替えてから船橋市のハローワークに行った。これが最後の月1回の就活報告。ここの職員の対応はとても丁寧だ。

夜には、先週から始まった千葉県トップママさんチームの練習に出かけた。昨日、招待試合に出場したということなので、今夜は、身体に負担の少ないサーブを中心に行った。さすがに、全国出場を目指すチームだけあって、意欲満々である。私の仕事は、どうやら頑張りすぎないようにブレーキをかける役目であるかもしれない。
(アンテナにゴム紐を張る。ゴム紐にチラシを取り付けてそのチラシを狙い、ちぎれ落ちるまでサーブを実行する。ママさん達には特売のチラシが効果的?)
練習では、脱力してプレーすることを強調した。常に歯を食い縛ってプレーするのでなく、リラックスして70%のパワー出力でプレーすることが、無駄な力をそぎ落とし、スムーズな動作を生む。疲労も少ない。集中力も高まる。常に頑張ることは「緊張」のもと。リラックスは「集中」のもと。