2010年5月17日月曜日

5/16 関東高校大会予選会 終了

 関東大会各都県の予選会が昨日で終了した。関東大会予選会には2種類の目標がある。一つは関東大会出場を目標にしているチームのグループがある。もう一つは、8月のインターハイ出場を目標にしているグループがある。私が興味を持っているのは、後者の方である。後者のグループはこの予選会での成績がインターハイ予選会のシード権に関係してくるので、各チームの監督さん達の戦略が垣間見れて面白い。関東大会で優勝することで、夏のインターハイ出場権が取れるわけではない、というのもある。関東大会で頑張り過ぎることで肝心のインターハイ県予選会でピーク・パフォーマンスを発揮できなかったりする場合もある。また、県内のライバルに徹底研究される場合もある。従って、チームによっては、怪我人を関東大会で休ませたり、下級生の経験を積む場として活用する場合もある。必死にならざるを得ないのは、開催県である。
 まあ、そのような見方をして観戦するよりは、純粋に高校生の溌剌たる躍動ぶりを見るほうが楽しい。勝って泣き、負けて泣く。日本の教育的部活スポーツの良いところではある。
 さて、昨日は神奈川県の最終予選会ということで、平塚市に行ってきた。女子は大和南が橘をフルセットで下し、この大会3連覇を達成した。但し、3セット目の内容は決勝戦の内容としては見ごたえがなかった。橘が終盤まで9点差で大和南を圧倒してリードしていたのであるが、そこから大和南が地力を発揮してひっくり返した。余りにもミスが多すぎた両チームであった。
 男子の決勝は、橘が秦野総合に競り勝った。春高バレー出場の弥栄高校は、メンバーの一人が17日からアジアユース選手権に出場のため、関東大会には2位の特別推薦ということで今回は出場していなかった。男子決勝は、両チームともこれと言って決定力があるチームではないが、中型でゲームとしてはまずまず楽しめた。ただ、戦術に独創性が乏しく、似たようなチームが多い印象であった。お隣のコートで女子も同時にプレーしているので、その比較で結構迫力のあるように見えたということもある。

(画像は、女子で優勝した県立大和南高校の試合後のミーティング。この時はコーチの井上先生が珍しく長々とお叱りの言葉を繰り返していた。主将でエースの二見はこの日も決定力が少なく、試合後も元気がなかった。明日からアジアユース選手権に飛ぶという。アジア選手権で何かきっかけを見つけてきてくれると良いんだが、ここからは自分で自分を成長させないと本物になれないからね。地道な努力を続けるしかない)

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