2012年10月30日火曜日

Sun.Oct.28,2012 春高バレー 予選会(茨城、山梨、東京)

  春高バレー地区予選会が花盛り。今週末は茨城県と山梨県で決勝があった。

 まず、茨城県だが、28日、ひたちなか市総合運動公園体育館で男女の決勝を行い、男子は霞ケ浦、女子は土浦日大がともに6連覇を達成した。


 
 男子の霞ケ浦は試合直前にチームの中心の朝日冬樹が足首にけがを負うアクシデントに見舞われ第1セットを失った。その後はエースを中心にして土浦日大を3-2で突き放した。しかし、試合直前の怪我って何でしょうね?女子の土浦日大は双子の青木葉愛香里(あかり)と愛香音(あかね)を中心に日立二を序盤から圧倒。攻守に安定した試合運びで、ストレート勝ちを収めた。

(画像はエースの萩谷沙也加さん。身長180cm。日立二高先輩の赤津以上の選手になって欲しい)

 県立日立二高は、昭和62年以来の決勝進出でした。当時は赤津久恵選手という172cm位の小柄でしたがエースでセッターという運動神経抜群のスーパー高校生がいた。彼女は、その後イトーヨーカドーに入社して4年ほど在籍した。レギュラーには、なかなか抜擢されず、その後海外チームに移籍したと聞いたが、40歳代の今はどうされているのかね。当時、イトーヨーカドーの体育館に行くと、彼女が監督と話している場面に遭遇したことがある。「なぜ、この練習をやるんですか?」と納得しなければ練習に打ち込むことができない性格であった。当時は、まだ「黙って俺について来い!」式のスポーツ界でしたからね・・・。そんな「黙ってはいない」彼女の性格は、当時の日本では監督さん達にとって扱いづらいものでした。現在のバレーボール界では、練習を始める前に「今日の練習はこうだ。ポイントはこうだ」と、ホワイトボードにスケジュールと要点を書いて、選手に説明して納得の下に練習をやっている。彼女も現代に生まれていれば、もっと活躍できたかもしれない。
 
【男子】
▽決勝
霞ケ浦 3-2 土浦日大
22-25
25-23
25-20
24-26
15-10

【女子】
▽決勝
土浦日大 3-0 日立二
25-16
25-14
25-16
 
 次に山梨県。男子は日本航空、女子は増穂商が優勝。日本航空は11年連続11度目、増穂商は3年連続26度目の全国大会出場を決めた。日本航空-甲府工の男子決勝は、接戦となった第2、第3セットをものにした日本航空がストレート勝ち。女子の決勝は増穂商と東海大甲府が対戦。増穂商は第1セットを奪われたが、競り合いとなった第2セットを25-21で奪って勢いづき、セットカウント3-1で逆転勝ちした。
 男子の準優勝の県立甲府工業は前監督の三井先生が手造りで創られてきたチーム。三井先生が筑波大学の学生の時代から私達は知り合いになり、先生の結婚式も招待された。現在は、県体育協会で要職を努めていられるが、いずれ山梨県バレーボール界を牽引される方と私は思っている。女子は、県立増穂商業と他校との差が随分あるようだ。新顔の東海大甲府が良きライバルになれば県全体のレベルも上がると思う。
 
 最後に、東京都女子1次予選の結果を紹介する。予選を勝ち上がった24校が本日熱戦を展開し、ベスト4が決まった。下北沢成徳、八王子実践、文京学院大女、共栄学園の4校が、11月17日に東京都墨田区総合体育館で行われる代表決定戦(最終予選)に進出する。そして、男女とも各3校が都代表として来年1月5日から、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)などで行われる全国大会に出場する。決勝は、男女とも同じ会場で行われる。これは見に行かねばなるまい。

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