2015年4月9日木曜日

06,April 2015 Cleaning the balls

選手達のフィジカル・トレーニングの合間に、私はボールをクリーニングしました。

カンボジアの体育室(館)は、日本の体育館のように密閉されていません。外壁が半分しかない体育室をイメージしてください。四方が壁でふさがれていたら、平年気温が32度のこの地では、熱が体育室内にこもって暑くてたまりません。乾期の4月と5月は、1年で最も高気温になる時期です。日中の気温が38度にも上がります。

壁の少ない体育室は、風通しが良い分、砂や埃も侵入してきます。この砂や埃が、ボールの汚れの進行を促進します。

そこで、きょうは、ここ2年間は、ボールの汚れを落としていないとおぼしきボール達を綺麗にしてあげることにしました。クリーニングのやり方は、タイとカンボジアの国境近くのコッコンという町で2年前に工場を稼働させたMIKASA工場の工場長からお聞きしました。

(Before)
(After)
 
言われた通りにやったら、画像のように綺麗になりました。合皮のボールの場合、皮に傷が付き、そこに埃などが入りこむと汚れが浸み付き、なかなか汚れは落ちにくくなるということです。 

クリーニングをして、気持ちも晴れ晴れとしました。ふと、「洗心」と言う禅語が思い出されました。清掃という作業で汚れを取り除くことは、単にモノを綺麗にするだけでなく、同時にその人の心の汚れも取り除くものなんですね。

次回は、選手達にやってもらおう。 

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