2014年11月14日金曜日

12,Nov.2014 APEC, そしてASEAN Sumit

アジアの政治・経済が動いている。

このところ、メディアには連日のようにAPEC(エイペック:Asia-Pacific Economic Cooperation;アジア・太平洋・経済協力)のニュースが流されている。いわゆる、環太平洋地域における多国間経済協力を進めるための非公式なフォーラムのことである。

中国の特別行政区である香港が参加しているため、参加国・地域を指す場合には、「国」ではなく「エコノミー」という語が用いられる。「非公式」となっているのは、「公式」とすると、台湾も参加しているので、台湾を国家として認めてしまうので、そうすると中国が参加しなくなるという、色々複雑な事情があるようだ。

ともあれ、議長国の中国、日本、アメリカ、ロシアという大国がお互いの政治的・経済的な思惑を巡って対する様子を見ていると緊張感が伝わってくる。

そして、今日からはASEAN Summit(アセアン:Association of South‐East Asian Nations)が始まった。、ASEANとは、東南アジア10か国の経済・社会・政治・安全保障・文化に関する地域協力機構である。TV報道を見て驚いたのは、その場にオバマ大統領や日本の安倍首相がおり、ASEAN各国の首脳とまた個別に協議していることである。

国際政治の世界は、誠にダイナミックである。

文化(スポーツ)交流などは、政治・経済・社会・安全保障の後に出てくる協議課題であろう。しかし、文化(スポーツ)の充実していない国は、どこか暗く、堅苦しい印象を受ける。人類が発明した文化(芸術、芸能、学術、文学、音楽、スポーツなど)は、社会の風通しを良くするソフトパワーであると私は思っている。

0 件のコメント: