2013年11月26日火曜日

Mon.Nov.25,2013 Men's World Grand Champions Cup in Japan - Last Day

Brazil win fourth World Grand Champions Cup title, Russia and Italy settle for silver and bronze.
 
きょうは、最終戦のイランと日本のゲームを観て感じたことを書いてみたい。ゲームは、秋田空港で7:20発羽田行のフライトを待っている間に1セット目だけ見ることができた。

ここ3年間、国際大会で負け続けているイランを相手に、今大会、日本は1セットも取ることができずに完敗した。イランは、イタリア男子チームを率いてオリンピック大会以外の国際大会での金メダルを全て獲ったべラスコ氏(アルゼンチン人)を監督に招聘して以来、強化が更に進んだ。

 イランは地理的に欧州に近いせいもあり、欧州、米国などの国とテストマッチをくり返してきた。そして、それらのゲームの中で地力をつけて行った。アジア選手権直前にはロシアに遠征し4ゲーム行い、1軍とは互角、2軍には問題なく勝利している。かたや、日本はどうか?予算の関係なのか、監督のネットワークがないのか、協会の強化委員会の力がないのか分からないが、世界の強豪とのテストマッチはなかった。

国内の高校レベルでもそうであるが、ある県の代表になろうとするには、他県の1位との練習試合、できれば全国ベスト4常連チームと練習試合を繰り返すことでチームは強くなり、県代表権を獲得することができる。

 
女子の場合は、大学男子と練習ゲームを行うことで高さ、速さ、パワーに慣れることができる。しかし、全日本男子の場合は、そうはいかない。国内で紅白戦をいくら行っても、マシンを使ってパワーサーブに慣れるように工夫しても、生身同士の戦いにはかなわない。男子ナショナルチームの強化には遠征が不可欠なのだ。そして遠征費を捻出するのが強化委員会の重要な任務の1つである。

 
 
私からの提言は、来年度新しいメンバーを加えて新生全日本をスタートするときに、まず「世界のバレーの歴史、日本のバレーの歴史」をチームスタッフ、プレイヤーにしっかりと動画を用いて教育して欲しい。歴史を学ぶことからスタートするべきと思う。そして、日本の強みを生かすバレーを目指してほしい。日本人には頭脳よりも魂から先に教育するのが良いと思う。動機づけが大事である。G.Sato監督は、国内のバレーボール事情をしっかりと視察して新生全日本に必要なプレーヤーを招聘して欲しい。強化委員会は、その支援とチーム強化の環境整備を推進して欲しい。

イタリアチームのメンバーとして、世界選手権で2度優勝したエースのゾルジさんは、現在マスメディア側でスポーツライターとして働いている。彼は2020年のオリンピック開催地でもある日本に次のように期待している。

In his final assessment of the host team, Zorzi urges Japan to review their programme and introduce younger players into the team to compete more strongly in future international tournaments.

 

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