2011年3月14日月曜日

3/14(月) 増える被害者

 私は、東北の出身者である。故郷は日本海沿いにある港町で津波などめったにない。私が中学1年生のとき窓ガラスが突然ガタガタと震えた。新潟地震が発生したのだ。地盤の緩い川沿いの中学校の校庭では地割れがあり、数名の中学生が落下し、地割れはすぐに閉じたとのこと。恐ろしかった。川には海水が逆流してきて、川魚が呼吸困難になって水面でもがいていたのを地域の人が手づかみで捕った。水道が止まり、自衛隊の給水車で水の配給があった。
 今日の夕方になって、福島県いわき市の第一高等学校女子バレー部監督の菊池先生とやっと連絡が取れた。3名の部員の家が津波で流されたとのこと。水が止まったので、水洗トイレ用の水は風呂場に貯めて、水をトイレ用や顔を洗うために使っているとのこと。
 4月1日から予定されていた全国私学大会の開催が延期されたことを伝えた。初めての出場だったので多少の無念さが電話口から察することができた。
 しかし、今朝のJR総武線が運転を見合わせたのには理解できない。東京電力の「輪番停電」を実施したわけであるが、市民の我々に一報もなくて突然の実施である。止むなく、東西線で会社に向かったが、本数は減らされ、減速、大混雑で会社に着いたら社員の1/4は出社していなかった。夕方も込むことを予想して、早めに退社した。
 もう嫌だ!と叫びたいところであるが、避難している人たちや避難所を受け持っている人たちのことを考えれば、電気が少しの間消えることや電車でイライラすることは我がままである。ここは、みんなで辛抱、我慢のときである。ここにきて20:04のTV報道で原子炉の燃料棒がかなり露出したとのニュースがあった。このままではまた水素爆発、そして電気供給の減少となる。今また余震があった。衣食住の辛抱はもう少し頑張れる。しかし、放射能の被害はなんとしても避けていただきたい。日本の化学力、頑張れ!。

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