2015年6月10日水曜日

08,June 2015 東南アジア大会(SEA Games)出発

東南アジア大会(出場国はアセアン諸国の11ヵ国)は、2年に1回開催されます。

今年は第28回目が、シンガポールで開催されます。我がチームのメンバーも早朝にプノンペン空港に集まりました。こういういざという時は、さすがに、のんびり屋のカンボジア人も遅刻しないことには感心します(やればできるじゃないか)。私も、集合時間の8時前には着いたのですが、選手達は1時間も前に着いていました。

先週、私は、選手達に、次のように言いました。

「遅れた来た者は、飛行機に乗れない。飛行機は時間に遅れてくる者を待ってはいないよ」。
この言葉が効いたのかどうかわかりませが、さすがに、この日は遅刻者は皆無でした。メディアも来ていて選手達は取材を受けていました。

航空会社はシンガポール航空の関連会社のシルク・エアーです。親会社がシンガポール・エアーで、東南アジア大会のスポンサーにもなっています。その関係でしょうか、お蔭で私の重量オーバーのスーツケースも無事通過しました。私のスーツケースには、私個人のモノよりも選手達用のメデイカルバッグや先週日本で購入してきたお揃いのソックスが1チーム分入っています。

そして、搭乗しました。シンガポールのチャンギ国際空港まで所要時間2時間ほどです。時差は1時間あります。気温差は2度ほどシンガポールのほうが低いので、過ごしやすいでしょう。

チャンギ空港に着き、初めて飛行機に乗ったチームメンバーの半数は、目を白黒させていました。ホテルに着くまでの道路には、信号機がほとんどなく、プノンペンン市内の渋滞に馴れている彼らは別世界にいるような印象を受けたでしょう。

自分たちの国を出て、他国を訪れてみることは、自国をよりよく理解するための良い経験になります。自分たちの国では普通でも、他国ではいけないことと言われることもあります。その逆もあります。比較することで、視野も広がって行きます。
(宿泊している市内のホテルは一泊ツインで6万円の高級ホテルです。周りもほとんど高級ホテルだらけです。食事はビュフェ(バイキング)スタイルで、美味しいものばかりで、選手達は、何とお代わりを3回もします。果物に関してはは、カンボジアのほうが断然安くて美味しいので、選手達はホテルの果物には、ほとんど手を付けません。

ホテルに着いて、まずはホテル内のトレーニングジム内で選手達には軽く汗をかいてもらいました。その後、ミーティングを私の部屋で開き、今後の予定を伝えました。ミーティングは日に2回行い、確実に連絡が伝わるようにしなければなりません。


(軽く40分ほどマシンを使って汗を流しました。普段の筋トレは、ほとんど自体重で行っているので、たまにはジムで行うのも気分転換になります)
今回の大会ではボランティアの人達が、約1万人活動しています。我々のチームにも世話役が1名付きました。40歳代の男性で名前がタンと言います。良く喋る男性ですので、英語のTang(舌)と語呂合わせで彼の名前を覚えました。私の名前の「ナベ」は、この国では、ありふれている名前なので「ワタベ」と呼ばせてもらいますということになりました。

シンガポール人の英語は「シングリッシュ」とも言われます。丁度、日本人の話す英語が「JAPANギッシュ」と言われるのと同じです。アクセントとか発音に独特の地方色があります。国が違えば、発音もその国の母国語に影響されます。ひと口に英語と言っても、世界には色々な英語があります。シングリッシュに馴れるまで、もう数日かかりそうです。


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