2013年12月3日火曜日

Sat.Nov.30,2013 東海村バレーボール講習会

茨城県東海村に出かけた。私の9人制バレーボールの師である石野さんからのお誘いである。石野さん(現日本体育大学バレーボール部女子9人制監督)と一緒に講習を行うのは10年ぶりぐらいだ。

石野浩靖さんを紹介して頂いたのは、もう27年前になる。紹介者は、佼成学園高校女子バレーボール部監督の川合先生であった。当時、私は会社勤務のかたわら佼成学園高校の正式なコーチとしてチームを指導していた。10回目の関東大会出場を目指していた。そこに選手スカウトで石野さんが見えた。石川島播磨重工業という大企業が女子バレーボール部を有していたことを聞いたことはあったが、この時初めて実業団9人制の監督さんと挨拶した。私にとって9人制バレーボールとの出会いであった。

石野さんからは、全国の9人制バレーの強豪チームの監督さん達を練習試合を通じて紹介していただいた。山梨中央銀行、セイコー千葉、エプソン塩尻、富士電機、神奈川中央交通、松下電池・・・などなど。

実業団のバレーボールチームと言えば、6人制が中心で、当時全日本に選手を多く送っている日立武蔵(後の日立)と私が仕事で担当した日本電気(後のNEC)ぐらいしか知らなかった。石川島播磨重工業(IHI)の練習を見て驚いた。練習中に笑顔がある。日立武蔵も日本電気も練習中は常に張り詰めた緊張感でピリピリしており笑顔が出る雰囲気ではなかった。

ところが、IHIの練習では、何か可笑しなプレーがあると自然と笑いがおきる。選手どうしがコート上で良く話し合っている。先輩が後輩に指導している。一番驚いたのは、監督と選手のコミュニケーションは、いつもではないが、おでん屋とかお好み焼き屋などで食事しながら行われていた。特に、私が練習に参加した日は必ずと言ってよいほど、選手同伴でバレー談義となった。今考えれば、あれは私をダシにして若い選手たちに他の会社の人間の考え方などを聞かせていた石野流のコミュニケーション術であった。

さて、東海村総合体育館にて、午前中はママさん(8チーム)達に本日の課題の「サーブレシーブ」の理論をパワーポイントで見て頂き、午後は3時までサーブレシーブの基本練習を徹底的に指導させていただいた。石野さんは、もう一つあるコートで中学生2チームを指導された。

(ママさんたちへの理論説明は画像を多く使用して説明するのが良い。文字や表だけではつまらない。この画像はカヴァーリングの大事さを訴えている。レシーバーがミスしてもレシーバー個人のミスにしないように次の人がカヴァーして相手チームに返すことが、チームスポーツとしてのバレーの面白さであり、負けない秘訣である)

指導を終えて、第2部があるという。役員との懇親会のことである。懇親会会場に着いて驚いた。役員の8割方はママさん達である。そして、みんな仲が良い。食事を進めていくうちに理由がわかった。前理事長で現在顧問の田中さんがこのような体制を敷いたことがわかった。副理事長で10年間、理事長で10年間かけて現在の体制に落ち着き、更に発展させようとしている。

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