今年のノーベル平和賞は、中国人人権活動家の劉曉波(リウ・シアオポー)氏への授賞が決まった。これにより、中国は世界第2位の経済大国として、また軍事大国としての地位に見合った責任ある振る舞いを世界から求められた格好だ。中国政府は、今回の授賞に対して、ノーベル賞委員会が設置されているノルウエーに対して圧力を加えるような警告をしている。まったく、大人げない態度だ。中国の圧力に対してノルウエー首相も歴任している委員長のヤーグラン氏は、中国の圧力には全く動じていない。私は、そこに人間の強さを感じた。先ごろ亡くなった、野球評論家の大沢親分であれば、中国に「喝!」、ヤーグラン氏に「あっぱれ!」と評価したに違いない。
アメリカ合衆国のオバマ大統領は、今回の平和賞を好意的に評価した。さて、我が国のリーダーは、いかなる反応を示すのであろうか?平和を唱えるのは人間の心、戦争を始めるのも人間の心。人間力が試されている。
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