2014年11月15日土曜日

14,Nov.2014 女性観戦禁止のイラン、国際試合禁止も バレー連盟が方針

先週、このブログで紹介したが、イランにおいてのバレーの試合で、女性の試合観戦が禁じられているどころか実刑判決を言い渡された記事を紹介した。

その後、11月10日付で共同通信を通じて、日本の新聞に以下のように報じられた。私は、FIVB国際バレーボール連盟の方針を支持する。このような状況では、イランはバレーボールの国際大会を開催する権利はない。

解決策はある。しばらくの間、観客席を区分して、レディース・シートを設けることである。女性のスポーツ観戦禁止は宗教上だけの理由ではなく、興奮した男性観客がお互いに暴力を振るう可能性があり、それが女性に危害を及ぼすかも知れないという理由もあると思う。

いずれにしろ、世界では、まだ女性がスポーツすることさえ良く思われていない一部の国がアジア・アラブ・アフリカ・中南米にある。女性は貴重な労働力ということもあり、スポーツをさせている場合ではない、という考えもまだ根強い。

労働の合間の気晴らしに、男にだけでなく女性にも子供たちにもスポーツは必要だ。今回のFIVBの制裁がイランのスポーツ環境を少し変えてくれることを願ってやまない。バレーの試合に国際的に強いだけでなく、観客に思いやりのある国こそが尊敬に値する。

『 国際バレーボール連盟(FIVB)は女性のゲーム観戦を禁じる限り、イランの国際試合主催を禁じる方針を示したことが9日、明らかになった。イタリアのスポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルト(電子版)などが報じた。イランでは6月、テヘランでゲームを観戦しようとした女性のゴンチェ・ガバミさんが拘束され、後に禁錮1年の実刑判決を言い渡された。
 FIVBは世界選手権などの主催大会では制限解除を求めている。同国では女性が競技場などでスポーツ観戦することは多くの場合、イスラム教上の見解で禁止されている。イランは男子がことしの世界選手権で6位に入るなど、アジア屈指の実力を誇る。(共同) 』

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