2009年7月29日水曜日

修了式を終えて

 今夕、大学院の修了式を終え、後輩たちが企画してくれたお祝いの会兼懇親会にて指導教官はじめ既に修了した方達や現役の社会人学生約50名と楽しく懇談した。通常3月修了というのが我が国の習慣であるが、留学生の受け入れや、逆に留学する際に海外は9月入学の通常なので、7月修了というのも設けたと専攻長から本日聞いた。この7月に修了したのは5名。本来は3月に終了するはずであったのが、色々な理由で1学期分修了を伸ばした5名である。特にスポーツ・マネジメント専攻の私と3人は、正月3日目から1週間校舎に通い、または泊まり込みで論文を仕上げた戦友である。
 改めて、社会人が論文を完成させる苦痛を味わったこの3年と4カ月であった。自分の考えを口で言うのと文章にするのとでは違う。文章にすることで真の力が付く。そう言ってくれたのは、指導教官の菊幸一教授。菊先生は文部科学省の審議委員も務めている。日本のスポーツ社会学を今後リードされていく先生だ。先生を囲む勉強会をゼミOB・OGで作ることを私が勝手に今夜決めた。先生は困った顔をされたいたが快諾してくれた。私の今後の役目は、アカデミックな研究者と現場の役員や指導者をつなげていく役目なのではないかなと今夜感じ入った次第である。
 入学に際して推薦していただいた筑波大学名誉教授の杤堀伸治先生と東海大学教授の成田明彦先生にさっそくご報告に伺う予定だ。お二人の推薦がなければ、当時の私の学力では、通常の入学試験で、はたして合格できていたかどうか、怪しいところであった。しかし、修了(大学院は卒業とは言わない)する方が数倍難関であったことは確かである。
 あきらめないで良かった。なかなかできないと感じている時、実は99%できている。そこで多くの人は諦めてしまう。私の場合は、そのようなときに仲間がいた。家族もやりぬくことを勧めてくれた。家族も毎週1回のソフトバレーの練習もママさんバレーの指導も高校生の指導も1年間は中止させて頂き、迷惑を掛けてきた。さあ、これから恩返しだ。

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