2010年2月13日土曜日

栃木県足利市バレーボール協会創立60周年記念式典


 昨日の2月12日(金)夜は、栃木県足利市バレーボール協会創立60周年記念式典並びに文部科学大臣賞受賞祝賀会に来賓として招待された。60周年ということは、終戦翌年の昭和21年の創立ということになる。織物産業で名高い足利市には昭和25年から29年間、全国実業団女子選手権で3回優勝した日紡足利チームが存在していた。その後会社の事情でチームは解散し、日紡貝塚工場などに選手は分散した。足利から貝塚に移籍した選手の中に、その後「東洋の魔女」と言われた東京オリンピック出場の全日本女子金メダリストの主将であった河西昌枝さんがいた。
 そして、足利市といえば、高校男子バレー界の名門、足利工大付属高等学校がある。平成元年の春高バレー優勝チームである。監督は久次清司先生であった。その久次先生と6年ぶりぐらいで再会できた。先生はお元気そのもので、功労者受賞代表での挨拶も先生の人柄がにじみ出た謙虚な内容であった。現在は小学生バレーを指導しながら普及活動をされているということである。
 副会長の金子靖子さんとも再会できた。金子さんから「ナベさん、後ろ頭薄くなったわね」と言われ、「そりゃ、私もあと2年で定年の年ですよ」と返事をしたら「あら、私よりも20歳若いのね」と言葉が返ってきた。この金子さんという女傑はニックネームが「きんこ」さんと言って、市内で小さなお好み焼き屋「きんこ」を営んでいる。以前、バレーボール教室を終えると、協会役員は会長はじめ皆ここに集合して反省会をやったものであった。豊田博前JVA専務理事も、オリンピック選手の廣紀江、田中直樹、ゼッターランド・ヨーコ始め多くの指導者がここのお店の美味しいお好み焼きを頂きながらバレー談議に花咲いたものである。
 40年間の長い間、会長として協会を牽引されてきた中村義一先生は病床に就いておられ、当日はご出席されていなったことが残念であった。回復されたら、さっそくバレーボール講習会を開催し、私としてできる限りのご支援を続けていきたい。
(画像は表彰者を代表して御礼を述べる久次先生)

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