2009年12月15日火曜日

5ヶ月ぶりの大学院訪問

 5ヶ月ぶりに丸ノ内線の茗荷谷から歩いて2分の大学院に残してきた資料や文献を取りに行った。夕方訪れたので院生もほとんどおらず静かな校舎であった。5月に仕事のやりくりをしながら何とか論文提出をやっていた時期が懐かしく思い出された。院生室には誰もおらず、ふと教官室をみると私の指導教官であった菊先生の部屋の明かりがついていた。ノックすると「どうぞ」といういつもの声が聞こえてきた。しばらく先生と雑談をして部屋を出た。先生のお話では、今年も1月には論文提出が間に合わない院生が数名いるようだ。
 仕事を持ちながら論文を書き上げるのは確かに難しい。しかし、それを承知で入学してきた仲間たち。誰一人として弱音は吐かないが、普段論文形式の文章作成の習慣のない社会人にはきつい作業ではある。私の初めての論文も指導教官に徹底的にこきおろされた。私の初めての論文は「渡邉さん、本でも出版されるのですか?論文の形式にまったくなってないですよ」と、言われたものである。4年生大学の卒論だったら分厚いレポートのようなものでも論文として受理される大学が多いと聞く。さすがに大学院の修士論文はそれではだめだということだ。他のスポーツ系の私学の大学院では結構甘いということも耳に入っていた。しかし、ここはいやしくも国立の大学院の誇りを持っている。審査は厳しかったが、今となっては自分のために良かったと思っている。
 大学院を修了したメリットは何ですか?とよく問われる。私には今のところメリットは感じられないが、修士論文を仕上げた自信に誇りを持っている。放り投げだそうと思ったことも数度あったが、これ以上だめだという限界を繰り返していると、ある日突然パッと明かりがさしこみ急に理解が進む時がある。
あきらめなければできる、ということをこの時ほど感じたことはない。
 もう駄目だと思ってもすぐに放り投げださず、もう少し、もう少しと努力を継続することしか成功への道はない。あきらめなければきっとできる。

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