2011年10月20日木曜日

10/15(土) 三宅島ソフトバレーボール-2

 早朝、4時半に眼が覚めた。外はまだ暗い。船は風のせいで波が2mほど高く、港の接岸にやや苦労したものの無事着岸できた。別室で寝ていた白井さんは、すでに起きていた。岸壁に降り立っても、頭の中がまだユラユラと揺れている。
 島の教育委員主事の佐久間君の出迎えの顔が薄暗闇の中に見えた。1年振りの再会である。30歳になったばかりで独身。白井さんを紹介すると、小柄な佐久間君は一瞬ひるんだようで、後ずさりした。白井さんは、実際の身長の182cmより大きく見える。肩幅が広いせいもある。決して「態度も大きい」なんて口に出しては言えない。
 車に荷物を積み込んで、民宿に向かった。民宿に向かう間も白井さんのお話は止まらない。山本リンダの「♪どうにも止まらない!♪」のメロディーが私のユラユラした頭の中で流れ続けた。15分ほどで民宿に着き、しばらく仮眠をとり、朝食を頂いた。
 午後から審判研修会が始まった。明日の交流大会に出場される16チームから2名ずつ参加するとの佐久間君の話であったが、集まってきたのは60名もいた。3回目の講習会ともなると、素人同然であった佐久間君も進歩していて、大型コピーでルールブックからハンドシグナルの図を抜き取って壁に張ったり、用具も事前のチェックが済まされており準備が整っていた。
 島では2,3年で公務員の移動がある。彼も来年は他の課に異動するかもしれない。今回は念入りに会場風景を含めて、全ての備品、講習会・代表者会議・開会式・試合風景・閉会式・懇親会の様子を画像に収めておくように依頼した。文字だけでは引き継ぎ資料として不十分である。デジカメで画像として残しておくことで十分な資料になる。
 講習会を終え、民宿に戻り、講師陣の3名だけで夕食。夕食後には、白井さんのありがたいお話を聞く時間である。「白井さんの講話」と、私は名付けて、片手にビール、方耳をお話に傾け続けた。望月さんは、何か話したいのであるが、白井さんの速射砲講和には隙間がなく、あえなく「うん、うん」と相槌を打つのが精一杯で、そのうち畳に座っていたのが畳の上に横になって、講和を子守唄♪に寝入ってしまった。 

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