2010年10月5日火曜日

9/30ー10/4 千葉国体 少年男子バレーボール

 5日間、千葉国体に業務で行ってきた。売店のおじさんの業務で、選手が体育館に着く前から選手達が帰るまで体育館の横の売店で一日を過ごす。朝早く体育館に着いての楽しみがある。各チームのアップを見ることだ。各チーム個性があって面白い。3-4位決定戦の長崎県(大村工業高校)はコーディネーションと筋トレを合わせたトレーニング、長野県(創造学園大高校)は、イメージトレーニングで連続技術をやっていた。
 決勝は、福岡県(大濠)が神奈川県(弥栄中心の選抜)を3-0のストレートで退けて優勝。優勝候補の東京(東洋)は、2回戦で長崎県に僅差のストレート負け。東洋監督の北畠先生がベンチに座っていない分、得点が少ないように見受けた。インターハイ優勝の山口県(宇部商業)も3回戦負けで5-7位決定戦にまわり、地元の千葉を退けた。来年は、今大会でも活躍した2年生が主力の来年度国体開催地である山口国体を控えた宇部商業と長野県の創造学園大の2チーム、そして東京の東亜が軸になって優勝を争うものと予想される。
 女子は、宮城県(古川学園)が大分県(東九州龍谷)を破り優勝、3位は長崎県(九州文化)、4位は京都府(京都橘)と常連が続いた。京都橘の監督が体育館で倒れドクターヘリで搬送されたと聞いたが、その後の安否が気にかかる。
 千葉国体を最後に、9人制バレーが国体の種目から消える。何んとも寂しくやりきれない。日本のバレーの礎である9人制が国体の種目から無くなるということは、9人制の今後の衰退が加速しかねない。特に企業チームが衰退していくことは目に見える。なんともやりきれない。
 国体の記事の中で現在イタリアで開催している男子世界選手権大会の記事が小さく出ていた。全日本男子は、2次リーグでフランス、アルゼンチンに敗退しベスト16に入れなかった。全日本男子は5日に帰国します。前全日本男子バレーのセッターであった朝長先生が売店に来て、そんな事を聞いた。男子の世界も他国は進化している。日本も進化しているが、世界はそれ以上だ。技術・戦術論だけでは勝てない世界になってきた。世界を見据えた中期的な強化策が更に必要な時期である。 

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