2008年5月2日金曜日

ゴールデンウィークは高校女子バレーの合宿

 いよいよ5月に入った。仕事のほうもやっと懸案の事項も一段落し一安心。千葉県バレー協会指導普及委員会の資料もメールで主事に送り、日本ソフトバレー連盟HPの新コンテンツで「ルールQ&A」をアップする旨の原稿も送り、こちらも済み。今夕はママサンバレーの練習試合。来週から全国大会が始まるので平均年齢だけはどこにも負けないベテラン揃いのチームであるが、代表に挑む。
 明日から神奈川県厚木市にある大学(関東大学1部リーグ)にて神奈川、東京、山梨、静岡、埼玉、宮城の全国常連チームが集り強化合宿を行う。恒例になって5年目になる。この時ばかりは、私も神奈川のチームに帯同して特にサービスとブロックの連携の特別コーチの任につく。意図のないサーブを実行したり、入れとけサーブを実行したりしたら、ソフトバレーでは温厚な私も女子高校生には烈火のごとく注意する。ミスには怒らないが、何も考えないプレー、反省を生かそうとしないプレーには厳しい言葉も出る。「ナイスミス」や「チャレンジミス」は評価できるが、「消極的なミス」「意図のないミス」は評価できない。今の時期は「ミスしないようにやって気持ちが守りに入る」のではなく「積極的なミスをすることで攻めの気持ちを持つ」ことが成長するためには必要だ。だから、私の教え子達はミスしても下を向かない。練習中のモットーは、「大きな声を出す」「あきらめない」「下を向かない」と言っている。頭文字を取ると「オ・ア・シ」となる。これに「ス」を付け加えると「オ・ア・シ・ス」となり、乾いた心にオアシスの湧き水のように語呂が良いのだが、どなたか考えていただけないかな。なお、「スミマセン」はコート上では不要。「ごめん!」と元気にわびて、次のプレーに集中したほうが良い。
 3泊4日であるが、息抜きは近くの天然温泉の七沢の湯。露天風呂で夜空を見上げながら監督コーチ達と裸の付き合いも楽しいものだ。監督達の平均年齢は53歳位か、全国常連の監督達だからコート上では難しい顔をしているが、コート外では意外と冗談を言ったり選手たちをからかったりしている。しかし気に食わないことがある(原因は選手たちが作っているのが多い)と、夕食抜きで深夜まで練習する指導者もいる。高校生は少しの気持ちの隙で崩れる。特に女子高校生はそうだ。だから、格下のチームに負けることもままある。今回のチームの中で県大会の決勝で負けて春高バレーに出れなかったのは参加6チームの中で2チームいる。他は春高に出ている。春高に出れなかった監督達は今度のインターハイ代表に必死になっているでしょうね。新1年生を加えて各チームともレベルアップしているだろうね。私の指導もレベルアップして、更にわかりやすい、そして考えさせるコーチングを心掛けよう。 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いつも楽しく読んでいます♪

「す」素直な気持ちで、、とか・・
当たり前すぎますかね?(><)
うちのチームは注意するとふくれる方が多いので。。。

わたなべ たかし さんのコメント...

渡邉です。ご愛読感謝いたします。このブログが普段の指導にご参考になればよろしいんですがね。「素直な気持ち」は大事ですね。注意されているうちが花です。ふくれる方に対する処方は、その人がいないとき、他の人にその人の長所をお話しておくことです。誰でも長所を持っています。さりげなく第三者に話しておくと、そのうち本人に伝わり、あなたからの注意も素直に聞いていただけるようになるでしょう。人は誰でも自分を認めて欲しいのです。良いところを一生懸命に探すのも指導者の仕事です。