2012年11月21日水曜日

Wed.Nov.20,2012 コーチングのコツ(tips)-3 ラストボールを返す

  昨日のママさんバレー全体のゲームを観戦していて感じたこと。ハーフやバックのポジションからのラストボールが相手コートに入らない(届かない、コート外アウト)ケースが1セット平均4本ほどある。4/21=19%  1セット21点制であるから、ラストボールミスでの失点が約2割あることになる。

  昨日参加のチームは初級から中級入り口のチームが大半。ラリーで、スパイカーがジャンプして相手コートに強打して得点しているケースは30%ほど。残りの70%のうち19%がラストボールのコントロールミスでの失点である。

(まずは両手でボールキャッチしたら直ぐに両手で後方にいるパートナーに投げ返す。次は実際にアンダーハンドで行う。右回り、左回りで行う。)

  何故か? ラストボールの体勢は、ほとんどが、横向き、後ろ向きでのアンダーハンドパスである。しかるに、基本の練習時間に、横向き、後ろ向きでのアンダーハンドパスの練習をやっていない。これがヒント。練習方法は、いくらでも考えられる。例えば、アップのボール投げの時に、後ろ向きにパートナーに両手でボールを投げることは効果がある。日常生活にはないこのような動作をやることがアンダーハンドでのラストボールのコントロールにつながっていく。また、フロントやハーフは、バックトスの感覚にも慣れてくる。
(うつ伏せの状態から行う)

  これは、コーディネーショントレーニングの一つである。更には、片足で実施したり、床に座った状態から速やかに立ち上がってボールを投げると動きが滑らかになっていく。次の段階としては、パートナーから投げられたボールを後ろ向きてキャッチして、すかさず後ろ向きのままパートナーに投げ返すことを行う。この後に、実際アンダーハンドパスで行うと簡単に出来るようになる。脳の認知作業が上手くスムーズに行われている。アップや基本練習時に、コーディネーショントレーニングを取り入れるということがポイントである。お試しあれ。
(ネット際のコーチやパートナーが床にボールを拳骨で打ちつけて跳ね返ったボールをレシーバーに追いかけさせる。ボールには実際のレシーブボールのように回転がかかっているので実戦的)

   来年は、『コーディネーショントレーニングで短期に上達するバレーボール』という本を出す企画を持っている。3年かけてある技術が出来るようになっても、そのときには、中学や高校を卒業してしまうから、在学中に上手くなりたいよね。そんなコツを、時々このブログて紹介していきます。そして、短期に上達するためのもう一つのコツは、やはりコツコツと継続すること。ボールがなくとも、自宅でもできる練習方法は沢山ある。継続とは「コツコツ」毎日、少しで良いからやり続けることだ。

(実際に相手コートに返す。ネットに向いて返す場合は、相手コートのコーナーを狙う。後ろ向きで返すときは、相手コートの中央に返す。放物線の頂点をどこに持っていくかイメージすれば難しくない)

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