2010年7月26日月曜日

7/24(土),25(日) 新潟県で高校生合宿応援


 昨日まで、新潟市内にある女子バレー部(県ベスト8)の合宿に参加してきた。5年前から高校の監督さんから指導の依頼があったものの、日程が合わなく、今回やっと行けるようになったわけである。東京から朝一の新幹線で新潟へ。駅から車で連れていかれたのがどこかの村の中学校体育館。2つの中学女子チームの監督さんに紹介され、すぐさま練習試合。高校チームはAB2チームに分かれ、中学生と練習試合。私はAチームの練習試合を見せてもらったが、立て続けに2セット取られた。聞けば、Aチームの相手中学チームは県内トップクラスで、昨年度全国大会初出場でベスト16入賞チームというではないか。3セット目から、「私の指導で何とかせい」という高校監督の目線が飛んできた。「今晩は、市内で美味しい晩御飯食べに行きましょう」というのは、この条件をクリアすればの話であったか、と気づき少し長めのセット間を頂き「サーブとブロックの関係」を説明して第3セットに臨んだ。そして、Aチームでの対戦では、それ以降のセットは落とすことはなかったのでほっと一安心。

 私の戦術が良かったわけではなく、戦術を理解し実践できる高校生達が素晴らしかった。聞けば、対戦した中学校からの進学者が多いという。

 日曜日には、高校の体育館に中学男子チームがやってきた。レベルは県でベスト4だという。ネットの高さは2.30cm。一般女子のネットの高さ(2.24cm)より高い。前日は中学女子の高さの2.15cmでボールの大きさは使い慣れない4号球、当日は2.30cmでまた4号球。午前中の4セットは、案の定、ブロックの上から打たれるスパイクにレシーブも弾かれ最大17得点がやっとの始末。午後の3セットも同様であったが、昨夜の新潟市内でビールのお代わりを15杯と大盛りラーメンをごちそうになった手前、最後のセットぐらいは取りましょうとばかり、子供達には全員(18名)でコートの中で円陣を作らせ気合を入れ、攻めに関しては、徹底してサーブレシーブ力の劣るリベロへのサーブを実行させ、相手のスパイクへのトスを2段トスにさせ、高校生のスパイクの第1打目はタッチ攻撃かフェイントで相手守備陣を翻弄することにした。レシーブでは、まず無駄なブロックは跳ばないことにした。相手アタッカーがただ単につないでくるスパイクに対しての女子のブロックは吸い込みやブロックアウトになりやすいので、ブロックに跳ぶよりも下がってレシーブした方が得策である。次に、相手のセッターのクイックのコンビが合っていないので、速攻にはブロックは跳ばないで、コート中までレシーバーは上がっていきレシーブで対応、ブロッカーは移動時間差攻撃の方にだけに跳ぶように指示を出した。結果、17点でセットを取ることができた。相手の中学校は翌日から県大会公式戦で2つ勝つと準決勝ということなので、最後のセットは相手に取ってほしかったが、ここは相手の弱点を突くことで、何か感じてくれればよいかな、と願ってセットを取らせていただいた。3位以上が北信越大会にけるということなので、朗報を期待している。

 2日間の合宿で、昼もラーメン、夜もラーメンとラーメン王国の新潟での高校合宿を無事(体重は増加した)終えることができた。
(画像は、ピンボケになってしまったが、可愛いC高校バレーボール部員達。このまま育っていけば、来年のインターハイは初出場となるであろう。初対面のおじさんとすぐに打ち解けてくれた君達に感謝する。指導者の躾が良いんだね、きっと)

 

2 件のコメント:

遠藤(higeoyaji) さんのコメント...

始めまして、

新潟県のお尋ねになった中学校の部員の親です。。
いろいろ検索していて訪ね当たりました。。        突然スミマセン。。

当方のHPにご紹介させていただいてもよろしいでしょうか!?と、
思い書き込みさせていただきました。

何気に読んでいて、ム~~。これうちの学校ジャン!
一考に記憶が無かったもので・・・(大体は見ているんだけどな~)
後で、手帳を見ると、上の子の見学に仙台(尚絅大)に行っている時でした。。
その時、何も無ければ行っていたのに・・・でした。。

突然のご無礼失礼しましたが。
思わず、近しく感じてしまい・・・でした。


うちの子は、訪ねられた学校とは「敵」ですが、これからも新潟をよろしくお願いします。

新潟市立中之口中学校女子バレーボール部 応援サイト
HP http://www.ginzado.ne.jp/~gen/


  保護者 遠藤(higeoyaji)

わたなべ たかし さんのコメント...

 そちらのHPで紹介されるほどの内容ではないのでその件はご勘弁ください。上のお子さんが尚絅大に進学されているということは、高校は今年春高にもインターハイにも出場されたチームですね。間違っていたらごめんなさい。インターハイでは、グループ戦で京都橘には不覚を取ったものの、春日部共栄には負けることはないと思ったのですが、暑さにやられたのでしょうか。
 尚絅大の総監督の小野寺先生とは、親しくさせていただいています。毎年、神奈川県の松蔭大学での合宿には、私のアドバイザーチームの大和南高校と練習試合をやらせていただいております。
 なお、新潟県のC高校と遠藤さんのチームとは『敵』ではありません。同じバレーボールを愛するライバルチームです。相手チームがあるから、ゲームができる、自分のチームを強くしてくれる、ありがたい仲間です。
 最後に、練習試合後に中之口中学校の生徒に一言といわれて次のように申し上げました。「君たちは日本一を目標にしているという。では、日本一になった瞬間にどのようなパフォーマンスをやるのですか?」監督の先生は、すぐさま「子供たちに抱きつきます!」子供達からは「・・・・・・」。つまり、子供達はまだ日本一のイメージができていなかったのです。日本一になるには、日本一の中学生とはどんな中学生なのか、学校での姿勢は、家では、練習での態度はどのようなものか、イメージできていなくてはならない、と思います。そのような態度で日常生活を送っていれば日本一が近づいてきます。日本一の努力をしなければ日本一にはなれないということを言いたかったのですが、その場は時間がなくて言い表すことができませんでした。
 敗戦は失敗ではありません。今回の北信越第3代表決定戦の敗戦から学んだことをこれからのゲーム、JOC杯、高校進学先で活かしていけばよいと考えます。活かしていない時が「失敗」です。私達は勝利と敗北と両方から多くのことを学ぶことができます。勝ちっぱなし、負けっぱなしでは成長がありません。暑さはまだまだ続きます。ご自愛ください。本日はこれから、全日本小学生バレーボール会場に視察に行きます。仲之口ジュニアチームに会えるかもしれません。