きょうは午前中に、日本バレー協会事務局にて、審判規則委員会規則部の編集会議があるはずであったが、台風の影響で中止となった。それで、午後から予定していた足立区の「SCクラブ」という会員70名ほどいるママさんクラブ主催の第30回交流大会に昼前に着くように向かった。会場は足立区を代表する足立区総合スポーツセンターで、コート3面に18チーム集まりゲームが繰り広げられた。
主催者で代表の石山和子さんという女性のリーダーシップが素晴らしい。私もこの方と知り合って、かれこれ15年ぐらいになるが、民生委員も30年以上務めており、地域に明るい。梅田・梅島地域の小学校の校長や病院長、警察署長もこの女性には一目置いている。9年前に足立区で総合型地域クラブを立ち上げたときに私も多少お手伝いしたのであるが、この方は行政主導ではなく、地域住民主導型の地域クラブを立ち上げた。財政的に厳しい面もあったが、各種プログラムの受講料や行政からの委託事業で乗り切っている。東京都の体育指導員としても活躍し、4年前に東京都の女性部長として要職にも就任され、昨年文部科学大臣賞で表彰され引退された。
交流会には、東京都だけでなく埼玉県からも実力チームが招待されていた。元オリンピック選手が監督のチームも参加されていて、ユニチカで活躍したサウスポーの水原さんやヤシカで活躍した飯田高子さんと久し振りで再会した。私は、石山代表からSCクラブの監督として依頼(命令?)され3ゲームベンチに座った。冷や汗をかきながらもチームは優勝したが、私の指示を忠実に守ってプレーできるママさん達のほうが素晴らしい。レフトの170cmの30歳代アタッカーは9人制実業団の名門、山梨中央銀行で活躍したアタッカーであったり、応援に来ていたOGが東京都名門の中村高校出身であったり、いやはや凄いメンバーが揃っていた。
交流会終了後、体育館別室で「30周年祝賀会」がささやかに開催された。平均年齢40歳半ばの会員の前で20年以上、30年以上の会員が功労賞を授与され、若手ママさんの手料理が振舞われた。30年以上で授与された堀さんという方が、私のベンチワークを見て「恩師の中村高校の渡辺先生にそっくりです」と涙を浮かべられたのには驚いた。私が、「渡辺先生は私の指導の恩師です」と申し上げると、またまた涙眼になって、高校生時代の渡辺先生との思い出を語ってくれた。その後、日紡の連勝記録を止めたヤシカの船山監督のこと、ヤシカからNECに移籍した頃の岩原さんのことや豊橋東の鈴木紋吉先生、久喜高校の稲山先生など40年前のバレー談議にタイムトラベルしていった。
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