2011年2月17日木曜日

2/17(木) リビアでも反政府デモが

 30数年前に、私がチュニジアにいたとき、聞いた話である。安息日になるとリビアから時々国境を抜けてチュニジアに遊びに来るリビア人達がいるんだ。あいつらは酒を飲みに来るんだ。まことしやかにそんな話を聞いたが、私はリビア人を見たことがなかった。もっとも見たとしてもチュニジア人と区別がつくはずもなかった。リビアはカダフィーという大佐がいて恐い国だ、と教えられた。しかし、大佐という位がその国で一番偉い独裁者であるというのもおかしな話だとその時は思っていた。1969年当時クーデターを起こしたカダフィーは当時、大尉。現在、カダフィー氏は最高指導者と呼ばれている。
 そんな記憶のあるリビアでも1月にチュニジアで発生した反体制運動がドミノ倒しのようにアラブ圏に広がって行った。そして心配していたように石油の価格が買い占めなどで高騰してきた。このままいけば、世界経済にも大打撃が生じる。EU、USAは必死になって安定化に向けて政治的、経済的に動いているが、この騒乱はすぐには終息しそうにない。
 私が来年の定年後にアラブ圏に海外コーチで行く予定もこれでどうなるか・・・。候補の国の1つであるバーレーンでも昨日デモが始まった。悪い予感がする。このままいけばアジアの独裁的な国々にも波及してくることが考えられる。
 この活動を推進しているのは、IT(情報機器)と聞く。真実は全て明かされることで破壊の道に通じる。芥川龍之介か、シェイクスピアであったろうか「嘘でなければ語れない真実がある」と何かの本に書いていた。嘘は確かにいけないことである。しかし、一気に真実に行くことは人の思考に整理がつかずに混乱することのほうが多いのではなかろうか。・・・焼酎のお湯割りを飲みながらキーを叩いているが、少し酔ってきたようだ。広島県三次市の建設会社の女性社長から送られてきた米焼酎であるが、なかなか旨い。 

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